2022年05月10日公開
2024年05月21日更新
嫌いな食べ物ランキングを大人と子供にわけて紹介!克服する方法も
嫌いな食べ物ランキングを大人と子供に分けて一挙紹介します。嫌いな食べ物の年代別の特徴と、苦手な食べ物を克服する方法も詳しく解説。どのような食材が嫌いな食べ物ランキングにランクインしているのか、ぜひ確認してみてください。
目次
嫌いな食べ物ランキングを一挙紹介!
子供の頃、給食に嫌いな食べ物が出て、苦労したという人も多いでしょう。年齢とともに嫌いな食べ物が少なくなったという人がいる一方で、子供の頃と変わらず、苦手な食材があるという大人もいます。
そこで本記事では、嫌いな食べ物をランキングにして一挙紹介します。大人と子供に分けて嫌いな食べ物を紹介していますから、どのような食材や料理がランクインしているか比較してみてください。
また、大人と子供で、なぜ嫌いな食べ物に違いがあるのかも解説しています。嫌いな食べ物を克服する方法も併せて、ランキングを参考にしてください。
嫌いな食べ物ランキング【大人編】
大人にも嫌いな食べ物や苦手な食べ物はあります。大人はどのような食べ物が嫌いなのか、自分の嫌いな食べ物はランクインしているのか、ぜひ確認してみてください。
第10位:きゅうり
きゅうりが苦手という大人の中には、「青臭い」「臭いが苦手」という意見が多くあります。確かにきゅうりには独特な青臭さがあるため、苦手に感じるという人も多いでしょう。
世界一栄養がないとギネス認定されているきゅうりですが、全く栄養がないわけではありません。低カロリーでありながら、カリウムや食物繊維を含むヘルシーな野菜です。
第9位:レーズン
レーズンは、ぶどうを乾燥させた食材です。お菓子やアイスクリームなど、スイーツに使われることが多いレーズンも、嫌いな食べ物にランクインしています。「味が嫌い」「食感も見た目も嫌い」といった理由で、レーズンを嫌いな食べ物に挙げる大人が多いようです。
確かにレーズンは、独特の風味と食感があるため、苦手と感じる大人も多いでしょう。子供の頃、給食で食べたレーズンパンが嫌いで、大人になっても克服できずにいるという意見もありました。
第8位:セロリ
シャキシャキした食感と、独特の香りを持つセロリが苦手という人も多いでしょう。セロリ独特の風味の正体は、アピインというポリフェノールです。この風味を嫌う人が多いのですが、上手に活用すると料理を美味しくしてくれます。
西洋では昔から、肉の臭み消しにセロリが使われてきました。また、スープや煮込み料理に使うことで、香りもよくなります。セロリが苦手という人は、少量を料理に取り入れると食べやすいでしょう。
第7位:うに
高級食材としてお馴染みのうにですが、味や食感が苦手という人も多くいます。「見た目が気持ち悪い」「磯の臭いが苦手」「食感が苦手」といった意見が挙がっています。
見た目の印象が良くないため、食わず嫌いという人も多いでしょう。好きな人にとってはたまらない、とろけるような舌触りも、嫌いな人にとってはマイナスの要素となっているようです。
第6位:春菊
春菊は、強い香りと苦味が特徴的な野菜です。強い香りの正体はペリルアルデヒドという成分で、胃腸の調子を整えたり、免疫力を高める効果があります。βカロテンやビタミンC、鉄分、葉酸といった栄養成分の含有量は、緑黄色野菜の中でもトップクラスです。
鍋料理に欠かせない春菊ですが、好き嫌いが大きく分かれる食材でもあります。大葉種はクセが少ない品種であるため、苦手な人は試してみると良いでしょう。
第5位:牡蠣
海のミルクと称されるほど栄養価が高い牡蠣ですが、その味と食感が嫌いだという大人も多いでしょう。好きな人にとっては美味しいと感じられる味も、嫌いな人にとっては「生臭い」「磯臭い」と感じてしまうようです。
また、少しグロテスクな見た目と、ぶよっとした食感も苦手と感じる要因のひとつです。中には、好物だったが、食あたりしたことで苦手になったという人もいます。食中毒になった人の中には、トラウマとなり、見るのも嫌だという人もいるようです。
第4位:みょうが
みょうがといえば、そうめんや冷奴の薬味としてお馴染みの野菜です。爽やかな香りと風味が美味しいみょうがですが、この味が嫌いだという人が多いようです。
みょうがを嫌いな理由としては、「苦味がある」「えぐみがある」「臭いが強い」という声があります。確かにみょうがはわずかな量でも、風味が口いっぱいに広がります。嫌いな人にとっては、存在感が強すぎる食材といえるでしょう。
第3位:ゴーヤ
夏が旬のゴーヤは、苦い食べ物の代表ともいえる野菜です。苦味はかなり強く、子どもはもちろん、大人にとってもハードルが高い食材といえます。
