2021年04月25日公開
2024年11月09日更新
ステーキをオーブン調理するコツを伝授!焼き方や焼き加減の目安は?
オーブンを使ったステーキの焼き方を紹介します。塩を入れるタイミングや焼き時間、焼き加減の見方、旨味が逃げない加熱方法のコツなど、オーブンで簡単にステーキが焼けるコツを伝授。失敗なしでステーキを焼きたい人必見です。
オーブンを使ったステーキの焼き方を紹介!
スーパーで買ったお手頃な肉も本格的な美味しさになる、オーブンを使ったステーキの焼き方を紹介します。自宅で焼いてパサパサになり、失敗してしまった人必見です。低温で調理ができるため、面倒な火加減の調整もいらず、肉汁を閉じ込めてジューシーな仕上がりにすることができます。早速、焼き方を見ていきましょう。
オーブンを使ったステーキの焼き方
材料・下準備
🍱#おうちごはん🍱
— オーロラ | Aurora (@AuroraDishes) April 23, 2021
🥩#ステーキ🥩
▫️#松坂牛 の #ヒレ をレアに仕上げたよ
▫️サクサクの塩とすりおろした生ワサビで
▫️こんなにも柔らかくて濃いお肉が存在するんだね🥺生きててよかったよ☺️
▫️おいしかったお😋#自炊 #晩酌 #飯テロ #Twitter家庭料理部 #お腹ペコリン部 #Twitter晩酌部 #steak #wagyu pic.twitter.com/71Dg40cwBH
【材料】
- ステーキ肉…1枚
- 塩…肉の重量の0.8%
- サラダ油…適量
【下準備】
- 肉の重量を量る
- 30~1時間ほど肉を冷蔵庫から出しておき、常温に戻す
- 肉の表面にサラダ油を塗る
まず最初に、ステーキ肉は常温に戻しておく必要があるので、焼く30分~1時間までくらいに冷蔵庫から出しておきましょう。肉を常温に戻しておくことで、火が中まで入りやすくなります。
また、塩の重量を決めたり焼き加減が見やすいので、最初に肉の重量を量りましょう。下準備の段階で下味をつけるために塩胡椒を振ることも多いと思いますが、今回は事前に塩胡椒での味付けをしません。
さらに、焼く前の下準備として両面に油を塗っておきます。油を塗ることで、加熱している間表面の乾燥を防ぐことができます。まんべんなく塗っておくことが必要ですので、ハケや指で全面に伸ばしたり、油に浸したキッチンペーパーで包むと良いでしょう。
焼き方
夕飯の牛肉ステーキ、オーブンを使って低温でじっくり焼きました☺️とても柔らく焼けました✨☺️300g、ペロっと💕#おうちご飯 pic.twitter.com/eOJZi7LbfP
— ピアノン👼 (@pianon2020v) April 19, 2021
【焼き方】
- オーブンを予熱で120℃に温める
- 肉を入れて片面を15分ほど焼く
- 時間が経ったら裏返して10分ほど焼く
- オーブンから取り出して塩を振る
- フライパンを温め、油をひく
- 肉を入れて片面を30秒ほど焼き、裏返してさっと焼く
- 両面に焼き色がついたらアルミホイルで包んで休ませる
オーブンは低温でじっくり加熱するために使うので、120℃くらいの低温にします。和牛など柔らかい肉は火が通りやすいので、100℃くらいで良いでしょう。また、天板に乗せると接地部分が多くなって焼き過ぎてしまうので、網に乗せて焼いてください。油に浸したキッチンペーパーに包んでいる場合は、包んだまま入れましょう。
じっくり低温で加熱した後、仕上げに熱したフライパンで焼き色をつけることで、肉汁が逃げずに柔らかくジューシーな仕上がりになります。全体を通して焼き時間は長めですが、火加減の調節が不要ですので、フライパンで焼くよりも調理が簡単です。
最後にアルミホイルに巻いて休ませることも重要な工程です。休ませると徐々に肉の温度が下がり、中の水分が落ち着きます。そうすることで、肉汁が溢れるのを防いで旨味を閉じ込めることができます。
ステーキをオーブン調理する際のコツ
塩をかけるタイミング
ポンドステーキをオーブンで焼いてみた
— たけぞ🥕θ (@877dog) April 18, 2021
油を使ってないから少し薄味で、時間もかかったけど、レアが苦手なのでこれはこれでいいかもしれない pic.twitter.com/EpyDmmqghO
下準備でも説明しましたが、塩は下準備の時には振りません。塩には脱水効果があるため、焼く前に塩を振ると、水分が抜けてジューシーさがなくなってしまいます。そのため、焼く前ではなく中まで火を通してから振るようにします。胡椒も、加熱中に焦げ付くのを防ぐため、塩と同じタイミングで振りましょう。
また、塩の量は肉の重量に対して0.8%にするのがおすすめです。これは人間の体内の塩分と同じ濃度であり、最も美味しく感じる塩分濃度であるといわれています。塩の重さを決めるには、最初にステーキ肉の正確な重量を把握しておく必要があります。
フライパンをしっかり加熱する
フライパンで焼き付け
— Sin 旧名トー子 (@mementowood) April 15, 2021
低温オーブンで火を通し
カットは薄くしご飯に合うように
イチボ肉のステーキ
ニンニク醤油のソース pic.twitter.com/ihz6NyyBOW
最後の仕上げとして使うフライパンは強火で余熱して置き、カンカンになるまで熱しておきましょう。強火のフライパンで最後に焼き色を付けることで、肉汁が出るのを最小限に抑え、ステーキの旨味を閉じ込めることができます。また、強めに焼くと表面に香ばしい旨味もプラスされます。
表面を焼くのは20~30秒の短時間で、中まで火は通りません。そのため、フライパンを加熱するのは強火でも問題ありません。
