白菜の保存方法と長持ちのコツ!賞味期限や保存期間も調査!
白菜の保存方法や長持ちする期間について考えたことありますか?白菜を保存するためにはどのような方法が正解なのか、保存方法ごとの保存期間も気になりますよね?今回は冬に美味しい白菜の保存方法をまとめてみました!丸ごとの白菜からカット後の白菜までいろいろな白菜の状態に合わせた保存方法をお伝えします。適切な保存方法を活用すれば鮮度が長持ちして無駄なく白菜を使い切ることができます。
目次
白菜の保存方法を知ろう
冬に美味しい白菜は野菜の中でも低カロリーで他の食材との相性も抜群です。寒くなるとお鍋に活躍する野菜ですが、煮込むことで栄養の吸収率が高まります。火を通すとかさが減りたくさんの量を食べれる白菜ですがやはり一度の料理では使いきれないということもあると思います。
白菜を保存食にするにはどのようにしたらいいのか?保存食にした場合の賞味期限や保存期間はどのくらいもつのか?気になるところです。保存食にするための方法を詳しくお伝えしていくので、是非参考にして白菜を無駄なく丸ごと使っていきましょう!
白菜を食べるメリット
白菜は約95%が水分ですが栄養素もきちんと含まれている野菜です。白菜に含まれている主な栄養素はビタミンC・ビタミンK・ナトリウム・カリウム・食物繊維などです。同じような栄養素が含まれている野菜でキャベツが挙げられますが、キャベツと比較して糖分・カロリーが少ないのでダイエットを意識している方にも白菜はおすすめの野菜と言われています。
ダイエット目的以外でも高血圧の方も白菜を摂取するメリットがあります。白菜に含まれるカリウムは塩分を対外に排出する役割があるからです。また白菜にはイソチオシアネートと呼ばれる辛味成分が含まれており消化を助けたり、血栓予防に効果的と注目を浴びています。イソチオシアネートは発がん物質の活性化を抑えたりがん細胞の増殖を抑える効果も期待できます。
美味しい白菜の選び方
白菜の旬は冬ですが今は春白菜・夏白菜と1年中スーパーで白菜を見かけます。白菜を選ぶ時のポイントは外側の葉が綺麗でしっかりと身が詰まっているものを選ぶことです。手に持った時にずっしりと重量感を感じるかどうかも確認しましょう。購入するときに状態のいい白菜を見分けることが自宅で賞味期限や保存期間を最大に延ばすポイントです。
丸ごと白菜の常温での保存方法
白菜の常温保存については冬白菜と夏白菜によって異なります。11月~2月ごろの冬白菜の場合は乾いた新聞紙2・3枚で白菜を包み、冷暗所で根の部分が下になるよう立てておくと保存食として鮮度の高いまま保管できます。冬の間は直射日光が当たらない軒下やベランダでも保存できます。新聞紙が湿ってきたら新聞紙を取り換えるようにしてください。
4月~10月ごろに出回る夏白菜は傷みやすく賞味期限も短いです。日持ちがしないため保存食には向いていません。市場に出回っている値段も冬白菜と比べて高価なため購入するときは使う量に合わせて半分や1/4にカットされている白菜を購入し無駄にならないよう気を付けましょう。常温保存は向いていないので保存期間を延ばすためにも必ず野菜室で保存することをお勧めします。
丸ごと白菜の冷凍での保存方法
白菜は比較的大きい野菜ですのでまるごと冷凍庫で保存するのはおすすめできません。使用する際も使いにくいです。大量に白菜が手に入ってしまい常温保存での賞味期限内に食べきれそうにないという場合などどうしても冷凍保存をしたい場合はカットしたり小分けすることで冷凍保存は可能です。
カットした白菜の常温での保存方法
カットしてある白菜は丸ごと白菜に比べると保存期間が短いため注意が必要です。冬白菜でも傷むのが早く常温保存には適しておりません。常温保存での保存食は向いていません。保存する場合はラップできちんと白菜を密封して冷蔵庫・野菜室に保存してください。
カットした白菜の冷凍での保存方法
保存食として白菜を長持ちさせたい場合は冷凍保存がおすすめです。ただし水分を多くとる白菜は冷凍すると食感が変化します。クタッとした食感になるので料理で使える用途が限られますが、もともとカットしてあるので切る手間がなく加熱時間も短時間で済むので忙しい時の料理では助かります。
冷凍保存する場合はそのまま冷凍する方法と、下処理をして冷凍する方法がありますので詳しく紹介していきます。どの方法で冷凍する場合も金属トレーを使って冷凍することで早く白菜を冷凍することができます。
カットした白菜を生のまま冷凍保存する方法
