いちごの花の花言葉と由来は?家庭菜園で咲かない理由も調査!
みなさんは、いちごの花の花言葉を知っていますか?いちごの花は、その花ことばから寿退社する人などに贈られたりもします。今回は、あまり馴染みのない人も多いでしょう花言葉を、その由来もあわせて紹介しましょう。そして、家庭菜園でいちごの花が咲かないと育て方に悩みを抱えている方のため、家庭菜園でいちごの花が咲かない理由についても紹介します。育て方の参考にしてみてください。
目次
花言葉とは?
皆さんは、『花言葉』について気にしたことはあるでしょうか?おそらく、詳しい人はとことん詳しいし、知らない人は有名な花の花言葉でも全く知らない、といった具合だと思います。花言葉を知らなくても困ることはあまりありませんし、『この場面で絶対必要』という物でもありませんが、贈り物で花を贈る時など、花言葉の意味も添えて贈ってみるなどすると素敵ではないでしょうか。
今回は、結婚する人によく贈られる花として有名な『いちご』の花言葉を紹介していきます。結婚する人にいちごの花がよく贈られるのは、そのいちごの花の花言葉からであり、花言葉の意味を知ればより贈ってあげやすくなるのではないでしょうか。それでは、早速見ていきましょう!
そもそも『花言葉』って?
そもそも、『花言葉』とはいったいどのような物なのでしょうか?自然に咲いている植物に意味を持たせるというとロマンティックな風習に感じますが、「自然の物にはもともと意味などないのだから、後から勝手に人が意味をつけただけ」と思う人も居るかもしれません。
確かに花言葉とは、自然の物である植物に人間が意味を持たせたものです。しかし、花言葉には宗教などに由来している物もあり、調べてみると意外と興味深い事実が分かるかもしれません。一体どのようにして生まれたものなのか調べてみましょう。
『花言葉』の起源
花言葉の起源についてはいくつかありますが、ここではその中の一つを紹介しましょう。一説によると、花言葉の発祥は17世紀のトルコだと言われています。恋人に贈り物を送る際、トルコでは文字や言葉に頼らずに花に思いを託してプレゼントをする、という習慣があったようなのです。
そんな様子を見たイギリスのイスタンブール大使夫人がこのトルコの人たちの風習を本として出版したのが始まりで、そのままヨーロッパやアジア・アフリカまで広まっていったようです。花言葉とは、意外と歴史が古い物なのです。
その後ヨーロッパでは上流階級の間で恋人への思いや不満などを植物に例えて詩にする、という文化に少し変化し、シャルロット・ド・ラトゥールによって出版された本によって上流階級の人だけでなく、フランス中で大ブームとなりました。そして、日本にも伝わってきたという訳です。
それでは、早速いちごの花言葉を紹介していきましょう。いちごはその可愛らしいビジュアルから良い花言葉を連想させてくれますが、果たしてどのようなものがあるのでしょうか?その花言葉の由来も含めて紹介していきますが、その前にいちご自体の由来についてもチェックしておきましょう。いちごという名前に可愛さを感じる方も多いかと思いますが、一体どこから名付けられたのでしょうか?
