サクサク感が絶妙のサブレレシピ！簡単な作り方・クッキーとの違いも

サブレは、サクサクとした食感と、バターの風味がたまらない洋菓子の一種です。手間がかかるイメージがありますが、実は材料を混ぜて焼くだけと簡単に作れます。本記事では、サブレの基本的な作り方を紹介するとともに、クッキーとの違いついても解説します。お菓子好きな方は、ぜひチェックしてみてください。

サブレは、砂という意味を持つフランス発祥の焼き菓子です。ほろほろと砂が崩れるような食感から名づけられたという説に由来しています。サクサクとした食感と、バターの風味が特徴で、1枚食べるともう1枚と思わず手が伸びてしまうほど美味しいです。

ショコラ、レモンなどのフレーバーや、ナッツを入れるなどアレンジも自在です。中にはチーズを練り込んだおつまみにぴったりのサブレもあり、甘いものが苦手な方からも評判です。

サブレとよく似た焼き菓子に、クッキーやビスケットがありますが、その違いは材料の分量比にあります。クッキーは、糖分と脂肪分が全体の40％以上を占めるものと定義されています。一方ビスケットは糖分と脂肪分が40％未満のものを指します。

一般的にサブレには、ビスケットやクッキーの2倍近いバターが使用されています。そのためバターの風味が強く、さくっとした軽い食感を生み出しています。日本ではクッキーやビスケットなどを区別していますが、フランスでは焼き菓子全体をサブレと呼んでいます。

たった3つの材料だけで作れる、簡単なサブレの作り方を紹介します。常温で柔らかくしたバターに砂糖を入れて混ぜ、薄力粉をふるい入れます。生地をラップで包み、冷蔵庫で1時間程度休ませてください。1cm厚にカットし、170度に予熱したオーブンで20分焼いたら完成です。焼き立ても良いですが、翌日の方が味が馴染んでさらに美味しいです。

【材料】

• 無塩バター 50g
• グラニュー糖 30ｇ
• 塩 指先でひとつまみ
• 卵黄 3g
• 薄力粉 33g
• 強力粉 33g
• アーモンド 12g

1. バターをボウルに入れ、ホイッパーでなめらかにします。
2. グラニュー糖を加え白っぽくなるまで泡立てます。
3. 塩と卵黄を加え混ぜ合わせます。
4. 薄力粉をふるい入れ、そぼろ状になるまで混ぜ合わせます。
5. 刻んだアーモンドを加え生地がまとまるまで混ぜ合わせます。
6. ラップで包み冷蔵庫で4時間以上冷やし寝かせます。
7. (6)を練り直し直径5㎝の円柱状に成型して、冷蔵庫で4時間以上冷やし寝かせます。
8. 卵白を塗りグラニュー糖をつけて、8㎜にカットして天板に並べます。
9. 170℃に予熱したオーブンで18分焼いたら完成です。

アーモンドのカリッとした食感と、香ばしさが美味しい本格サブレレシピです。寝かせた生地を練り直してから成形するのが、ポイントになります。バターは作業しやすいように常温に出しておき、柔らかくしてから使いましょう。

【材料】

• 無塩バター 60g
• グラニュー糖 30g
• 薄力粉 100g
• ココナッツファイン 40g
• グラニュー糖 適量

1. バターをゴムベラでなめらかな状態にし、グラニュー糖を加えて混ぜます。
2. ココナッツファインを加え混ぜ合わせます。
3. 薄力粉をふるい入れ、切るように混ぜ合わせます。
4. 大きなそぼろ状になったらボウルの底に押し付けるようにまとめます。
5. 最後は手でまとめ、袋に入れ5mm厚にのばします。
6. 冷蔵庫で30分休ませたら、袋をカットし型で抜きます。
7. 全体にグラニュー糖をふりかけます。
8. フォークで均等に穴をあけ、170℃で18分焼いたら完成です。

4つの材料だけで簡単に作れる、美味しいココナッツサブレのレシピを紹介します。生地を作る前に、作業しやすいようバターを常温に戻しておきましょう。グラニュー糖を入れたら白っぽくなるまで混ぜ、空気を含ませることがポイントになります。

【材料】

• 無塩バター 100g
• 粉糖 65g
• 塩 2g
• 卵黄 20g
• アーモンドパウダー 45g
• 薄力粉 130g
• 強力粉 35g
• ベーキングパウダー 1g
• パルメザンチーズ 115g
• フライドオニオン 35g

