2022年03月29日公開
2024年11月21日更新
鶏ハムの保存方法を徹底解説!日持ち期間やおすすめアレンジレシピも
鶏ハムの保存方法を解説します。鶏ハムの保存方法と日持ち期間を、冷蔵や冷凍などのケースに分けて詳しく説明!鶏ハムの特徴や基本的な作り方も、紹介します。鶏ハムを利用したアレンジレシピも載せているため、ぜひ一度作ってみてください。
目次
鶏ハムの保存方法を解説!
鶏むね肉は加熱するとパサつきがちで、美味しく料理するのが意外と難しい食材です。しかし、低温調理をすることで、しっとりとした美味しい鶏ハムを作ることができます。
何かと便利な鶏ハムですが、市販のハムと違って日持ち期間は長くありません。本記事では、手作りの鶏ハムの日持ち期間や、正しい保存方法を解説します。簡単なアレンジレシピも紹介しているため、使い道に迷ったときの参考にしてください。
鶏ハムはどのような料理?
鶏むね肉をハム状にした料理
鶏ハムとは、鶏のむね肉を使ったハム状の料理のことです。以前、ネットの掲示板でレシピが公開され、テレビでも取り上げられたことがあります。安いむね肉が美味しく食べられるため、主婦の間でも人気がある料理です。
当時公開された鶏ハムのレシピは、はちみつと塩コショウを使って、冷蔵庫で2日間寝かせるものでした。現在では多くの人が、さまざまなレシピを公開しています。時短で簡単に作れる鶏ハムもあるため、作りやすいレシピを参考にしてみると良いでしょう。
この鶏ムネ肉はとってもリーズナブルで且つヘルシーですよね。
ちょっとパサパサ感がありますが、そこは砂糖を使うことで解消されます。鳥ハムは手作りハムだから、添加物の心配もありません。
鶏ハムの基本レシピ
【材料】
- 鶏むね肉 1枚
- 塩 適量
- 砂糖 適量
【作り方】
- 鶏肉の余分な皮を切り落とし、観音開きにしてフォークで穴を空けます。
- 両面に塩と砂糖をまぶし、手で叩くようにして味をなじませます。
- 鶏肉の尖った部分から、くるくると巻きます。
- ラップで空気が入らないように包み、両端をねじって止めます。
- もう一度ラップで包んで両端を結び、さらにアルミホイルで包みます。
- 沸騰したお湯に5を入れて、火を止めてフタをして30分置きます。
- 鶏肉を取り出し、氷水で急速に冷やします。
- 食べやすい大きさにカットしたら完成です。
砂糖と塩だけで作れる、簡単な鶏ハムのレシピです。ラップの上からアルミホイルで包むと、保温性が上がり熱の通りも良くなります。皮はついたままで大丈夫ですが、苦手な場合は取ってもかまいません。
ぬるま湯に長時間浸けてしまうと、雑菌が繁殖しやすくなります。鶏ハムはお湯の中に放置したままにせず、30分経ったら必ず氷水や冷蔵庫で、冷やすようにしましょう。
美味しく作るポイント
鶏ハムを美味しく作るポイントは、加熱しすぎないことです。中まで火を通すことは大事ですが、加熱しすぎると鶏肉がパサパサになってしまいます。火の通りが心配な場合は、鶏肉をあらかじめ常温に戻しておくと良いでしょう。
鶏肉の温度を上げておくことで、中まで火が通りやすくなります。また、あらかじめ鶏肉にフォークで穴を空けるのも、大事なポイントです。穴を空けると火が通りやすくなるだけでなく、下味が染み込みやすくなります。
砂糖は塩よりも味が入りにくいため、砂糖を先にまぶすのも、ポイントのひとつです。砂糖と塩は下味をつけると同時に、鶏肉をしっとりとさせる効果もあります。
ラップは1枚だけだと、しっかり成形できないことがあります。ラップは二重にして、空気が入らないようにきつく巻きましょう。
鶏ハムを冷凍で保存する方法
冷凍保存の方法
食べ切れなかった鶏ハムは、冷凍することで長期間保存できます。まずは食べやすい大きさにカットしたハムを、空気が入らないようにラップで包んでください。ハムを包んだら、ジッパー付きの保存袋に入れます。
ハム同士が重ならず、平らになるようにして入れるのがポイントです。入れたら空気を抜いて封をし、冷凍庫で保存しましょう。
密閉容器でも保存できますが、ハムが空気に触れると風味が悪くなります。可能であれば、空気を抜くことができる、保存袋を使うのがおすすめです。
冷凍保存の期間
冷凍保存した鶏ハムは、2〜4週間程度日持ちします。ただ、外気温や保存状態によっても、日持ち期間は変わります。
防腐剤や保存料が入っているわけではないため、冷凍したからといって過信は禁物です。劣化が進まないうちに、早めに食べ切るようにしましょう。
冷凍した鶏ハムの解凍方法
冷凍した鶏ハムは、自然解凍で食べるのがおすすめです。流水解凍をしてしまうと、雑菌が繁殖する危険があります。食べる前日に冷蔵庫にうつし、ゆっくりと解凍してください。
また、電子レンジで解凍すると、閉じ込めていた肉汁や旨味が、逃げ出してしまいます。加熱ムラも起きやすくなるため、電子レンジは使わないほうが良いでしょう。
鶏ハムを冷蔵で保存する方法
冷蔵保存の方法
鶏ハムを冷蔵保存するときは、カットせずに丸ごと保存するのがおすすめです。カットしてしまったものは、冷凍と同じようにひとつずつラップで包みましょう。
ラップで包んだら、密閉容器や保存袋に入れて保存します。次の日にすぐ食べる場合は、ラップで包まずに密閉容器に入れるだけでも大丈夫です。
冷蔵保存の期間
冷蔵保存した鶏ハムの日持ち期限は、上手に保存しても2〜3日が限度です。丸ごとでもカットしたものでも、日持ち期間に変わりはありません。冬であれば3日ほど保存できますが、暑い時期は2日を目安に食べきったほうが良いでしょう。
鶏ハムは常温で保存できる?