ゴーヤの苦味を和らげるには、丁寧に下処理することが重要です。薄切りした後、塩や砂糖で揉み、出てきた水分を絞ることで、苦味を和らげることができます。
第2位:レバー
レバーの食感と血生臭さ、グロテスクな見た目が苦手だという人も多いでしょう。鉄分を豊富に含むレバーは、美容や健康に良い食材ではありますが、苦手と感じる要素を多く含んでいます。
さらに、クセのある味だけでなく、調理に手間がかかる点もマイナスポイントです。自宅で料理しても、お店のように美味しく仕上がらないという意見もあります。
第1位:パクチー
エスニック料理に欠かせないパクチーですが、好き嫌いが大きく別れる食材です。パクチーが嫌いな人にとっては、独特の風味が、まるでカメムシの臭いのように感じられるようです。
生では香りが強いパクチーも、乾燥させることで食べやすくなります。最近人気のスパイスカレーに使われていることも多いため、知らないうちに口にしているかもしれません。
嫌いな食べ物ランキング【子供編】
子供が嫌いな食べ物ランキングには、どのような食べ物がランクインしているのでしょうか?大人の嫌いな食べ物ランキングとの違いも、ぜひチェックしてみてください。
第10位:ねぎ
ねぎは、薬味としても、鍋や味噌汁、炒め物の具材としても活躍する、食卓になくてはならない野菜です。麺類に、刻みねぎをたっぷりトッピングして食べるという人も多いでしょう。
大人には人気のねぎですが、風味や食感が嫌いだと感じる子供は多いようです。しかし、大人になって好きになったという意見も多いです。今は嫌いな食べ物だとしても、そのうち食べられるようになる可能性が高いでしょう。
第9位:アスパラガス
アスパラガスの青臭さやほのかな苦味が、子供に嫌われる要因となっているようです。アスパラガスの苦味はそれほど強くはありませんが、味覚が敏感な子供にとっては、食べにくいと感じられるのでしょう。
アスパラガスは、新鮮で太い方が美味しいといわれています。また、鮮度が落ちやすいため、購入後は早めに食べ切るようにしましょう。
第8位:ごぼう
和食に欠かせないごぼうですが、根菜類特有の風味が子供に嫌われる要因です。また、えぐみを感じたり、食感が嫌いだと感じる子供も多いようです。
食感が苦手な場合は、薄く削ぐと食べられるケースもあります。また、しっかりアク抜きすることで、えぐみを軽減することも可能です。
第7位:魚料理
肉は大好きでも、魚料理が苦手だと感じる子供は多くいます。特に、焼き魚や煮魚が嫌いだという子供は多いでしょう。しかし、寿司や刺身は大好物だという子供も多くいます。
子供が魚嫌いな理由は、味ではなく、骨が多いからだといわれています。「上手に骨が取れない」「食べるのが面倒」といった理由で、魚料理に苦手意識をもっている子供が多いようです。
第6位:グリーンピース
料理の名脇役であるグリーンピースも、子供の嫌いな食べ物ランキングにランクインしています。料理の主役になることは少ないですが、一粒でも邪魔だと感じる子供は多いようです。
「青臭い」「皮が残る」「食感が嫌い」といった理由で、料理から取り除かれてしまうこともあります。味や食感が嫌いだという意見が多いですが、冷凍ではない、生のグリーンピースの美味しさは格別です。
3〜5月頃に出回るグリーンピースは、ほくっとした食感と甘さを感じることができます。冷凍とは別物であるため、旬を迎えたグリーンピースであれば、食べられる可能性もあります。
第5位:にんじん
にんじん独特の青臭さと甘さが、苦手だと感じる子供が多いようです。加熱すると食感が柔らかくなる点も、嫌われる要因のひとつです。
人参はそのままではなく、すりおろしたり、刻むこととで食べやすくなります。パンケーキやキャロットケーキなど、お菓子に利用するのもおすすめです。
第4位:トマト
トマトの酸味と、グニャっとした食感が苦手だと感じる子供は多くいます。「皮は硬いのに中が柔らかい」「噛んだ瞬間中身が飛び出してくる」といった意見からも分かるように、皮と中身のギャップが嫌われる要因となっています。
しかし、トマトは工夫することで美味しく食べられる食材です。パスタやピザソースにすることで、子供も美味しく食べられるでしょう。
第3位:なす
なすは、和食にも洋食にも中華にも使える万能野菜です。しかし、その味や柔らかい食感が嫌いだという子供は多いです。中には、「紫色をした見た目自体が好きではない」といった意見もあります。
「小さな種が気持ち悪い」「硬い皮が口に残る」といった意見もあり、嫌われる原因はさまざまです。食感が気になる場合は、皮を剥いて刻むと食べられるケースもあります。
第2位:しいたけ