1. 無塩バターは常温に戻して柔らかくしておきます。
2. 粉糖、塩を加えてゴムベラですり混ぜます。
3. 卵黄を加えすり混ぜます。
4. ふるったアーモンドパウダーを加え混ぜます。
5. 薄力粉、強力粉、ベーキングパウダーを合わせてふるい加え、さっくり混ぜます。
6. パルメザンチーズとフライドオニオンを加え、均等になるよう混ぜ合わせます。
7. 厚さ1cm、短辺8cmなるように長方形に成型します。
8. 冷蔵庫で1時間休ませ、8mm厚にスライスします。
9. 鉄板に並べ、粉チーズ、黒胡椒をふります。
10. 190℃に予熱したオーブンで約15分焼いたら完成です。

ビールのおつまみにもぴったりな、チーズサブレのレシピです。粗びきこしょうとチーズを加え、豊かな風味とピリッとした辛みをプラスしましょう。

【材料】

• 無塩バター 150g
• 砂糖 100g
• 全卵 1個
• アーモンドプードル 20g
• 薄力粉 220g
• 塩 1g
• A砂糖 60g
• A無塩バター 40g
• A生クリーム 60g
• Aはちみつ 20g
• A水飴 20g
• アーモンドスライス 150g

1. 無塩バターを柔らかくなるまで練り、砂糖も加えて混ぜます。
2. 全卵を分けて加え、その都度よく混ぜます。
3. アーモンドプードルを加えて混ぜます。
4. 薄力粉、塩をふるい入れて混ぜ、ひとかたまりになったらラップに包みます。
5. 27cm×27cmの大きさに伸ばし、冷蔵庫で1時間以上冷やします。
6. 生地にフォークで穴を開け、170℃に予熱したオーブンで20分焼きます。
7. アーモンドスライスをオーブンで茶色くなるまでローストします。
8. 鍋に材料A入れて中火で加熱します。
9. ふつふつと湧いてきたら(7)を加えて（6)の上に広げます。
10. 160℃に予熱したオーブンで18～20分焼きます。
11. 食べやすい大きさにカットしたら完成です。

サブレの上に、キャラメルアーモンドをたっぷりのせたフロランタンレシピです。サクサクの生地と甘いキャラメルの相性が抜群で美味しいです。コーヒーにも紅茶にもよく合うので、ぜひ作ってみてください。

甘酸っぱさがたまらない、レモンサブレのレシピです。材料を混ぜて焼くだけの2ステップで完成するので、お菓子作りが苦手な方も気軽に挑戦してください。レモンは皮ごと使用するので、国産で無農薬のものを使用しましょう。

【材料】

• A薄力粉 500g
• Aグラニュー糖 150g
• Aベーキングパウダー 小さじ1
• A塩　小さじ1/4
• ココアパウダー 大さじ1と1/2
• アーモンドパウダー 大さじ2
• 植物油 50g
• 牛乳 大さじ1
• スライスアーモンド　30g

1. 材料Aをふるいにかけ、1カップ分使います。
2. ボウルにスライスアーモンド以外の材料を入れて混ぜます。
3. アーモンドを加えてさっくり混ぜます。
4. ひとまとめにし、16cmの棒状にととのえます。
5. ラップに包んで冷蔵庫で10分休ませます。
6. 8mmの厚さに切り分け、天板に並べます。
7. 170度に予熱したオーブンで20分焼いたら完成です。

こちらは自家製のクッキーミックス粉を使って、手軽に作れるサブレのレシピです。ここでは1カップ分(130g)だけ使用するので、残りは別のサブレに活用してください。型抜きなども必要ないので、思い立ったときに作れます。

エキストラバージンオイルのフルーティな香りが楽しめる厚焼きサブレはいかがでしょうか？塩味が効いているので、甘じょっぱくて美味しいです。バター、卵や牛乳も使っていないので、アレルギーの方も安心して食べられます。

アーモンドプードルを生地にたっぷり練り込んだ、香ばしいサブレのレシピです。美味しく作るポイントは、菜種油と豆乳をしっかり混ぜて乳化させることです。薄力粉の代わりに米粉を使っているので、ヘルシーです。

サクサクの食感がたまらないサブレのさまざまなレシピを紹介してきました。作り方も材料を混ぜて焼くだけというシンプルさで、お菓子作りに慣れない方も作りやすいです。自分で作ったサブレは格別に美味しいので、ぜひ手作りに挑戦してみてください。