ブロッコリーの栽培方法・育て方のポイント!プランター栽培のコツも

ブロッコリーは野菜の王様と呼ばれ栄養価が高いことで知られていますが、自分で栽培する人も増えており、その育て方は実に気になるところです。ブロッコリーはいくつかのコツと注意点を把握しておけば自宅でプランター栽培することも難しくないとされていますが、その具体的な育て方・栽培方法はどうなっているのでしょうか?今回は、そんな気になるブロッコリーの育て方・栽培方法について、具体的な手順や流れ、注意点も含めてみていきます。

ブロッコリーの栽培方法・育て方のポイント!プランター栽培のコツものイメージ

目次

  1. 1ブロッコリーの栽培方法・育て方を徹底解説!
  2. 2ブロッコリーの育て方は簡単?プランター栽培も可能?
  3. 3育て方・栽培をする前にブロッコリーの概要をチェック!
  4. 4ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:種まき・苗植えの時期
  5. 5ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:苗植え
  6. 6ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:水やり
  7. 7ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:追肥
  8. 8ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:収穫
  9. 9ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:温度・湿度
  10. 10ブロッコリーの栽培・育て方の注意点:連作障害
  11. 11ブロッコリーの栽培・育て方の注意点:ボトニング
  12. 12ブロッコリーの栽培・育て方の注意点:病気
  13. 13ブロッコリーの栽培・育て方の注意点:害虫
  14. 14育て方を知り栽培したいブロッコリーは栄養も豊富?
  15. 15育て方を守り栽培したブロッコリーのレシピ:チーズ焼き
  16. 16育て方を守り栽培したブロッコリーのレシピ:肉巻きブロッコリー
  17. 17育て方を守り栽培したブロッコリーのレシピ:海老とブロッコリーの炒め物
  18. 18育て方を守り栽培したブロッコリーのレシピ:アンチョビパスタ
  19. 19ブロッコリーは育て方・栽培方法だけでなく保存法も重要?
  20. 20【まとめ】ブロッコリーの育て方を知り栽培を楽しもう!

ブロッコリーの栽培方法・育て方を徹底解説!

野菜の王様とも呼ばれ数ある野菜の中でも特に栄養価が高く汎用性も高いのがブロッコリーですが、実はブロッコリーは家庭菜園で栽培を楽しむ人が増えてきているようです。ブロッコリーはなんとなく育て方が難しいようなイメージもありますが、実はブロッコリーは寒さに強く食べられる部位も広いため、栽培初心者にもおすすめとされています。

もちろん、ブロッコリーをうまく育てていく上ではいくつかのポイント・注意点がありますから、具体的にどのような流れでブロッコリーを育てていくのかは確実にチェックしておきたいところです。ベランダでのプランター栽培も可能と言われているブロッコリーの気になる栽培方法・育て方について、注意点も含めて詳しくみていきましょう。

ブロッコリーの育て方は簡単?プランター栽培も可能?

家庭菜園初心者にとってはどのような野菜であってもうまく育てる上ためにはそれなりの努力を要するものですが、ブロッコリーは案外短い期間の中で育てて収穫することができるため、初心者にもおすすめだと言えるかもしれません。ブロッコリーといえば独特の形状が特徴的ですが、世界的に愛されておりその活用の幅が広いのも魅力的でしょう。

そんなブロッコリー栽培を行う上では、土作りからプランターへの苗植えだけでなくその後具体的にどのように育てていくかもしっかりと把握しておきたいものです。ブロッコリーは寒さに強い一方で高温には弱いという特徴があるため、このことも理解した上で育てる必要がありますが、特に追肥の量とタイミングは重要だとも言われています。

わからないことが多い状態ではなかなか思うようにブロッコリーを育てられないこともありますが、慣れてしまえば収穫まで案外簡単にいくようになるとも言われています。プランターを使えば狭いベランダでもブロッコリーを収穫して食卓で活用できるまでに至るものですから、育て方の全過程を把握するとともに注意点もしっかりチェックしましょう。

育て方・栽培をする前にブロッコリーの概要をチェック!

