三宝柑とはどんなみかん?特徴や旬の時期から食べ方まで紹介!
三宝柑とはどのような果物なのかを知っていますか?三宝柑とは見た目がデコポンにそっくりなミカンの一種となっており、さわやかな味と香りを楽しむことができるものとなっています。今回の記事では、三宝柑という果物がどのような特徴を持ち、どのような食べ方をすることが出来るのかなどのレシピについて紹介していきます。旬の時期や種や皮がどのような物なのかについてチェックしていきますので、参考にしてみてください。
三宝柑はどんな果物なのか特徴を見てみよう
皆さんは、三宝柑という果物を知っていますか?三宝柑とは、「柑」という漢字が入っていることからもわかる通り、三宝柑とはミカンの仲間の事になります。今回の記事では、三宝柑という果物について旬や、特徴などについて詳しく紹介していきます。食べ方や時期などについても詳しく紹介していきますので、三宝柑という果物について詳しく知りたいという方は是非チェックしてみてください。
三宝柑はみかんの仲間
それでは、早速三宝柑という果物がどのような物なのかを見ていきましょう。三宝柑という果物は、ミカンの仲間です。柚子とダイダイとの自然交配種になります。三宝柑は和歌山の城内で発見された果物なのだそうです。そのまま楽しむのはもちろん、料理やスイーツなどにも活用できるという果物となっています。後ほどレシピなども紹介していきますのでチェックしてみてください。
三宝柑の名前の由来
それでは、「三宝柑」という名前はどうやって名付けられたのかを見ていきましょう。「宝」という漢字が入っている三宝柑ですが、一体なぜこのような名前となったのでしょうか?和歌山城内で発見されたという三宝柑は、美味しくて珍しいという事から、三宝に乗せて殿様に献上されていたのだそうです。このことから、このフルーツは三宝柑という名前になったのだそうです。
三宝柑の見た目はデコポンにそっくり!
また、三宝柑という果物の見た目はデコポンにそっくりとなっています。デコポンといえば頭の部分にある出っ張りが特徴となっているのですが、三宝柑という果物もデコポンと同じようにデコがあって外見では見分けるのがなかなか難しくなっています。しかし、半分にカットしてみると三宝柑は皮が分厚くて、果肉は黄色っぽい色をしていますのでデコポンとの違いがすぐわかるかと思います。また、デコポンには種がありません。
三宝柑の味の特徴
それでは、続いて三宝柑の味の特徴を見ていきましょう。三宝柑の味わいの特徴は、酸味、そして甘みとともにまろやかなおいしさを楽しむことが出来、さっぱりとした味わいを楽しむことが出来るものとなっています。また、三宝柑は種が多くなっておりそれが少し欠点にもなっているようです。
三宝柑の旬や見分け方
それでは、デコポンとの違いに続いて三宝柑の旬や、おいしい三宝柑の見分け方などについてチェックしていきましょう。三宝柑を購入する時は、少しでもお美味しい物を選びたいと思うかと思います。そのほかにも、三宝柑の美味しい時期を楽しむことが出来る旬の時期についても紹介していきますので、順番にチェックしていきましょう。
三宝柑の旬や収穫時期
それでは、早速三宝柑の旬と収穫時期についてみていきましょう。まず、三宝柑の旬は3月から4月ごろとなっており、春の訪れとともに食べごろの旬を迎えるのだそうです。収穫自体は1月から5月ごろまで行われており、収穫の最盛期は2月中旬から4月ごろまでとなっているそうですので、旬の時期の美味しい三宝柑を狙ってみましょう。続いては、三宝柑の産地についても見ていきましょう。
三宝柑の産地
それでは、続いて三宝柑の産地についてチェックしていきましょう。三宝柑という果物は、和歌山県の特産果実となっており紀南から紀中にかけてかけて多くの三宝柑が栽培されているのだそうです。どれくらい多くの三宝柑が栽培されているのかというと、なんと全体の約9割ほどの三宝柑が紀南から紀中にかけて栽培されているのだそうです。それでは、続いては三宝柑の美味しい見分け方についても紹介していきましょう。
三宝柑の美味しい見分け方
それでは、続いて三宝柑の美味しい見分け方についてみていきましょう。美味しい三宝柑を見分ける際のポイントは、表面に艶があり、ハリがあって重い物を選ぶようにするという事です。三宝柑を手に持ってみて、ずっしりと重みのあるものを選ぶようにしましょう。なぜなら、軽く感じる果実は、水分が抜けてしまって軽く感じる場合が多いからです。
また、表面に張りがあるという点も大事なポイントです。三宝柑を持ってみたときに表面に張りがなく、柔らかくなってしまっているものは鮮度が落ちているという証なのだそうです。もし三宝柑を選ぶという時があったら、三宝柑を持ってみてしっかりと張りや艶があり、ずっしりと感じる果実を選ぶようにしましょう。このポイントを抑えれば、美味しい三宝柑を楽しむことが出来るでしょう。
三宝柑のおすすめの食べ方とレシピ
それでは、続いて三宝柑のおすすめの食べ方とレシピについて紹介していきます。美味しい三宝柑を選んで手に入れたら、おいしい食べ方で三宝柑を楽しんでみてはいかがでしょうか?三宝柑は皮を剥いて、そのまま楽しむという食べ方でも美味しく楽しむことが出来るのですがお菓子のレシピや料理のレシピなど、様々な楽しみ方が出来る果物となっています。一体どのような食べ方が出来るのかをチェックしていきましょう。
三宝柑は皮を剥いたらそのままパクリ!
