鮎は刺身で食べることができる?寄生虫の可能性もあわせて紹介

鮎を刺身にして食べてみたいと思ったことはありませんか。この記事では鮎を刺身で食べる場合の安全性や美味しく食べる方法などを紹介しています。塩焼きのイメージが強い鮎ですが、是非この記事を参考にいつもと違う方法で鮎を楽しんでみませんか。

鮎は刺身で食べることができる?寄生虫の可能性もあわせて紹介のイメージ

目次

  1. 1鮎は刺身で食べることができる
  2. 2鮎の刺身の食感や味わいは?
  3. 3鮎の刺身には寄生虫はいるのか
  4. 4鮎の刺身を美味しく食べる方法
  5. 5鮎の刺身を美味しく食べよう

「鮎は加熱しないと食べられないの?」
「鮎にも寄生虫がいる?」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。


鮎は川に住む魚で、栄養を蓄えている7~9月が最も旬です。
鮎というと川で釣り上げてそのまま串にさして塩焼きで食べるイメージが強いですよね。
塩焼きももちろんいいですが、実は鮎は刺身にしても美味しいんです。


この記事では鮎の刺身についてその味わいや安全性について紹介しています。
鮎は刺身にしても美味しく食べれることや、
生食の際に気になる寄生虫についての知識を得ることができます。


また鮎の刺身をより美味しく食べる方法を最後に紹介しているので、
鮎の食べ方に興味のある方は是非この記事を参考にしてみてください。

鮎は刺身で食べることができる

ご存じない方も多いかもしれませんが、鮎は刺身でも食べることができます。
刺身以外にも調理方法は多数あり刺身以外にも
天ぷらや、鮎ずし、内臓と卵巣の塩辛「うるか」などがあります。


成長段階や季節ごとに味わいが変わり、古くから日本では食用魚として愛されています。
現在では養殖の鮎がリーズナブルに販売されています。


出典:アユ[鮎]|北海道水産林務部水産局水産経営課
参照:https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/ske/osazu/oz01fis/fis014.html

鮎の刺身の食感や味わいは?


淡泊な味ですが脂がのって美味しく、独特なコリコリとした食感が楽しめます。
また刺身にすることで、鮎独特の青々しい香りがより強く感じられます。


刺身を美味しく食べるにはシンプルに三枚おろししたり、「背越し」といって中骨ごと輪切りにして食べる方法もあります。
またカルパッチョや酢で〆ると川魚の臭みが苦手な人でも美味しく食べることができます。

鮎の刺身には寄生虫はいるのか

鮎をはじめ魚を生で食べるときには寄生虫が気になってしまいます。
特に鮎は刺身で食べることがメジャーではないので心配ですよね。


寄生虫がいる魚の刺身を食べると食中毒を起こしてしまうことがあります。
「アニサキス」という寄生虫が有名ですが、これが寄生した魚を生で食べてしまうと胃や腸壁に侵入され激しい腹痛や嘔吐などの症状がみられるようになります。


特に天然の魚や鮮魚をまるごと買った場合には特に注意しなければなりません。
それでは鮎の刺身にも寄生虫はいるのでしょうか。


出典:魚に寄生するアニサキスは、どのような食中毒を起こすのですか?【食品安全FAQ】|東京都福祉保健局
参照:https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kenkou/anzen/food_faq/chudoku/chudoku13.html

天然の鮎には横川吸虫という寄生虫がいる可能性がある

天然の鮎には「横川吸虫」と呼ばれる寄生虫がいる可能性があります。
横川吸虫は鮎やウグイ、シラウオなどの淡水魚で主に見られ、小さいため肉眼ではなかなか見つけることはできません。


摂取してしまった場合、寄生している数が少量であれば自覚症状がない場合が多いですが多数が寄生していれば腹痛や下痢などの症状がみられることがあります。


横川吸虫が寄生した刺身を食べること以外にも、調理の際にまな板やふきんによって二次感染することもあるので天然の鮎を自宅で扱う場合は注意が必要です。


出典:横川吸虫(Metagonimus yokogawai)|東京都福祉保健局
参照:https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/musi/06.html

寄生虫について養殖の鮎は心配がない

天然の鮎には横川吸虫に気を付けないといけませんが、
養殖の鮎についてはその心配はいりません。


その理由は養殖の場合は河川ではなく地下水を使った池の中で鮎を育てているからです。
川の水に生息している寄生虫に感染する心配はほぼありません。


現在では天然のものよりも養殖の鮎の方が多く出回っているため、横川吸虫の被害はほとんど報告されていないようです。
お店で鮎を購入する際には天然か養殖かを確認してから購入することをおすすめします。

鮎の刺身を美味しく食べる方法


養殖の鮎は寄生虫の心配がないということがわかり安心しました。
鮎の刺身を美味しく食べるポイントは釣ったときと捌くときにあります。


もし鮎を釣って食べる場合は釣ってすぐ水の中に入れるとより早く傷んでしまうため、直接水に触れないよう鮎を袋に入れ細かくした氷で包んで保管するようにしましょう。


また捌く際には血抜きと神経締めを必ずしましょう。
血が残っていると臭みの原因になります。また血抜きのあと神経締めをすることで鮎の鮮度を保つことができます。

鮎の刺身を美味しく食べよう


鮎の刺身について基本的な情報や安全性について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
焼いたときとはまた違った楽しみ方ができるので1度は是非食べてみたいですよね。


しかし天然のものは寄生虫の危険が少なからずあるため、魚を捌くのに慣れていない方は
なるべく鮎の刺身を提供しているお店で食べるのがいいでしょう。

鮎は塩焼きもいいですが、機会があれば是非刺身で食べてみてください。

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