ブロッコリーを栽培する上ではその具体的な栽培方法と育てていく上での注意点も把握する必要がありますが、そもそもブロッコリーとはどのような植物・野菜なのでしょうか?緑黄色野菜の中でも特に栄養が豊富なことで知られるブロッコリーですが、分類的にはアブラナ科アブラナ属に含まれる植物であり、原産は地中海近辺のようです。

そんなブロッコリーは日本でも広く流通していますが、輸入物以外では北海道産や愛知県産のものが多く出回っています。普段食べているブロッコリーの部分は花蕾と茎の部分であり、独特の見た目と食感がある野菜として知られています。そんなブロッコリーは子葉の状態でもスプラウトとして食用に活用されているなど、その活用の幅は広いです。

世界的にも広く食用として活用されるブロッコリーですが、日本では主に茹でてマヨネーズをつけて食べるというイメージが定着している上に、シチューの具材やパスタの具材として使われることも多いようです。そして最近では家庭菜園ブームに乗じてブロッコリーを自分で育てる人も増えており、家庭菜園初心者にも向いていると言われています。

そんなブロッコリーを自分で育てる上では栽培方法に関してさまざまなコツや注意点をチェックしていく必要がありますが、ブロッコリーは春と秋に収穫される野菜のようです。中でも家庭菜園の場合には夏まき秋どりが適しているとされていますが、どのような環境でブロッコリーを育てるかで収穫できるかどうかも変わるので注意が必要です。

ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:種まき・苗植えの時期

ブロッコリーをうまく育てるためにはまず的確な時期に種まきと苗植えを行う必要があります。まずブロッコリーは暑さに弱いために春と秋に栽培するのが適していますが、春の場合は2月頭に、秋の場合は7月中に種まきを行うのがベストでしょう。種から育てる場合にはまず9cm大のポットに3〜4粒を目安に種をまいて土をかぶせ、水やりをします。

発芽してからは間引きなども行って本葉が4〜5枚ほどになるまで育てますが、初心者の場合は苗から育てるのもアリです。苗を選ぶ場合には本場の数が4〜6枚ほどで色が濃いものを選びましょう。苗の時点で虫の被害に遭っているものを選んでしまうと収穫まで結びづらいため、初心者であっても苗選びは妥協せずに行うことがポイントとなります。

また、苗植えを行うプランター選びも重要ですが、ブロッコリーの栽培に適したプランターのサイズは60cm以上となっています。苗一本だけを育てる場合には深型の植木鉢でも可能でしょう。いざ苗植えを行うときにはそのタイミングが重要であり、春の場合は3月の下旬から遅くとも4月の中旬までに苗植えを完了させておくのがコツとなります。

一方で秋に育てる場合には8月下旬から9月中旬までに苗植えを完了させておくのが望ましいですが、春・秋いずれも収穫までの期間はだいたい2ヶ月ほどを目安にしておくのがよいでしょう。ブロッコリーの栽培は15〜25度ほどが適しているとされており、真夏に30度近くになり湿度も高い環境では収穫に結びつかないこともあるので要注意です。

ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:苗植え

ブロッコリーはお伝えしたようなタイミングで種まきあるいは苗植えを行うことがまず重要だと言えますが、苗植えを行う際にはいくつかのポイント・注意点もあるものです。ブロッコリーは温度などに注意すれば比較的簡単に栽培できるとも言われていますが、苗植えの段階で成長を阻害してしまうとなかなか収穫まで結びつきにくいものです。

ブロッコリーの苗植えをする際には60cm以上のプランターを用意し、株間の間隔は20cm以上に保つようにしましょう。プランターに入れる栽培用土は市販の培養土を活用するのもアリですが、自分でブレンドする場合には赤玉土:腐葉土:バーミキュライトを6:3:1の割合にするのが望ましいでしょう。そこに石灰と化学肥料も混ぜ合わせます。