白菜を生のまま冷凍保存する場合は葉を一枚ずつ外葉から外して流水で洗いましょう。キッチンペーパーなどでしっかりと水分を取ってから、適当な大きさに切りジップロックなどのフリーザーバッグでしっかりと空気を抜いて冷凍してください。
カットした白菜を茹でてから冷凍保存する方法
茹でてから冷凍保存することで解凍後の手間を減らすことができるので保存食にする場合は茹でてから冷凍保存が一般的です。その場合は白菜の葉を一枚ずつはがし流水で洗ったあとたっぷりのお湯を沸騰させ約45秒程度茹でてください。ザルに取り上げ流水で粗熱をとってから水気を絞り適当な大きさにカットして冷凍保存しましょう。
冷凍保存する際に葉の部分と茎の部分を別にしてラップに包んでおくと解答して料理に使いたい時に便利です。どちらもジップロックなどのフリーザーバッグに入れてしっかりと空気を抜いて冷凍保存してください。
カットした白菜を塩もみしてから冷凍保存する方法
保存食にする場合、忙しくて茹でるのが面倒な場合は白菜を塩もみして水分を切ってから冷凍保存するのもおすすめです。この場合も水分をしっかり切って1回分に小分けしてラップに包みジップロックなどのフリーザーバッグに入れしっかりと空気を抜いて冷凍しましょう。
冷凍保存した白菜の解凍方法
汁物や煮物で冷凍白菜を使用する場合は凍ったまま使用できます。おひたしで使いたい場合は茹でてある白菜であれば自然解凍もしくは電子レンジを使用して解凍し味付けしてください。茹でていない白菜は凍ったままお湯で解凍し利用してください。炒め物で使用する場合は、凍ったまま入れてしまうと水気が出てしまうので自然解凍もしくは電子レンジで解凍後、水気を絞って使用してください。
使いかけ白菜の常温での保存方法
まず使いかけ白菜とはカットしていない白菜のことをさします。丸ごと白菜を外葉からはがして使用していると使いかけの状態で残ることもありますよね?2・3枚はがしただけであれば丸ごと白菜と同じ保存方法で構いませんが、それ以上外葉をはがした場合は芯の部分に切り込みを入れて水を含んだ新聞紙を挟んでください。全体をラップでしっかり包み野菜室で立てて保存できます。
使いかけ白菜の冷凍での保存方法
使いかけ白菜もそのまま冷凍保存はおすすめできません。保存食用に冷凍保存をしたい場合はカットして冷凍保存をしてください。
白菜の保存方法ごとの保存期間と賞味期限
使い切れなくて残ってしまった場合、保存食として準備しておきたい場合、気になるのは保存できる期間と賞味期限ですよね?保存方法ごとの保存期間・賞味期限について詳しくお伝えしていきます。
丸ごと白菜の保存期間と賞味期限
常温保存をした場合の保存期間と賞味期限も冬白菜と夏白菜によって異なります。目安として冬白菜の賞味期限はおよそ3~4週間ほど、夏野菜は常温保存できないので購入したらすぐ使用するか、野菜室での保存期間が1週間程度と考えてください。
カットした白菜の保存期間と賞味期限
常温保存をした場合の保存期間と賞味期限は長くて1週間ほどですがなるべく早めに使うことをおすすめします。冷凍保存をした場合の保存期間と賞味期限は目安として1か月ほどです。ただし味が落ちることを気にしなければ2・3か月保存可能です。保存食として考えると冷凍の方が向いていることが分かります。
使いかけ白菜の保存期間と賞味期限
使いかけ白菜の場合も季節により期間が異なります。冬白菜の場合は目安3~4週間ほど、夏野菜は冷蔵で1週間ほどとなります。また丸ごと白菜の状態からの期間のため、いつの白菜なのかを分かるようにしておくことをおすすめします。
傷んでいる白菜の見分け方
白菜が痛むと全体や中心部が黒ずんだり茶色くなります。ドロドロと溶けたような状態になり、異臭がしたり、変な汁が出てきます。こうなってしまうと火を通してもダメなので食べないほうがいいです。色の変色や溶けた部分が一部であれば、その部分だけ取り除いて食べることもできます。
白菜に黒い斑点がついているのを見たことある人もいると思います。この黒い斑点はカビではなくゴマ症という白菜自身から出てきたポリフェノールの反応によるものなので食べても問題ないので安心してください。
シナシナになった白菜を復活させる方法
葉物野菜である白菜は適切な保存をしないと気づいた時にはシナシナになっているということが少なくないです。一度シナシナになってしまった野菜を復活させる場合におすすめなのが「50度のお湯にしばらくつける」方法です。50度のお湯500mlに砂糖と酢大さじ1を入れシナシナ野菜の葉を10~20分ほど浸し最後にさっと冷水に浸すことでシャキッとした状態に復活します。
