2021年09月29日公開
2024年11月16日更新
おつまみにぴったりの鮭とばの作り方!下ごしらえの仕方も要チェック
鮭とばの作り方を解説します。おつまみにぴったりの鮭とばの作り方を、塩もみなどの下ごしらえの方法から詳しく説明します。鮭とばに適した食材や上手に作るコツも紹介しているので、家で作る時の参考にしてください。
鮭とばの下ごしらえ方法や作り方のコツを解説!
鮭とばと日本酒いただきます♪ pic.twitter.com/jE5FtjeGl8
— ばぶ (@babu_tora) September 28, 2021
お酒のおつまみとしてよく食べられる鮭とばは、固い歯ごたえと凝縮された旨みが人気の乾燥珍味です。もともと保存食として作られていただけあって、家で手作りすることも可能です。
本記事では、鮭とばの基本的な作り方やコツをまとめました。下ごしらえの方法から詳しく紹介しているので、鮭とばを手作りしてみたい人はぜひ一度チェックしてみてください。
鮭とばの材料と下ごしらえ方法
鮭とばに適した食材
ブナ鮭だけど、なんとかGET!!
— yoshiyuki🦈LEVORG (@ima_yoshiyuki) October 5, 2017
自然の恵みに感謝です✨ pic.twitter.com/40WoZsSxNJ
鮭とばを作るのに一番適している食材は、秋に河川をのぼってくる「ブナ鮭」という鮭です。このブナ鮭は鮭の中でも成熟しきったもので、脂がなくあまり美味しくないといわれています。しかし、この脂のなさが鮭とばには適しており、乾燥させた時に脂焼けを起こすことがありません。
脂ののった銀毛(ギンケ)や刺身用のトラウトサーモンなどは乾燥しにくいため、鮭とば作りには使わないほうが無難です。市販の商品の中には食材に脂の多いハラスを使ったものもありますが、自宅で作るのは難しいので避けるようにしましょう。
塩は特に良いものでもなくても、家庭で使うような普通の塩でOKです。ただ、かなりの量を使うので、1kgくらいは用意しておいた方が良いでしょう。
下ごしらえ①塩もみで鮭の水分を抜く
父上の鮭とば追加〜♪
— TRANS-AM (@TRANSAM_fcomets) November 22, 2020
もう今期は最後となりそうです( ^ω^ )
ただ、エサが余ってるので、もう一回くらい行くかも?(^◇^;)
塩に漬けて水抜きしてから干すそうです。完成が楽しみ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ pic.twitter.com/UzNY31zVIG
まずは下ごしらえとして塩もみをして水分を抜くのですが、丸ごと1尾使う場合は先に下処理をすませておきましょう。鮭の表面がぬめっている場合は、塩をすりこんで水で洗い流しておくのがおすすめです。ぬめりは臭みの原因となるので、ぬめりをしっかり取っておくことで干した後の臭みを抑えることができます。
ぬめりを取ったら頭を切り落とし、内蔵や血合いを取り除いて身を3枚に卸しましょう。中骨を取って切り分けた鮭はトレイなどへ移動させ、身だけでなく皮もしっかりと塩もみします。まぶしたら鮭に軽く重石を乗せ、そのまま1週間漬け込んでください。この時鮭から出た水分を逃がせるように、底に穴が空いているような容器を使うと便利です。
下ごしらえ②塩抜きをする
これは、アサリんに買ってきたカナダ産の鮭です。
— ☆逆襲のインスタント Left☆ (@mode_forest) September 25, 2020
生ではなく、間違えて塩漬けを買ってしまったが為、塩抜きをしています。
私も鮭が食べたいですが、これはアサリんのです。
アサリんは、一晩でこれを全部食べます。恐ろしい。 pic.twitter.com/mcQp4Si9lp
1週間ほどすると、鮭の水分が抜けて身が縮んできます。そうなったら一度塩を洗い流し、ひと晩ほど水に漬けて塩抜きをしましょう。この時水が高温になると鮭が傷んでしまうので、できれば冷蔵庫に入れておくのがおすすめです。もしも冷蔵庫に入り切らない場合は、発泡スチロールなどを使って水温を15℃以下に保つようにしましょう。
鮭とばの作り方のコツ
ネットを使って二段階に分けて干す
自家製鮭とばは干して2日目
— 北海道ライダーひろしさん (@hokkaido_biker) April 24, 2021
順調にとばっぽくなってます
これは失敗はなさそう
左が塩水、右がめんみ
右は身が透き通って琥珀みたいに綺麗です(形は悪いけど)
この半生状態をつまみ食いするのが一番うまいかも pic.twitter.com/mC3RMj1uPd
下ごしらえが済んだら、あとはしっかりと干すだけです。3〜4日ほど干したら一度取り込み、食べやすい大きさにカットしたらもう一度本格的に干しましょう。干す時は乾物ネットを使うと、細かく切ったものも落とさず乾燥させることができて便利です。
上手に乾燥させるコツは、鮭全体に風が当たるようにすることです。一方向だけでなく、全方向から風が当たるような場所にネットを吊るすようにしましょう。
オーブンや燻製器を使う方法も
鮭とばもっかい低温オーブンで水気抜いて完成 pic.twitter.com/4AqwTYNNb1
— atakuso (@atakuso0921) December 18, 2020
鮭とばは乾燥させるのに時間がかかりますが、そこまで時間をかけたくない人はオーブンを使うのがおすすめです。オーブンで作る時はひと晩水抜きした鮭を細切りにし、100℃に予熱したオーブンで2時間焼きましょう。焼く時は1時間焼いてから一度取り出し、裏返してもう1時間焼くのが上手に乾燥させるコツです。
また、燻製器を使って乾燥させるという方法もあります。燻製器を使った鮭とばはスモーキーな風味が人気で、自然乾燥するよりも旨みがぎゅっと凝縮されます。チップを変えれば香りや風味も変わるので、お好みのチップでいろいろな鮭とばを作ってみるのも良いでしょう。
鮭とばの作り方を覚えておつまみのレパートリーを増やそう!
【鮭とば】秋鮭を半身におろして皮付きのまま縦に細く切り、海水で洗って潮風に当てて干したもの。冬の北海道・東北地方の風物詩です。塩気が強く、かなりの歯応え。皮を剥がしてそのまま食べるか、少し焼いて食べます pic.twitter.com/51yZW63qMC
— 酒と肴の雑学 (@sake2sakana) September 25, 2021
鮭とばの作り方やコツなどをまとめました。鮭とばは家で作ると手間と時間がかかりますが、手作りならではの自然な味を楽しむことができます。一度作ってしまえば長期保存も可能で、おつまみ以外にもいろいろな料理に利用することができます。秋鮭が出回る時期になったら、ぜひ自宅で鮭とば作りにチャレンジしてみてください。