海ぶどうの保存方法と日持ち期間を紹介!傷みの見分け方や洗い方も

海ぶどうの保存方法と日持ち期間について解説します。海ぶどうを常温保存するための方法や適した温度、冷蔵や冷凍ができるかどうかを詳しく説明します。上手な洗い方や傷んだ海ぶどうの見分け方も紹介しているので、食べる前にチェックしておきましょう。

海ぶどうの保存方法と日持ち期間を紹介!傷みの見分け方や洗い方ものイメージ

目次

  1. 1海ぶどうを日持ちさせる保存方法が知りたい!
  2. 2海ぶどうの保存期間と保存方法
  3. 3海ぶどうが悪くなる原因と見分け方
  4. 4海ぶどうを上手に保存して美味しくいただこう!

海ぶどうを日持ちさせる保存方法が知りたい!

皿に乗った海ぶどう

沖縄の特産品である海ぶどうは、プチプチとした食感が人気の海藻です。沖縄以外に住んでいる人は取り寄せることも多いでしょうが、海ぶどうがどのくらい日持ちするか知っているでしょうか?

本記事では、海ぶどうの日持ち期間や上手な保存方法などをまとめました。美味しく食べられる洗い方や傷んできたときの特徴なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

海ぶどうの保存期間と保存方法

海ぶどう保存期間

皿に乗った海ぶどう

海ぶどうの保存期間は、常温でだいたい5日から1週間ほどです。この期限は買ってからではなく、海ぶどうを収穫してからの期間になります。通販などを利用して取り寄せる場合は、賞味期限に注意するようにしましょう。

海ぶどうは生のまま食べる海藻であるため、保存期間はそれほど長くはありません。塩漬けにしたものは数ヶ月保存できるものもあるので、長期間保存したい場合はそういった商品を選ぶと良いでしょう。

基本は常温保存

デジタルの温度計

海ぶどうは低温に弱い海藻であるため、基本的には常温で保存します。海ぶどうは沖縄などの温かい海で採れる海藻ですので、10℃以下の温度になるとしぼんでしまいます

特に海ぶどうの葉の部分は環境の変化に弱く、低温になるとあのプチプチとした食感が失われてしまうのです。味にこだわる業者の中には、寒い時期には寒冷地への発送をしていないこともあります。

それだけ低い温度に弱い海ぶどうですので、常温保存が基本だということをしっかりと頭に入れておきましょう。

常温保存する場合の保存容器

蓋の開いたクーラーボックス

常温保存といっても、時期によっては温度が低すぎて海ぶどうがダメになってしまうこともあります。海ぶどうを保存するのに適した温度は、具体的には20℃から25℃程度です。15℃を切ってしまうと傷んでしまいますが、もちろん高すぎる温度でもNGです。

高いほうの温度だと28℃がギリギリのラインで、それ以上だと半日くらいしか日持ちしません。そのため、常温保存には温度を一定に保てるクーラーボックスがおすすめです。クーラーボックスがない場合は、発泡スチロールの箱を用意しましょう。

保存方法は簡単で、キッチンペーパーで包んだ海ぶどうを蓋付きの容器の中に入れて密閉するだけです。直射日光に当ててしまうと温度が上がって傷んでしまうので、保管する場所には気をつけるようにしましょう。

発泡スチロールに入れて保存した場合、光がまったく当たらなくなって色が少し薄くなることがあります。色が薄くなったとしても、味に変化はないので大丈夫です。色を戻したい場合は、蛍光灯などの光に2〜3時間当てておきましょう。

冷蔵保存の場合は?