『いちご』の由来
普段何気なく『いちご』と呼んでいますが、どうしていちごという名前になったのか、その由来を知っている人は少ないのではないでしょうか?それでは、いちごという名前の由来について調べてみましょう。
いちごの由来について紹介
いちごは、日本書紀には既にその名前が載っており、『伊致寐姑』と書かれていたようです。見慣れない漢字も含まれていますが、伊致寐姑は「いちびこ」と読みます。いちびこの由来についても所説あるのですが、その内の一つが「いちび」が「一位樫」を指し、「こ」が「実」を指すという説です。いちごの見た目が「一位樫の実」に似ている事から名付けられたとされています。
続いての説は、いちごの血のような赤さから血を連想させ「血」から「ち」、「ひこ」という人名に使われる言葉を濁音化し、イチゴを擬人化させた「びこ」、それに接頭語である「い」を付けて『いちびこ』になったという説です。確かにいちごはとても鮮やかな赤色をしているので、血を連想させるのも納得できます。
続いての説は、『いち』がはなはだしいという事を意味する「いち(甚)」、深紅を表す緋(び)、そして「こ」は接尾語が、実を表す「子」を意味し、それをつなげて「いちびこ」という説です。この説と2番目の説は、いちごの真っ赤な見た目に由来しているのではないかという物ですが、はっきりとどの説が有力化は分かっていないようです。
いちごの由来(英語)
続いては、英語のいちごの由来を紹介します。英語ではいちごは「Strawberry」ですので、Strawberryと呼ばれるようになった由来を紹介しましょう。麦わら帽子を「StrawHat」と言うことからも知っているとは少なくないかもしれませんが、「Straw」とは麦わらを意味し、「berry」はそのまま「小さい果実」を表します。
何故麦わらを表す「Straw」が頭についているかというと、「いちごを栽培するときに麦わらを敷いていたからStrawが付く」という説がありますが、麦わらを敷くというのは日本国内における栽培方法なので違っている可能性が高いと言って良いでしょう。
他に「地を這い広がった姿が麦わらに似ている事から」という説や、「果実の表面の種子が麦わらの切れ端ににているから」という説がありますが、実際の所ははっきりしていないようです。身近な植物ですが、意外と由来がはっきりしていなかったり、いちごとは謎も多い植物です。
いちごの由来(ドイツ語)
ドイツでは、いちごは「Erdbeere」といいます。「Erd」は地面を表し、「beere」は「berry」と同義であり、「小さい果実」という意味です。二つを合わせると「地面に生える小さい果実」となり、英語の「Strawberry」よりもイメージしやすくなっています。見た目の印象から名付けられたといってほぼ間違いないでしょう。
6つのいちごの花言葉
それでは、いちごの花言葉を紹介していきましょう。いちごの花言葉は、実は一つだけではなく6つあります。その6つとは、『尊重と愛情』『幸福な家族』『先見の明』『甘い香り』『甘い乙女心』『あなたは私を喜ばせる』の6つです。それでは、順番に紹介していきます。
いちごの花言葉1『尊重と愛情』
いちごの花言葉はいくつかありますので、順番に紹介していきます。まずは、『尊重と愛情』です。この花ことばは、聖ヨハネと聖マリアから由来しています。昔、いちごはキリスト教において聖ヨハネと聖マリアに捧げられたものでした。このことから、聖ヨハネと聖マリアのシンボルである『愛情』が花言葉として選ばれました。『尊重』は、キリスト教信者の人たちの信仰の強さから由来しています。
いちごの花言葉2『幸福な家族』
2つ目の意味は、『幸福な家族』です。こちらの由来は『尊重と愛情』とは違い、キリスト教とは関係がありません。この花言葉はいちごの成長する様から来ているようで、いちごが茎を次々と伸ばしそれらがたくさんの実をつけることに由来しているといわれています。たくさんの実をつける様子が子孫繁栄をイメージさせ、仲睦じい家族の様子を連想させたのかもしれません。
いちごの花言葉3『先見の明』
いちごの花言葉3つ目は、『先見の明』です。先見の明とは、先を見通す能力や対応能力などの意味であり、優れた能力のことを指します。いちごの花と、その「先見の明」がどうつながるのかというと、西洋ではその昔「いちごの根と葉を入れた水を目につけると視力を回復することが出来る」という話が信じられていたことに由来します。視力が良くなることから、先を見通せるという意味に繋がったのでしょう。
いちごの花言葉4『甘い香り』
続いてのいちごの花言葉は、『甘い香り』です。これは多くの方が想像できると思いますが、いちごの赤い果実から甘い香りが漂う事から由来しています。花というよりは、果実ことばといった方が正しいでしょうか。
いちごの花言葉5『甘い乙女心』
続いてのいちごの花言葉は、『甘い乙女心』です。こちらの花言葉については由来ははっきりとはしていませんが、果実の香りから連想されたのかもしれません。いちごの可愛らしいビジュアルにもぴったりな花ことばと言えるでしょう。
いちごの花言葉6『あなたは私を喜ばせる』
最後の花言葉は、『あなたは私を喜ばせる』です。こちらの『あなたは私を喜ばせる』という花ことばも由来についてははっきりとしていません。由来がはっきりしていなくとも花言葉として存在しているというのは、少しミステリアスな印象を受けます。
英語の花言葉はどんな意味?
