京都の洋食屋さんでおすすめ店は？美味しい人気の老舗レストラン

宇治抹茶や湯豆腐など、和食のイメージが強い京都ですが、実は多くの老舗洋食屋さんが存在することを知っていますか？京都の老舗洋食屋さんにはビーフシチューや海老フライ、オムライスなど、多くの人々に愛される絶品洋食メニューがたくさんあります。そこで今回は、おすすめの京都で人気の洋食屋さんや老舗のレストランを紹介していきます。

京都の老舗洋食屋「グリル富久屋」は、創業なんと明治40年と、100年以上も続く京都老舗の洋食屋さんです。京都民を始め、舞妓さんや歌舞伎役者の方にも人気が高く、長年に渡って愛され続けています。喫茶店のような店内は、素朴でどこかほっと懐かしい気持ちにさせてくれます。営業時間は、お昼の12時から夜の10時までで、定休日は木曜日です。

「グリル富久屋」の名物おすすめメニューは、「洋食弁当」です。子供から大人まで人気の、ハンバーグやエビフライ、ヒレカツなど、ボリューム満点のおかずが入ったお弁当です。昼にも夜にもおすすめのメニューです。おかずは、舞妓さんでも食べやすいようにと、一口サイズに切ってある心遣いも人気の理由でしょう。

また、京都ならでは、舞妓さんのリクエストから生まれたというメニュー「フクヤライス」も人気でおすすめです。ケチャップライスにとろとろの卵、彩り豊かなトマトやグリーンピースがトンピングされていて、華やかな印象があります。この「フクヤライス」を目当てに遠方から訪れるファンもいるほど、一度食べたら忘れられない京都の味です。

グリル富久屋の「ビフカツサンド」は、手土産や差し入れとしても人気のメニューです。京都牛のヒレ肉200gを使ったカツサンドは、噛んだ瞬間にじわっと肉汁が広がります。柔らかいお肉とサクッとしたカツが絶品です。マスタードとデミグラスソースを塗った食パンとの相性も抜群で、ペロッと食べてしまうことができます。テイクアウトをする際は、事前に電話で予約をしておくと良いでしょう。

「レストラン菊水」は、大正5年に創業された、昔懐かしい京都の老舗洋食レストランです。時代の流れを感じるハイカラな西洋館の中に入っています。その存在感から、京都祇園のランドマークとも呼ばれることもあるようです。創業者の奥村小次郎は「お客様に喜びと感動を」という想いでこの洋食レストランを創業しました。

この西洋館は、1階がレストラン＆パーラー、2階はフレンチレストラン、3階と4階はブライダルや宴会場、そして屋上は夏にビアガーデンとして使われています。昔から地元京都での人気は衰えることなく、平日もお客さんが途絶えることはありません。定休日はなく、朝の10時から夜の10時まで営業しています。

レストラン菊水で人気のメニューは、「ビーフシチュー定食」です。お店が独自で作った、一人用の銅なべに入ってくるため、最後まで熱々の状態で食べることができます。口の中でほろっと、とろけるようなビーフが絶品で、幸せな気分にしてくれます。ビーフシチュー定食の値段は、スープ、サラダ、ライスorパン、デザート、コーヒーor紅茶がついて、2500円です。

もう一つ、レストラン菊水がおすすめする人気のメニューは、「フィレビーフカツレツ定食」です。サクッと揚がったカツと、柔らかくジューシーなヒレ肉がたまらない一品です。ビーフの赤身肉をしっかりと堪能できます。ソースはオリジナルのデミグラスソースを使ってあり、カツとの相性が抜群です。ビーフカツレツ定食の値段は、スープ、サラダ等がついて、2350円です。

京都の北部、北山にある、京都で最も古い老舗洋食店、それが「キャピタル東洋亭本店」です。「美味しい西洋料理を町衆が食べられる値段で出したい」との想いで、1897年（明治30年）にオープンしました。それから約120年の時を経た今でも、その人気は衰えることを知りません。店の前に行列ができることも珍しくなく、幅広い年齢層の方々に愛されています。