その栽培土をプランターに入れる際には縁から3cm程度のウォータースペースを残しておくようにしましょう。また、実際に苗植えを行う2週間前までには土作りを完了させておきます。苗をプランターに植えたあとは軽く土をかぶせて手でおさえます。また、苗植えの日はできるだけ風の強い日を避けて、無風の日に苗植えを行うようにしましょう。

ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:水やり

続いてブロッコリーの栽培・育て方のポイントとして確実におさえておきたいのは、水やりです。野菜を育てる上では温度や湿度に十分に注意しないとうまく収穫まで育てることができないものですが、ブロッコリーは比較的湿度に弱い植物となっています。しかし、苗植えの直後は成長のためにもたっぷりの水を与えるのが望ましいでしょう。

一方で苗植えからしばらく経過した後では、さほど頻繁に水やりを行う必要はないかもしれません。苗植え直後のように水やりをたっぷり行うのを頻繁に行いすぎているとブロッコリーがダメになりやすいですが、もちろん全く水がいらないというわけでもないので、土が乾いてきたなと思ったタイミングを見計らって適度に水やりをしましょう。

湿度を適度に保つことはブロッコリーをしっかりと成長させて食べられるくらいに育てるためには欠かせないポイントとなりますが、あまりに水を与えすぎると根腐れの原因にもなりかねません。根腐れに対して早めに対処するためには根や茎の変色や触感の違いもチェックしたいものですが、土が乾いた頃の水やりを心がけ根腐れを防ぎましょう。

ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:追肥

ブロッコリーを育てていく上で水やりとともに重要になるのは、追肥の量とタイミングです。家庭菜園の場合、多くのケースにおいてブロッコリーをプランターで育てることになると思いますが、プランターでブロッコリーを育てる場合には肥料のやりすぎも注意点の一つです。そのため、追肥の量とタイミングは決して見誤らないようにしましょう。

ブロッコリーの苗植えを完了させた後では、まず一回目の追肥をしっかりとこなしたいものです。一回目の追肥は苗植えから2〜3週間以内をめどに行うのがベストでしょう。与える内容は化学肥料を10gほどとなりますが、株元を中心に与えるのが望ましく、用土としっかりと混ぜながら与えるのがポイントとなるので覚えておきましょう。

それからブロッコリーの花蕾が出来上がってくるまでは、2〜3週間に一度というペースを守って肥料やりを行っていきましょう。肥料の量に関しては苗植え後の一回目の肥料と同じ程度の量で十分ですが、液肥の場合は1週間に1回を目安に水やりと同じタイミングで与えるのがポイントです。くれぐれも、肥料のやりすぎには注意して栽培しましょう。

ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:収穫

ブロッコリーの栽培・育て方のポイントとして続いておさえておきたいのは、収穫に関してです。花蕾が出来上がるまでの栽培方法としては既述のように水やりや肥料やりについていくつかのポイントをおさえておくのが重要だと言えますが、いよいよ収穫というときにはやはり自分で育てたブロッコリーだけに、緊張の走る瞬間でもあります。

ブロッコリーを収穫するときにはまず、ブロッコリーを収穫するタイミングをしっかりと見定める必要がありますが、収穫に適した花蕾の大きさは10〜15cmほどとされています。収穫までの期間は植え付けから約2ヶ月強となっており、8月下旬に植え付けたものは11月の中旬頃までに収穫できるため、あまり大きく育てようとする必要はありません。

より大きくなるタイミングを待ってしまうと美味しいブロッコリーにならずに終わってしまうので、ここも注意点のひとつだと言えます。また、収穫方法のポイントとしては、花蕾の10cmあたり下の部分をハサミでカットするのがおすすめであり、切り口が太陽の方向になるように斜めに切ることで雨水が溜まって腐るのを防ぐことができます。

