2022年04月22日公開
2024年11月22日更新
マッシュルームの石づきはどの部分?取り方や下処理方法・レシピも紹介
マッシュルームの石づきについて解説します。マッシュルームの石づきは軸のどの部分か、食べることができるのかも詳しく説明!石づきの取り方や下処理方法、マッシュルームのおすすめレシピも紹介するため、料理に活用して美味しく食べてください。
マッシュルームの石づきは食べられる?
マッシュルームは、豊かな風味と香りが特徴のきのこです。低カロリーで栄養価も高く、ダイエットにも良い食材として人気があります。生でも食べることができるため、料理のバリエーションも豊富です。
この記事では、マッシュルームの石づきは食べられるのか、軸のどの部分なのかを解説します。マッシュルームの選び方やおすすめのレシピも紹介するため、美味しく料理をして旨味を堪能してください。
マッシュルームの石づきはどの部分?
マッシュルームの石づきは先端の黒い部分
きのこの石づきは、軸の根元にある黒い部分です。ここは地面や木に付いている部分で、硬くて食べられないため取り除きます。
自生のマッシュルームの石づきは、軸の先端から1cmくらいの黒や茶色の部分です。硬くて土が付いていることが多いため、取り除いてから料理します。
石づきの周辺に、黒いカビのようなものが付いていることもあります。これは栽培に使われる土です。体に害はなく、取り除けば食べても問題ありません。
石づきがない場合もある
市販のマッシュルームは、ほとんどが栽培されたものです。中には、石づきがないタイプもあります。この場合は、軸をそのまま食べることができます。
また、石づきが付いているマッシュルームでも、取り除いて販売されていることが多いです。取り除いた場合は、切り口が茶色くなっていることがあります。切り口部分は切り落として、残りは軸ごと料理に使用しましょう。
マッシュルームの石づきは食べることができる
マッシュルームの石づきは硬いため、通常は取り除きますが、毒性はありません。したがって、食べることはできます。石づきには旨味や甘味があり、硬さを和らげるため薄くスライスしたり、加熱調理して食べると良いでしょう。
土やゴミが付いているときは水洗いをせずに、キッチンペーパーなどで拭き取って料理に使います。
まれに、白い綿のようなものが付着しています。これは、期中菌糸といわれる体に害のない菌です。毒性はないため、料理をして食べても問題ありません。
マッシュルームの石づきの取り方と下処理方法
マッシュルームの選び方
マッシュルームを選ぶとき、まずカサに傷が付いていないか、開いていないかを確認します。パックに入っている場合、水滴が付いていないこともポイントです。黒や赤に変色しているものは、避けましょう。
カサの表面がツルツルで艶があり、みずみずしく全体がふっくらしていて、弾力のあるものが新鮮です。カサがヌルヌルしているもの、カサと軸との隙間が広がっているものは、鮮度が落ちています。
生で食べることが多いホワイト種は、軸が太くて短いものや、切り口が茶色でないものがおすすめです。
成熟して最も旨味があるときは、カサの裏側にあるヒダが黒みがかり、大きくなります。鮮度が落ちるとカサ自体が黒くなるため、ヒダのみが黒くなっているかどうかを、見極めましょう。
石づきの取り方と下処理方法
マッシュルームの石づきは、食べても大丈夫です。硬くて取り除く場合は、軸の先端から1cmくらいの部分を切り落とします。
下処理で重要なポイントは、水洗いしないことです。水洗いをすると香りや風味が落ちてしまい、食感も悪くなります。汚れが気になるときは、濡れたキッチンペーパーなどで、拭き取る方法がおすすめです。
どうしても取れない場合は、汚れの部分のみに流水をかけて処理します。処理後はしっかり水気を拭き取ってから、料理をしてください。
マッシュルームのおすすめレシピ
マッシュルームのアヒージョ
【材料】
- マッシュルーム:10個くらい
- オリーブオイル:大さじ3
- にんにく:1片
- 赤唐辛子:1個
- 白ワイン:大さじ1
- 塩:少々
- コショウ:少々
- パセリ:少々
【作り方】
- スキレット鍋にオリーブオイルを入れます。
- 1ににんにくと赤唐辛子を入れ、弱火にかけます。
- にんにくの香りが出たら取り出し、中火にして油を沸かします。
- 3にマッシュルームを丸ごと入れ、火を少し弱めます。
- 4に白ワインを回し入れます。
- 5にアルミホイルをかけます。
- しんなりしてきたら、塩とコショウで味を整えます。
- パセリを散らして完成です。
マッシュルームを丸ごと使ったアヒージョのレシピです。時間がないときは、半分にカットすると早く火が通ります。加熱によって旨味が増すブラウン種を使うのが、おすすめです。
スキレット鍋がない場合は、深めのフライパンを使います。オリーブオイルに旨味や香りが移っているため、残ったオイルはパスタなどに活用しても良いでしょう。
マッシュルームスープ
【材料】
- ブラウンマッシュルーム:90g(8個分)
- 牛乳:250cc
- 塩:2g
- オリーブオイル:少々
- 生クリーム:少々
【作り方】
- ブラウンマッシュルーム7個を薄くスライスします。
- 鍋にオリーブオイルを入れ、火をつけて温めます。
- 1を入れて、弱火で炒めます。
- しんなりとしてきたら、塩少々を入れます。
- 味見をして、塩で味を整えます。
- 5に牛乳を回し入れます。
- さらに生クリームを加えます。
- 7の鍋を少し斜めに傾けて、グラインダーでかき混ぜます。
- ふわふわの泡が立ってきたらグラインダーをとめ、しゃもじでかき混ぜます。
- 味見をして塩を加え、さらにかき混ぜて完成です。
マッシュルームを使ったスープのレシピです。味わいや香りが濃厚なブラウン種を使うと、さらに美味しく仕上がります。
弱火でしんなりするまで炒めるのが、ポイントです。グラインダーがない場合は、滑らかになるまでミキサーにかけてください。食べる直前に、オリーブオイルをかけてコクを出すのもおすすめです。
ホワイトマッシュルームのサラダ
ホワイトマッシュルームを使ったサラダのレシピです。ホワイト種は味わいが上品で、生で食べるのに適しています。ハリがあって新鮮なものを選びましょう。
オリーブオイルとチーズをかけるだけで簡単にできて、おしゃれなサラダです。シャキシャキとした食感を楽しめます。
マッシュルームのホイル焼き
マッシュルームのホイル焼きのレシピです。アルミホイルに包むことで、旨味や甘味が凝縮されます。
中に詰める具材は、残り野菜や肉、魚介類など、さまざまな食材で楽しめるでしょう。栄養バランスにも優れているため、おすすめの料理です。
マッシュルームの石づきは食べても問題ない
マッシュルームは芳醇な香りや味わいを持ち、歯ごたえや見栄えも良いため、人気の食材です。また、マッシュルームの品種によっては、生で食べることができるため、さまざまなアレンジ料理を楽しめます。
石づきは食べても問題はなく、旨味や甘味を味わえます。ただし、硬いため料理の仕方に工夫が必要です。ぜひ、本記事のレシピを参考にして、石づきの付いたマッシュルームを、美味しく食べてください。