西洋の食のトレンドに対して、常にアンテナを張り、時代とともに変わる食文化に取り残されないように、味を追求し続ける姿勢こそが、120年以上続く洋食店を守り続ける秘訣です。北山通りでひときわ目立っているおしゃれな外観と、手入れが行き届いた自慢のお庭も楽しんでください。キャピタル東洋亭本店の営業時間は午前11時から午後10時までです。

キャピタル東洋亭の看板メニューの一つは「まるごと完熟トマトサラダ」です。真っ赤な色をしたトマトが1個まるごと、どんっとお皿に乗って出てくる、なんとも斬新なスタイルのサラダです。トマトの甘みと酸味が口いっぱいに広がり、オリジナルのソースと絶妙に絡まって、抜群のハーモニーを生み出します。トマトの産地は、時期によって変わります。メニューの中でも特に人気で、1日のトマト消費量は、なんと40kgだそうです。

キャピタル東洋亭のもう一つの看板メミューは、「東洋亭ハンバーグステーキ」です。アルミホイルに包まれて登場するのが特徴で、熱々のハンバーグに濃厚なデミグラスソースがかかっています。ハンバーグを切った時に出る肉汁が、食欲をさらにそそります。オーブンで1時間かけて焼き上げた、ホクホクのしゃがいもとバターがのコンビネーションも絶品です。

ハンバーグランチBセット（1720円）を注文すれば、トマトサラダとハンバーグの両方を食べることができるので、おすすめです。また、キャピタル東洋亭は、デザートも本格的で美味しいと評判です。特に、昔ながらのプリンが人気のようです。

京都の岡崎通り沿いにある人気の老舗洋食店「グリル小宝」は、オムライスが名物の洋食屋さんです。1961年（昭和36年）に創業しました。「ドビーソース」と呼ばれるこだわりのデミグラスソースが絶品で、リピーターが多く存在します。ランチの時間は行列ができることが多いため、少し時間をずらして訪れることをおすすめします。営業時間は、午前11時半から午後9時45分までです。定休日は火曜日と水曜日です。

グリル小宝のおすすめメニューは、何と言っても人気ナンバーワンの「オムライス」です。2週間半かけて作る、特製ドビーソースがたっぷりかかったオムライスは、一度食べたら忘れられない味です。薄焼き卵に包まれた、チキンライスには、玉ねぎや牛肉、豚肉が入っています。深いコクと旨味がたっぷりのドビーソースとの相性も抜群です。

グリル小宝は全体的に量にボリュームがあります。そして、オムライスには、大・中・小とサイズがありますが、小が一般的なサイズですので、頼む時は注意しましょう。追加でドビーソースを足すこともできます。

冬季限定のメニューになりますが、冬に京都を訪れる機会があれば、ぜひ「カキフライ」を頼んでみることをおすすめします。7つ入ったボリューム満点のカキフライは、衣がサクッと、中はプリッとしていてファンが多いメニューの一つです。自家製タルタルソースや、昔ながらのポテトサラダ、スパゲティといった付け合せとの相性も抜群です。

京都の清水寺の周辺にある、カウンター10席ほどのこじんまりとした洋食店、それが「洋食の店みしな」です。まるで大人の隠れ家のようで、アットホームな雰囲気があります。目の前で調理している姿を見ることができることも特徴です。手作りで濃厚かつ上品さも伴った料理を提供してくれます。みしなの営業時間は、午後12時から2時半、午後5時から7時半です。定休日は毎週水曜日と第1第3木曜日となっています。

みしなといえば、フライが美味しいことで有名です。みしなでの人気メニューの一つは、「海老フライとカニクリームコロッケ」です。細かいパン粉を身にまとったフライは、とても美しく、上品で繊細さがあります。プリッと食べ応えのあるエビフライと、滑らかで濃厚なカニクリームコロッケに、思わず笑みが溢れてしまいます。

ランチセットには、お茶漬けセットもついてくるため、ご飯とフライを一緒に食べたり、ちりめん山椒や茎ワカメなどを乗せて、お茶漬けで楽しんだりと、いろんな味を楽しむことができます。揚げ物の後に、お茶漬けでさらっと〆るという大人のコンビネーションになっています。また、ご飯は無料でお代わり可能なことも嬉しいポイントです。