ブロッコリーの栽培・育て方のポイント:温度・湿度

お伝えしたように収穫の際にはそのタイミングや方法に関して細心の注意を払う必要がありますが、ブロッコリーをうまく育てるためにやはり重要になるのは、その栽培環境です。特に野菜を美味しい状態まで育て上げるためには温度や湿度がかなり重要な要素となりますが、ブロッコリーの生育温度はだいたい5〜25度ほどだと言われています。

また、保存する際には低温障害などにも注意したいものですが、栽培する際にさほど低温を気にする必要はなく、むしろ高温になりすぎないように注意する必要があるでしょう。しかし、だからと言って日当たりのない環境で育てるとブロッコリーが十分に育たない原因にもなりかねないため注意が必要であり、日照時間が短くならないようにしましょう。

日当たりが変動する環境で育てる場合には、タイミングを見計らって日当たりのある場所に移して日光を浴びせることも重要となります。基本的には温暖な気候がよいとされており日光を当てることは大事ですが、あまり暑くなりすぎないように注意するとともに、水やりをやりすぎて湿度が高くなりすぎないようにすることも覚えておきましょう。

ブロッコリーの栽培・育て方の注意点:連作障害

ここまでブロッコリーの栽培方法の流れとポイントをみてきましたが、ブロッコリーをプランターで育てる場合にはなかなかうまく育たないということもあるかもしれません。そのような場合にうまく対応するためには、あらかじめブロッコリーのプランター栽培に関する注意点を把握しておけば、トラブルが発生したときに対処しやすいです。

ブロッコリーを栽培する上でまずしっかりおさえておきたいのは連作障害に関してです。連作障害とは作物を同じ場所で続けて栽培することでうまく育ちにくくなって生産量が減少してしまうことですが、同じ科の野菜などを育てることで起こりやすいものです。そのため、ブロッコリーを育てた後は、同じ場所でアブラナ科の野菜の栽培は控えましょう。

ブロッコリーの連作障害は質的にはそこまでひどくないとも言われており、二年目からいきなりブロッコリーが収穫できなくなるわけではないようですが、できれば二年連続でアブラナ科の野菜を同じ場所で育てるのは控えるべきでしょう。このことを知らないと連作障害に悩まされるため、ブロッコリー栽培方法の注意点としておさえておきましょう。

ブロッコリーの栽培・育て方の注意点:ボトニング

ブロッコリーを栽培していく上ではさまざまな生育不良に悩まされることがありますが、そのひとつがボトニングです。ボトニングはブロッコリーの肝とも言える花蕾が十分に育たない現象のことを指しますが、まだ苗が小さい頃に低音が続いてしまうとボトニングの被害に遭う確率は高まってしまうため、温度管理には十分に注意が必要でしょう。

ボトニングの状態に陥ってしまうと、花蕾を包むための葉が十分に成長せず、花蕾自体も小さいままで終わってしまいます。この状態では美味しいブロッコリーを食卓で楽しむことは難しいですが、その原因は低音以外には肥料切れなどが挙げられるようです。そのため、注意点としてはやはり温度管理や追肥のタイミングに気を遣うことが挙げられます。

せっかく害虫などの対策を行っていても、根本的に水やりや肥料やりを怠るなど栽培方法に穴がある場合や、栽培環境が低温すぎる場合などにはやはりボトニングが起こりやすいため、あらかじめ注意点として把握しておくのが望ましいでしょう。もちろん、ボトニング以外にも実にさまざまな栽培方法の注意点があるので、そちらもチェックしましょう。

ブロッコリーの栽培・育て方の注意点:病気

ブロッコリーの栽培方法に関するボトニング以外の注意点としてはまず、病気が挙げられます。ブロッコリー栽培の初心者であればあるほどブロッコリーがさまざまな病気にかかりやすいものですが、注意点としてブロッコリーがかかりやすい病気を知っておくことは重要です。ブロッコリーは軟腐病や根こぶ病などの病気にかかることがあるのです。

