冷凍保存できるおかずレシピ集！作り置きでお弁当にもOKな人気おかず！

毎日のお弁当づくりは本当に大変です。そしてお弁当作りの時に、「ここのすき間がどうしても埋まらない！」となった時は絶望的な気分になってしまいます。急いでいるときに冷蔵庫内を探し回ったり、慌てておかずをもう一品作ったりする時間は、本当にもったいない物です。毎日こんなに大変だと、お弁当作りも続かなくなってしまいます。そんな時の救世主が、作り置きの冷凍おかずです。

美味しい作り置きのおかずがあると、毎日の献立にあと一品足りない時や、お弁当の空いたすき間をサッと埋めることが出来て、とても助かります。冷蔵保存だと数日の命ですが、冷凍すると保存期間を長く保つことが出来ます。この作り置きの冷凍おかずがあって助かった、というシーンが沢山あることでしょう。毎日の心のゆとりが生まれますし、家計の節約にもなる冷凍おかずは、メリットがいっぱいです。

作り置きの冷凍おかずを常備していると、お弁当作りに費やす時間が大幅に短縮されます。シリコンカップなどに小分けにして冷凍しておけば、そのままお弁当のすき間にポンと入れるだけです。冷凍おかずがいくつもストックされていれば、毎日のお弁当作りも気楽に続けることができます。美味しい冷凍おかずと、あとは彩りのプチトマトでもあしらえば、ステキなお弁当があっという間に完成します。

食品を冷凍すると、栄養素が損なわれてしまうのではと思われがちですが、栄養素を損なわないように調理して冷凍しておけば、栄養が損なわれることは殆どありません。野菜類に関しては生より火を通した方がカサも減るので食べられる量も増え、栄養素をより効率的に摂ることが出来ます。

食材の水分が多いと、解凍した時に水分と一緒に栄養分が流れ出てしまいます。お弁当用に冷凍する時は、食材の水気を良くふき取り、調理するようにすると栄養価を保つことが出来ます。根菜や青菜類は、固めに茹でて冷凍することで、変色や食感の変化を防ぐことが出来ます。きのこ類など、冷凍することで栄養価がアップする食材もあります。

美味しい冷凍おかずを作るには、いくつかポイントがあります。後の項目で詳しく触れますが、冷凍しても味の落ちない食材を使い、ポイントを押さえて調理すれば、解凍してもとても美味しく食べられます。

特売などで安い食材が手に入った時や、大量に頂いた時などは、作り置きおかずを大量に作っておくチャンスです。時間がある時に大量に作っておくと、材料費が大幅に節約できます。お弁当の為だけに作るのは面倒なので、普段のおかず作りの時などにお弁当に入れることを意識して献立を考えたり、多めに作ってついでに冷凍しておくと調理コストが抑えられます。美味しい作り置きおかずは頼もしい家計の味方です。

冷凍おかずは、食べて美味しくないと意味がありません。冷凍すると味が落ちてしまう、お弁当に向かない食材もあります。冷凍おかずを美味しく作るポイントをご紹介します。

冷凍おかずに向かない食材は、大き目に切った人参やジャガイモです。冷凍すると水分が抜けて、ボソボソ食感になってしまいます。肉じゃがなどに加熱調理されたものも同じです。生野菜を使ったサラダは解凍すると水分が出てびしょびしょになります。マヨネーズなど水と油で出来ている食材も、冷凍すると分離してしまいます。豆腐やこんにゃくも、食感が変わってしまうので不向きです。

また、汁けが多いおかずは解凍した時お弁当から流れ出てしまいます。味付けの薄いおかずも、お弁当には美味しくありません。お弁当用の冷凍おかずを作る時は、冷凍に向く食材で作ること、汁けを少なくするかとろみをつけること、濃い目の味付けにすることがポイントです。

冷凍おかずを解凍した時、気になるのが独特の冷凍臭です。冷凍庫には色々な食材が保存されているので、それらの臭いが重なり、おかずにいやな臭いが移ってしまいます。おかずを作ったら、他の食材に臭いを移さない用に、また他の食材からの臭い移りをさせないように、しっかりと冷ましてラップなどでぴっちりと覆い、さらに保存袋に入れて冷凍するようにすると、冷凍臭を防ぐことが出来ます。

