枝豆の冷凍・冷蔵の保存方法と日持ち期間は？賞味期限や解凍の仕方も紹介！

枝豆はそのまま手軽に楽しむことができる野菜であり、汎用性が高くさまざまなアレンジが効くことでも知られている便利な食材です。枝豆はお酒のおつまみとして最適な上におむすびの具材にしたり炒め物に入れたりすることもでき、色どりもよくなる上に栄養価のバランスも整えられるためお弁当のおかずとして重宝している人も多いことでしょう。

そんな枝豆は、冷凍することで長期間の保存が可能となるので、ぜひ冷凍保存と解凍の正しい方法をマスターしてさまざまなレシピに役立てたいものです。冷凍保存でどのくらいの期間品質を保てるのかや冷凍保存した場合の調理までの手順なども今回は具体的にみていくので、枝豆の冷凍保存方法・冷凍した枝豆の活用法が知りたい人は必見です。

枝豆は畑の肉と呼ばれる大豆が完全に成熟する前に収穫したものであり、日本人にとってはかなり馴染み深い食材のひとつだと言えます。そんな枝豆は未成熟な状態だからこそ保存状態によって品質がかなり変わってしまうため、できるだけ品質を保った状態で保存するのが望ましいですが、すぐに食べない場合には冷凍保存するのがおすすめです。

枝豆の冷凍保存と一口に言っても生のまま冷凍してしまうやり方や茹でた後で冷凍保存する方法などがあり、その保存方法によっても解凍後の手の加え方や味・栄養面でのクオリティなどにも違いが生じるので注意が必要です。しかし、いずれにしても冷凍であれば常温や冷蔵に比べて長期間保存しておくことも可能なので、かなり便利でしょう。

枝豆の冷凍保存をうまく行えば、大量に購入した枝豆をすぐに無理して消費することなく食べたいタイミングで食べることも可能ですし、解凍するだけですぐに調理できる状態で保存しておくことも可能なのでおすすめです。そんな枝豆の冷凍保存の期間や具体的な方法、そのメリットを十全に理解し、冷凍したものも様々なレシピで楽しみましょう。

枝豆は冷凍保存して賢く活用し、色々なレシピを試して味わいたいものです。枝豆は貴重な植物性のたんぱく源である上に緑黄色野菜に勝るとも劣らないビタミン類・ミネラル類の栄養も豊富です。そんな枝豆の冷凍保存に関してはまずどのくらいの期間保存できるのかが気になるものですが、その期間は常温・冷蔵に比べてかなり長いようです。

枝豆は常温で保存しておく場合には茹でる前で3〜4日、茹でた後であれば1日ほどしかもたないと言われており、すぐに食べなければ損だとも言えます。また、冷蔵の場合でもその保存期間は対して長いとは言えず、茹でる前で5〜6日、茹でた後でも3日ほどしかもたないのが現状となっていますが、茹でる前後では栄養面の違いなどもあるようです。

枝豆は生の状態で放置しておくと栄養価が低くなってしまうので注意が必要ですが、茹でた後では保存期間が短くなってしまうものです。そのため、栄養をしっかりと閉じ込めたまま枝豆を保存したいのであれば冷凍保存がおすすめであり、冷凍保存であれば最長で1ヶ月ほどまで保存期間を引き延ばすことができるので、かなりおすすめです。

お伝えしたように枝豆は冷凍保存することで、より長い期間品質を保つことができ、好きなタイミングで料理に活用できるというメリットもあるものです。一方で枝豆の保存方法を冷蔵にしがちな人も多いものですが、冷凍保存に比べて冷蔵保存の場合は既述の通り常温よりマシとは言え、数日以内に食べ切らないといけないので要注意でしょう。

生の状態であれば枝豆が成長し始めてしまいそれに栄養が使われることで栄養価が低くなってしまうという心配もありますが、茹でてしまうとその心配が少なくなる代わりに酸化に弱くなります。そのためどうしても冷蔵庫で保存するためにはできるだけ密閉しておくことが重要で、フリーザーバッグなどに入れて空気を抜き冷蔵庫に入れましょう。

冷蔵庫の野菜室などであれば茹でた状態でも3日ほどもつとされており、常温保存に比べると保存期間は長いと言えます。しかし、やはり長い期間保存しておくためには冷蔵庫よりも冷凍庫がおすすめとなりますから、冷蔵庫だけでなく続いてお伝えする適切な冷凍庫での枝豆の保存方法もチェックし、より長い期間枝豆を保存して楽しみましょう。

