ミルクレープの基本レシピを紹介！美味しく作るコツやアレンジメニューも

薄いクレープとクリームを何層にも重ねたスイーツ、ミルクレープ。昔からある人気の定番スイーツで、現在もケーキ屋さんだけではなく、コンビニなどでも見かけます。クレープ生地とクリームで作られたシンプルな構成のため、アレンジやバリエーションも豊富です。

この記事では本格ミルクレープの作り方や、美味しく作るコツをまとめています。おうち時間を活用した手作りおやつにも最適な、簡単アレンジレシピも紹介します。

ミルクレープはフランス語で「1000枚のクレープ」を意味します。語源はフランス語ですが、日本発祥のスイーツです。その名前の通り、クレープ生地とクリームが何層にも重ねて作られています。

クリームには、カスタードクリームと生クリームを合わせた、ディプロマットクリームが使われることが多いです。他にも生クリームのみのシンプルなものや、フルーツをサンドしたタイプもよく見かけます。

ホットケーキミックスを使用すると、簡単においしい本格クレープを作ることができます。直径18㎝1台分の材料で紹介していきましょう。生地は、ホットケーキミックス150gと卵2個、牛乳350cc、無塩バター20gです。またフライパンで焼く際に、別途サラダ油を適量使用します。

続いてクリームの材料です。生クリーム200ccとグラニュー糖20g、卵黄1個、薄力粉大さじ1/2、グラニュー糖15g、牛乳50cc、バニラエッセンス適量となります。基本のカスタードクリームの材料プラス生クリームで作っていきます。

まずクレープ生地を焼いていきます。卵と牛乳にホットケーキミックスを合わせ、溶かしバターを加えます。材料が混ざったらザルで2回こし、ダマを取り除いてください。これでクレープ生地の完成です。できた生地を、サラダ油をひいて熱したフライパンで、裏表焼いていきます。

続いてカスタードクリーム作りです。卵黄とグラニュー糖に薄力粉、牛乳を加え電子レンジで加熱します。途中でかき混ぜ、カスタードクリームの固さになるまで加熱しましょう。

出来上がったカスタードクリームをしっかり冷やしてから、泡立てた生クリームと合わせます。クレープ生地とクリームを交互に重ねていけば、本格ミルクレープの完成です。

簡単なコツをおさえることで、美味しくきれいに仕上げることができます。柔らかくおいしいクレープ生地を焼く為に、フライパンは熱しすぎないようにしましょう。濡れ布巾などに置いて、表面温度を下げると上手く焼くことができます。

重ねていく工程のコツは、1番上に少し大きめのクレープをかぶせることです。ひとまわり大きいクレープ生地を使うと、簡単に丸みを出すことができます。また重ねてすぐよりも、一晩おいた方が、しっとりまとまっておいしくなります。乾燥しないようにしっかりとラップをして、冷蔵庫で休ませましょう。

餃子の皮を使用したアレンジレシピです。クレープ生地を焼かなくても、本格ミルクレープを作る事が出来ます。沸騰したお湯で餃子の皮をゆでると、ひとまわり大きくなります。冷水で冷やし、しっかりと水分を取り除いてください。

その皮とクリームを交互に重ねるだけで、簡単においしいスイーツの完成です。餃子の皮ならではの、モチモチした食感が楽しめます。

ホットケーキミックスや小麦粉を使わずに、だんご粉を使った本格ミルクレープの作り方です。だんご粉はダマがなくなるまで、よくまぜてください。きれいに焼くコツは生地を休ませる時間です。材料を全部混ぜ合わせて、20分ほど冷蔵庫で休ませましょう。破けにくく、良く伸びる生地になり、作業がしやすいです。

カスタードクリームは電子レンジで加熱していきます。1分おきに取り出しよく混ぜると、ダマになりにくいです。しっかり冷やしてから生クリームと合わせてください。独特のもちもち感があるミルクレープに仕上がります。

ほうれん草を練りこんだ、野菜がとれるおいしいミルクレープの作り方です。ほうれん草は茹でてから、牛乳と一緒にミキサーにかけペースト状にします。粉と卵、バターを合わせたら1時間ほど休ませましょう。