野菜がシナシナになる理由は適切な保管をしないことで細胞から水分が奪われてしまうからです。野菜の表面には気功と言われる穴があり普段は水分を逃さないように閉じていますが、50度のお湯に浸すことで気功が開き水分が入るためシャキッとした野菜に戻るという仕組みです。シナシナになった野菜もこの方法で賞味期限を延ばすことができますのでぜひ参考にしてください。
白菜を漬物にして保存する方法
白菜を保存食として調理するなら漬物にするのがおすすめです。塩漬けであれば調味料も自宅にあるもので手軽に作ることができますし、漬物だと毎日の食事の時に少しずつ食べることができるので大量の白菜があるときに消費レシピとしても人気があります。
白菜の塩漬けの作り方ですが、まず外側の葉をはがします。はがした葉は漬けるときに蓋として使うので捨てないでください。白菜をお尻から葉に向かって4等分に切ります。芯の部分まで包丁をいれたらあとは手で割くと葉がバラバラにならないです。切った白菜は切り口を上にして半日間天日干しにすことが美味しくなるポイントです。こうすると白菜の余分な水分が抜けて旨味が増すのと、中に味が染みやすくなります。
白菜に塩をすり込みます。白菜の外側、内側に念入りにすり込むようにしましょう。そのあと漬物容器の底に粗塩をまいて白菜を投入していきます。白菜の芯と葉を交互に入れて1段ごとに昆布と赤唐辛子をまいていきます。最後に取っておいた白菜の外側の葉を蓋のようにかぶせて落し蓋をします。その上に白菜の重量の2倍の重しを乗せればひとまず準備完了です。
そのまま涼しい場所で3日ほど置くと水があがってくるので落し蓋より水が上にきたらおもしの重量を半分にします。さらに3日ほど待てば食べごろです。ぬか漬けに比べて日持ちしませんが食べごろになってから1週間~10日ほどは美味しく食べられます。
塩漬けした白菜は日が経ちすぎて酸っぱくなった場合もつけ汁を絞って炒め物や和え物にすることで酸味を気にせずに食べることができますし、つけ汁のままお吸い物に入れる方法でリメイクすることもできます。生のまま傷んでしまって捨てることになるよりかは保存食として漬物にすることで保存期間も延び美味しく食べることができます。是非参考にしてください。
白菜を美味しく食べる料理方法
白菜を美味しく食べる料理方法を知っておけば使いきれないという悩みも解消することができるはずです。メイン料理レシピ・サラダレシピ・スープレシピなど細かく分けて紹介していきます。
白菜のメイン料理レシピ
まずはご飯の主役になるメインレシピから紹介していきます。白菜はどんな食材とも相性がいいですし、味付けも和・洋・中すべて美味しく食べることができるのが魅力です。
白菜と豚こま肉のうま煮は材料が白菜1/4・豚こま肉150g・にんじん1/2本・片栗粉大さじ1・塩コショウ少々・ごま油大さじ1・酢大さじ1・醤油大さじ2・和風だし小さじ1・みりん大さじ1.5です。豚肉に塩コショウを振り片栗粉をまぶして馴染ませたらフライパンで豚肉→にんじん→白菜の順に炒めて調味料をすべて加えて炒めるだけと簡単に作れます。
白菜と豚肉のミルフィーユ鍋は簡単に作れて見た目も豪華なので人気レシピです。材料は豚肉薄切り300~400g・白菜1/4・小葱2本・水200cc・酒100㏄・ポン酢適量・ラー油適量です。白菜を洗って芯を取り、豚肉と重ねて5センチ幅に切って鍋に並べて火にかけます。水と酒をふりかけて蓋をして中火で20分ほど煮て白菜と豚肉に火が通れば完成です。
豚バラと白菜の中華丼は1人ランチの時にもおすすめな丼飯です。材料は豚バラ80g・白菜1枚・にんにく&生姜(みじん切り)5gずつ・水1/2カップ・鶏ガラスープの素4g・ごま油8gです。豚肉・白菜を一口大に切り、ゴマ油を熱したフライパンでにんにく・生姜を炒めてから豚肉・白菜を炒めます。水と鶏ガラスープの素を入れ水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成です。
八宝菜も白菜を使用している人気レシピです。鶏肉や豚肉を使って家族も大満足のボリュームあるメイン料理になります。筍や海老を使用すれば見た目も豪華で誕生日会やお友達とのパーティの時にも喜ばれること間違いありません。
餃子といえばキャベツとイメージする人も多いと思います。でも実は白菜を使った餃子もとっても美味しくて人気です。作り方はキャベツを使ったときとほとんど同じですが白菜の方がキャベツに比べて糖分やカロリーも低いのでダイエット中の方は白菜餃子を作ってみてはいかがでしょうか?
