ドイツのケーキ「トルテ」の簡単な作り方を紹介！タルトとの違いも！

ケーキの名前に「トルテ」と付いているものがありますが、その意味はどういったものなのでしょうか？実はドイツ生まれのケーキであり、その見た目が大きく関係しています。ドイツのケーキである「トルテ」の簡単な作り方について、紹介するので参考にしてください。

そもそも、トルテとはどういった意味なのでしょうか？これはドイツ語で「デコレーションケーキ」を表す言葉になります。切り分けて食べる焼き菓子の総称でもあり、円形のデコレーションケーキをイメージしてみましょう。

トルテに近い名称として「タルト」が存在します。タルテはトルテが語源になったフランス語です。もともと、古代ローマでは丸い皿状のお菓子を「トールタ」と読んでいました。「丸める」という意味の「トルクウェーレ」から派生したものです。

そして、この名称がフランスでタルテとして広まりました。また、中南米の食べ物トルティーヤの語源にもなっています。

トルテと似たものに「クーヘン」があります。有名なものではバームクーヘンがありますが、クーヘンは「飾り付ける前のもの」を意味します。バウムクーヘンの場合は、バウムが木を意味しており、「切り株ケーキ」と考えてもよいでしょう。

このようにトルテ、タルト、クーヘンはそれぞれ似ているようで、違うケーキの種類や語源になっているのです。タルトやクーヘンも魅力的なケーキとして、人気といえるでしょう。

【材料】パウンド型1台分

• 無塩バター：40g
• グラニュー糖：20g
• チョコレート：80g
• 卵黄：2個
• 卵白：2個
• アーモンドプードル：20g
• グラニュー糖：50g
• 薄力粉：40g
• アプリコットジャム：100g

• クーベルチュールスイート：100g
• 生クリーム：100ml

1. まずはチョコレートバターケーキを作るために、無塩バターを室温に戻します。
2. チョコレートを割って溶かし、35℃くらいに冷ましておきます。
3. 先程の無塩バターの中にグラニュー糖を入れて、白っぽくなるまで泡立てます。
4. 3にチョコレートを加えて混ぜ、続けて卵黄を混ぜ合わせます。
5. 4にアーモンドプードルを加えて混ぜます。
6. 卵白の中にグラニュー糖を加えて、メレンゲを作ります。
7. メレンゲが出来たら、先程の5の中に2回に分けます。
8. 薄力粉をふるい入れて混ぜたら、パウンド型に入れます。
9. 170℃に予熱したオーブンで、40分～45分ほど焼きます。
10. 焼き上がったものを紙をつけたまま冷やして、十分に冷めたら3枚にスライスします。
11. レンジで30秒ほど温めたアプリコットジャムを、生地の表面と間にまんべんなく塗ります。
12. ガナッシュ作りのために、クーベルチュールチョコを刻みます。
13. 小鍋の中に生クリームを入れて、約60℃に温めます。
14. 火から降ろしたら、11を加えて、混ぜて溶かします。
15. 最後に温かいうちに10にかけて、完成です。

定番レシピである、ザッハトルテです。ドイツで古くから愛されているケーキで、チョコレートケーキのレシピの発展型のような形なっています。慣れれば簡単に作れるので、自家製を堪能しましょう。

【材料】

• 小麦粉：100g
• 砂糖：100g
• 全卵：60g
• バター：100g

• ココアプードル：小さじ1
• シナモンプードル：小さじ1
• バニラプードル：小さじ1

• ラズベリー：190g
• 砂糖：50g
• ペクチン：6g

1. 室温に戻したバターに砂糖を加えます。
2. 全卵を加えて、Aを入れます。
3. 混ぜ合わせた生地を冷蔵庫で1時間寝かします。
4. 別の容器で砂糖とペクチンを合わせて、ラズベリーを入れた小鍋と合わせます。
5. 一度沸騰させる程度煮込んで、炊きあがったジャムを耐熱容器に入れます。
6. その後、粗熱を取り、冷蔵庫で冷やします。
7. 3の生地を型に合わせる分と、格子型にするために棒状に切ったものを作ります。
8. 型に合わせた生地側に5を入れて、上に棒状の生地を格子型に乗せていきます。
9. 最後に縁に生地を付けて、艶出しに溶き卵を塗ります。
10. 用意できたものを160℃のオーブンで1時間焼いたら完成です。

リンツァートルテはドイツではなく、オーストリア発祥のケーキです。生地に様々な香辛料が入っているのが特徴となっており、格子状の見た目もおしゃれになっています。

ドイツで生まれたケーキのトルテについて紹介しました。タルトやクーヘンの違いも解説しています。レシピもとても簡単で、ケーキ作りに慣れている人なら難しくありません。簡単なシンプルなものを作って、さらにアレンジレシピを試してみましょう。