2022年03月15日公開
2024年11月20日更新
ダシダを使うのは気持ち悪い?安全性と代用品・おすすめの活用レシピも
ダシダを使うのは気持ち悪いか解説します。韓国製の調味料であるダシダは、なぜ使うのが気持ち悪いといわれるのか、その理由をまとめています。使われている成分に危険はないか、製品の安全性についても説明!代用品やおすすめの活用レシピも紹介します。
ダシダは安全性が不明で気持ち悪い?
ダシダは韓国製の調味料ですが、徐々に日本でも使う人が増えてきました。しかし、日本ではなじみのない調味料であるため、ダシダは気持ち悪いという声もあります。
本記事では、ダシダが気持ち悪いといわれる理由や、安全性について解説します。使うかどうか迷っている人は、ダシダの特徴や安全性をチェックしておきましょう。
ダシダはどのような調味料?
ダシダは韓国製の調味料
ダシダは韓国原産の調味料で、牛骨ベースのだしの素の一種です。韓国では調味料の中でも最も売上げの良い商品で、多くの家庭で利用されています。ダシダは韓国語で「舌鼓を打つ」という意味で、その名の通り旨味と強いコクを味わうことができます。
粉末状になっているため、いろいろな料理に使えて便利です。スープはもちろん、炒め物やチヂミの味付けにもおすすめです。
ダシダは種類豊富
韓国では、いろいろな種類のダシダが販売されています。一般的なダシダは牛骨からだしを取りますが、いりこやアサリからだしを取った商品もあります。牛骨だしとは特徴が異なり、すっきりとした味わいが人気です。
しかし、いりこやアサリだしのダシダはメジャーではないため、日本の店ではあまり見かけません。牛骨だし以外の商品が欲しいときは、韓国食材の専門店などを探してみると良いでしょう。
ダシダが気持ち悪いといわれる理由
ダシダには特に危険な成分は入っていませんが、気持ち悪いといわれることもあります。それは、韓国製品に対して、悪いイメージを持つ人が多いためです。韓国製の食品からは大腸菌が検出されたこともあり、その安全性に疑問を持つ人も少なくありません。
そのため、「韓国製」というだけで、ダシダを危険視する声が上がってしまうのです。また、使われている成分がよくわからないことも、気持ち悪いといわれる理由のひとつです。
ダシダの原材料には「牛骨」とありますが、この牛骨がどこのものかはわかりません。輸入業者のHPには、オーストラリア産だと記載されていることもありますが、はっきりしたことは不明です。
また、ダシダには、マルトデキストリンやたん白加水分解物など、添加物が多く含まれています。化学調味料を使いたくない人は、これらの成分を見て気持ち悪いと感じてしまうようです。
韓国産の食品から大腸菌が検出されたことがときどき報道されております。また、ネットではあまり衛生的でない製造工程が晒されていたりします。キムチから大腸菌が検出されて中国とキムチ戦争をやったり、食に関しては不安が残ります。
ダシダの安全性と代用品
ダシダの安全性
日本では注目され始めたばかりのダシダですが、韓国では40年以上もの販売実績があります。販売されて以来、健康被害があったという報告はありません。
成分表を見ても特に危険な成分はないため、安心して食べることができます。どうしても韓国製が気持ち悪い人は、国産の商品を使うと良いでしょう。
ダシダの代用品になる調味料
ダシダを他の調味料で代用したいときは、ウェイパーや創味シャンタン、鶏ガラスープの素などがおすすめです。鶏ガラスープの素は風味が淡白であるため、ダシダよりさっぱりとした味に仕上がります。
ダシダの旨味を再現したいときは、煮込む具材を増やしたり、煮込み時間を伸ばすと良いでしょう。ウェイパーや創味シャンタンは、鶏ガラスープよりも濃厚な味わいです。鶏と豚ベースの調味料で、コクのある旨味はダシダにも引けを取りません。
ベースが違うため風味も変わりますが、味つけが濃い料理であれば、それほど気にならないでしょう。洋風の調味料であるコンソメも、ダシダの代用品となります。
コンソメは牛肉のエキスがべースとなっているため、ダシダに近い味を出すことができます。また、いりこやアサリだしのダシダの代用品には、ほんだしなど和風だしの素を利用するのがおすすめです。
ダシダを活用したおすすめレシピ
ダシダチャーハン
【材料】
- ご飯 0.7合
- 卵1個
- ウインナー 3本
- 玉ねぎ 1/4個
- ダシダ 4g
- 油 適量
【作り方】
- 玉ねぎはみじん切りに、ウインナーは食べやすい大きさに切ります。
- 油をひいたフライパンで、1を炒めます。
- 2にご飯と卵を入れて、ほぐしながら炒めます。
- ダシダを加え、混ぜながら炒めたら完成です。
ダシダだけで作れる、簡単なチャーハンのレシピです。調味料は他に一切使っていませんが、まるで専門店のような本格的な味に仕上がります。どのような具でも美味しく作れるため、好みの食材でアレンジしてみましょう。
ほうれん草のナムル
【材料】
- ほうれん草 150g
- 醤油 小さじ2
- ごま油 大さじ1/2
- A おろしにんにく 小さじ1
- A 塩 適量
- A ダシダ 小さじ1/4
- 刻みネギ 20g
【作り方】
- フライパンにお湯を沸かし、ほうれん草の芯の部分を5秒ずつ浸けます。
- 葉の部分を3秒ずつ浸けたら、すぐに取り出し水で洗います。
- 2を半分に切り、よく絞ります。
- 3を食べやすい大きさに切り、もう一度丁寧に絞ってボウルに入れます。
- 4にAを入れて揉み込みます。
- ごま油を加え、さらに揉みます。
- ネギといりごまを入れて、全体的に混ぜたら完成です。
これだけでもおかずになる、しっかり味のほうれん草のナムルを紹介します。美味しく作るポイントは、ほうれん草をしっかりと絞ることです。一度だけでなく、水が出てこなくなるまで、何回も絞りましょう。
ほうれん草の茹で時間を短くすると、時間が経っても歯ごたえが悪くなりません。茹で上がったほうれん草は、余熱が通らないように、水で洗って完全に冷ましましょう。
韓国風わかめスープ
ダシダをお湯に溶かすだけで、あっという間にコクのある韓国風スープが出来上がります。玉ねぎとわかめをあらかじめ炒めると、そのまま煮込むよりも旨味がアップします。これだけでも十分美味しく仕上がりますが、溶き卵を加えるのもおすすめです。
ごま油を入れることで、コクと風味が増します。あっさり食べたいときは、入れなくてもOKです。ごま油や醤油などの調味料は、味を見ながら量を調整しましょう。
ダシダを使った肉じゃが
肉じゃがには和風だしを使うことが多いですが、ダシダを利用するのもおすすめです。牛骨だしの効果で、コクのある味わい深い肉じゃがに仕上がります。
肉じゃがには一般的にサラダ油を使いますが、さらにコクを出したい場合は、ごま油を使うのがおすすめです。濃いめのしっかり味で、白いご飯に良く合います。
ダシダが気持ち悪いという人もいるが危険性は特にない
ダシダは韓国製という理由から、気持ち悪いという人もいます。しかし、身体に危険な成分は使われておらず、安全性において特に問題はありません。
普段の料理にダシダを加えるだけで、本格的な韓国の味を楽しめます。紹介したレシピを参考に、いろいろな料理に活用してみてください。