鶏ハムは常温保存に向いていない
手作りの鶏ハムは、市販のハムのように保存料などが、含まれていません。塩分量も少ないため、常温では雑菌が繁殖しやすくなります。食中毒の危険があるため、常温では保存しないようにしましょう。
作ってからすぐに食べない場合も、一度冷蔵庫に入れておくほうが安心です。特に気温が高い時期は、鶏ハムの扱いに注意してください。
鶏ハムの常温保存は厳禁。市販のハムのように保存料が入っていたり、たっぷりの塩分で水分が抜かれているわけではないので、常温で放置してしまうとすぐに傷んでしまうことを覚えておこう。
鶏ハムが傷んだときの見分け方
日持ち期間が過ぎた鶏ハムは、食べる前に見た目やにおいを確認しましょう。最もわかりやすい変化は、表面に現れるカビです。ハムの表面にカビが生えると、緑や黒に変色して見えます。
また、鶏ハムは傷むことで、灰色がかった色になることもあります。このような変色に気づいたときは、食べないように気をつけましょう。ただ、醤油だれなどに漬け込んでいると、変色に気づきにくいことがあります。
表面の色がわかりにくい場合は、においを嗅いでみましょう。鶏ハムは傷んでくると、腐った卵のような硫黄臭がします。硫黄臭でなくても、いつもと違うにおいがするときは、すでに傷んでいる可能性が高いです。
見た目やにおいだけでは判断がつかないのであれば、少しだけ口に入れてみましょう。もしもすでに傷んでいた場合は、いつもとは違う酸味や苦味を感じます。味に異常を感じたら、すぐに吐き出して処分してください。
鶏ハムを使ったアレンジレシピ
鶏ハムとレタスのサンドイッチ
【材料】
- 食パン 2枚
- 鶏ハム 4枚
- スライストマト 1枚
- レタス 適量
【作り方】
- ラップの上に食パンを置き、ちぎったレタスを乗せます。
- 1の上にトマトと鶏ハムを重ねます。
- 最後にレタスを乗せて、もう1枚の食パンではさみます。
- 食パンをおさえながら、ラップでぴったりと包み込みます。
- ラップに包んだまま、包丁で半分に切ったら完成です。
鶏ハムがあまったら、サンドイッチの具材に使ってみましょう。市販のハムよりも厚みがあるため、ボリュームが出て食べごたえのあるサンドイッチになります。レタスの量はお好みで大丈夫ですが、できるだけたっぷりと使うのがおすすめです。
サンドイッチを切るときは、ラップに包んだまま切るのがポイントです。こうすることで、レタスがバラバラにならずにすみます。カロリーを気にしないのであれば、マヨネーズやバターを使っても良いでしょう。
チーズピカタ
ピカタは薄切りの肉や魚を使った料理で、日本では鶏むね肉を使うことが多いです。むね肉をそのまま使うと固くなりがちですが、鶏ハムを利用することで、しっとりとしたピカタになります。
すでに肉は火が通っているため、短時間で作ることができて便利です。そのままでも美味しく食べられますが、物足りない場合はケチャップをかけましょう。子供からの人気が高い一品で、お弁当のおかずとしても活躍してくれます。
鶏ハムの和パスタ
バター醤油の風味が美味しい、鶏ハムの和パスタのレシピです。昆布茶を加えることでコクが増し、味にも深みが出ます。
茹で汁で塩加減を調整するため、醤油は味を見て量を加減しましょう。パスタの代わりにキャベツやもやしを加え、おかずとして食べるのもおすすめです。
鶏ハムのリースサラダ
クリスマスにも使える、リース型のサラダを紹介します。鶏ハムはサラダチキンに似ているため、サラダとの相性が抜群です。野菜だけよりも豪華になるため、パーティーにもぴったりです。
野菜の種類は何でも大丈夫ですが、できるだけ彩りの良い野菜を使うようにしましょう。手作りのにんじんドレッシングはさっぱりとした味で、レモンの爽やかな香りを楽しめます。ドレッシングを作る時間がないときは、市販のドレッシングを使ってもOKです。
鶏ハムを正しく保存して上手に使い切ろう
鶏ハムはそのまま食べるのはもちろん、サラダやパスタなどいろいろな料理に活用できます。常温では保存できませんが、冷蔵庫や冷凍庫に入れておけば、しばらく日持ちさせることができます。
大量に作り置きをしたい場合は、長期間保存できる冷凍がおすすめです。カットして凍らせておけば、使いたい分だけ解凍して使うことができます。正しい保存方法を把握して、最後まで上手に使い切りましょう。