ズッキーニの保存方法と日持ち期間は?買う時の選び方も調査!

夏になるとスーパーでもよく見かける夏野菜の一つ、ズッキーニ。皆さんはこのズッキーニがどんな野菜なのか、知っていますか?そして、このズッキーニをどうやって保存するのがいいのか、また保存した際にどれくらい日持ちするのか、今回はズッキーニについてとことん紹介していきます。購入する時の選び方のコツや様々な保存方法等を知って、これからの献立にぜひ役立ててみてください。

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目次

  1. 1ズッキーニってどんな野菜?
  2. 2美味しいズッキーニの選び方
  3. 3ズッキーニの美味しい食べ方
  4. 4ズッキーニの正しい保存方法
  5. 5ズッキーニを常温で保存
  6. 6ズッキーニを冷蔵保存
  7. 7ズッキーニを冷凍して保存
  8. 8ズッキーニを干して保存
  9. 9ズッキーニの保存期間
  10. 10ズッキーニを調理して保存
  11. 11腐ったズッキーニには注意しよう!
  12. 12ズッキーニを上手に保存して美味しく食べよう

ズッキーニってどんな野菜?


「ズッキーニ」という夏野菜、皆さんはどの程度知っていますか?ズッキーニは、ウリ科カボチャ属の一年生の果菜です。果実の外見はきゅうりに似ていますが、カボチャ(ペポカボチャ)の仲間になります。実が完全に熟すのを待たず、若い間に収穫します。ズッキーニの旬は夏で、日本ではキュウリを一回りほど太くしたような細長い形状のものが主ですが、品種によってはセイヨウナシ型や、球形のズッキーニなどもあります。

原産地は明確に特定されておらず、メキシコの巨大カボチャが祖先種であると考えられています。ヨーロッパには植民活動により16世紀頃もちこまれましたが、本格的に普及が開始したのは20世紀に入ってからだとされています。クセのない味で、他の食材や調味料等とも相性が良く、広く親しまれるようになりました。

ズッキーニには主にカリウム、ビタミンC、βカロテンやビタミンBが豊富に含まれています。カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。ビタミンCには風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。そして、βカロテンやビタミンB群には身体の中での代謝を促進し、アンチエイジングにも貢献してくれます。

身体にも嬉しい栄養素がたっぷり、そして素敵な魅力がたくさん詰まったこの「ズッキーニ」について、ぜひ特徴や保存方法や適切な保存期間を知って普段の食生活に取り入れてみましょう。

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美味しいズッキーニの選び方

美味しいズッキーニの選び方①切り口が新しいものを選ぼう

ズッキーニはカボチャの仲間ですが、カボチャのように寝かせて美味しくなるというタイプではありません。新鮮なうちに食べてしまった方が美味しい野菜です。選び方としては、切った際の切り口が新しい物を選ぶようにしましょう。古くなると実がスカスカになってしまうので、適切な保存方法と保存期間でなるべく早く食べるように心がけましょう。

美味しいズッキーニの選び方②太さが均一なものを選ぼう

そして美味しいズッキーニの選び方で大切な2つ目のポイントは、太さです。ズッキーニを選ぶ際は、なるべく上から下まで太さが均一なもので、表面に傷がなく、艶のあるものを選ぶようにしましょう。また、育ち過ぎて太く大きくなり過ぎた物は味が落ちるといわれています。大き過ぎないものを選ぶようにしましょう。保存する際も扱いやすいです。

美味しいズッキーニの選び方③皮がやわらかくてツヤあり色が濃いものを選ぼう

美味しいズッキーニの選び方で大切な3つ目のポイントは、ズッキーニの皮の表面に傷が無く、適度に皮がやわらかく、ツヤのある色鮮やかであることです。ぜひ皆さんも、スーパーなどで購入する際の参考にしてみてください。

ズッキーニの美味しい食べ方

生で食べても美味しい!

ズッキーニの外見はきゅうりに似ていますが、使い方はナスに近いと思ってください。皮もむかず、そのまま生で食べることができます。含まれている水分も多いので、調味料の味も染み込みやすく、またズッキーニ自体も他の食材の味を邪魔することがありません。

ズッキーニを生のまま丸々1本使ったナムルサラダもおすすめです。鶏のささみと合わせているので、カロリーの心配のないとってもヘルシーなサラダに仕上がります。味付けに鶏ガラスープの素を使うと、しっかりとした味で、満足感を得られるサラダになります。ズッキーニを薄い輪切り状に切ったら塩もみし、加熱して手でさいたささみ、細かく切った赤パプリカを、オリーブオイルと塩と鶏ガラスープの素で味付けしたらで完成です。

焼く

ズッキーニを薄く切ったら、さっと痛めてバターやオリーブオイルと絡めるだけでもおいしく食べられます。ズッキーニの魅力でもある歯触りが残る程度に、焼き過ぎない事がポイントです。そして、チーズとの相性も良いので、一緒にオーブンやトースター等で焼いても美味しく食べることができます。

