鯖の冷凍保存の方法を解説!賞味期限やおすすめの活用レシピもご紹介

鯖の味噌煮、塩焼き、竜田揚げ、鯖の調理バリエーションはたくさんあり、どれもおいしく、栄養もたっぷりあるので毎日の食卓に利用したいお魚のひとつです。ただ、鯖は日持ちせず買ってきてすぐに食べなくてはならないため、買うのを躊躇している方もいるのではないでしょうか?実は鯖は冷凍保存ができ、冷凍保存した場合日持ち期間がぐんと伸びます。そこで今回は鯖の冷凍保存の方法をまとめて紹介します。最後にはおすすめ活用レシピもあるので、チェックしてみてください!

鯖の冷凍保存の方法を解説!賞味期限やおすすめの活用レシピもご紹介のイメージ

目次

  1. 1鯖の栄養価を知ってる?
  2. 2鯖の冷凍保存しよう
  3. 3冷凍鯖の解凍方法
  4. 4鯖を冷凍するメリットとは?
  5. 5冷凍鯖を活用したレシピを紹介
  6. 6鯖を上手に冷凍して料理に活用しよう

鯖の栄養価を知ってる?

鯖はスーパーなどでも手に入りやすく、家庭料理でもお馴染みのお魚です。塩焼きや味噌煮、竜田揚げなどにしてもおいしいので、献立に活用する頻度も多いと思います。鯖が体に良さそうなことはなんとなく知っているという方も多いと思いますが、実際にどのくらいの栄養が含まれているのか気になりませんか?ここからは鯖に含まれる栄養成分や効果などを紹介していきます。

鯖の栄養成分で一番有名なのは、DHA(ドコサヘキサエン酸)です。青魚に含まれているDHAは、もちろん鯖にもたっぷり含まれています。DHAは不飽和脂肪酸の一種で、脳や神経の機能を助け、脳を活性化させる働きがあると言われています。記憶力の向上にも効果があるので、勉強盛りの子供にも積極的に活用したい成分です。また、アルツハイマー病や認知症の予防や、血液中の中性脂肪を減らす効果もあり、現代人の生活習慣病対策にも有効です。

不飽和脂肪酸の一種であるEPA(エイコサペンタエン酸)も豊富で、血液をサラサラにする効果があります。中性脂肪を減らし血管を拡張する働きがあるため、ガンや動脈硬化、高血圧などの発症を抑えるリスクが期待されています。さらには中性脂肪を減らすことで、痩せるホルモンを増やし、ダイエット効果が期待されています。DHAとEPAは青魚に多く含まれていますが、鯖に含まれるDHAとEPAの含有量はトップクラスなのも注目です。

鯖にはビタミン類も多く含まれています。赤血球のヘモグロビンの生成を促すビタミンB12の量が特に多く、貧血を予防したり、神経機能を正常に維持し、傷ついた末梢神経を修復する効果があります。また、カルシウムやリンの吸収をサポートするビタミンDも多く含まれ、健全な骨や歯の発育を助け、強くする効果があります。鯖にはたくさんの栄養やビタミンがあるので、毎日の食卓の中で積極的に食べて行きたいものです。

鯖の冷凍保存しよう

鯖は魚の中でも日持ち期間が短く、新鮮な状態で買ってきた日のうちに食べる必要があります。常温だとすぐに痛むので、その日のうちに食べる場合は、冷蔵庫で保存するようにしてください。すぐに食べることが難しい場合は、冷凍保存がおすすめです。冷凍保存をしておくと、賞味期間に神経質にならなくても、いつでも好きな時に鯖の料理を食べることができます。鯖を冷凍保存する方法や期間について詳しく見ていきましょう。

鯖の冷凍方法

鯖を冷凍保存する場合は、まるごと買ってきた場合は3枚おろしに、切り身の状態のものはしっかりと水洗いし、キッチンペーパーで余分な水分を拭いておきます。臭みを取るために塩を全体にふりかけ、しばらく置いておくと、全体に水分がでてくるので、キッチンペーパーで完全に水分を拭き取りましょう。そのあと、ひと切れずつ空気が入らないようにラップでひときれずつ包み、フリーザーパックにいれて冷凍庫で保存しましょう。

下味をつける場合は?

鯖を冷凍保存する時に、あらかじめ下味をつけておく方法もあります。下味をつけておくと、すぐに調理することができ調理期間が時短になるほか、臭みを抑えることができます。時間があるときはひと手間かけて、下味をつけておくことをおすすめします。鯖を下味をつけて保存しておくと、時間のかかる鯖の味噌煮がたった5分で完成します。

味噌煮の他にも、塩焼きや竜田揚げなどにも活用して下味保存できます。下味保存をしておくだけで、ぐんと保存期間が伸びるので、いくつか冷凍庫にストックしておいても良いでしょう。鯖の下味保存はたくさんのレシピがあり、本も出るほどの人気なので活用すると毎日の料理がぐんと楽になります。

冷凍の保存期間は?

