「羅臼昆布」とは?選び方や人気の通販商品・おすすめレシピも紹介!

羅臼昆布がどのような昆布かを紹介します。昆布の王様ともいわれる羅臼昆布の特徴や製造方法など基本情報から、おいしい昆布の選び方まで解説。おすすめの商品もまとめました。また、だしを取る以外の使い方ができるレシピも紹介します。

「羅臼昆布」とは?選び方や人気の通販商品・おすすめレシピも紹介!のイメージ

目次

  1. 1羅臼昆布の選び方やおすすめレシピを紹介!
  2. 2羅臼昆布の特徴
  3. 3羅臼昆布の選び方
  4. 4羅臼昆布のおすすめ通販商品
  5. 5羅臼昆布を使ったおすすめレシピ
  6. 6羅臼昆布を色々な使い方で堪能しよう!

羅臼昆布の選び方やおすすめレシピを紹介!

昆布の中でも、最上級のおいしさであるという羅臼昆布について紹介します。和食に欠かせない昆布にもいくつか種類がありますが、特に濃くて上品なだしが取れるということから、最も高額な価格で取引される昆布です。その高級さから、昆布の王様ともいわれています。

羅臼昆布は一体どのような昆布なのでしょうか?だしの特徴や産地、製造方法などの基本情報から、選び方や昆布から取っただしの使い方、だしを取った後の昆布も美味しく食べられるおすすめレシピまで紹介します。

羅臼昆布の特徴

羅臼沿岸で採取できる昆布

昆布は寒流系の海藻であるため、日本で流通しているもののほとんどが北海道で収穫されます。正式名称をりしり系えながおにこんぶと呼び、北海道北東部にある知床半島の羅臼沿岸でのみ収穫できる昆布です。羅臼沿岸で獲れる昆布であることから、羅臼昆布と呼ばれています。

この羅臼沿岸には、1月下旬頃になると、大陸からプランクトンがたっぷり含まれた流水が流れ込みます。また、すぐ後ろには木々豊な山々があり、この山から羅臼沿岸に流れ込む川の水はミネラルが豊富です。この海と山の栄養が交差することで、栄養がたっぷり含まれた昆布が作られているのです。

製造方法

最上級といわれる美味しさの理由は、海と山の豊かな栄養だけではありません。手間暇をかけるほど美味しくなるといわれており、その製造工程も他の昆布より多いのが特徴です。通常の昆布は収穫後に洗浄を行い、天日干しをして出荷する昆布を選別するという過程で、出荷までに約一週間ほどかかります。

一方、羅臼昆布は天日干しの後夜露で湿らせて伸ばし、また日に当てて乾かすという工程を何度か繰り返します。これによって、通常の昆布よりも工程が多くなり、出荷までに3週間~長くて100日ほどかかります。丁寧に皺をのばして何度も日に当てることで、見た目も美しく仕上がります。更に、細胞壁が壊され、より濃いだしが出るになるのです。

だしの特徴

栄養が多く、丁寧な製造工程でだしが出やすくなった羅臼昆布は、昆布の中でも最も濃いだしが取れるといわれています。まず、見た目は通常の昆布で取っただしよりも黄色く濁りがあります。香りは芳醇な昆布の香りがしっかりと出ていて、濃厚で甘味のある味わいです。味と香共に主張が強いため、他のだしと合わせなくても濃厚で美味しいです。

また、煮出して作る方法と水出しで作る方法でも味わいが少し変わります。煮出しで作っただしは、非常に濃厚でコクが深いです。水出しで作っただしは、しっかりと昆布の味はあるものの、スッキリした後味になります。使いたい料理や好みで作り方を分けると良いでしょう。

羅臼昆布で取っただしの使い方は、味噌汁やラーメンなど、濃いめのだしで旨味を味わう料理に使うのがおすすめです。佃煮にするのも良いでしょう。逆に、色が黄色くなってしまうので、すまし汁やお吸い物など、薄味に仕上げる料理にはあまり向きません。

羅臼昆布の選び方

選び方①「天然・養殖」と「走り・羅」

羅臼昆布には、天然で獲れたものと養殖で育てられたものがあります。流通されている昆布の割合としては養殖ものが多く、パッケージに天然と書かれていなければ、ほとんどが養殖ものです。天然のものは養殖ものよりもより濃いだしが取れ希少価値が高いため、幻の昆布とも呼ばれています。そのため、天然ものの方が高額です。

また、漁の時期によって走りと丸羅という二種類に分かれ、この種類によっても品質が変わってきます。走りは7月~8月上旬に収穫される昆布であり、丸羅は8月半ばごろから収穫されます。走りと丸羅では、走りの方が実入りも程よくだしの濁りも少ないです。丸羅は実入りが過ぎており、だしが走りよりも濁りやすいといわれています。

また、だしの品質もですが、見た目の美しさも走りの方が良いです。より美味しいものを選ぶなら、パッケージに走りと書かれている方を選びましょう。なお、走りのみを厳選した商品は値段が高くなる傾向にあります。