甘いクリームと合わせることで、ほうれん草嫌いでも食べる事ができるので人気です。生地自体には甘みがないので、おかず系のアレンジにも良く合います。

春巻きの皮を、クレープ生地の代わりに使った作り方です。クリームもシンプルに、生クリームのみとなっています。材料2つを重ねるだけの、コツいらずな簡単人気アレンジです。春巻きの皮は加熱しないと食べる事ができないタイプもあるので、購入時に確認しましょう。

重ねたあとは3時間ほど冷やして固めます。乾燥しないようにしっかりとラップで包んでください。

【材料】
〈生地〉

• 薄力粉 100g
• グラニュー糖 40g
• 牛乳 400ml
• 卵 4個
• 溶かしバター 30g

• マスカルポーネチーズ 200g
• グラニュー糖 100ｇ
• ホワイトチョコレート 80g
• 生クリーム 400ml

• コーティング用ビターチョコレート 160g
• 植物油 32ml

1. 薄力粉とグラニュー糖を合わせてから、牛乳と卵を加えて混ぜます。
2. 1に溶かしバターを混ぜ合わせたら、冷蔵庫で約1時間寝かて、生地を作ります。
3. マスカルポーネチーズにグラニュー糖を加え、よく混ぜます。
4. 3に電子レンジ（600w）で30～40秒温めて溶かしたホワイトチョコレートを合わせます。
5. 4に生クリームを加えてツノが立つまで泡立てたら、冷蔵庫で冷やして、クリームを作ります。
6. フライパンを熱し、一度濡れたふきんの上で表面温度を下げます。
7. お玉で2の生地を流し入れて全体に広げ、周りが焼けてきたら裏返し、裏面もさっと焼きます。
8. 焼いた生地とクリームを交互に重ねます。
9. 8を冷蔵庫で1晩置きます。クリームはデコレーション用に一部残しておきます。
10. お湯で温めたタオルなどで丸型を温めて、丸形を外します。
11. 残しておいたクリームを周りに薄く塗り広げ、冷蔵庫で2～3時間冷やします。
12. コーティング用チョコレートと植物油を合わせ、電子レンジ（600w）で50～60秒温め溶かします。
13. 11にかけ、全体をコーティングします。
14. 冷蔵庫で約1時間冷やした後、グラサージュ用チョコレートと金箔スプレーで仕上げます。

クリームにも生地にも抹茶を使っているので、抹茶好きにおすすめです。抹茶を存分に楽しめるスイーツに仕上がっています。生クリームは抹茶を加えると固くなるため、はじめはゆるめに泡立ててください。仕上げで表面にも抹茶と粉砂糖を振っています。

クリームの代わりにりんごをサンドしたレシピです。おいしいりんごにするコツは、砂糖と煮るときに水分をしっかり飛ばすことです。クリームと同じ要領で、焼いたクレープとりんごを交互に重ねていきます。生クリームを使わないので、さっぱりと食べる事ができる作り方になっています。

生クリームを使用しない、ヘルシーな和風アレンジレシピです。クリームの代わりにあんこを重ねています。粒あんが塗りにくい場合は、牛乳などで伸ばすと、やりやすくなります。生地を焼くときは、弱火でゆっくりと焼いていきましょう。

ヨーグルトと豆乳を使っているため低脂質、高タンパクなレシピです。クレープを焼く手順は牛乳の時と変わりません。クレープとギリシャヨーグルト、苺を交互にサンドしていき、1番上は少し大きめなクレープで覆います。

マスカルポーネといちごを使っています。ピンクと白が華やかで可愛らしく仕上がるレシピです。生地には強力粉を使っています。重ねた後はラップに包んで、冷蔵庫で1晩冷やしてからカットしましょう。

基本の材料は、クリームとクレープ生地の2つだけです。シンプルな構造のため、アレンジやバリエーションも豊富です。季節のクリームをサンドしたり、チョコレートや抹茶のクリームにしたりと、お好みのテイストを楽しむ事が出来ます。

少し手間がかかりますが、じっくり焼いたクレープを重ねていく工程は楽しさのひとつです。ぜひおうち時間の中で、ミルクレープ作りに挑戦してみてください。