鯖を冷凍した場合の保存期間ですが、生のまま冷凍した場合は2〜3週間、下味をつけて冷凍した場合は3〜4週間になります。冷凍しているうちに鮮度が落ちていくので、できれば2週間くらいで食べきるとおいしくいただくことができます。ちなみに、冷凍庫で保存すると、いつ冷凍保存したかわからなくなってしまうことがよくあります。フリーザーパックに期間を記入する欄があるので活用し、わかりやすくしておくとよいでしょう。

冷凍鯖の解凍方法

冷凍した鯖は、上手に解凍すると味も落ちず、おいしくいただけます。解凍方法を誤ってしまうと、旨みが逃げてしまうばかりか、雑菌が付く恐れもあります。気をつけたいのは常温で解凍する方法です。食中毒なども心配なので常温での解凍は避け、これからご紹介する方法を活用してください。

冷蔵庫で自然解凍

冷凍保存した鯖を解凍する方法として、一番おすすめなのが冷蔵庫での解凍方法です。やり方はとても簡単で、冷凍保存した鯖をそのまま冷蔵庫に移し、置いておくだけです。完全に回答するまでには6時間以上かかるため、夜ごはんに食べたい場合は時間を逆算して昼前に冷蔵庫に移しておきましょう。この方法だと急激な温度変化による品質劣化を防げ、鯖をおいしく食べることができます。

氷水解凍

鯖を解凍する方法として、6時間も待っていられない!という方は、氷水解凍がおすすめです。大きめのボウルに氷水を入れ、フリーザーパックに入ったままの鯖を入れて浸しておきます。この方法だと、室温によっても時間の前後はありますが、1~3時間で解凍できます。さらにお急ぎの方は、流水でさらすと30分ほどで解凍することができます。

電子レンジで解凍

電子レンジを使って鯖を解凍することもできます。方法は、ラップに包んだままの鯖を電子レンジの解凍モードで加熱するだけです。解凍モードがない方は、鯖100gに対し150Wの電子レンジで約1分加熱します。鯖が200gの場合は、時間を倍に設定しましょう。ただ、電子レンジでの解凍はムラができやすく、安定しないので、冷蔵庫での解凍方法か氷水解凍方法がおすすめです。

鯖を冷凍するメリットとは?

長期保存ができる

鯖を冷凍するメリットとして、一番大きいのが長期間保存ができるという点です。鯖は買ってきた生の状態だと、当日に食べきる必要がありますが、冷凍することで長期間保存できるので、無駄にすることがありません。今夜は鯖を食べようと思って買ってきても、気分が変わったり、子供が別の料理をリクエストしたりして、献立が変更になる場合もあります。

傷みやすい鯖は翌日食べるのもできれば避けたほうが良いため、当日食べない場合は冷凍保存しておきましょう。冷凍庫で保存した場合は、2~4週間と長期間保存が可能になります。

 

調理時間を短縮できる

食材に下味をつけて冷凍保存しておくと、解凍するだけですぐに料理ができるので味付けをする必要がなく大幅に時間短縮ができます。また、冷凍保存することで、食材に味がしっかりと染み込むので、旨みもアップします。時間に余裕のあるときや、鯖が安い時にまとめて作って冷凍保存しておくと、食事作りが面倒な時もすぐに一品完成することが大きなメリットです。鯖を冷凍保存して、毎日の献立作りに活用しましょう!

冷凍鯖を活用したレシピを紹介

下味つけた冷凍鯖でカリカリ竜田揚げ

下味をつけた冷凍サバを使ったカリカリの竜田揚げレシピを紹介します。ごはんのおかずが進む、甘辛味でおいしいから箸が止まりません!ビールのおつまみにもぴったりです。冷凍するまでの作り方は、鯖は一口大に切っておきます。バットに薄く塩をふり、その上に鯖を並べ、上からも薄く塩をふり20分ほど置いておきます。出てきた水分をキッチンペーパーでよく拭き取ります。

ボウルにおろし生姜1片分、しょうゆ大さじ1、酒大さじ2を入れ、一口大に切った鯖を加えて手で優しく揉み込みます。ここまで作ったら、冷凍フリーザーパックに鯖が重ならないように入れ冷凍保存します。調理する時は、前述の方法で解凍したあと汁気が多いようなら余分な汁気を捨て、小麦粉大さじ1、片栗粉大さじ1をまぜたものをまぶしたら、180℃の揚げ油を熱し、キツネ色のカリカリになるまで2~3分揚げたら完成です。

定番人気の鯖味噌煮

鯖料理の中でも圧倒的に人気なのが、鯖の味噌煮ではないでしょうか。長期間かけて煮込む鯖の味噌煮が、下味をつけた冷凍保存だと、解凍してからたった5分で完成します!鯖の味噌煮の下味をつける方法は、下準備とし塩を振って水気を拭き取ったさば1尾分を食べやすい大きさに切り、切込みを1本入れます。しょうがは千切りにしておいてください。