選び方②「等級」と「黒口・白口」

羅臼昆布には等級があり、1~5等検の5段階にわけられます。1等検の昆布は最高級の昆布であり、昆布から出るだしも濃厚で美味しいです。しかし価格は高く、高級な料亭の懐石コースに使われるものが多いです。また、贈答品など人に贈る際にも1等検や2等検の昆布が選ばれます。

家庭用で使うなら、比較的リーズナブルな価格で手に入り、品質も良い3~4等検のものがおすすめです。また、等検が高くても形が不揃い訳あり品は安めの価格で手に入ることがあります。価格や使いたい場面に合わせて選んでみてください。

また、色についても黒口と白口が存在します。同じ等級のも昆布であれば、黒の方が高級で品質が良いとされています。最も品質の良い羅臼昆布は、黒・走り・1等検の昆布です。市場に出回っているものはほとんど黒口ですが、まれにパッケージに黒と書かれていなければ白口である可能性もあります。選ぶ際には気をつけましょう。

羅臼昆布のおすすめ通販商品

元木の天然羅臼昆布・切り落とし(黒走)

羅臼昆布の種類の中でも、最も品質の高い黒・走りの天然ものです。等級は2等・3等ですが、品質のいい種類のものですので、羅臼昆布特有の濃厚でコクのある美味しさを、リーズナブルな価格で購入できます。容量は300gあり、味噌汁やラーメンなどのだしにもたっぷり使えます。家庭用に使う昆布としておすすめです。

2等検業務用熟成羅臼昆布

品質の高い2等検の羅臼昆布です。1年間蔵囲いで熟成させており、昆布からはとても濃厚でコクのあるだしが取れます。また、1kgの大容量ですので、家庭用でたっぷり使いたい人にはもちろん、業務用としてもおすすめです。お味噌汁やラーメンのだし、佃煮にするなど、さまざまな使い方ができます。

天満大阪昆布天然羅臼昆布1kg

大容量1kgの黒羅臼昆布が、リーズナブルな価格で購入できる商品です。形や厚みが不揃いであったり、さまざまな等級が混ざっているため、お手頃な価格設定になっています。品質としては贈答品などには向きませんが、家庭用にラーメンなどのだしに使うのに良いでしょう。リーズナブルな価格重視で手に入れたい人におすすめです。

天然羅臼昆布切り落とし150g

羅臼昆布の中でも、形を整える時に切り落とされる耳の部分である赤葉昆布の商品です。色は薄めで見た目は不揃いですが、旨味が熟成されており、しっかりと濃厚でコクのあるだしが取れます。また、切り落とされる部分ですので、リーズナブルな価格で購入できます。価格重視で濃厚なだしを味わいたい人におすすめです。

羅臼昆布を使ったおすすめレシピ

羅臼昆布のつくだに

羅臼昆布を醤油と砂糖、酒などと一緒に、水分がなくなるまで繰り返し煮込んだ、人気の佃煮です。甘辛い味付けとしっかり引き出された昆布の旨味で、ご飯がよく進みます。作り置きもでき、お弁当のおかずにも使えます。だしを取った後の昆布を使って作れるので、残った昆布の使い方に困っている人におすすめです。

羅臼昆布のつくだに by 知床羅臼町キッチン 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが353万品

羅臼昆布ごと食べる鶏つみれ鍋

だしソムリエがおすすめする、濃厚な羅臼昆布をだしと共に丸ごと食べられる鍋のレシピです。重曹を入れることで昆布のたんぱく質が分解されてトロトロになるため、鍋の具材と一緒に美味しく食べられます。さっぱりめの薄味ですが、濃厚なだしの味が感じられる鍋です。重曹を入れすぎると吹きこぼれたり苦味が強くなるので、注意しましょう。

丸ごと羅臼昆布を食べる!フワフワ鶏つみれ by neko_manma 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが353万品

羅臼昆布のお好み焼き

羅臼昆布をはじめ、北海道の美味しい海産物たっぷりの風味豊かなお好み焼きレシピです。昆布を刻んで入れることで、生地に味付け不要で旨味のあるお好み焼きが作れます。だしを取った後の昆布を消費するレシピとしても良いですし、だしを取るだけでなく別の使い方をしてみたいという時にもおすすめです。

羅臼昆布DEお好み焼き by 知床羅臼町キッチン 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが353万品

真鯛の羅臼昆布締め

手軽にできてリッチな昆布締めのレシピです。巻く昆布を羅臼昆布にすることで、より芳醇な旨味と香りが真鯛に移り、ランク一つ上の美味しい刺身になります。巻いて寝かせるだけですので、刺身を違った味わいで食べてみたい時にぜひ試してみてください。オリーブオイルをかけてカルパッチョ風にするのもおすすめです。

ごちそう感たっぷり~真鯛の昆布締め by yukoTR 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが353万品

羅臼昆布を色々な使い方で堪能しよう!

昆布の中でも、最上級の品質といわれる羅臼昆布。濃厚で芳醇な旨味のだしが取れるため、ラーメンや味噌汁など、昆布のコクを活かした料理のだしにおすすめです。また、だしを取るだけでなく、佃煮にしたり丸ごと食べられる鍋など、さまざまな使い方ができます。購入する時は使う場面に合わせて、選び方を参考にしてみてください。

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