アンガスビーフとは?安全性・焼き方など安くて美味しい赤身肉を調査
アンガスビーフはご存知ですか?実は近ごろ人気を集めている外国産の牛肉のことなのです。アンガスビーフはどこで生まれ、また安全性は高いお肉なのでしょうか?また部位で変化するカロリーや美味しいお肉の焼き方などについても必見です。
目次
多くの外国産のお肉の登場
国産牛と一緒に外国産の牛肉が売られていることを目にしたことがあると思います。しかし外国産は危険ではないか?という考えから手が伸びない方も多いと思います。しかし本当に外国産の牛肉は危険なのでしょうか。
最近ではアンガスビーフというお肉がよく使用されています。アンガスビーフは外国産の牛なのですが、日本のファミレスでも使用されるほど人気です。アンガスビーフとはいったい何なのでしょうか?
アンガスビーフとは何か?
最近スーパーなどでも並べられているアンガスビーフですが、アンガスビーフとはそもそもどこで生まれたのでしょうか?アンガスビーフはもともとスコットランドの東部のアンガス州が原産地で取れた黒毛和牛のお肉のことを指しています。
アンガスビーフは肉質が優れており、また赤身と脂身のバランスはちょうどいいです。見た目も美しく美味しいお肉です。アンガスビーフは切り落としや肩ロースなど数多くの種類が販売されており、その値段の安さから高い人気を集めています。
またスコットランドで生誕したアンガスビーフは現在アメリカを含む数多くの国で育てられています。またその人気から日本でも育てられています。アンガスビーフは赤身が柔らかく、煮込み料理よりもステーキなどの焼き料理に適しています。
外国産の赤身肉の安全性は高いのか?
ではアンガスビーフの安全性は高いのでしょうか?実は外国産のお肉の安全性については諸説あり、安全という声もあれば危険性があるという意見もあります。国産のお肉と外国製のお肉の安全性の違いについて紹介していきたいと思います。
アメリカ産のお肉は成長促進ホルモン剤の使用が許可されています。また遺伝子組み換え成長促進ホルモン剤という日本では許可されていない薬を使っている牛もいるそうです。米国産の牛は価格は非常に安いですが、こういった薬を使っているのも事実です。
しかし米国産の牛がすべてそうとは限りません。中にはしっかりと牛を育てて販売しているところもあります。そのため米国産の牛は危険と決めつけずに、まずは自分で色々調べてから買うようにしたほうがいいでしょう。
アンガスビーフなどの赤身肉の安全性は高いのか?
豪州産のお肉は成長ホルモンの使用は認められていますが、遺伝子組み換え成長促成ホルモンの使用は禁止されています。オーストラリア産のお肉も国産のお肉に比べると比較的安くなっています。果たして安全性は高いのでしょうか?
オーストラリアは自然放牧で牛を育てていることが多く、最近ではグラスフェッドビーフといわれる栄養価の高い牧草を食べて、人の手があまりかからずストレスの少ない環境で育てられた牛が登場してきており、美味しいことで人気を集めています。
またオーストラリアはトレーサビリティがしっかりしているため、安全性は高いでしょう。トレーサビリティとはどこで生まれ、どういった経緯でお店に並べられたのかがわかるシステムのことです。日本でも採用されており、非常に安全性が高いといえます。
アンガスビーフの美味しい焼き方
アンガスビーフにはいくつか焼き方があります。アンガスビーフを冷凍していた場合は、解凍するところから始めましょう。解凍する場合はまず冷凍庫から冷蔵庫に移しましょう。そして調理30分前ほどになったら冷蔵庫から取り出し、室温まで肉の温度を戻します。
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またステーキを作るとき、焼いた後の味がしっかりするように、下味として塩・胡椒を振りましょう。また振りすぎるとしょっぱくなってしまうので、全体に薄くかけるようにしましょう。
その次にフライパンでお肉を焼きましょう。フライパンは肉を入れたとき「ジュー」という音がするくらいに熱しておきましょう。またお肉からも油がでてくるため、油をひきすぎると、ビタビタになってしまうため、適量入れることがポイントです。
アンガスビーフの4種の焼き方
アンガスビーフにはレア・ミディアムレア・ミディアム・ウェルダンの4つの焼き方があります。お店では焼き方の調整ができたりしますが、自宅でお肉を焼くとき、焼き方の調整をするのは難しいと思います。しかし焼く時間などを調整するとお好みの焼き方をすることができます。
アンガスビーフの4種の焼き方①
アンガスビーフをレアに焼きたい場合、片面を強火で30秒ほど焼きます。その後で火を弱火にまで下げて1分ほど中に火を通します。そして裏返して強火で30秒ほど焼き、また火を落として1分ほど焼きます。フォークなどで触ってみて柔らかい状態になったら火を止めます。中にはほとんど火が入っておらず、レアな状態になります。