焼き時間の目安
久しぶりのオーブン活用でのチキンステーキ。 pic.twitter.com/nMUorM0KBj
— 成@LET IT DIEプレイ中 (@nanaru66) April 18, 2021
焼き方の紹介では、肉を低温で加熱する時間は15分~20分と紹介しましたが、肉の重量やミディアムレアにするかミディアムにするかなどによっても異なります。以下の表を参考に、加熱する時間を重量によって5分~10分伸ばしたり短くして調節してみてください。
重量 | 時間 |
---|---|
200g | 表20分、裏15分 |
400g | 表30分、裏25分 |
600g | 表40分、裏35分 |
800g | 表50分、裏45分 |
1000g | 表60分、裏55分 |
焼き加減の目安
先日のステーキ、reverse searという低温オーブンで火を通してから両面焼き付けるという方法で調理したのだけど、失敗がなくてやりやすかった。ただし3cm厚以上のカットじゃないとできない。 pic.twitter.com/p165EuDYw4
— WaYa (@_Galiyan_) April 20, 2021
焼き加減の目安をはかる方法は二つあります。指で肉の表面を押した時の弾力で測る方法と、焼いた後の肉の重量を見る方法です。
弾力で焼き加減を確認する場合は、指で押した時にほどよい弾力があるかどうかを確認します。ミディアムレアの弾力の参考としては、指の間を閉じて広げた時に、親指の付け根にできる盛り上がりを指で押した時と同じくらいです。レアの場合はそれよりも弾力が少なく指が沈みます。ウェルダンまで焼くと、弾力が強くほとんど指が沈みません。
焼いた後の重量で焼き加減を確認する場合は、ミディアムレアの場合、焼く前よりも95~97%の重量になっているかどうかを確認します。それよりも更に火を通したミディアムの場合は93%、ウェルダンの場合は約90%前後ほどです。確認しやすい方法で焼き加減を確認してみてください。
オーブンを使った簡単ステーキレシピ
オーブンで仕上げるステーキプレート
先にフライパンで焼いて肉汁を閉じ込めたステーキと、ごろごろにカットした野菜を一緒にオーブンで焼いて仕上げるステーキのレシピです。出てくる肉汁と野菜の汁にはたっぷりと旨味が詰まっており、ステーキのソースとしても美味しいです。彩りも良く、たっぷりの量を一度に調理できるので、パーティのメイン料理にも良いでしょう。
ローストビーフステーキ
じっくり中まで加熱し、お店のローストビーフステーキを再現したような本格的なステーキレシピです。オーブンの温度を変えて長く加熱することで、柔らかく赤身そのままの美味しさを堪能できます。先に高めの温度で焼いてから温度を下げていき、最後は超低温でじっくり加熱しましょう。
焼き加減には注意が必要ですが、フライパン不要で調理できるので、洗い物も少なく調理できるのも嬉しいポイントです。
シャリアピンステーキ風
あらかじめすりおろした玉ねぎをステーキ肉にまぶしておき、さらにマリネした玉ねぎを乗せて焼くステーキレシピです。玉ねぎの酵素を肉に浸透させておき、低温で焼くことで、ステーキの肉がより柔らかくなります。
不要な脂が落ちて柔らかくジューシーな仕上がりになりますので、牛肉の脂っこさが気になる人におすすめです。ステーキソースやわさび醤油などの味付けも合いますし、肉の旨味そのままでも美味しく食べられます。
1時間熟成ステーキ
超低温で1時間とおいう長時間肉を加熱することで、安いステーキ肉でもジューシーで美味しい仕上がりにする本格レシピです。加熱時間は長いですが、超低温ですので焼き加減を気にする必要もありません。にんにくとバターを効かせたソースも絶品です。自分で楽しむことはもちろん、おもてなし料理としても使えるレシピです。
オーブンで焼く特大サーロインステーキ
オーブンを使って中まで火を通すことで、1kgもある特大サイズのステーキでも簡単に美味しく仕上げることができます。こちらのレシピでは先にフライパンで表面に焼き目をつけているので、オーブンで加熱する時間は短めです。さらにアルミホイルで長めに休ませることで、余熱でじっくりと火を通します。
特大サイズの肉は4~5人のパーティー用にも使えますし、残ったステーキをパンにはさんだりステーキ丼にしたり、さまざまアレンジして使うことができてコスパも良いです。
オーブンで簡単柔らかポークステーキ
豚肉を使ったポークステーキも、牛肉と同じようにオーブンを使ってじっくり低温で焼くことで、美味しく簡単に作ることができます。豚肉の場合、牛肉より中まで火を通す必要があるので、表面がパサパサにならずにしっかり火が通せるという点でも、オーブンでの調理がおすすめです。
下味のソースをあらかじめ揉み込んで浸透させておくことで、ソースを別途作る手間も省けて美味しくできます。
オーブンで本格ステーキを焼いてみよう!
今日はぷち❤︎ステーキ🥩
— 今日の夕ごはん中継ちゅ❤︎ by かぁちゃん (@ribbon26672714) April 25, 2021
&野菜スープ🍅ポトフでした#野菜おいしい #おうちごはん#料理好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/xJGB34Qhsl
オーブンを使って低温で加熱し、フライパンで仕上げる方法は、焼き方の難しいステーキを簡単に美味しく焼くことができます。プロでも奨励している焼き方です。塩を振るタイミングや加熱時間などのポイントを掴めば、スーパーの安い肉から1kg前後あるぶ厚い肉まで、色々な肉で調理ができます。ぜひ試してみてください。