2021年09月01日公開
2024年11月15日更新
関東のお雑煮の特徴とは?関西風との違いやおすすめレシピを紹介
関東のお雑煮の特徴や関西との違い、人気レシピをまとめました。出汁やスープの味付け、具材についてなど、詳しく解説していきましょう。また、鶏肉などを使った関東お雑煮の、簡単おすすめレシピを厳選して紹介します。
関東のお雑煮の特徴や簡単に作れるおすすめレシピが知りたい!
初めて関東のお雑煮たべました
— まる (あいあい♡パーティー) (@arsrrfft) January 1, 2021
召し上がれ〜( ◜ᴗ◝)🫖🙏🏻 pic.twitter.com/5kEPKihLrS
お雑煮はお正月料理に欠かせない日本の伝統料理です。ひと口にお雑煮と言っても、地域によって作り方や材料、味わいが大きく違ってきます。本記事では関東のお雑煮に注目し、関西のお雑煮と比較しながら、特徴や味付け、主に使用される具材などを見ていきましょう。併せて、簡単に作れるおすすめのレシピも、いくつか紹介します。
関東のお雑煮の特徴
関東はしょうゆや出汁ベースのあっさり系が主流
関東のお雑煮はじめて!!!
— 田名部生来 (@mnkspan) December 31, 2019
美しいおいしい🤤 pic.twitter.com/PZ1ykYbM45
関東の中でも地域によって違いがあり、細かく言えば家庭によっても変わってくるでしょう。ここでは、おおまかな特徴について解説していきます。
汁はかつお昆布だしの醤油ベースです。具材には鶏肉やかまぼこ、地域で採れる青菜などで、シンプルに仕上げています。お好みで人参や椎茸、みつばなどを足して作る家庭も多いです。餅は焼いた角餅を入れます。これは昔から江戸は人口が多く、餅を丸めるのに手間がかかり間に合わないため、簡単にできる角切りになったといわれています。
関西のお雑煮との違い
こんにちは☀️
— 《公式》奈良学園大学マーチングバンド部 (@naragakumb2014) January 4, 2020
皆さんは関東と関西でお雑煮の味が違うのをご存知でしょうか??
私も帰省して初めて知りました!
関東 醤油ベースのスープ
関西 白味噌ベースのスープ
です❗️❗️
1年トランペット 佐藤武人#お雑煮 #関東 #関西 pic.twitter.com/AyJYtFYWR0
関西のお雑煮は京雑煮を意味することが多く、白味噌を使って仕上げています。地域によっては、赤味噌を使用する所もあるそうです。具材は白味噌の味を邪魔しないような、里芋や大根、人参などを使用しています。また、餅は丸餅を入れて、円満な年になるよう願いを込めた意味あいも含まれています。餅は焼くのではなく、煮て入れるのが主流です。
すっきりとしたキレがある味わいの関東のお雑煮に比べて、関西はまったりとした濃厚な味わいになっているのが特徴です。
関東のお雑煮のおすすめ人気レシピ
白だしで作る簡単お雑煮
【材料】1人分
- 切り餅:1個
- ほうれん草:1茎
- 椎茸:1本
- 人参:スライス1枚
- かまぼこ:スライス1枚
- 鶏もも肉:30g
- 塩:少々
- 水:200cc
- A白だし:大さじ1
- A酒:大さじ1
- A醤油:小さじ1/2
【作り方】
- 人参は飾り切りにして、ねじ梅にします。(切り方は動画参照)
- 椎茸は石づきを切り落として、飾り切りにします。
- かまぼこは結びかまぼこにし、鶏肉は塩をまぶします。
- 切り餅はグリルかオーブントースターで、こんがりと焼きます。
- ほうれん草は塩ゆでしてサッと水気を切り、4等分の長さにカットします。
- 鶏肉は下茹でします。
- 鍋に水と人参を入れて加熱し、ひと煮立ちしたらAの調味料を加えます。
- さらに椎茸、かまぼこ、鶏肉を入れて煮込み、全体的に火が通ったら火を止めます。
- お椀に焼いた餅と8を入れて完成です。
白だしをベースにして、あっさりとした上品な味わいに仕上げました。鶏肉は脂身のあるもも肉を使用しているので、下茹でして余分な脂分を落としています。そうすることで、汁の表面に脂が浮かずに、見た目もすっきりなるでしょう。
また、醤油を使った汁よりも、白だしを使った汁の方が透明感があるため、具材の色が映えて美しいです。お正月らしく、人参やかまぼこを飾り切りにしています。動画を参考にすると簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
かつお昆布と鶏出汁でダブルスープのお雑煮
薄口醤油で味付けした、毎日食べても飽きないお雑煮の人気レシピです。鶏肉を煮こごりごと入れるのがポイントで、かつお昆布出汁と鶏出汁とのダブル出汁スープになります。大根をお椀の底に敷くと、餅がお椀に貼り付くのを防止でき、具も底に沈まずに見栄え良くなるでしょう。あれば、柚子の皮を1cmくらい削って入れると、風味が良くなります。
生姜入り関東のお雑煮
千切り生姜をプラスして、身体の芯からほっこり温まるお雑煮に仕上げました。おせちのお煮しめのこんにゃくと椎茸を添えて、アレンジしています。鶏もも肉を加えたら、弱火にしてしっかりアクを取るようにしてください。寒いお正月にピッタリ合います。
関東のお雑煮だけでも家庭や地域ごとのレシピの違いが楽しめる
あけましておめでとうございます🎍
— ettie (@harapeko_ettie) January 1, 2021
お節は夕方から頂くので、とりあえず朝昼ごはんは簡単にお雑煮。
普通の関東風のお雑煮ですが、主人はこれに鰹節と青海苔をかけるので食べ方に微妙に地域差があるようです😂 pic.twitter.com/OgX4YLCi1W
関東のお雑煮の特徴や作り方、関西との違いについて紹介しました。関東はすっきりした醤油ベースの味、関西は白味噌ベースのまろやかな味わいが特徴です。使用する餅が角餅と丸餅であることも、大きな違いになります。
お雑煮は作り手のオリジナルやその家庭ならではの伝統の味があるので、奥深い料理です。機会があれば、さまざまな地域のお雑煮を味わってみるのも、楽しいでしょう。