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またアンガスビーフをミディアムレアに焼きたいときは片面を強火で1分ほど焼きます。またその後で火を弱火にまで抑えて1分ほど中に火を通します。そしてアンガスビーフを裏返して強火で30秒ほど焼き、弱火に落としてから1分から2分ほど焼きます。レアの時と同じようにフォークで柔らかいと感じたらミディアムレアの状態になります。
アンガスビーフの4種の焼き方②
レアとミディアムレアの場合は片面を焼く秒数と中に火を通す秒数が違うだけです。しかし30秒違うだけで、アンガスビーフの焼き加減もだいぶ違ってくるため、ぜひ図って焼いていることをおすすめします。次にミディアムとウェルダンの焼き方をご紹介します。
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アンガスビーフをミディアムに焼きたい場合は、まず片面を強火で1分ほど焼いてください。その後に火を弱火にまで落としたら1分30秒から2分ほど焼いてください。そしてアンガスビーフを裏返して強火で30秒ほど焼いた後、弱火に落としてから2分ほど焼きます。そしてフォークで触ってみて弾力が出てきたと感じたらミディアムの完成です。
アンガスビーフをウェルダンに焼きたいときは強火で肉汁があふれ出るくらいまで片面を焼きます。そして裏返して同じように片面をしっかり焼きます。そして中火から弱火へとだんだん落としていって、しっかり焼けたと感じるまで焼きましょう。ウェルダンだけ少し焼き方が異なるので注意してください。
アンガスビーフの焼き方~裏技編~
先ほどアンガスビーフの様々な焼き方をご紹介しましたが、夕ご飯を作るときにいちいちタイマーを用意して焼くのは非常に面倒で、また肉の状態によって多少変化が出てしまいます。そのときに使える裏技が「OKサインチェック法」です。
お肉の焼き加減と片手でOKサインを作った時の親指の付け根の柔らかさが似ているということから作られました。多少の個人差が出てしまうものの、タイマーなどの準備が面倒臭いという方にはおすすめです。
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まず親指と人差し指でOKサインを作った時の親指の付け根の柔らかさはレアを指しています。また親指と中指でOKサインを作った時の親指の付け根の柔らかさはミディアムレアを指しています。同じように薬指はミディアム、小指はウェルダンを指しています。是非一度お試しください!
アンガスビーフのような安くて美味しい赤身肉
ステーキを食べたいと感じたとき、毎回外食をするのは大変だと思います。また家で焼こうとしてスーパーで国産牛のステーキ肉を買おうと思っても、想像よりも高くて買うのをやめた方も多いと思います。そんなときにアンガスビーフに代わるおすすめのステーキ肉用の赤身肉をご紹介します。
まずはアメリカ産の肩ロースステーキ肉です。だいたい1人前が500円前後程度です。しっかりとした歯ごたえや肉のうまみがあって非常に美味しいです。またアメリカ産の肩ロースには筋が入っていることが多いのでしっかり包丁で切り込みを入れておきましょう。アンガスビーフと同じようにレストランなどでも使われています。
またオーストラリア産のステーキ肉もおすすめです。こちらも1人前が500円程度で買うことができます。オーストラリア産のステーキ肉は国産のお肉の近くにあることが多いです。しっかりした歯ごたえがあり、肉汁や肉のうまみがあり非常に美味しいです。こちらもアンガスビーフと同じようにレストランなどで使われています。
お肉の部位で変わるカロリー指数
お肉の部位によって実はカロリー数は大きく変わります。なるべくカロリーを抑えたいという方は、どの部位がどの程度カロリーを含んでいるのか知っておいたほうが良いでしょう。
また国産牛と外国産のお肉でもカロリーの大きさはずいぶん違います。例えば国産の100gサーロイン肉は500kcalほどありますが、外国産のサーロイン肉は290kcalほどです。外国産のお肉のカロリーは大体日本産の半分程度になっています。
国産のリブロースは468kcalほどで、輸入牛のリブロースは263kcalほどしかありません。外国産のお肉のカロリーは比較的少ないため、カロリーが気になるけど、ステーキが食べたい!という方は是非お試しください!またアンガスビーフも外国産のお肉のためぜひお試しください。
アンガスビーフや赤身のまとめ
アンガスビーフやオーストラリア産のグラスフェッドビーフなど外国産のお肉がたくさん流通するようになりました。低価格で美味しいお肉を提供してくれているため、非常にうれしいですね。またアンガスビーフは比較的カロリーが低く、たくさん食べたいときなどに利用してもいいでしょう。
しかしその反面で成長促進剤などをたくさん使っている外国産の牛も多々あるため、安いからといってすぐに買うのではなく、しっかりと自分で情報を得てから買い物をするとより美味しいお肉を食べることができます。あなたもアンガスビーフをぜひお試しください。