お弁当用に冷凍おかずを作る際は、食中毒防止対策がとても重要です。お弁当の中は雑菌が繁殖しやすく、おかずに菌が付着していると腐敗を早める原因となります。お弁当用の冷凍おかずを小分けして冷凍する際は、雑菌が付かないようになるべく素手で触らないようにして完全に冷ましてから冷凍しましょう。おかずを詰めるカップなどは熱湯で消毒してからおかずを詰めるようにすると安心です。

お弁当に冷凍おかずを詰める際は、必ずレンジ等で加熱してからお弁当箱に入れましょう。加熱が甘いと雑菌が繁殖する原因となってしまいます。冷凍おかずを凍ったままお弁当箱に入れると保冷剤替わりになるという説もありますが、解凍される時に水分が出て、周りのおかずにも付着してしまいます。お弁当の水分は食中毒の菌を増やす原因になりますので、冷凍おかずを凍ったままお弁当に入れるのはおすすめできません。

市販のお弁当用冷凍おかずは、衛生管理された環境で徹底的に雑菌を排除し、急速冷凍させたものですので、自然解凍でもお弁当に入れられる状態になっています。手作りの冷凍おかずも、できるだけその状態に近づけて保存しておく事が大切です。お弁当のおかずを冷凍する時は、完全に冷ましてから小分け容器に詰め、ステンレスなど熱伝導の良い素材に乗せて冷凍します。急速冷凍で、食中毒防止に努めましょう。

毎日のお弁当作りを美味しくラクに続けるために、お弁当に使える人気おかず10選を紹介します。時間のある時や、夕食のおかずを作るついでに、少し頑張って作業しておくと、翌日からのお弁当生活の重圧から解放され、ラクに過ごせます。目からうろこの美味しい冷凍おかずの数々、覚えておくととても便利です。

お弁当の王道おかず、ハンバーグは、夕食のおかず作りのついでにお弁当用にも作ってストックしておきましょう。ミートボール型も一緒に作っておくと、お弁当へのバリエーションが増えて便利です。ハンバーグは、焼いた状態で小分けにして、冷凍しておきます。お弁当に使うときは、ソースを絡めてレンジで加熱します。ケチャップ味や照り焼き味など色々なソースを絡めて使えば、アレンジは無限に広がります。

お弁当に魚のおかずがあるとほっとします。ぶりの照り焼きは日持ちのするおかずの代表格です。一口大に切ったぶりに、片栗粉をまぶして両面しっかり焼きます。最後にみりんとめんつゆを絡めて、とろみが付くまで煮詰めれば完成です。冷ましてから小分けにして冷凍し、使うときはレンジ解凍してからお弁当に詰めます。

甘辛い味が食欲をそそる、牛肉のしょうが煮です。細切りのしょうがを油で炒め、香りが立ってきたら牛肉の細切れと炒め合わせます。牛肉の色が変わってきたら、みりんと醤油を回しかけて味を見ながら煮詰めます。冷ましてから一食分ずつラップに包んで冷凍します。そのまま食べる他、ごはんに乗せて牛丼に、ピーマンなどと炒めてチンジャオロースーに、焼きそばなどの具にしたり、と応用の利くおかずです。

毎日作るのは面倒な卵焼きも冷凍ができます。但し水分の多い出し巻き卵などは、解凍すると水分が抜けてパサパサになってしまうので、お弁当には不向きです。お弁当用には、水分を入れずに顆粒ダシや砂糖を多めに使い、味をしっかりつけると美味しくなります。

また、マヨネーズや片栗粉を加えると、ふっくらした食感を保てます。卵焼きは中まで良く火を通し、しっかり冷ましてから一食分ずつ切り分けてラップに包み冷凍します。使う前日から冷蔵庫に移しておくと美味しく解凍できます。

今、巷で人気沸騰の「無限シリーズ」は、お箸が止まらない美味しさで、きれいな緑色のピーマンは、お弁当の彩りにも一役買います。耐熱容器に細切りのピーマンとツナ缶を入れて、ラップをしてレンジで2分程加熱します。ピーマンに火が通ったら、ごま油少々と中華スープの素、ブラックペッパーを加えて混ぜ合わせます。ピーマン5個につき、ツナ缶小1個が目安です。冷ましてから小分けにして冷凍します。

