2022年02月25日公開
2024年11月19日更新
アルフレッドソースとは?特徴やパスタ以外のアレンジレシピも紹介
アルフレッドソースについて解説します。パスタに使われるアルフレッドソースとはどのようなソースか、味の特徴や名前の由来などを詳しく説明!基本的な作り方や、いろいろな使い方ができる活用レシピも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
アルフレッドソースの特徴と基本のレシピを知ろう!
アルフレッドソースは日本で馴染みがないため、その名を知らない人も多いでしょう。アルフレッドソースは特にアメリカで人気があり、普段からよく食べられています。
本記事では、アルフレッドソースの特徴や基本的なレシピを紹介します。少ない材料で簡単に作れるため、料理初心者でも安心です。アルフレッドソースの作り方や使い方を覚えて、料理のレパートリーを増やしましょう。
アルフレッドソースの特徴
アルフレッドソースはパスタ料理に使われる
アルフレッドソースは、バターやチーズをたっぷり使った濃厚なソースです。基本的にはパルミジャーノ・レッジャーノを使いますが、パルメザンチーズが使われることもあります。
主にパスタ料理に使われるソースですが、他の料理に活用することもできます。ソース自体に具材はないため、一品料理として出すときは、具材を加えることが多いです。
よく使われる具材には、鶏肉やエビ、玉ねぎや豆などがあります。特に何を使うという決まりはないため、その店や家庭によって具材の種類はさまざまです。
アルフレッドソースの発祥と由来
アルフレッドソースの「アルフレッド」は、ローマにある「アルフレード・ディ・レーリオ」というレストランに由来しています。当時、レストランのオーナーであるアルフレードには、妊娠中の妻がいました。
つわりで思うように食事ができない妻のために、新しく開発した料理が「フェットゥチーネ・アルフレード」です。妻の回復後に店のメニューに加えると、アメリカからの観光客の間で大評判となりました。
その後、帰国した観光客の話から人気が広まり、アメリカでは現在でも多くの人たちから愛されています。アメリカに伝わってからはアレンジも加わり、現在では生クリームをたっぷりと使ったレシピもあります。
また、この「フェットゥチーネ・アルフレード(アルフレッド)」という名前は、本場のローマでは使われていません。ローマでは、「フェットゥチーネ・アル・ブッロ」という名前で呼ばれています。
カルボナーラソースとの違い
アルフレッドソースは、カルボナーラと間違えられることがあります。カルボナーラも濃厚なクリーム系パスタですが、卵を使うところが大きな違いです。
カルボナーラには必ず卵黄が使われますが、アルフレッドソースには卵は入りません。カルボナーラは卵を使っている分、見た目が少し黄色いという違いもあります。
また、カルボナーラはベーコンで旨みを出しますが、アルフレッドソースに使う材料はほぼ乳製品です。そのため、アルフレッドソースはカルボナーラよりシンプルな味わいで、バターやチーズの味をしっかりと楽しめます。
アルフレッドソースパスタの基本の作り方
アルフレッドソースパスタの材料
アルフレッドソースパスタの材料は、パスタ、バター、にんにく、生クリーム、チーズ、塩、ブラックペッパーです。あとは、仕上げに振りかける、粉チーズを用意しましょう。120gのパスタに対して、バター30g、チーズ50g、生クリーム200mlが必要です。
にんにくは1かけらあれば十分です。塩とブラックペッパーの量は、お好みで加減しましょう。粉チーズは何を使っても良いですが、できればパルメザンチーズがおすすめです。パルメザンチーズを使うと風味が良くなり、さらに本格的な味に仕上がります。
基本の作り方
【作り方】
- 鍋に水と塩大さじ1を入れて沸騰させます。
- お湯が湧いたらパスタを入れて茹でます。
- フライパンにバターを入れて熱し、ある程度溶けたら火を消します。
- 3にすりおろしにんにく、生クリーム、チーズ、塩、ブラックペッパーを加えます。
- 4を火にかけ、全体を混ぜ合わせます。
- 茹で上がったパスタを加え、ソースと絡めます。
- 器に盛りつけ、粉チーズとブラックペッパーをかけたら完成です。
アルフレッドソースは、材料を混ぜ合わせるだけで簡単に作れます。火を止めてから材料を加えるため、焦らずゆっくりと調理することが可能です。
再度火をつけた後は、焦げないように火加減に注意しましょう。こちらのレシピでは具材を入れていませんが、エビやきのこ、鶏肉などを加えるのもおすすめです。
アルフレッドソースを活用したアレンジレシピ
アルフレッドソースのチキンピザ
【材料】
- ピザ生地 1枚分
- アルフレッドソース 適量
- モッツァレラチーズ 適量
- 鶏肉(加熱済み) 適量
- トマト 適量
- バジル 適量
【作り方】
- 台に打ち粉をして、ピザ生地を丸く広げます。
- 1にアルフレッドソースを塗ります。
- 2の上にモッツァレラチーズを広げます。
- 3の上に適当な大きさに切った鶏肉とトマトを乗せます。
- 230℃のオーブンで、15〜20分焼きます。
- バジルをふりかけたら完成です。
アルフレッドソースは、ピザソースとしての使い方もおすすめです。トマトソースとはまた違った、まろやかな味を楽しめます。
こちらのレシピでは鶏肉とトマトを乗せていますが、具材はお好みのもので大丈夫です。鶏肉はサラダチキンを使うと、調理の手間が省けて便利です。
玉ねぎと白菜のアルフレッドソース炒め
アルフレッドソースを手軽に活用できる、玉ねぎと白菜のアルフレッドソース炒めのレシピです。玉ねぎと白菜から甘みが出て、ソースの味をさらに引き立ててくれます。
しっかり煮詰めることでとろみが出るため、シチュー代わりに使うのも良いでしょう。白いご飯にかければ、ドリアのように食べることもできます。
タルトフランベパン
タルトフランベとは、フランスのアルザス地方で食べられている料理です。本来は薄く伸ばした生地をパリパリに焼く料理ですが、こちらのレシピでは食パンで代用しています。
タルトフランベのソースにはチーズを使うため、アルフレッドソースで似たような味を出すことができます。具材に使う玉ねぎは、甘みを出すためにあらかじめ加熱しましょう。
アルフレッドソースと具材を乗せて焼くだけで、おしゃれなフランス風の一品が完成します。
アルフレッドチキン
アルフレッドソースを活用することで、簡単に美味しいイタリアンが出来上がります。濃厚な味のわりには糖質が低いため、ダイエット食として使うのもおすすめです。パンやご飯のおかずにはもちろん、ワインなどお酒のおつまみにするのも良いでしょう。
アルフレッドソースはさまざまな使い方ができる便利なソース
アルフレッドソースはローマ生まれのソースで、主にパスタソースとして使われています。バターやチーズをたっぷりと使うため、濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。
アルフレッドソースはパスタソース以外の使い方もできるため、いろいろな料理を楽しめます。簡単に手作りできますが、市販のソースを利用するのもおすすめです。これを機に、ぜひアルフレッドソースを使った料理にチャレンジしてみてください。