植物に花言葉があるのは日本だけではないという事は、前述した通りです。英語ではいちごにいったいどのような花言葉があるのかご紹介しましょう。英語でのいちごの花言葉は「esteen and love(尊重と愛情)」「perfect goodness(完全なる善)」「intoxication and delight(陶酔と歓喜)」という意味があります。日本での花言葉と同じ意味を含んでいることが分かります。
いちごの種類によって異なる花言葉
いちごの花言葉6種類について紹介してきましたが、実はいちごの種類によって花言葉が違っています。同じいちごでも種類によって花言葉が違うというのは面白い事実です。由来がはっきりしている物は少ないのですが、同じいちごという事で『ヘビいちご』、『ふゆいちご』などについての花言葉を紹介していきましょう。
ヘビいちごの花言葉
まずは、へびいちごの花言葉について紹介しましょう。毒性は無いのですが、へびいちごは『ドクイチゴ』とも呼ばれます。花言葉は『可憐』『小悪魔のような魅力』となっています。いちごの花言葉が可愛らしいものが多かったのに対し、『小悪魔のような魅力』と少し違った雰囲気の花言葉となっています。
冬いちごの花言葉
続いては、冬いちごの花言葉の紹介です。花言葉は『尊重と愛情』『未来の予感』『誘惑』となっています。『尊重と愛情』はいちごと同じとなっています。こちらも由来についてははっきりとしていませんが、冬を越し春を迎える様子から、未来への明るい予感を感じたのかもしれません。
ラズベリーとモミジいちごの花言葉
続いては、ラズベリー、モミジいちごの花言葉について紹介します。ラズベリーの花言葉は『愛情』『深い愛』、モミジいちごの花言葉は『いつも愉快』となっています。こちらも由来ははっきりとはしていないのですが、モミジいちごの花言葉は他のいちごの花とは違った雰囲気の花言葉となっています。
家庭菜園でのいちごの花を育て方は?
いちごの花は、上記の花言葉からこれから結婚する人や、すでに結婚している人に贈られることも多いようです。「幸福な家族」などはこれから結婚する人にとってはとても縁起の良い良い花言葉ですし、いちごの花は白くて小さく、とても可愛らしい花です。
出典: http://gahag.net
これから結婚する人に贈ると喜ばれることでしょう。購入したいちごの花をプレゼントするのも良いですが、親しい人などには自分で育てたいちごの花をプレゼントしてみるのはいかがでしょうか?花をもらっても花言葉に詳しくない人はただ「綺麗な花をもらった」ということだけしか伝わらないかもしれません。プレゼントする際には花言葉を書いたカードを添えるなど、さりげなく花言葉の意味も伝えると良いのではないでしょうか。
いちごの花の育て方は簡単?
実はいちごを栽培している人の中には「いちごの花が咲かない」という問題を抱えている人も少なくありません。いちご自体はプランターでも育てることが出来ますし、初心者の方でも育て方はそれほど難しくありません。家庭菜園でも昔ながらの甘酸っぱいいちごを育てることも出来ますし、高級デパートで売っているような、甘くて美味しいいちごの苗も初心者用の品種として売られていたりします。
初心者の人でも簡単に育てることが出来るが故に、育て方の中で間違った事をしてしまうと、それが響いて花が咲かない、という問題が出てきてしまいます。どうしても上手くいかないという人は、もしかしたら簡単なところで躓いているのかもしれません。いちごの花が上手く咲かない、という事態にならないため、いちごの育て方のポイントをチェックしてみましょう。
いちごの花が咲かない理由とは?
それでは、家庭菜園でいちごを栽培している人の中で、いちごの花が咲かない理由について説明していきます。この記事を読んでいるという事は、家庭菜園でいちごを育て方に困っている方も多いかと思います。いちごを栽培している人の中には、なかなか花が咲かないので「花が咲かない状態しか見たことが無い」という人も居る様です。
家庭菜園でいちごが咲かない理由とは、一体どのような理由なのでしょうか?育て方を少し変えてみるといいかもしれません。いちごの花を上手に咲かせるために栽培するには、温度とや肥料など、様々な要因が必要となってきますので栽培するうえで気を付けるべきポイントを順番に見ていきましょう!