まず最初に紹介する三宝柑の楽しみ方は、皮を剥いてそのまま食べる、という楽しみ方です。ミカンの仲間である三宝柑は、他のミカンの仲間と同じように手で剥いて楽しむことが出来ます。三宝柑の皮は少し厚みがあるものとなっているのですが、ミカンを食べる時と同じように手で簡単に皮を剥いて楽しむことが出来ます。ただ、ジョウノウ膜は厚みがあり食べるのみあまり向いていませんのでむいてから食べるようにしましょう。
あまなつを食べるときのようにジョウノウをむいて楽しむことが出来ます。ジョウノウを剥いたら中のサジョウを食べるようにして楽しむようにしましょう。さわやかな香りと鮮やかな明るい黄色を楽しむことが出来る果実となっていますので、皮を剥いてまずはそのまま三宝柑のおいしさを味わってみてはいかがでしょうか?続いては、三宝柑をお菓子などに活用するレシピなどを紹介していきます。
三宝柑はジャムやお菓子にぴったり!
それでは、三宝柑をお菓子やスイーツとして楽しむことが出来るレシピをチェックしていきましょう。三宝柑は、ジャムやお菓子作りなどにもピッタリです。また、先ほど皮を剥いた果肉を使い、果汁を絞ってジュースなどにするのもおすすめです。シャーベットを作ったり、カクテルのレシピとして活用すればさわやかな酸味を楽しむことが出来るでしょう。それでは、ここで三宝柑を使用したジャムのレシピを見ていきましょう。
- まずは、三宝柑の皮を良く洗っていきましょう。
- 皮を良く洗ったら、白皮ごと一緒にカットしていき、好みの大きさに千切りにしていきましょう。
- 続いて、三宝柑の実の房の下を切落していきましょう。切り落としたら、薄皮と種とを取り除いていきます。
- 鍋に皮と水とを入れたら、3分ほど沸騰させて茹でこぼしていきます。続いて、ざるに上げましょう。
- 4の作業を2回繰り返していきます。続いて、こちらの実と砂糖とを入れたら中火にかけて煮込んでいきましょう。
- よく混ぜていき、好みの方さになったら完成となります。出来上がったジャムは熱いうちに瓶に詰めて、蓋をしっかりとしておきましょう。粗熱が取れるまでおいておきます。
三宝柑は料理に使っても絶品!
また、三宝柑はそのまま食べたりスイーツなどに活用するだけではなく、料理に使用しても美味しく楽しむことが出来ます。三宝柑を活用した料理で今回紹介していきますのは、三宝柑の茶碗蒸しです。三宝柑を容器として使用した、さわやかなおいしさを楽しむことが出来るレシピを早速チェックしていきましょう。
- まず、三宝柑は上から2/3ほどのところでカットし、中身をくりぬいておきましょう。
- 干しシイタケを水気戻したら、半分に切り、ニンジンは5ミリ厚に切ります。
- 鍋にひたひたの水と一緒に入れたら、煮立たせていきます。煮立ったら、しょうゆ、そしてみりんで薄く味つけして一口大にカットしたささみを加えて柔らかくなるまで煮ていきましょう。
- ボウルに卵を入れたら、だし汁を入れてよく混ぜます。泡立てないように注意しましょう。
- 続いて、三宝柑の器に先ほどの具材を入れて、卵液を2/3ほどの所まで流し入れていきましょう。
- 蒸気の上がった蒸し器に、お皿に乗せた三宝柑の器をいれたら紙ふたをのせて弱火で10分ほど剥いていきましょう。竹串を刺して、なにも付いてこなければ完成となります。
三宝柑の味と爽やかな香りにハマる!
いかがでしたでしょうか?三宝柑はさわやかな味を楽しむことが出来る果実となっており、様々な楽しみ方が出来るものとなっています。三宝柑とデコポンはとてもよく似ており外見では見分けがつかないほどとなっているのですが、半分にカットしてみると種の数などの違いがあり、デコポンには種がないのでよく違いが分かります。皆さんも、三宝柑の爽やかな味と香りを楽しんでみて下さい。