韓国屋台で人気の「タッカンジョン」とは？簡単な作り方も紹介！

韓国料理店で人気のタッカンジョンですが、わざわざ店に行かなくても家で簡単に手作りすることができます。本記事ではタッカンジョンの特徴や、簡単な作り方をまとめました。家にある材料で手軽に作れるので、まだ食べたことがない人はぜひ一度作ってみてください。

タッカンジョンの「タッ」は韓国語で鶏肉のことで、「カンジョン」は小さな塊のお菓子という意味です。名前の通り小さくひと口大に切った鶏肉をお菓子のように丸め、甘辛いタレで味付けをした料理です。韓国の屋台では定番の人気メニューで、子供のおやつやおつまみ、夜食などさまざまな場面で利用されています。

ソースにはコチュジャンなどの辛味調味料と一緒に水飴を使うのが特徴で、この水飴のおかげでタッカンジョン特有のとろりとしたソースが出来上がります。甘さと辛さのバランスが絶妙で、ひと口食べればやみつきになること間違いなしの美味しさです。

タッカンジョンと似た韓国料理にヤンニョムチキンというものがあります。両方とも鶏の唐揚げにタレを絡めた料理で、韓国でも特に明確な違いというものはないようです。ただ、細かい違いをいえば、ヤンニョムキチンのほうが骨付きの肉や大きめの肉を使うことが多く、タッカンジョンのほうが骨なしの小さな塊肉を使う傾向にあるようです。

タッカンジョンでも骨付きの肉はありますが、基本的には外でも食べやすいように作られています。また、ヤンニョムキチンは店で揚げたてを食べることを前提として作られているため、衣のサクサク感が長持ちしません。その点タッカンジョンはタレに水飴を使っているため、冷めてもカリカリとした美味しさが持続するようになっています。

【材料】（2〜3人分）

• 鶏もも肉 300g
• トッポッキ 6個
• ピーナッツ 15g
• A 塩 小さじ1/3
• A ガーリックパウダー 小さじ1/2
• A コショウ 適量
• A 酒 大さじ2
• 天ぷら粉 30g
• B コチュジャン 大さじ2
• B ケチャップ 大さじ2
• B 砂糖 大さじ1
• B はちみつ 大さじ2
• B 醤油 大さじ2/3

屋台のタッカンジョンは水飴を使うことが多いですが、家で作る場合は簡単にはちみつで代用しましょう。はちみつがない場合は、砂糖だけで作ってもOKです。衣は小麦粉でも作れますが、天ぷら粉のほうが簡単にカリカリとした食感に仕上がります。

【作り方】

1. 鶏肉をひと口大にカットします。
2. 1をボウルに入れて、Aを加えてよく混ぜます。
3. 調味料がよく溶けたら天ぷら粉を加えて混ぜ、しばらく置いておきます。
4. フライパンにBをすべて入れて混ぜます。
5. よく混ざったら火をつけ、中火〜やや弱火で混ぜながら火を通します。
6. 別のフライパンに油を入れて熱し、鶏肉を丸めながら入れます。
7. 170℃で2分揚げたら取り出します。
8. 鶏肉を冷ましている間にトッポッキを揚げます。
9. 冷めた鶏肉を180℃の油で二度揚げします。
10. 5に鶏肉トッポッキを入れて全体的に絡めます。
11. 器に盛りつけ、砕いたピーナッツをトッピングしたら完成です。

タッカンジョンを美味しく作るポイントは、鶏肉を二度揚げして衣をカラっと揚げることです。一度目は中温で中まで火を通したら、二度目は高温で外側がカリカリになるように揚げてください。トッピングにはピーナッツの他にアーモンドスライスを使っても良いですし、辛い味が好きな人は糸唐辛子を添えても良いでしょう。

タッカンジョンの特徴や、簡単な作り方をまとめました。タッカンジョンは甘辛いタレとカリっと揚げた鶏肉が美味しい屋台グルメで、おやつだけでなくご飯のおかずやおつまみにもぴったりの料理です。手作りすることで辛さなどを自由に調整できるので、ぜひ家で自分好みのタッカンジョンを作ってみてください。