軟腐病はブロッコリーが軟化してしまい悪臭を放つ症状のことですが、これは土壌中の細菌が原因とされています。特に高温多湿の状態でこの軟腐病は発生しやすいと言われていますが、本来からブロッコリーは多湿を嫌う野菜のため、湿度管理は重要です。また、軟腐病に陥った株はすぐに抜き取って処分しないと、他の部分にも感染してしまいます。

また、同じように土壌中のカビが原因となって根こぶ病になることがありますが、これは根にこぶができてそこから根が腐っていきます。根こぶ病に陥った場合も株ごと処理してしまいプランター全体への感染拡大を防ぎたいものですが、そもそも根こぶ病を予防するためには土壌のpHの値をコントロールして酸性になりすぎないようにしましょう。

ブロッコリーの栽培・育て方の注意点:害虫

ブロッコリーをうまく育てるためには既述のような病気にも十分に注意したいものですが、病気のリスクを低くするためには害虫対策もうまく行う必要があるでしょう。ブロッコリーをはじめとするアブラナ科の野菜は特に虫の被害に遭いやすいとも言われていますが、中でもアブラムシやアオムシなどの虫も発生しやすいと言われています。

そのため、アオムシは発見次第割り箸などを活用して取り除くとともに、アブラムシを駆除するために薬剤を散布することもしっかりと実践したいものです。また、あらかじめ害虫の発生を防ぐためには防虫ネットなどを張るのも適切な対策のひとつだと言えるかもしれません。害虫被害に遭うと、短い期間でも株全体が腐ることもあるものです。

害虫による株全体への被害拡大を防ぐためには、変色してしまった葉などを早めに取り除くことも重要だと言えるでしょう。湿度や温度などの栽培環境によって発生する病気だけでなく、害虫による被害も早めに予防し、健康な状態にブロッコリーを育てていきましょう。

育て方を知り栽培したいブロッコリーは栄養も豊富?

ここまでブロッコリーの育て方・プランターでの栽培方法に関して細かな注意点も含めてチェックしてきました。そんなブロッコリーをうまく家庭菜園で育てることができれば、かなり栄養価の高いレシピを食卓で楽しむことができるのでおすすめですが、ブロッコリーは栄養価がかなり高い緑黄色野菜であるというのが魅力的です。

ブロッコリーは抗酸化作用の高いビタミンCが含まれており老化防止に役立つだけでなく、体内でビタミンAに変換されて目の働きや皮膚・粘膜の働きを正常に保つのに役立つβカロテンなども豊富に含まれています。また、DNAの合成に欠かせないビタミンB群の一種である葉酸もブロッコリーは他の野菜よりも含有量が多いようです。

さらにビタミンKやミネラル類なども含まれておりまさに野菜の王様と呼ばれるにふさわしい栄養価の高さとなっていますが、そんなブロッコリーは栄養を壊さないように加熱のしすぎには注意してさまざまなレシピで楽しみましょう。ブロッコリーは汎用性も高いため、他の食材と組み合わせて色々な味付けで堪能できそうです。

育て方を守り栽培したブロッコリーのレシピ:チーズ焼き

お伝えしたようなちょっとしたコツや注意点を守ることで案外ブロッコリーは初心者でも綺麗な状態で収穫することができますが、自分で育てたブロッコリーを自宅で食べる喜びは何事にも代え難いことでしょう。ブロッコリーはみずみずしい状態であればサラダなどにもうってつけですが、一風変わったレシピとしてはチーズ焼きが挙げられます。

ブロッコリーは、チーズフォンデュの定番の具材でもあり、予想以上にチーズとの相性がよいという特徴がありますが、チーズ焼きはより気軽に楽しめるレシピだと言えます。ブロッコリーのチーズ焼きを食べる際に用意するのはブロッコリーとチーズ、トマトソース、塩胡椒だけであり、まずブロッコリーは小房に分けて固めに茹でます。