枝豆の冷凍保存方法にはさまざまなものがありますが、その中でもまずは生の状態で保存する方法を紹介します。生のままで冷凍保存するのはすぐには調理する時間がない場合などには特におすすめとなり、鮮度と味を保ったまま冷凍保存しておくことで、解凍したときには栄養価が高く美味しい状態で枝豆を楽しむことができるでしょう。

生のままで枝豆を冷凍保存する前には、下準備として軽く水で洗ってほこりを落としておくようにしましょう。それから水分をしっかりと切った上でジップロックなどのフリーザーバッグに枝豆をサヤつきのまま入れ、できるだけバッグから空気を抜いた状態で冷凍庫に保存します。空気が入っていない方が、美味しさを保つことができます。

枝豆の旬は夏ですが、旬の時期には枝豆をおすそ分けされることもあるかもしれませんし、かなりの量を安くスーパーでゲットできることもあるため、すぐには食べ切れないというケースは珍しくありません。また、すぐに調理する時間がないことやレシピが決まっていないこともあると思いますが、そんなときは枝豆を生のまま冷凍保存しましょう。

枝豆は冷蔵保存や常温保存よりも冷凍保存することでより長い期間質の高い状態で楽しむことができますが、最もスタンダードだと言える保存方法は、茹でた上で枝豆を冷凍庫に入れる方法です。茹でることで栄養が失われるリスクを低くできますが、調理済みにしておくことでのちに解凍したときにすぐに楽しめるというメリットもあります。

枝豆を茹でる際には一気に大量に茹でてしまうということも珍しくありませんが、少々茹で過ぎてしまったというときにはぜひ食べ切れなかった分を冷凍保存して、好きなタイミングでお酒のお供などとして楽しんでみてはいかがでしょうか？枝豆を茹でるときのポイントとしては、塩の量と茹でる時間が重要だと言え、それによって味が異なります。

美味しく枝豆を茹でるコツは塩分を4%ほどの濃度にすることですが、これには塩もみに使用する塩も含まれているので、塩をかけすぎないように注意が必要です。また、しっかりと枝豆に味を浸透させるためにはサヤの両側をあらかじめ切った上で塩もみそして茹での工程に入るのがおすすめとなり、塩もみ後は30分ほど放置するのがよいでしょう。

適当な時間放置しておいた枝豆は、水1リットルあたり塩もみで使用した分も含めて40gほどの塩を使用するのが望ましいと言えます。沸騰したお湯に枝豆を入れ、再び沸騰してからはほんの1〜2分待ち茹で上がりとなります。あとはゆで汁を捨てて枝豆を扇ぐなどしてできるだけ短時間で冷まし、水気を拭き取ってから密閉して冷凍庫に保存します。

枝豆の冷凍保存としては急いでおりあまり時間がないときは生のままでもよいですが、あらかじめ茹でた状態で冷凍保存すればいざ料理に使うというときに楽ですし、お酒のおつまみや弁当のおかずが少しだけ足りないというときには茹でた上で小分けにして保存しておいた枝豆を解凍するだけでよいので、かなり重宝するのではないでしょうか？

また、よりのちの調理が楽になる冷凍保存方法としては、サヤを剥いて豆だけを取り出して冷凍庫に入れておくという方法が挙げられます。この方法を使えば、サラダやスープ、揚げ物などに使用するときにわざわざ下準備をする手間が省けるため、すでにあとで作るレシピが決まっている人はぜひサヤから枝豆を取り出して保存しておきましょう。

サヤから取り出した状態で保存する際には、既述のような塩加減と加熱時間で茹で上げ、できるだけ短時間で冷まします。それからサヤから一つずつ豆を取り出していき、豆に付着している水気もしっかりと拭き取った上でジップロックなどの保存容器に使用する大体の分量ごとに分けて保存しておき、いざ料理するときに使いやすいようにしましょう。

お伝えしたように枝豆を冷凍で保存した場合には、1ヶ月ほどその品質を保つことができるため、大量にもらってしまった枝豆やセールなどですぐに食べる分以上に買ってしまった枝豆は、できるだけすぐに冷凍保存してしまうのがおすすめです。枝豆を冷凍保存するメリットとしてはやはり長期間保存できることが挙げられ、後で活用しやすくなります。