揚げる

ズッキーニは油との相性も良いので、素揚げはもちろん、フライや天ぷらなど揚げ物にも向いています。かぼちゃと同じように使ってみると、バリエーションも広がります。薄く切ったら野菜チップスのようにしても良いですし、少し厚めに切ったらひき肉等と一緒にはさみ揚げにしても美味しく食べることができます。

煮物にする

ズッキーニは煮物にも使えます。また、味噌汁の具にしても美味しいです。洋食では、イタリア料理やフランス料理にも一般的によく使われていて、トマトで煮たカポナータやラダトイユが有名です。パスタのソース等にして、保存するのもおすすめです。

ラタトゥイユは、冷蔵庫に保存して残ってしまった野菜を片付けるのにも便利です。ニンニクを使っていて、夏バテの時にも重宝し、冷めても美味しいので作り置きに最適。夏よく冷やして食べましょう。鍋にニンニクとオリーブ油を入れて火にかけ、適当な大きさに切ったズッキーニなどの野菜を炒めます。白ワインを振り、トマト、ローリエを入れて蓋をして煮ます。煮汁が多くなってきたら、塩、粗びき黒コショウで味を調えれば完成です。

ピクルスとして

生のまま適当な大きさに切ったズッキーニは、ピクルスにしても美味しく保存することができます。他の夏野菜も一緒に、まとめて作ると、色も鮮やかで食欲の減りがちな夏にもピッタリな保存食になります。野菜嫌いのお子様にもおすすめです。

ピクルス用のお酢を使って、他の野菜も一緒にピクルスを作ると、それだけでも食べやすく、また子供にも喜ばれます。お酒のおつまみにもピッタリです。ピクルスの液は、ピクルス用の酢、水、砂糖を入れてひと煮たちさせ、粗熱が取れたら瓶に移し、バルサミコ酢等を加え、そこに適当な大きさに切ったズッキーニ、赤パプリカ、セロリ等お好みの野菜を一緒に漬け込み、十分に時間を置けば完成です。保存もきくので一石二鳥です。

ズッキーニの正しい保存方法

美味しい夏野菜のひとつであるズッキーニですが、その正しい保存方法を皆さんは知っていますか?ズッキーニは水分量が多く傷みやすい野菜です。間違った保存方法ではすぐに食べられなくなってしまいます。今回は、ズッキーニに適した保存方法や保存期間などを紹介していきます。どんな料理を作るかによっても保存方法の選び方も変わってきます。

ズッキーニにどんな栄養素が含まれているか知っていますか?主に多く含まれているのはカリウム、ビタミンC、βカロテンです。また、つい不足しがちなカルシウムや鉄分も含まれていて、これからやってくる夏の猛暑を乗り切るのに大変頼りになる食材の一つです。栄養がありカロリーも低いズッキーニは、一回の食事で1本使い切ることが難しく、ひとり暮らしや小食の人は、ズッキーニを購入した後の保存方法に工夫が必要です。

正しい保存方法や保存期間をしっかり頭に入れて、どんな料理に使いたいかも購入する際に考えるようにしましょう。これはズッキーニに限ったことではありません。ひとつひとつの食材を深く知ることが、食べ物を粗末にせず、また私たちのためにもなるのです。単純に野菜を買って使うだけでなく、それぞれをどうやって保存したら美味しく長く食べられるのかまで考えるようにしましょう。

ズッキーニを常温で保存

実は、ズッキーニの保存に一番適している保存方法は、常温保存です。夏野菜なだけあって、ある程度の温度に強い野菜です。ですが、一度包丁で切ったズッキーニは冷蔵保存か冷凍保存での保存方法が長持ちしますが、まだ使っていないズッキーニの場合は、常温保存しておくのがおすすめです。

ズッキーニを常温で保存する際にポイントとなるのが、ズッキーニに含まれる水分をどれだけ逃がさずに保存ができるかということです。新聞紙やクッキングペーパーなどで1本ずつズッキーニを包んで保存すると、ズッキーニの水分を逃しにく、長持ちさせることができます。保存している間にも乾燥しやすい野菜なので、新聞紙やクッキングペーパーで包んだズッキーニは、風通しのいい冷暗所に置いて保存しておきましょう。

ズッキーニを冷蔵保存

一度切ってしまったズッキーニは、他の野菜に比べて傷みやすいのが難点で、保存方法にも注意が必要です。その場合は、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。そしてラップをする際には、なるべく空気が入らないようにズッキーニにラップをぴったりとくっつけるようにして保存するのがコツです。少しの手間で美味しく保存できるようになりますので、皆さんも是非試してみてください。

ズッキーニを冷凍して保存

切ったズッキーニを少しでも長く保存しておきたい場合は、冷凍保存がおすすめです。しかし、他の野菜に比べると冷凍保存できる期間は短いので、保存期間に注意が必要です。また、冷凍した状態のまま調理に使えますから、時間がある際に下ごしらえをして冷凍保存しておくと、調理の際非常に便利です。