チーズをかけてから一緒に焼き上げるので茹でる時間はかなり短めでよいですが、熱湯に塩を入れた状態で加熱するのが望ましいでしょう。それから耐熱容器にブロッコリーを入れてトマトソースをかけて塩胡椒で味を調整し、ピザ用のチーズをふりかけます。その状態で、あとはオーブンまたはトースターでほどよく加熱すれば完成となります。

完成の目安としてはブロッコリーにほどよく焼き目がつく頃が望ましく、焦げすぎると台無しになってしまうので注意しましょう。ブロッコリーのチーズ焼きは小腹が空いた時にぴったりのレシピであり、間食がわりに食べることでブロッコリーの豊富な栄養素を摂取できるのはありがたいですから、ぜひ栽培したブロッコリーで作ってみましょう。

育て方を守り栽培したブロッコリーのレシピ:肉巻きブロッコリー

ブロッコリーはビタミンCやβカロテンなどが豊富であり、数ある緑黄色野菜の中でもその栄養価の高さはピカイチだと言われていますが、そんなブロッコリーを使って楽しむレシピのひとつには肉巻きも挙げられます。ブロッコリーをお肉で巻くことでブロッコリーのビタミン類とお肉のタンパク質を一緒に摂取できるので、効率がよいでしょう。

ブロッコリーは小房にしてからさらに半分にカットし、水にさらしておきます。また、ミニトマトはへたをとって水洗いしておきます。それから豚バラ肉を横に広げて並べ、そこにブロッコリーとミニトマトを置いてひとつずつ丁寧に巻きます。厚みにできるだけばらつきが出ないように巻いた上で、上から小麦粉をまぶしておきます。

その状態でフライパンにサラダ油を入れ、そこにブロッコリーとミニトマトの肉巻きを巻き終わりを下向きにして熱していきます。蓋をして熱しますが、途中で肉巻きの上下を逆にして全体に火が通るようにします。上下を返してからは大体5分ほどを目安に焼いていきましょう。それから蓋を開け全体が均一な焼き色になるように調整しましょう。

それから、砂糖・醤油・みりん・生姜をフライパンに混ぜ合わせて汁気がなくなるまで煮詰めたら火を止めて完成となります。生姜が入っていることで生姜焼きのような風味に仕上がりますが、砂糖またはみりんを多めにすると甘めの味付けに仕上がるのでこちらもおすすめとなります。肉巻きは、お弁当のおかずとしてもぴったりでしょう。

育て方を守り栽培したブロッコリーのレシピ:海老とブロッコリーの炒め物

ブロッコリーは実にさまざまなレシピで楽しむことができますが、シンプルな炒め物にしても美味しいとして評判になっています。ブロッコリーとの相性がよい具材には実にさまざまなものが挙げられますが、数ある食材の中でも海老は間違いのない組み合わせとして知られており、初心者でも簡単に美味しい炒め物を作ることができます。

ブロッコリーと海老で炒め物を作る方法としてはまず、海老の皮を剥いて酒をかけておきます。続いてブロッコリーを軽めに茹でます。このとき茹ですぎてしまうと貴重なブロッコリーの栄養分が逃げてしまうので、あくまで一分程度を目安に軽めに茹でるのがおすすめだと言えます。それからフライパンにごま油を入れ、海老を炒めます。

フライパンで海老を炒める目安としては、大体海老にほどよい焼き色がつくくらいがおすすめですが、この時点ではまだ海老に味付けをしないでおきます。ほどよく火を通した海老は一旦皿に取り出しておくとよいでしょう。それから少々の水と鶏ガラの顆粒をフライパンで熱し、顆粒を溶かしながら煮立たせて、チューブのにんにくを入れます。

その上で海老とブロッコリーをフライパンに入れ、だしとよく絡ませてから塩こしょうを振りかけて味を整えます。これだけでかなり美味しい海老とブロッコリーの炒め物が完成しますが、やはりポイントとしては海老とブロッコリーをまずは別々に調理しておくこと、そして海老に酒を振りかけておくこととなりますから、ぜひ実践してみましょう。

育て方を守り栽培したブロッコリーのレシピ:アンチョビパスタ

ブロッコリーはサラダや炒め物などにして軽く楽しむのもアリですが、実はカレーやパスタなどの具材として楽しむことができるのも魅力的だと言えます。特にパスタであれば初心者でも間違いのない味のものを簡単に作れるのでおすすめですが、いつも作っているスパゲッティをアンチョビ風味にしてブロッコリーを入れてみてはいかがでしょうか?

