「ロース」と「肩ロース」の違いを詳しく解説!合う料理と豚肉の選び方も

「ロース」と「肩ロース」の違いについて解説します。豚のロースと肩ロースの特徴や部位、栄養成分など、それぞれの違いを詳しく説明します。脂身や肉の色など、新鮮な豚肉を選ぶポイントも紹介!肩ロースとロースに合う料理もまとめています。

「ロース」と「肩ロース」の違いを詳しく解説!合う料理と豚肉の選び方ものイメージ

目次

  1. 1「ロース」と「肩ロース」に味を食感の違いあるのか?
  2. 2ロースと肩ロースの違い
  3. 3ロースと肩ロースに合う料理と豚肉の選び方
  4. 4ロースと肩ロースの違いや特徴を知って料理に活用しよう

「ロース」と「肩ロース」に味を食感の違いあるのか?

豚ロース肉

豚肉にはバラ肉や細切れ肉など、さまざまな種類があります。中でもロースと肩ロースは似た名前ですが、違いはどこにあるのでしょうか?

本記事では、ロースと肩ロースの違いや、それぞれの特徴をまとめています。適した料理も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

ロースと肩ロースの違い

違い①部位

まな板に乗った豚肩ロース肉

ロースは豚の背中に位置する部位で、背骨の両側にあります。背中よりも肩側に位置しているのが、肩ロースです。

2つの部位は隣り合っていますが、まったくの別物になります。また、肩ロースの隣には、「肩」という部位もあります。これも種類が違うため、気をつけましょう。

違い②食感

豚ロースの焼肉

豚ロースはきめ細かい肉質が特徴で、柔らかく食べやすい食感です。赤身と脂身のバランスが良いため、料理に使いやすい部位です

肩ロースは筋肉の繊維が細かく、さらに柔らかい食感となります。ただ、加熱すると、筋っぽくなるというデメリットもあります。筋が気になる場合は、調理前に筋切りすると良いでしょう。

違い③味

網で焼いている豚の肩ロース肉

ロースは旨味が凝縮されているため、豚の旨味を味わいたいときに最適です。適度に脂が乗っているため、脂の旨味もしっかりと感じられます。

肩ロースはさらに脂が多めで、コクのある味わいを楽しめます。濃厚な料理を作るときは、肩ロースを使用すると良いでしょう。

違い④カロリーと栄養成分

豚ロース肉

ロースと肩ロースの栄養成分を比較すると、数値に大きな差はありません。カロリーとたんぱく質は、ロースのほうがやや多めです。糖質は両方ともほとんど含まれていないため、糖質制限中でも安心して食べられます。

どちらの部位にもビタミンB1が多く、疲労回復に役立ちます。亜鉛も豊富ですが、含有量は肩ロースのほうがやや多めです。亜鉛はビタミンAを活性化するため、ビタミンAが多い食材と合わせるのがおすすめです。

100g当たりの栄養成分
  ロース 肩ロース
カロリー 263kcal 253kcal
たんぱく質 19.3g 17.1g
脂質 19.2g 19.2g
糖質 0.2g 0.1g
ビタミンB1 0.69mg 0.63mg
亜鉛 1.6mg 2.7mg

違い⑤値段

豚肩ロース肉の塊

ロースは100g当たり約258円で、肩ロースは100g当たり238円程度です。大きな違いはありませんが、20円ほど肩ロースのほうが安くなります。

販売店にもよりますが、一般的にはロースのほうが値段は高めです。ただ、豚肉の他の部位に比べると、どちらも高値であることに変わりはありません。

ロースと肩ロースに合う料理と豚肉の選び方

肩ロースとロースに合う料理

豚ロースのとんかつ

肩ロースはこってりとした仕上がりになるため、煮込み料理などに使いやすい部位です。もちろん、とんかつや生姜焼きに使っても良いでしょう。脂身が網目のように広がっているため、あらかじめ叩いたり筋切りするのがおすすめです。

他にも炒め物や揚げ物など、いろいろな料理に活用することができます。ロースはあっさりとした特徴を活かし、焼き物や炒め物に利用すると良いでしょう

厚切り肉であればソテーやとんかつ、薄切り肉であればしゃぶしゃぶや生姜焼きに適しています。旨味が強いため、ハムやチャーシュー作りにもおすすめです。

美味しい豚肉の選び方

パックに入った豚ロース肉

スーパーなどで豚肉を選ぶ際は、ツヤがあってみずみずしい商品を選びましょう。脂身は新鮮であるほど、白くてツヤのある色をしています。脂身が変色したりくすんでいる肉は、すでに劣化が進んでいる状態です。

肉、脂身とともに、色ツヤをしっかり確認しましょう。また、ドリップが出ていないかどうかも、重要なポイントです。ドリップが出ている肉は、パサついたりくさみが出たりします。肉だけでなく、ドリップの有無も確認してみてください。

ロースと肩ロースの違いや特徴を知って料理に活用しよう

皿に乗った豚ロース肉

ロースと肩ロースは名前が似ていますが、それぞれ違う部位の肉です。特徴も異なるため、食感や味にも違いが出ます。

両方の肉の特徴をつかんでおくと、適した料理に使い分けることができます。自分の好みも踏まえつつ、それぞれに合った料理に活用しましょう。

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