枝豆は汎用性が高いですが、一度にそこまで大量に使い切ることはできず、買ってきてその日のうちに食べ切る分以外は下準備などを行った上で冷凍で保存してしまうというのが手っ取り早いものです。冷凍保存しておけば、2〜3週間後などでもおかずが足りないときなどに冷凍しておいた枝豆を活用することもできるため、重宝すること間違いなしです。

冷凍保存しても全く品質が変わらないというわけではありませんが、常温保存して数日が経過して美味しい枝豆を無駄にしてしまうよりは明らかに美味しく栄養価も高い状態で枝豆を食べることができるため、無理に常温や冷蔵で楽しむよりも冷凍保存してしまって保存期間を一ヶ月ほどまでに引き延ばし、様々な方法で楽しむのがおすすめなのです。

枝豆を冷凍保存することのメリットとしては、やはりすぐに調理に使える状態にできるというメリットも挙げられます。枝豆は茹でた状態で冷凍保存することでのちに解凍すればすぐに食べることもできますし、水気をしっかりととればサヤから出した状態でも冷凍保存しておけるため、解凍した後で炒め物やサラダなどに使うことも可能でしょう。

枝豆を購入した時点ですぐに使い切る見込みがないというときにはやはり保存期間を長くできるため下準備をしっかりとした上で冷凍してしまうのがおすすめとなりますが、冷凍する前にほとんどの準備を終えておけばいざ枝豆を使って何かしらの料理を作るというときに枝豆に関しては解凍するだけでよくなるので、かなりおすすめでしょう。

枝豆をサヤから取り出す作業は案外面倒で時間がかかるものですが、時間があるときに茹でてサヤから取り出し、空気をしっかりと抜いて冷凍保存しておけばのちに楽になるのが魅力的だと言えます。枝豆を使ったレシピは詳しく後述するように案外多岐にわたるものですが、冷凍保存したものは質の劣化などもあまり気にせず使えるのが嬉しいものです。

枝豆を冷凍するときには、生のまま冷凍する場合にも茹でてから冷凍する場合にも、既述のような適切な方法で冷凍保存するようにしましょう。正しい方法に則って冷凍することで、枝豆の旨味と栄養をしっかりと閉じ込めておくことができ、そのまま食べても美味しい状態を保てる上にバラエティ豊かなレシピに対して活用できるのでおすすめです。

そんな枝豆は解凍の仕方も非常に重要となりますが、最もおすすめの解凍方法はやはり自然解凍となります。枝豆は流氷解凍してしまうと旨味が流出しかねないので注意が必要ですが、1〜2時間常温の環境に放置しておくだけで自然に解凍することができ、それによって枝豆の重要な栄養や美味しさを守ることができるので、自然解凍がおすすめです。

また、解凍する上ではそのとき食べ切る分だけを解凍するということも覚えておきましょう。再び冷凍して再解凍すると品質は著しく落ちてしまう可能性があるため、あくまでそのとき食べ切る分だけを解凍し、できるだけその日のうちに食べたり料理に使ったりしてしまいましょう。そのため、冷凍する段階で適量ずつ小分けにするのがおすすめです。

また、できるだけ自然解凍するのが望ましい枝豆の解凍ですが、茹でたての美味しさを楽しみたいという人は、軽く茹でてから食べるのもアリです。枝豆を再び茹でれば解凍の時間短縮にもなりますし、ホクホクで美味しい状態を堪能できますが、あくまでも茹で過ぎには注意し、凍ったままの枝豆を熱湯で1分程度茹でるだけで十分でしょう。

ここまで枝豆の冷凍保存に関して、具体的な冷凍保存の方法やそのメリット、さらには忘れてはいけない解凍方法についてもみてきました。枝豆はそのとき食べ切ることができないのであれば冷凍保存してしまうことで長期的に美味しく楽しめるのでおすすめですが、そんな枝豆はそのまま塩味で楽しむ以外にも色々なレシピがあるのが魅力的です。

枝豆はさまざまな野菜と合わせてサラダにして楽しみたいものですが、中でもまずおすすめとなるのは、大豆と枝豆を組み合わせて豆特有の食感と風味をこれでもかというほどに味わう豆サラダです。味付けはヨーグルトとオリーブオイルを組み合わせれば、ほどよい酸味が全体を引き締めてくれるので、飽きることなく楽しむことができそうです。

