シチリア発祥のスイーツ「グラニータ」とは？特徴や作り方も！

イタリアのスイーツといえばジェラートが有名ですが、グラニータという夏にぴったりのスイーツを知っていますか？本記事では、グラニータの特徴やおすすめの人気レシピをまとめました。家でも手軽に作れるレシピばかりですので、ぜひ一度作ってみてください。

グラニータはシチリア発祥の冷たいスイーツで、イタリア版のかき氷ともいわれています。日本のかき氷のように氷の上からシロップをかけるのではなく、凍らせたシロップを砕いて作るところが大きな特徴です。シチリア島は9世紀頃にアラブ人によって占領されましたが、その時サトウキビやレモンなどが持ち込まれるようになりました。

アラブ人はそれらとエトナ山の雪でシャーベット作りを始め、それがグラニータの始まりだといわれています。日本ではジェラートより知名度の低いスイーツですが、イタリアではいまだに人々から愛され続けています。

グラニータは基本的にはシロップとフレーバーを混ぜて作られますが、そのフレーバーの種類は実にさまざまです。レモンやオレンジなどの柑橘系のレシピがメジャーですが、その他にもコーヒーやミルク、アーモンドなど、お好みの素材で自由にアレンジすることができます。

特にエスプレッソをベースにしたものは夏の朝ごはんにも人気で、朝のコーヒー代わりに食べられることが多いようです。また、ブリオッシュとの相性も抜群で、シチリアではブリオッシュにグラニータを挟む食べ方も好まれています。

【材料】

• ブラッドオレンジジュース 1l
• 粉糖 適量
• レモン果汁 少々
• オレンジ 適量
• ミント 適量
• 粉糖 適量

1. ボウルに材料をすべて入れて泡立て器で混ぜます。
2. 1を冷凍庫に入れて、1時間たったら泡立て器で混ぜます。
3. 2を繰り返しながら、5時間くらい凍らせます。
4. 器に盛り付けて、オレンジとミントを飾ります。
5. 上から粉糖をかけたら完成です。

イタリアでも一般的に使われている、ブラッドオレンジジュースを使った基本的なレシピです。砂糖の量はお好みで大丈夫ですので、味を見ながら量を調節しましょう。途中で何度かかき混ぜることで、味が均一になり氷がふわふわとした食感に仕上がります。

【材料】（1人分）

• コーヒー 200cc
• きび砂糖（コーヒー用） 大さじ2
• 生クリーム 100cc
• きび砂糖（生クリーム用） 大さじ2
• リキュール 大さじ2

1. コーヒーを作っておきます。
2. 氷を張ったボウルの上にもうひとつボウルを乗せ、生クリームを泡立てます。
3. 砂糖を加えてさらに混ぜ、4〜5分立てにします。
4. 別のボウルに砂糖を入れて、コーヒーを加えて混ぜます。
5. 4を氷を張ったボウルの上に乗せ、リキュールを混ぜ合わせます。
6. コーヒーが冷えたら、3に加えてよく混ぜ合わせます。
7. 6をフリーザーバッグに入れて封をし、冷凍庫に入れます。
8. 少し凍ったら袋の上から揉み、再び凍らせます。
9. 8を繰り返し、お好みの固さになるまで凍らせたら完成です。

コーヒーの豊かな香りを楽しめる、大人味のレシピを紹介します。コーヒーはエスプレッソがおすすめですが、簡単にインスタントコーヒーやドリップコーヒーなどで作ってもOKです。

リキュールもお好みのもので大丈夫ですが、子供が食べる場合はリキュールなしで作るようにしましょう。凍らせている途中で何回か揉むことで、口当たりの良い固さに仕上げることができます。揉む時に手が温かいと溶けてしまうので、揉む前に氷などで手を冷やすようにしましょう。

すいかをたっぷりと使った、夏にぴったりのグラニータのレシピです。いちごとすいかの果実味あふれるスイーツで、自然の爽やかな甘みを楽しめます。甘みをさらに引き立てるために、塩を隠し味に少し使うのがポイントです。

グラニータはシロップやジュースなどを使って簡単に作ることができ、夏のおやつやデザートにぴったりの冷たいスイーツです。好みの材料でアレンジできるのも嬉しいところで、その日の気分によっていろいろな味付けを楽しむことができます。かき氷とはまた違った美味しさを味わえるので、夏のおやつやデザートに利用してみてください。