雑炊に合う献立は？副菜からサラダまでおすすめのレシピを紹介

雑炊はさまざまなアレンジができるため、胃腸が弱っているときにぴったりの料理です。しかし、元気で食欲があるときは、雑炊だけだと少し物足りなさを感じるでしょう。

本記事では、雑炊だけでは物足りないときにおすすめの、献立レシピを紹介します。付け合わせにぴったりの副菜やおかずになる主菜、サラダをジャンル別にまとめています。雑炊に合う献立作りの参考にしてください。

具が多めの雑炊は、メイン料理にもなります。しかし、それだけだと味付けに飽きてしまい、栄養価も偏りがちです。もう一品欲しいときの、副菜におすすめの献立レシピを紹介します。

【材料】

• 白菜：4分の1
• きゅうり：2本
• 大根：適量
• 人参：適量
• 塩：適量
• 味の素：少々
• 鷹の爪：1～2本
• ショウガ：適量
• にんにく：少々

1. 白菜は洗って食べやすい大きさにカットし、大きめのボウルに入れる。
2. きゅうりは塩で板づりし、へたの部分は捨てる。
3. 2を5mmくらいの輪切りにし、1に入れる。
4. 人参、大根は皮を剥いて半分に切り、4mmくらいの半月切りにする。
5. 3に入れ、ボウル全体を混ぜる。
6. ショウガ、にんにくを細かくカットして5に入れる。
7. 塩を少しずつ加え、味の素を入れよくもむ。
8. 味見をして少ししょっぱいくらいに塩を足す。
9. 8に鷹の爪1、2本を輪切りで入れる。
10. ボウルごと冷蔵庫に入れ、1日寝かす。
11. 1日置いてしんなりしてきたら、器に盛り付ける。
12. お好みでみょうがや昆布をトッピングして完成。

冷たい浅漬けは、熱々の雑炊の箸休めにぴったりの付け合わせです。前日に作っておくと出すだけで良いため、他のおかずを作っている間に雑炊が冷める心配もありません。野菜をたっぷり摂取でき、栄養バランスも良くなる献立でしょう。

ピリ辛こんにゃくは、淡泊な味付けの雑炊にぴったり合う、副菜の付け合わせです。醬油の香りと唐辛子のピリ辛の味付けが、食欲をそそります。

雑炊は少量のご飯で満腹になるため、ダイエット中に食べる人も多いでしょう。このレシピは、食物繊維が多く低カロリーのこんにゃくを使用しています。そのため、ダイエット中の人でも安心して食べられる、副菜の付け合わせです。

和風の味付けのちくわとひじきの煮物は、雑炊の付け合わせにおすすめの副菜です。ひじきは鉄分が豊富な食材のため、雑炊に加えると不足しがちな栄養素を摂取できます。雑炊の中に混ぜて、一緒に食べても美味しいです。

冷蔵庫で2～3日保存できるため、さまざまな献立の付け合わせとして使用できます。和食がメインの献立で、副菜に困ったときの一品として役立つでしょう。

雑炊は、胃腸が弱っているときにおすすめの料理です。お腹の調子を整える献立にしたいときは、食物繊維が豊富なごぼうやこんにゃくのきんぴらを、副菜にすると良いでしょう。

しっかり味付けしたきんぴらは、淡泊な味の雑炊の付け合わせにおすすめです。ごぼう以外にも人参やレンコン、大根など少し固めの根菜を使うと歯ごたえがあり、柔らかい雑炊に合います。

熱々の雑炊の付け合わせには、爽やかな酢の物がとても合います。箸休めに冷たい酢の物を食べると、口の中をさっぱりさせてくれるでしょう。

酢は塩味を引き立たせる効果もあるため、他のおかずを薄めに味付けでき、減塩にも一役買います。疲労回復効果もあり、疲れた体に優しい献立になるでしょう。

雑炊は夕食の献立の中で、スープ代わりにもなります。雑炊がスープの役割になるときは、献立の中心になる主菜のおかずが必要でしょう。雑炊をスープ代わりにした夕食の献立に、おすすめのおかずを紹介します。

　【材料】（2人分）

• 合い挽き肉：200g
• 玉ねぎ：1/2個
• 塩：小さじ1/4
• 胡椒・ナツメグ：少々
• 牛乳：大さじ3
• パン粉：大さじ3
• サラダ油（玉ねぎ用）：小さじ1
• サラダ油（ハンバーグ用）：大さじ1/2
• ベビーリーフ
• 酒：大さじ1
• トマトケチャップ：大さじ2
• ウスターソース：大さじ2
• 有塩バター：10g