厚手のフリーザーパックに、しょうが2片、砂糖大さじ/12、みそ大さじ3、酒100ml、水100ml、みりん大さじ3と食べやすい大きさに切った鯖を入れ、手で優しくもみます。袋の中で鯖が重ならないように並べ、空気をしっかり抜いたら、口を閉じて密閉し冷凍庫で保存します。調理は、鍋に鯖の切り身を凍ったまま入れ、だし汁100ccを加えて中火で5分、煮汁をスプーンやお玉を使ってかけながら、汁がなくなるまで煮詰めたら完成です。

野菜たっぷり冷凍鯖の甘酢餡かけ

栄養たっぷりの鯖に、野菜をたくさん入れたバランスの良い一品です。甘酢の餡が絡んだ鯖の美味しさは絶品です!まず冷凍保存の下準備方法ですが、にんじん1/10本は皮をむき、ピーマン1個はヘタと種を取り、白ネギ10cmは長さを半分に切ってそれぞれ千切りにします。フリーザーパックに鯖2切れ、千切りにした野菜、しょうゆ大さじ1、酢、大さじ1、みりん大さじ1/2、酒大さじ1/2、水大さじ1を入れ漬け込みます。

30分以上漬け込んだら、冷凍保存しておきます。調理する方法は、食べる1日前に袋ごと冷蔵庫へ移し解凍します。塩鯖のみ取り出し、片栗粉小さじ1/2を絡めます。フライパンにサラダ油適量を熱し、塩鯖を皮目から焼き、両面焼けたら皿に取り出します。同じフライパンで野菜と調味液を全て入れ、火がとったら水溶き片栗粉でトロミを付けます。お皿に塩鯖を盛り付け、上から甘酢餡を回しかけたらできあがりです。

レモンと大葉で香り良く鯖の塩焼き

晩ご飯の定番、鯖の塩焼きもあらかじめ下味をつけて冷凍しておくと、焼くだけでさっと一品完成します。レモンと大葉が爽やかに香るおすすめレシピです。冷凍保存の下準備方法ですが、鯖2切れは皮側に切り込みを入れます。塩少々を両面にふりかけ、10分ほど置いたら水気を拭き取ります。フリーザーパックに鯖を重ならないように入れ、空気を抜いて冷凍保存します。

調理の方法は、食べる6時間前に冷蔵庫に移し解凍します。グリル、またはフライパンにサラダ油を薄くひき、鯖の皮側を上にして、こんがり焼き色がつくまで焼きます。器に大葉を敷き、鯖を盛り付け大根おろし、レモンを添えたら出来上がりです。

鯖の味噌漬け

鯖はご存知のとおり、味噌との相性が抜群!味噌漬けにすると、お弁当のおかずにもぴったりです。冷凍保存の下準備方法ですが、3枚におろした鯖1尾分は両面に塩を大さじ1/2ずつふり、冷蔵庫で1時間置きます。さっと水であらい、ペーパータオルで水気を拭いて半分に切ります。みそ100g、酒大さじ2、砂糖30gを合わせて鯖に全体に塗ります。1切れずつラップで包み、振りザーパックに入れ、空気を抜いて冷凍保存します。

食べる時の方法ですが、冷凍保存した鯖のみそ漬けを冷蔵庫に移し解凍したら、みそを拭き、魚焼きグリル、またはフライパンで焦げ目がつくまで焼いたら完成です。冷蔵庫に下味をつけた鯖があると、いざという時も安心です。下味冷凍方法、ぜひ活用してください!

鯖チーズカレー

カレーの風味で鯖の臭みがとれ、青魚が苦手な方も食べやすいレシピです。下味保存の準備ですが、鯖4切れは余分な水分をキッチンペーパーで拭き取り、フリーザーパックにすりおろしにんにく小さじ1、すりおろし生姜小さじ1、カレー粉大さじ1、粉チーズ大さじ2、塩コショウ適量を入れ、揉み込んだら鯖を入れ絡ませます。空気を抜いて平にし、冷凍します。調理する時は、解凍した鯖を焦げ目がつくまで焼いたら完成です!

鯖を上手に冷凍して料理に活用しよう

今回は鯖の冷凍保存の方法や、下味をつけた場合の冷凍保存の方法、上手な解凍方法、冷凍鯖を使った絶品レシピなどを紹介してきました。食べやすくておいしい鯖は日々の献立の中で大活躍のお魚ですが、足が早いため買うのを躊躇していた方もいるのではないでしょうか?生のまま置いておくと食中毒なども心配ですが、鯖は冷凍保存ができるので買ってきて使わない場合も心配はいりません。

鯖にはDHAやEPA、ビタミンなどの栄養が豊富に含まれているので、子供にも積極的に食べさせてあげたい食材のひとつです。スーパーの特売などでお得な鯖を見つけたらぜひ買っておき、冷凍庫にストックしておきましょう!おいしくて、栄養がたくさん含まれた鯖を冷凍保存して、毎日の献立に活用してください!

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