みしなでフライの他にもう一つ人気のメニューが、「ビーフシチュー」です。自家製のデミグラソースには、深いコクがあり、食材の旨味がたっぷりと凝縮されています。ほろほろととろけるな牛肉と野菜が、グツグツとしたソースの中で踊っていて、食欲をそそいます。ご飯をシチューの中に入れて食べるのもおすすめです。夜であれば、赤ワインと一緒に大人のディナーを楽しんでみてはどうでしょうか？
 

京都の老舗洋食レストラン「洋食ぼんじゅーる」は、昭和26年に創業しました。20種類以上のスパイスで作られた自家製カレーや、黒毛和牛100％のハンバーグなど、丁寧でこだわりのある料理の数々が人気の理由です。アットホームな雰囲気と、お話好きな店主とが合わさって、独特でどこかほっとする空間が、昔ながらの洋食屋さんを思い出させてくれます。

特に平日のランチタイムは、1000円でメインとご飯、スープ、選べるおかず1品がついてくる、とてもお得なセットとなっているため、おすすめです。京都洋食ぼんじゅーるの営業時間は、午前11時半から午後3時、午後6時から10時までです。定休日は、月曜日と火曜日となっています。

洋食ぼんじゅーるの看板メニューでもある「黒毛和牛ハンバーグ」は、特に人気が高いメニューです。黒毛和牛100%を使用しているため、牛肉の旨味がぎゅっと詰まっています。外はパリッと中はふわっとしていて、濃いめのソースや目玉焼きとの相性も抜群です。注文を受けてから調理するため、出てくるまでに少し時間はかかりますが、目の前で一から作られるハンバーグを見ることができるのも、一つの楽しみとなります。

京都老舗洋食店「レストランスター京極店」は、元祖ファミリーレストランとも呼ばれるほど、子供連れでも行きやすく、手頃な値段でボリュームのある料理が人気の京都の洋食レストランです。大きなオムライスの看板が目印で、昭和の雰囲気が漂う独特の外観は、多くの人の目を留めます。看板メニューのオムライスだけでなく、ナポリタンやハンバーグなど、子供から大人まで楽しめるメニューが豊富にあります。

パフェやケーキなどのカフェメニューも充実しているため、京都観光中に一息つきたい時や、コーヒー休憩を撮りたい時などの利用にもおすすめです。レストランスター京極店は、年中無休で、営業時間は午前11時半から午後10時までです。

レストランスター京極店では、もちろん看板メニューのオムライスも人気ですが、「トルコライス」も人気のメニューの一つです。フワトロの卵に包まれたチキンライスと、サクッと柔かいトンカツ、そして昔懐かしいナポリタンが乗っていて、ボリューム満点の一品です。がっつりと洋食が食べたくなったら、ぜひ訪れてみてはどうでしょうか？

京都老舗洋食店「グリルはせがわ」は、ハンバーグが看板メニューの京都の人気洋食レストランです。昔から変わらない味が、多くのファンを生み出してきました。平日のサービス日替わりランチは、800円とコスパが高く、ボリュームがあり、おすすめです。ハンバーグ好きの方にぜひ行って欲しい洋食やさんです。グリルはせがわの営業時間は、午前11時15分から午後10時まで、定休日は月曜日となっています。

グリルはせがわといえば、ハンバーグメニューが人気で、なんと15種類のハンバーグメニューが存在します。昔ながらのケチャップ味のソースと、注文が入ってから作り始めるといったこだわりも人気の理由の一つです。ふっくらと焼き上がったハンバーグと、ケチャップの甘酸っぱい味が、どこか懐かしさを思い出させくれます。ハンバーグ以外のメニューも評判が良く、リピーターが多く存在します。

いかがでしたか？京都には、今すぐ食べてみたい絶品料理が目白押しの老舗洋食レストランがたくさんあります。どのお店もにもそれぞれの歴史と独特の雰囲気、そして長年にわたって培ってきた自慢のメニューが存在します。この機会にぜひ、京都の老舗洋食レストランを訪れてみてはいかがでしょうか？これまでとは違った新たな京都の一面に出会えるかもしれません。