タコイカの生態を徹底調査!生息地や味・珍しい深海生物も紹介

タコイカの生態について徹底的に解説します。特徴的なタコイカの足についてや生息地、味についてまとめています。その他にメンダコなど珍しい深海の生き物についても紹介しているため、深海生物に興味がある方はぜひ参考にしてください。

タコイカの生態を徹底調査!生息地や味・珍しい深海生物も紹介のイメージ

目次

  1. 1タコイカはタコなのかイカなのか?
  2. 2タコイカの特徴とは?
  3. 3タコイカ以外の珍しい深海生物
  4. 4タコイカはタコとイカ両方の特徴を持つ珍しい生き物

タコイカはタコなのかイカなのか?

タコイカを使ったイカ焼き

深海には、まだ発見されていない生物が存在するといわれています。タコイカという生き物を聞いたことがある方は、少ないでしょう。イカなのかタコなのかはっきりしない名前の生物は、約4,50年前にマッコウクジラのお腹から発見されました。

本記事では、タコイカの足は何本あるのかなどの特徴や味について解説します。その他の深海生物も紹介しているため、珍しい生き物が好きな方は必見です。

タコイカの特徴とは?

深海に住む生き物は、珍しい特徴があります。ここでは、珍しい深海に住む生き物であるタコイカの味や特徴について詳しく解説します。

タコイカの生態

タコイカやイカを使った地中海風料理

タコイカという生き物は、正式にはマッコウタコイカといい、深海で生活しています。頭はイカで、足の数はタコのように8本あるのが特徴です。この生物は、成長すると触腕が取れて8本の足だけになるといわれています。

イカの足は10本であると広く知られていますが、正確には触腕という腕が2本あり足は8本です。テカギイカ科のタコイカ属に分類されるタコイカは、約4、50年前にマッコウクジラの胃の中から発見されました。

8本足のイカ・・・「マッコウタコイカ」です。マッコウタコイカはテカギイカ科のタコイカ属に属します。タコイカ属のイカは幼少期は普通のイカと同じく足が10本ありますが、大人になると触腕がなくなり、8本足となります。

タコイカの生息地

タコイカを食べるマッコウクジラ

足が8本という特徴があるタコイカの生息地は、日本では北海道釧路や日本海側の深海です。その他に、ベーリング海やアリューシャン列島、アラスカなどにも生息しているようです。

松前半島西側に位置する日本海で捕獲された、ツチクジラのお腹からも発見されています。稚魚の間は海の表層に現れることもあり、成長すると深海の中層部や海底で暮らしているといいます。そのため、タコイカを見る機会は少ないでしょう。

タコイカの味は?

タコイカなどのイカを使って作るイカリング

タコイカは滅多に出会う機会のない深海生物であるため、食べたことがある人は少ないでしょう。この珍しい生物は、稀にスーパーなどで購入することができ、イカやタコと同様に食べることができるといいます。

北海道では、イカリングなどイカと同じようなレシピで料理をし、家庭や給食、お店などで食べられています。食感はとても柔らかく、味はイカに似ていて美味しいという口コミもあります。

タコイカ以外の珍しい深海生物

タコイカ以外にも、多くの珍しい深海生物が存在します。ここでは、珍しい深海生物を厳選して紹介します。

深海生物①メンダコ

タコイカと同じ深海生物であるメンダコ

メンダコは、深海のアイドルといわれている20cmほどの生き物です。メンダコは、ヨコエビなどの甲殻類を餌としていて、タコ特有の墨袋を持っていないという特徴があります。この生物は、タコに分類されるため足は8本です。

メンダコは、長期飼育が難しくデリケートな生物であるため、水族館などでも見る機会は少ないでしょう。可愛い見た目であるため、ぬいぐるみが販売されるほど人気がある生物です。

深海生物②キンメダイ

タコイカと同じ深海生物のキンメダイ

キンメダイは、赤い体と大きな口と目が特徴的な、日本では小笠原諸島や伊豆周辺の深海に生息する深海魚です。大きいものは、体長50cm、体重40kgにもなります。煮つけなどにしてよく食されるキンメダイは、2~7月に旬を迎えます。

煮つけ以外には、お刺身や干物、カルパッチョなど洋風料理にも使われる食材です。日本だけでなく、太平洋や大西洋など世界中に生息しています。

深海生物③チンアナゴ

タコイカと同じ深海生物のチンアナゴ

チンアナゴは、狆という犬に似ていることから名付けられたといわれています。体の大きさは細長く30cmほどになり、丸みのある顔が特徴です。生息地は、インド洋や大西洋、日本では高知県から沖縄近海です。

チンアナゴは、頭部を海底から出してプランクトンを食します。新たに砂に入るときに体をくねらせるようにして穴を作るため、水族館などで面白い生態を見ることができるでしょう。

タコイカはタコとイカ両方の特徴を持つ珍しい生き物

タコイカやタコなどを使ったシーフードサラダ

珍しい深海生物であるタコイカは、マッコウクジラのお腹から初めて発見されました。タコイカは、フライや天ぷら、干物、チリソースなどイカと同様にさまざまな料理に活用することができます。

北海道や北海道物産展などで、稀に購入できる機会があるでしょう。タコイカなど珍しい深海生物を食材として見かけることがあれば、ぜひ食べてみてください。

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