ブロッコリーのアンチョビパスタは休日に家で一人で食べるレシピとしてもかなり人気を博していますが、その作り方としてはまずブロッコリーを小房に分けておきましょう。そして鍋にお湯を沸かして塩を入れ、パスタを茹でるとともにブロッコリーも一緒に茹でます。一緒に茹でることができるため、時短にもなるのでおすすめの方法です。

それからパスタとブロッコリーを一緒にザルにあげて水気を切り、程よく冷まします。それからフライパンにオリーブオイルを入れて加熱し、唐辛子を熱していきます。唐辛子が焦げないように注意しながら加熱を続け、それから適当にほぐしたアンチョビもフライパンに入れます。香りが出てきた頃合いを見計らい、パスタとブロッコリーも入れます。

アンチョビとパスタがしっかりと絡むように混ぜながら、最後に醤油などで味を整えたら完成となります。しょゆを最後にかけることで和風パスタとしても楽しむことができ間違いのない味わいになりますが、ブロッコリーを使っていることで他に特に野菜がなくとも栄養価の高いパスタを作れるので、ぜひ自分で栽培したブロッコリーで作りましょう。

ブロッコリーは育て方・栽培方法だけでなく保存法も重要?

ここまでブロッコリーの栽培方法や栽培上の注意点、さらには自分で栽培したブロッコリーを活用してぜひ作りたいブロッコリーのおすすめレシピもチェックしてきました。ブロッコリーはさまざまなレシピに活用することができるため家庭菜園で育てたとしても無駄にすることがないのが魅力的ですが、無駄にしないためには保存法も重要です。

お伝えしたようにブロッコリーは温度による影響を受けやすく、すぐに変色してしまうこともあるものです。そのため、せっかく自分で育てて収穫できたブロッコリーであっても保存方法によっては台無しにしてしまう可能性も考えられます。ブロッコリーを保存する際は基本的に冷蔵庫の野菜室で保存しますが、4〜5日で使い切るようにしましょう。

しかし、せっかく育てたブロッコリーでも一人暮らしなどの場合にはすぐに使い切れないことも多いものですが、そのような場合にはやはり冷凍してしまうのがベストだと言えます。ブロッコリーは小房に分けた上でやや固めに茹でた状態にし、あとはジップロックなどのフリーザーバッグに入れて密閉し、冷凍庫に保存しておくことができます。

こうすることでブロッコリーは一ヶ月近く保存しておくことも可能であり、自分の好きなタイミングでさまざまなレシピに活用することができるでしょう。ブロッコリーは汎用性が高い上に栄養価も高いため、他に特に野菜類がないというときはぜひ冷凍保存をしてしまい、より長い期間自分で育てたブロッコリーを楽しんでみてはいかがでしょうか?

【まとめ】ブロッコリーの育て方を知り栽培を楽しもう!

今回は気になるブロッコリーの栽培・育て方について掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか?ブロッコリーはプランター栽培でも案外簡単に育てられることがわかりましたが、水はけのよい環境で時期を見誤らずに苗植えや水やり、肥料やりなども行うことで、大きく美味しいブロッコリーに育て上げられることでしょう。

ブロッコリーは茹でてそのまま食べても美味しいですし、他の野菜と一緒にサラダにするだけで色どりも豊かになる上に栄養価が高いレシピを簡単に作ることができるため、プランターで気軽に栽培すれば食卓で活躍すること間違いなしです。お伝えしたブロッコリーの育て方の注意点などもチェックし、美味しいブロッコリーを栽培していきましょう。

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