冷凍保存する場合、その後加熱して料理することを想定して下処理をしていきます。ズッキーニを5mmほどの輪切りや角切りにし、少し固めに仕上がるように、電子レンジで加熱します。それを一度、切ったズッキーニ同士がお互いがくっつかないように並べて冷凍します。凍ったものを保存袋に入れて冷凍保存します。一度加熱処理しているので、料理に使う際は最後に入れて温めればすぐに食べることができて大変便利です。

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ズッキーニを干して保存

子の保存方法は知らない方も多いのですが、ズッキーニは干して保存することもできます。ただし、ズッキーニは水分量が多く、ただカットして天日干しするだけでは完成するより先にズッキーニが悪くなってしまいます。ですので、水分量の多いトマト等と同様、一気に高温で乾燥させる専用の乾燥機か、グリルしてから乾燥させる処理をしてから保存する必要があります。

グリルの場合、ズッキーニを楯に5mmほどの厚さに切り、塩を振って網に乗せ、軽く焼き色を付けます。その後3日ほど天日干しすれば保存できる状態になります。そしてそれを保存する場合は、水分が完全に飛んでない可能性もあるので、フリーザーバッグなどの保存袋に入れ、しっかりと空気を抜いてから冷蔵庫で保存すると安心です。

ズッキーニの保存期間

ズッキーニを常温保存する場合の保存期間

ズッキーニを常温保存する場合、保存期間はおよそ1週間です。しかし、時間が立つと中がスカスカになってしまうので、この保存期間はあくまで目安として、なるべく早く食べるようにしましょう。環境により保湿状態が良ければ2週間くらいもつ場合もあるようですが、保存期間は1週間を目安に考えておきましょう。

ズッキーニを冷蔵保存する場合の保存期間

ズッキーニを冷蔵保存する場合の保存期間はおよそ4~5日が目安ですが、常温保存と同様に、できる限りこの保存期間内に早めに食べることをオススメします。冷蔵庫の野菜室の手前のほうに保存して、保存期間が過ぎてしまわないように注意しましょう。

ズッキーニを冷凍保存する場合の保存期間

ズッキーニの冷凍での保存期間は2週間程度を目安にしましょう。普通の野菜の長期保存方法(数ヶ月)には冷凍保存が良いとされていますが、ズッキーニの場合、冷凍保存でも注意が必要です。ラベルに保存期間をメモするなど、忘れないように注意しましょう。

ズッキーニを調理して保存

ズッキーニが油と相性がいいことは前述しましたので、炒めて保存する方法を紹介します。ズッキーニを好きな厚みで輪切りにして、サラダ油で炒め塩を軽く振っておきます。そしてキッチンペーパーの上に取り出し余分な油を吸わせ、その後バットや皿に重ならないように並べ、急速冷凍します。凍ったズッキーニは冷凍用保存袋などに入れて冷凍庫で保存するようにしましょう。この保存方法は、空気をきちんと抜くことがポイントです。

腐ったズッキーニには注意しよう!

前述しているように、ズッキーニは長期保存が難しく、保存期間に注意が必要な食材です。では、どのような状態になったら食べない方が良いのでしょうか?ズッキーニの正しい保存方法がわかっても、その判断は難しいものです。簡潔に言えば、見た目や匂いが明らかにおかしいと感じたら、それは腐った状態なので食べるのをやめましょう。また、悪臭がしたり、皮が伸びたり変色しているといった状態ももう食べない方が良いでしょう。

ズッキーニは、購入してついうっかり放置しておくとすぐにしなびてしまいます。本当に少ししなびてしまった位であれば問題なく食べられますが、美味しさはやはり半減してしまいます。購入したらなるべく早めに使い切るか、それが難しければ保存方法を工夫してなるべく早めに処理するようにすることがポイントです。保存の工夫が出来れば、その後も美味しく食べることができます。

ズッキーニを上手に保存して美味しく食べよう

今回はズッキーニについて選び方や保存方法・保存期間等詳しく紹介してきました。カレーや炒め物にズッキーニを使うことはあっても、他の料理方法が思いつかなかったという方も多かったかもしれません。またズッキーニはすぐに傷んでしまう食材なので、なおさら購入する機会が少ないかもしれません。しかし、美味しいズッキーニの選び方と正しい保存方法・保存期間を理解していれば、日頃のレシピにもバリエーションが増えます。

また、他の夏野菜と組み合わせてたくさん食べることができれば、身体にも嬉しいことがたくさん。夏はどうしても身体がバテやすく、体力も自分が思っている以上に消耗しています。疲れている時こそ、野菜の力が必要です。バランスよく食材を組み合わせて、身体が喜ぶ食生活を心がけましょう。保存方法や保存期間に注意した上で皆さんのお気に入りの野菜と組み合わせてオリジナルレシピを考えてみるのも良いかもしれません。

ズッキーニの鮮やかなグリーンで、料理に少し加えるだけで食卓が一気に華やかにもなります。ピクルスやラタトゥイユが並べば、食卓のおしゃれ度がアップすること間違いありません。ちょっとしたホームパーティーにも喜ばれます。少しでも美味しく食べられるように保存方法や保存期間なども頭に入れて、これから旬が近づくズッキーニをぜひ皆さんも食卓に取り入れてみてください。

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