また、同じオリーブオイルを使ったサラダでも、たこやトマト、ブロッコリーなどとマリネ風に和えるのも間違いのない美味しさを楽しめます。枝豆は子供でも食べやすい野菜として人気となっていますが、枝豆が入っていることで苦味が特徴的な他の野菜も食べやすくなるため、枝豆をサラダに加えてぜひ食育を行ってみてはいかがでしょうか？

もちろん、きゅうりやレタスなどと組み合わせてシンプルなグリーンサラダを楽しむのもアリです。枝豆はかなり栄養価が高く食物繊維や鉄分、さらにはビタミンCなども補給できる野菜ですが、抗酸化作用のより高い緑黄色野菜とともにサラダにすることでより栄養価が高く味的にも美味しいレシピとなるので、自分なりのアレンジで楽しみましょう。

枝豆は常温や冷蔵保存よりも冷凍保存するのがおすすめとなりますが、そのまま塩味でシンプルに楽しむだけでなくスープにしても美味しいでしょう。枝豆を使えば温かいスープをトマトなどの野菜とともに作ることも可能ですが、夏バテ防止のためには冷製のスープを作るのもおすすめであり、シンプルなので初心者でも簡単に作れそうです。

枝豆の冷製スープを作るときに他に使用する具材は玉ねぎなどだけでよいのでかなりシンプルですが、まずは玉ねぎをバターで炒めます。玉ねぎがしんなりとするまで炒めたら、冷凍していたものを解凍した枝豆を加えてさらに炒めます。さらに水を加えて15〜20分ほど軽く煮込んだ上で、適度にアクをとり、さらに粗熱をとります。

そうして下準備をした枝豆と玉ねぎをフードプロセッサーでつぶし、牛乳を加えてほどよく混ぜ合わせます。枝豆と玉ねぎは牛乳とのシンプルな組み合わせでもかなりクリーミーで美味しいスープを作ることができ、バターの風味も効いているので美味しいですが、味を整えるためにはブラックペッパーやパセリなどを振りかけるのもおすすめです。

また、枝豆の冷製スープは牛乳の代わりに豆乳を使って作ることも可能であり、植物性のタンパク質を中心に摂取したいという人や牛乳が苦手だという人には特におすすめです。豆乳からは大豆の風味が引き出されて枝豆ともよく合いますが、栄養面的にも未成熟の枝豆と成熟した大豆のいいとこ取りをできるため、ぜひ試してみてはいかがでしょうか？

冷凍保存しておいた枝豆はそのままシンプルに塩味で楽しんだり、簡単にサラダにしたりするのもアリですが、おむすびにして主食として楽しむのもよさそうです。枝豆おむすびは、いつも食べているおむすびに比べて食感のアクセントが心地よいものとなり、ハムや白ごまなどと組み合わせれば風味豊かな味わいになるので特におすすめです。

他には塩昆布とシンプルに組み合わせて、薄めの味付けながらも枝豆の風味をふんだんに感じ取ることができるおむすびを作るのもアリでしょう。枝豆のおむすびは具材と米を混ぜて握り形を整えるだけなのでかなりおすすめですが、枝豆のサヤの両端を切った状態で塩茹でしておけば枝豆に塩味がつき、他の味付けなしでもおむすびを楽しめます。

中には、シーチキンとコーンなどと枝豆を組み合わせて可愛らしいおむすびを作る人もいるようです。枝豆のおむすびは見た目も可愛らしく作りやすいため子供用のお弁当用にもぴったりであり、おむすびなのに食物繊維や鉄分などをしっかり摂取できるのも魅力的です。ぜひサラダやスープだけでなく枝豆むすびにもチャレンジしてみましょう。

今回は、枝豆の冷凍保存方法について詳しくチェックしてきましたが、いかがでしたでしょうか？セールなどでお得に購入してきた枝豆は余ってしまった場合にぜひお伝えした正しい方法で冷凍保存しておき、食べたいときに解凍してそのまま食べたり、さまざまなレシピにアレンジしたりして冷凍保存した枝豆でもフルに楽しみたいものです。

また、枝豆の冷凍保存はその方法によっても手間や解凍後の調理の流れなどが異なるので、自分の求めている要素に合わせて保存方法を選ぶのも重要となります。枝豆はそのまま食べても美味しい上に案外汎用性が高くさまざまなレシピに活用できるため、ぜひ冷凍保存と解凍の方法をマスターし、自分なりのアレンジを加えて楽しんでみてください。