しっかり味のなす味噌炒めは、お弁当にぴったりのおかずです。人参やピーマンも一緒に炒めれば、彩もバッチリのおかずになりますし、お肉を加えて炒めるとしっかりとメインの一品となります。

なすは一口大に切って、柔らかくなるまで炒めます。フライパンの火を弱火にして、みりん・味噌・砂糖を合わせた調味料を加え絡めます。最後にごま油を少々入れて風味付けをします。シンプルな味付けなので、柚子こしょうや豆板醤、チーズなどを入れてバリエーションを付けることもできます。

お好み焼きも、冷凍できるおかずです。大きく焼いて冷凍し、使うときに解凍してから切っても良いですし、小さくかわいいサイズに焼いておけばお弁当のすき間埋めにピッタリです。野菜たっぷりで、大人にも子供にもウケるおかずです。

小麦粉・卵・顆粒ダシ・水で生地をつくり、キャベツの千切りと紅ショウガ、揚げ玉などを合わせて好みの大きさに焼きます。完全に冷ましてから、一食分ずつラップに包み、冷凍します。美味しくて安上がりの嬉しい一品です。

彩がきれいな人参と隠元の胡麻和えは、作り置きしてあると便利なお弁当向きのおかずです。ストックしておけば、そのままお弁当に入れるほか、卵焼きの具、野菜の肉巻きなどにアレンジが利き、とても便利です。隠元は塩もみし、人参と同じ大きさに細切りにします。鍋に水と人参を入れて火にかけ、人参が煮えてきたら隠元を加えて色よく茹がき、ざるに上げます。しっかり水けを切り、砂糖・醤油・すりごまと合えて完成です。

お弁当にちょっとケチャップ味のおかずがあると嬉しいものです。冷めても美味しいナポリタンはお弁当のすき間にピッタリですし、たまには思い切って丸々ナポリタン弁当も良いものです。

パスタをお弁当用に作るときのコツは、麺を長めにゆでる事です。冷めて固くなりやすいパスタをもちもちの美味しい状態に保てます。長めにゆでたパスタは、油を絡めて一度冷まし、具材と一緒に炒めます。最後にケチャップと炒め合わせて完成です。一食ずつラップにくるみ、冷凍します。

フランスの煮込み料理・ラタトゥイユは、野菜のうま味たっぷりの長持ちおかずで、作り置きにも最適です。お弁当に美味しそうな赤い色のおかずがあるとテンションが上がります。そのまま食べるほか、パスタやオムレツの具にしたり、肉や魚料理の付け合せにしたりと、作り置きしておくととても幅広く使え便利です。

作り方は、一口大に切ったナス・玉ねぎ・パプリカなどの夏野菜を、白ワインとトマト缶で柔らかくなるまで煮込みます。味付けは塩コショウのみでシンプルにしておくと、アレンジの幅が広がります。

お弁当作りの常識を覆す裏ワザ、お弁当を丸ごと冷凍する！という方法を紹介します。作り方は、通常通りにお弁当を作って冷凍庫へ。ポイントは冷凍したら劣化する食材を使わないという事です。彩りの定番レタスなどの葉物、プチトマトなどは解凍すると水分が出てびちゃびちゃになるので避け、代わりに茹でブロッコリーや人参のおかずなどで彩を足すようにします。

一週間分のお弁当を作り置きして冷凍している人や、中には単身赴任の旦那さんに宅急便で送っている人もいるとのことで、密かなブームとなっています。冷凍弁当の食べ方は、朝、カチコチの弁当を職場に持っていき、お昼頃に程よく解凍されていますので、食べる直前にレンジで温めます。

気になるのは味ですが、温めなおして食べると、作りたてと遜色ない程美味しいと評判です。一週間分のお弁当をお休みの日に一気に作って冷凍するという、斬新なお弁当生活を試してみてはいかがでしょうか。

冷凍保存できるおかずレシピ集！作り置きでお弁当にもOKな人気おかずについて、紹介しました。冷凍保存できる美味しい作り置きおかずは、忙しい毎日のお弁当づくりや、献立作りに余裕が生まれます。食材が安く手に入った時など大量に作り置きしておくと家計にも大助かりです。家族全員が喜ぶ、冷凍の美味しい作り置きを、お休みの日にちょっとがんばって作っておいて、平日のお弁当や夕食の献立づくりをラクに乗り切りましょう。