クレソンの栽培方法と育て方のコツとは?ペットボトルでも育つ?
クレソンは栄養価の高い野菜で有名です。また、家庭菜園でサラダなど楽に野菜摂取できるイメージです。しかし、クレソンの栽培方法についてとなるとなかなかご存じない方が多いと思います。ですので、今回はクレソンの具体的な栽培方法と育て方のコツについて説明していきます。育て方のコツについては種や時期について説明していきます。その他にも、クレソンの栽培にはペットボトルを使って栽培できるかを説明していきます。
クレソンとは
クレソンは栄養価の高い野菜でお馴染みです。野菜のクレソンで使用されている料理は、サラダやパスタなど料理のバリエーションは豊富です。しかし、クレソンの栽培方法となるとご存知でない方もいるかと思います。そんな方々に向けて今回は、クレソンの栽培について説明します。まず、クレソンとはそもそも何か、クレソンの栄養素とはを知っておくと、よりクレソンの理解度が高まると思うので、先に説明させていただきます。
クレソンの栄養とは
クレソンの栄養には、四つの作用があります。まず、シニグリンという効果があります。これには強い殺菌効果など食中毒予防にもなります。その他にも胃腸の活動を手助けする作用も含まれています。次に、β-カロテンは動脈硬化やアンチエイジング効果、生活習慣病予防など様々な効果があります。ビタミンCは美容効果や免疫力向上の効果も含まれています。最後に、葉酸の効果です。主に貧血予防の効果があります。
クレソンの栽培方法
クレソンの栽培方法について説明していきます。クレソンの栽培方法は主に三種類あります。まず、プランター栽培について具体的に説明します。プランター栽培は、マンションのベランダなどの場所で行われ、プランターを用いる栽培方法のことです。次に、水耕栽培です。水耕栽培は土を使わずに栽培する方法で、液肥を用いる栽培する方法です。最後に、畑栽培についてです。栽培方法はプランター栽培と同じです。
クレソンの管理場所
基本的に、クレソンは日当たりの良く、風通しのよい場所が適しています。夏の暑さにはやや弱いので注意が必要です。クレソンの性質上寒さには強いのですが、耐寒温度は0度ほどですので、冬の収穫には0度より暖かい温度で収穫する必要があります。また、霜には弱いので、クレソンを凍結させないよう注意する必要があります。
クレソンのプランター栽培とは
クレソンのプランター栽培について説明していきます。プランター栽培は日当たりの良いベランダで栽培されます。メインは土を使用しており、クレソンは水辺で生息しているので、なるべく多めに水やりを行う必要があります。プランター栽培の際に注意が必要な事があります。野菜などを栽培する際、基本的に水はけが悪い土を使用すると、植物の根が腐りやすくなります。土は腐葉土、赤玉土、砂を混ぜたものを使用してください。
クレソンのプランター栽培の水やり方法は?
先ほど説明した通り、クレソンは土が湿ったのを好むので、なるべく土を湿らせるようにしてください。土の表面が乾いたらなるべく早めに水やりを行うようにしてください。その他水やりを行う際の注意としてクレソンの葉が水につからないようにして下さい。これを行わないとクレソンの葉っぱが腐ってしまうこともあります。
クレソン栽培の種まきの時期
クレソンの種まきの時期は15℃の気温の時期が良いです。気温の時期には、春、秋の時期に種をまくのがベストです。寒暖の差が激しい季節である夏、冬に栽培するのはあまりお勧めしません。また、クレソンの種は市販で売っているので、簡単に購入することができます。種をまく際には、間隔5~7cmほどを空けて、植えるようにしてください。これにより、クレソン同士で栄養を取り合わないようになります。
出典: https://horti.jp
クレソンの収穫時期とは
クレソンの収穫時期について説明していきます。クレソンがある程度茎が伸びると葉先から10㎝程で切るようにしてください。見分け方は、つぼみが咲く前に切るのが良いです。種からの栽培による収穫は2ヶ月程を目安にしてください。また、クレソンを切った場合でも切り口からクレソンが生育していくのでどんどん収穫できるようになります。
挿し木方法