しいたけは味や香りにクセがあるため、苦手だと感じる子供が多いようです。さらに、「かさの裏のひだが気持ち悪い」「食感が嫌い」といった、味以外の理由も嫌われる要因です。
きのこ類の中でも、特にしいたけに苦手意識を持っている子供は多いです。味の主張も強く、料理に隠して加えても、すぐにわかるといった意見もありました。
第1位:ピーマン
ピーマンは苦味が強く、さらに青臭さも感じられるため、多くの子供が苦手としています。調理しても苦味が残ることから、子供にとってはハードルが高い野菜といえるでしょう。
しかし、この苦味も慣れてくると、食べられるようになることがほとんどです。年齢が上がると克服できることも多いため、無理をして食べる必要はありません。どうしても苦手な場合は、少量を料理に混ぜると食べやすくなります。
嫌いな食べ物の年代別の特徴
嫌いな食べ物ランキングにランクインしている食材は、大人と子供で大きく違います。大人と子供の嫌いな食べ物の特徴と、なぜ違いがあるのか解説していきます。
大人が嫌いな食べ物の特徴
大人が嫌いな食べ物ランキングには、子供時代に食べる機会があまりない食材が多くランクインしています。ランキング7位のうにや5位の牡蠣は、大人になって初めて口にしたという人も多いでしょう。
大人になって初めて食べて苦手になったというパターンが多いため、大人と子供のランキングには違いがあります。逆に、嫌いな食べ物を克服し、大人になって食べられるようになったというパターンもあるでしょう。
子供が嫌いな食べ物の特徴
小さな子供の味覚は、母乳が基準だといわれています。母乳のように甘い味を本能的に好むため、苦味や酸味が強い食材を嫌うという特徴があります。また、味以外にも、食感や見た目、色で食べることを警戒しているパターンも多いです。
子供が嫌いな食べ物ランキングを見ると、苦味やクセの強い野菜が多くランクインしています。しかし、年代が上がるにつれて、本能的に避けていた食材も食べられるようになってくるでしょう。
大人と子供で嫌いな食べ物が違う理由
私たちは舌にある味蕾によって味を感じていますが、この味蕾は大人になると子どもの3分の1ほどに減少します。つまり子どもは大人の3倍の味蕾を持っているということですから、味覚感度も大人の3倍ということになります。
味を感じる味蕾は、大人になると徐々に減少します。子供は大人の3倍もの味蕾をもっているため、味には敏感です。さらに、苦味や酸味のある食材は、毒が入っていたり腐敗していると感じるため、本能的に避ける傾向にあります。
大人になると味蕾が減少することに加えて、酸味や苦味も腐敗や毒ではないと学習するため、食べられるようになってきます。そのため、子供と大人の嫌いな食べ物ランキングに違いが出るのです。
嫌いな食べ物を克服する方法
嫌いな食べ物は無理をして食べる必要はありませんが、好き嫌いを減らしたいと考える人も多いでしょう。嫌いな食べ物を克服するにはコツがあります。どのように克服すれば良いのか、3つの方法を紹介します。
方法①少ない量から試してみる
嫌いな食べ物を克服するには、まずは少量から食べてみましょう。また、形や食感がわからないよう細かく刻んだり、調理を工夫するのも克服するためのポイントです。
しかし、少量でも味が強い食材に、この方法は向きません。香りやクセが少ない野菜で、少しずつ試してみましょう。
方法②食材に興味を持つ
好き嫌いが多い子供の場合、食材に興味を持つことで食べられるようになる可能性があります。食材にどのような栄養があるのか、一緒に調べてみるのも良いでしょう。
また、栽培方法を調べたり、実際に育ててみることで愛着を持つこともあります。自分で調理することで克服できることもあるため、親子で料理に挑戦するのもおすすめです。
方法③好きな食材と組み合わせてみる
嫌いな食べ物単体で食べられない場合は、好きな食べ物と組み合わせることで克服できる可能性があります。好きな料理や味が濃い料理と組み合わせるのが、おすすめの方法です。カレーやパスタソースに混ぜるなど、工夫してみましょう。
ここで注意しなければならないのは、決して無理をしないということです。無理をして好きな食べ物まで嫌いになっては、元も子もありません。様子を見ながら、美味しい組み合わせを探してみてください。
嫌いな食べ物ランキングは大人と子供で違いがある
ランキングを見比べると分かるように、大人と子供では、嫌いな食べ物に違いがあります。子供の頃嫌いだった食べ物も、大人になると好きになることも少なくありません。
無理をすると苦手意識が出て、トラウマになることもあります。調理を工夫することで食べられるケースもあるため、無理をせず、少しずつ挑戦してみてください。