ロールキャベツに見えますが実はロール白菜です。中の具もウインナーにすれば面倒な準備なしで簡単に作ることができます。簡単にご飯を用意したいけど手抜きしたとは思われたくない時にピッタリのレシピです。もちろん中身を通常のロールキャベツと同じように作ることもできます。
白菜と麩の卵とじはすごく優しい味で、低カロリーで栄養豊富な麩が入っていますので大人はもちろん子供にもおすすめのレシピです。調理時間も約10分とパパっと作れます。
白菜のサラダレシピ
毎日の食卓にサラダは必需品という方も多いのではないでしょうか?白菜は生のまま食べることもできシャキシャキとした食感を楽しむことができます。
白菜とツナのさっぱりサラダはマヨネーズを使わないのでさっぱりしたサラダで、白菜は内側の柔らかい部分を使うのがおすすめです。白菜250gを5mm幅の千切りにします。ボウルにツナ缶1缶と塩2g・酢大さじ1・ホワイトペッパーを入れてよく混ぜ白菜を和えれば出来上がりです。5分程度で100円以下で作れるお手軽レシピです。
白菜とカニカマとわかめのサラダはマヨネーズで和えているのとカニカマを使っているので子供にも大人気です。白菜は5mm幅に切って塩もみし水気をしっかり切り、手で細かく裂いたかにかまと水気を切ったワカメを混ぜ合わせます。味付けははマヨネーズ・醤油・ごま油でしっかり和えれば出来上がりです。
冬白菜を使用した和風サラダはシンプルな味付けで飽きがこず毎日でも食べられます。美味しく食べるコツは柔らかくて味の濃い内側部分の白菜を使うことです。白菜と一緒に使う材料は油揚げ・鰹節など常備してあるものばかりですし、調味料も酢・醤油・オリーブオイル・砂糖・塩と特別なものは使いません。冬白菜が手に入った時には是非作ってみてください。
おつまみにもなる白菜サラダは味つけがごま油・すし酢・白ごま・塩昆布を混ぜるだけでドレッシング要らずです。塩昆布の旨味と白ごまの香ばしさが効いた癖になるサラダです。作り方も切った白菜と調味料を袋に入れて、振って混ぜるだけなので是非作ってみてください。
白菜のスープレシピ
白菜は煮込むことでトロトロになり寒い日には体を芯から温めてくれます。煮込む時間も短時間で済みますので美味しいスープが簡単に作れます。
白菜と肉団子のスープは餃子やシュウマイのタネが余ったときなんかに手軽に作れる一品です。肉団子を別に作る場合も豚肉ミンチとねぎと酒を練り混ぜるだけで簡単に作ることができます。味付けは中華だしや和風だしどちらも合います。ボリューム満点のおすすめスープです。
白菜のミルクスープ煮は寒い冬に体を芯から温めてくれるスープです。牛乳とコンソメの優しい味付けにベーコン・バターでコクをプラスしています。白菜はじっくり煮込めばトロトロに、さっと煮込めばシャキシャキとした異なる食感を楽しむことができます。作り置きして変化する食感を楽しむのもおすすめです。
豆腐と白菜の中華スープは豆腐を使ったヘルシースープです。保存食で冷凍していた白菜を使えばあっという間に作れるスープなので夜お腹が空いてしまった時の夜食にもばっちりです。
干し白菜で白菜の旨味を引き出そう
白菜は干すことで適度に水分が抜けて甘みが増すって知っていましたか?甘みが増すだけではなく調理するときの調理時間短縮にもなります。特に炒め物などに使う時には白菜の水分が出てベチャっとしてしまうことを防げるので干し白菜にして保存するというのもおすすめです。
干し白菜にすることでロール白菜も茹でずに巻けるので栄養分が溶け出てしまうことも防げます。まさに一石二鳥です。干す時間はお天気がいい日に数時間干すだけなのでお手軽です。外に干すことに抵抗がある人は日当たりのいい窓際でも干し白菜は作れます。ぜひチャレンジしてみてください。
適切な保存方法で白菜を長持ちさせよう
今回は保存食として白菜を保管する方法について細かくお伝えしていきましたがいかがでしたでしょうか?旬の季節になると大きくて美味しい白菜が手に入りやすいですが、大きすぎて使い切れなくて捨ててしまうのは一番勿体ないです。今回ご紹介した保存方法を活用して是非白菜を無駄にすることなく丸ごと食べていただければと思います。
また白菜はどんな食材・味付けとも合う優秀な野菜なのでメイン料理・サラダ・スープなどさまざまな料理のジャンルで活躍してくれます。体に良い栄養もしっかりと摂れますし、調理時間もかからず手軽に作れるものが多いのでレシピを参考に毎日の食卓に白菜を活躍させてみてはいかがでしょうか?