1. 玉ねぎはみじん切りにする。
2. 耐熱容器に入れて、サラダ油（玉ねぎ用）を加える。
3. 2を600Ｗの電子レンジで1分加熱し、冷ます。
4. ボウルに牛乳、パン粉を入れてしみこませる。
5. 合い挽き肉、玉ねぎ、塩、こしょう、ナツメグを加えて粘りがでるまで混ぜる。
6. 2等分し、空気を抜きながら小判形に成形する。（表面を滑らかにする）
7. フライパンにサラダ油を入れて熱し、たねを入れて焼き色がつくまで中火で焼く。
8. 裏に返して焼き色がつくまで焼き、ふたをして弱火で7分焼いて火を通す。
9. ハンバーグを取り出し、酒・トマトケチャップ・ウスターソースを入れて混ぜながら中火で煮詰める。
10. バターを加えて溶かしながら混ぜる。
11. 器にハンバーグを盛り、ベビーリーフを添えてハンバーグにソースをかけて完成。

ジューシーなハンバーグは、さっぱりとした雑炊の味わいにぴったりの主菜です。少し甘めのソースが食欲をそそります。雑炊だけでは物足りない子供や若い人にも喜ばれる、豪華な夕食になるでしょう。

雑炊だけでは物足りないときにおすすめの献立が、肉や野菜の炒め物です。油を使った炒め物を加えることで、しっかりとした食事になります。

チンゲン菜はベータカロチンが豊富に含まれているため、生活習慣病やがんの予防効果があります。また、ビタミンC、カルシウム、鉄分、カリウムも含まれており、栄養満点の野菜です。

鶏肉も、タンパク質やビタミンB群など、身体に良い栄養素が豊富な食材です。低カロリーのため、ダイエット中の人も安心して食べられるでしょう。

パンチのあるおかずが欲しいときの献立には、黒酢を使った甘酸っぱい中華風の料理がおすすめです。和風のあっさりした雑炊にも、よく合います。

中華餡のかかった肉団子を、雑炊の上にのせて食べるのもおすすめです。チンゲン菜などの茹でた野菜を敷いて、その上にのせると栄養バランスも良くなります。肉団子がおかずのメインである献立は、子供にも人気でしょう。

人気のアボガドに、豚肉を巻き付けてフライにします。ボリュームのあるフライは、あっさりとした雑炊だけでは物足りないときにぴったりです。

アボカドは、ビタミンやミネラルが豊富で、エネルギー代謝を良くしてくれるスーパーフードといわれています。そのアボカドと疲労回復効果のある豚肉の組み合わせは、健康効果も期待できるでしょう。

野菜が少ない雑炊の場合、栄養価に不安があります。栄養バランスのとれた献立にしたいときは、付け合わせにサラダを取り入れると良いです。野菜をおいしく食べられる、おすすめのサラダを紹介します。

【材料】

• トマト：1個
• ベビーリーフ：1袋
• プロセスチーズ：40g
• パルメザンチーズ：大さじ1/2
• 塩・黒コショウ：少々
• オリーブオイル：大さじ1/2
• バルサミコ醤油：小さじ1

1. トマトを一口大にカットする。
2. プロセスチーズも食べやすい大きさにカットする。
3. お皿にベビーリーフをのせ、1と2をのせる。
4. 3に塩、胡椒をかける。
5. 4にオリーブオイルとバルサミコ酢を回しかける。
6. パルメザンチーズを振りかける。

雑炊の具にはネギや卵を使うことが多く、緑や黄色中心の彩りになりがちです。真っ赤なトマトのサラダを献立に加えると、食卓が華やかになるでしょう。トマトサラダとの組み合わせは、朝食にもぴったりの献立です。

熱々の料理の付け合わせには、さっぱりした冷たいトマトサラダがよく合います。リコピンたっぷりのトマトと、チーズのタンパク質で栄養バランスもアップするでしょう。

雑炊は水分が多いため、腹持ちはあまりよくありません。しっかり食べたいときは、お腹にたまりやすい春雨を使った、サラダの献立がおすすめです。マヨネーズで味付けしており、味に飽きたときの口直しにも良いでしょう。

雑炊だけでは物足りないときに、さっとできる便利な献立です。マヨネーズが苦手な人は、中華味にしても良いでしょう。

ボリュームたっぷりで、おかずの一品になる豚しゃぶサラダです。主菜や副菜だけでは物足りない献立のときに、おすすめのサラダでしょう。パプリカなどを入れると彩りが良く、華やかになります。

豚肉には疲労回復効果もあります。少し疲れているときには、雑炊と豚しゃぶサラダの組み合わせがぴったりでしょう。

雑炊はさまざまな味付けや具をアレンジできる、単体でも楽しめる料理です。さらにもう一品加えると、違う食感を楽しむことができ、栄養バランスも良くなります。

雑炊は、和食や洋食、中華などどの献立にも合う料理です。本記事のさまざまなジャンルのレシピを、献立作りの参考にしてみてください。雑炊に合うおかずが加わった華やかな食卓で、おいしい食事を楽しみましょう。