冷蔵庫の扉を開ける男性の手

前述した通り海ぶどうは常温保存が基本ですので、冷蔵保存はあまりおすすめできません。ただ、商品の中には、冷蔵保存できるように加工したものや品種改良したものもあります。それらの商品であれば冷蔵も可能ですが、あくまで例外だと思っておきましょう。

もしも冷蔵保存してしまったとしても、少ししぼんでしまったくらいであれば水に浸けておくことで元に戻すことができます。しかし、長い間冷蔵してしまうと食感が戻らなくなってしまうので、間違えて冷蔵庫に入れてしまわないように気をつけましょう。

冷蔵庫に入れてしまった場合の賞味期限は、だいたい半日程度です。うっかり冷蔵庫に入れてしまった場合は、気づいた時点ですぐに食べてしまうようにしましょう。

冷凍保存の場合は?

食材の入ったフリーザーパックが詰まった冷凍庫

わかめやひじきなどの海藻は冷凍保存できますが、海ぶどうは冷凍することはできません。

冷凍してしまうとプチプチとした食感がなくなると同時に、水分が外へ出てスカスカになってしまいます。海ぶどうを日持ちさせたい場合は、冷凍ではなく常温に置いておくようにしましょう。

海ぶどうが悪くなる原因と見分け方

食感が悪くなる原因

箸でつまんだ海ぶどう

海ぶどうの食感が悪くなる原因は、温度以外にもいくつかあります。まず、海で育った海ぶどうは、真水に漬けると食感が悪くなります。しなびた海ぶどうの食感を取り戻す場合は、真水ではなく海水に近い塩水に浸けておくのがおすすめです。

また、塩水以外の調味液に漬けるのもNGですし、乾燥や直射日光も食感を失う原因となります。加熱調理とも相性が悪く、熱を通した海ぶどうは10分くらいで食感が悪くなってしまいます。

そのため、海ぶどうを使ったメニューは作り置きなどせず、作ったらすぐに食べ切るようにしましょう。熱を通さずにサラダや和え物などに使う場合は、食べる食前にドレッシングをかけたり調味液と和えたりするのがおすすめです。

食感を悪くしない洗い方

水おけに入った海ぶどう

真水に弱い海ぶどうは、水で長時間洗うと食感が悪くなってしまいます。そのため、洗い方にも注意が必要です。海ぶどうを洗うときは氷水でさっと洗うか、たっぷりの水の中で10秒ほど振り洗いするのがおすすめです

塩漬けの海ぶどうの塩抜きをするときも、真水に長時間浸けておくのはやめましょう。塩漬けの海ぶどうはまず一度すすぎ洗いをして、それから塩水に2〜3分浸します。そのときの塩水の濃度は、ボウル1杯の水に塩ひとつまみ程度が目安です。

傷んだ海ぶどうの見分け方

皿に乗った海ぶどう

海ぶどうは傷んでくると、見た目や味などの特徴が変わってきます。まずは粒の部分がしなびてきて、茎が黒っぽくなってきます。もしも食べたときの食感が悪ければ、それは海ぶどうが傷んできた証拠だといえるでしょう。

そのまま放っておくと、糸を引くような粘りが出てきます。海ぶどうにはもともとぬめりがありますが、糸を引くようなぬめりがあった場合は食べないようにしましょう。また、傷んでくると見た目だけでなく、臭いや味にも変化が現れます。

海ぶどうは少し磯の臭いがありますが、そこまで臭いの強い食材ではありません。しかし傷んでくると臭いが強くなり、明らかに嫌な異臭を放つようになります。

異臭とともに酸味や苦味も出てくるので、食べたときに味がおかしいと思ったらすぐに吐き出すようにしましょう。

その他にもカビが生えてきたり、黒ずんだ液体が染み出したりすることもあります。少しでも異変を感じたら食べることはせず、すぐに破棄するようにしましょう。

海ぶどうを上手に保存して美味しくいただこう!

刺し身と一緒に盛りつけられた海ぶどう

海ぶどうの日持ち期間や、上手な保存方法をまとめました。海ぶどうは常温保存が基本で、冷蔵や冷凍だとすぐに傷んでしまいます。美味しく食べるには、正しい保存方法をしっかりと把握しておくことが大事です。

海ぶどうは栄養価も高く健康的な食材ですので、これを機にぜひ普段の食事に取り入れてみてください。

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