いちごの花を咲かせるために『温度編』
いちごの花が咲くように栽培するためには、適した温度とは一体どれくらいなのでしょうか?植物の花というと、寒さに弱いので寒さを避ける必要があるように思いますが、いちごの育て方としては実はこれは間違いで、咲かない原因はここにあるかもしれません。
『2月1日の最高気温の合計が600℃以上になると、桜の花が咲く』という話を聞いたことがあるでしょうか?これと似たような話になるのですが、いちごの花を咲かせるためには低温が足し算される必要があります。大切に栽培しているつもりでも、温かい場所で育ててしまったら寒さが足りず、花が咲かないという事態になる可能性が高くなるわけです。
いちごという植物は『低温』が重要になってくる植物で、温度が高い場所で育てていると花がうまく咲かないという原因にもなります。特に冬などは寒い外に出すのはかわいそうな気もしますが、プランターなどで育てている場合は中に入れず、外で育ててあげるように育て方を変えるようにしましょう。
いちごの花を咲かせるために『肥料編』
温度に続いては、いちごを栽培する際の肥料のについての話です。いちごを家庭菜園で栽培する際、肥料をあげるという人も多いでしょう。植物が良く育つためには、育て方の中で肥料も重要な要素となってきます。しかし、いちごは窒素系の栽培肥料が多いと、花が咲かないということがあるのです。
生育期には窒素を含んだ栽培肥料でも良いのですが、花をつけるためには窒素が邪魔になってくるので寒くなる前には窒素を含んだ栽培肥料をあげるのは止めるようにしましょう。窒素とは逆に、リン酸が多いと花芽形成が促進されるので、育て方の参考にしてみて下さい。いちご専用の肥料などもあるようなのでホームセンターなどで店員さんに育て方などを相談してみるのも良いでしょう。
いちごの花を咲かせるために『日当たり編』
続いては、基本的な話になってきますが、日当たりについての説明です。皆さんもよく知っての通り、植物を栽培するときには日光は非常に大切な要素です。日光に当てることで植物の成長は促進されますので、きちんと日当たりがよい場所に置くというのは、育て方の中で重要なこととなってきます。
「そんなことは分かっているよ」という方でも、時間によっては陰になったりする場合もあるのでもう一度日当たりの良い場所を探してみるなど、置き場所を変えてみると良いかもしれません。
いちごの花を咲かせるために『水やり編』
続いては、水やりについてです。いちごに関わらず、水が不要な場合などを除き植物を栽培している方で水をあげない方はいないと思います。いちごは基本的には水が好きな植物なので水はたくさん上げた方が良いですが、水をやりすぎてしますと根っこが腐ってしまい、いちご全体が駄目になってしまうので、注意が必要です。大事ないちごをきちんと育てるためにも、水をあげる量にも気を付けるようにしましょう。
水をあげるタイミングとしては、回数を多く与えるよりは土の表面が乾いてきたころに水をたっぷりあげる、といった具合が良いようです。基本的なことですが、いちごの花が咲かないという人は、花をきちんと咲かせる育て方には大切なことなので確認しておきましょう。
いちごの花を咲かせるために『ランナーのカット編』
上記の花ことばの箇所でも説明しましたが、いちごという植物はランナーがどんどん伸びていき、そこに子株を付け、「幸福な家族」を連想させるほど多くの実をつける植物です。実がたくさんなるので、ランナーがどんどん伸びていくのは良いことなのですが、あまりそちらに栄養が取られてしまうと、肝心の花や実に栄養が行かなくなってしまうことがあります。
どんどん伸びていくランナーを見ていると良く育っているようでうれしくなってしまいますが、いちごの花をしっかりと咲かせるため、栽培するうえで不要だと思われるランナーはカットしておきましょう。これだけでも花を咲かせる可能性は高くなるはずです。
いちごの花言葉に気持ちを乗せて贈ってみよう
いかがでしたでしょうか?いちごの花は『尊敬と愛情』、『幸福な家庭』といった花言葉を持ち、家庭を持った人に贈るのにはぴったりと言える花です。家庭を持った人への贈り物の他に、寿退社をする人などにも贈られたりするそうです。身近な人でこういった人がいた場合、花言葉を添えて贈ると喜ばれるかもしれません。
出典: https://vokka.jp
家庭菜園のプランターなどでいちごを育てる場合、上手く育ててあげないと花を咲かせてくれない場合があります。「いちごの花を咲かせるには寒さも必要」「窒素が多いと花が咲きづらいことがあり、リン酸は咲かせるには好ましい」
出典: https://wowma.jp
「花を咲かせるには十分な日光、適度な水分が必要」「ライナーが多すぎると栄養をとられてしまうため、余分なライナーは切るようにする」以上の育て方のポイントに気を付け、家庭菜園でもきれいないちごの花を咲かせましょう!