クレソンの挿し木方法です。挿し木の時期は、種まきと同様に春秋が適切です。収穫をしたクレソンの中から太いクレソンを選び、別の土に植えるようにしてください。差し芽がどんどん成長していくので、ほとんど無限に収穫することができます。スーパーで野菜のまま売られているクレソンでも同様に収穫できます。
クレソンの水耕栽培
クレソンの水耕栽培の方法です。栽培方法は主に買ってきたクレソンの茎を使って栽培していきます。プラスチックなどの容器に水を張り、液肥を入れます。そこに砂とクレソンの茎を入れます。これでクレソンが栽培できるようになります。収穫については、プランター栽培の収穫と同様です。プランター栽培と違い注意しなければならない点があります。水は不清潔になりやすいので、定期的に綺麗な水に取り替えるようにしてください。
クレソンの畑栽培方法
畑の栽培方法は種まき、植え付け等を行うときは間隔5cmほど開けるようにしてください。その他の畑栽培の注意点はクレソン栽培の際、畑での栽培はどうしても水が不足している状況になります。絶えず畑に水が切れないように気を付ける必要があります。
少し水やりをし過ぎ位の量がクレソンにはいいです。畑はプランター栽培と違い、場所の関係によりクレソンの生育の気付きが遅れてしまいます。タイミングを逃すとクレソンの茎が固くなってしまいます。
クレソン栽培のコツは?
クレソンの育て方のコツについて種と時期をメインに説明します。クレソンは外来種の植物です。ですので、基本的にクレソンは繁殖力が高く、間引きが重要になってきます。種をまく際には、クレソンの芽と芽の間を5cmほど空けて置くことが必要です。
これは収穫時期まで茎と茎との間で5cm位の間隔になるように何度か間引きするようにしてください。種まきや苗植えなどの季節は春秋をメインに植えるようにしてください。安定した気温で生育することが必要です。
クレソン栽培の害虫対策
害虫対策についても注意する必要があります。定期的にクレソンの葉の裏などあまり目にできないところを中心に見るようにし、害虫対策を行ってください。アブラムシがクレソンの若い芽に付きます。綿棒などを持って退治するようにしてください。一瞬にしてクレソンの葉を食べてしまう害虫もいます。クレソンの葉が食べられてしまうと、クレソンが成長できなくなるので、特にクレソンの葉に害虫がいないか入念に確認をしてください。
ペットボトルでクレソン栽培できる?
クレソンはそこまで大きくないので、もしかしてペットボトルのサイズでもクレソンを栽培できるのではと思っている方もいます。結論から申し上げますとペットボトルでも栽培することができます。基本的に栽培は水耕栽培と同様の栽培方法です。また、ペットボトル栽培の場合でもペットボトル内の水が不清潔にならないよう定期的に清潔な水と交換するようにしてください。
ペットボトルでの栽培方法
ペットボトルは500㎖サイズのことを指します。ペットボトル容器の作り方は、ペットボトルの半分を切りペットボトルの底にクレソンを固定するスポンジなどを入れるようにしてください。スポンジにクレソンの種を植えるようにして下さい。スポンジには深さ3mmほどの穴を作るようにしてください。そして、液肥が入った水をペットボトルに入れれば、栽培できます。収穫はクレソンの茎から10㎝程で切るようにしてください。
クレソンの育て方まとめ
以上、クレソンの育て方について説明しました。クレソンでの栽培方法はプランター、水耕、畑、ペットボトルと多種多様な育て方があります。適した環境に合わせてクレソンを育てるようにしてください。
どの栽培方法でも同様ですが、クレソンは水辺に生息している植物ですので、なるべく多めの水やり等をし、クレソンを枯れさせないよう注意しなければなりません。また、収穫は花が咲くと茎が固くなってしまうので、ある程度クレソンが伸びると切るようにしてください。
初めて野菜を栽培する方へ
クレソンの栽培は手間がかからず、初めて野菜を栽培する方にもオススメです。クレソンの増やし方も新たにクレソンの種などを買わずに、楽にクレソンを増やせることができます。ですが、初めての栽培なので何点か注意する必要があります。寒暖差、害虫対策の二点について注意が特に必要です。健康に欠かせない栄養素を含むクレソンを家庭菜園等で楽に栽培できるので、是非ともお試し下さい。