卵のカラザは取らなくても平気?栄養やきれいな取り方も調査!

卵のカラザについて解説します。卵のカラザが付いている理由や栄養、取る必要があるのかどうかなどを詳しく説明します。カラザをきれいに取り除くための、上手な取り方も紹介しているので、うまく取れない時の参考にしてください。

卵のカラザは取らなくても平気?栄養やきれいな取り方も調査!のイメージ

目次

  1. 1カラザの栄養や取り方を紹介!
  2. 2カラザの特徴と取り方
  3. 3カラザは取り除かなくても平気!

カラザの栄養や取り方を紹介!

卵は普段の料理やスイーツ作りなど、毎日の生活でもよく使う食材のひとつです。卵を割ると中にカラザと呼ばれる白い物が入っていますが、取り除いて食べている人も多いのではないでしょうか?本記事ではこのカラザの正体や付いている理由、きれいな取り方などを紹介します。

カラザの特徴と取り方

カラザは卵白に属するもの

カラザは卵黄と外側の殻の間に存在する物質で、殻の尖っている方と丸い方にそれぞれ伸びています。濃い白色をしているため、卵黄と卵白とはまた違う物だと思う人も多いでしょう。

しかし、カラザは実は卵白の一部であり、主成分も卵白と同じタンパク質からできています。卵白は細かく分けると「内水様卵白」「濃厚卵白」「外水様卵白」「カラザ層」の4つに区分されており、カラザはこのうちの「カラザ層」に属しています。

カラザが付いている理由

カラザはねじれた構造が特徴的な紐状の物質で、卵黄が殻の中でぐるぐると回ってしまうのを防ぐ役割を持っています。卵黄を卵白の中心に保つことで、外の衝撃から卵黄を守っているのです。

また、衝撃から守るだけでなく、卵黄が卵殻膜の微生物と接触するのを防ぐという理由もあります。そのため栄養価の高い卵黄も腐敗しにくくなり、生でも安心して食べることができるのです。

カラザは栄養満点

カラザの主な成分はアミノ酸と糖類ですが、シアル酸と呼ばれる重要な栄養成分も含まれています。シアル酸は抗がん作用やインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があるといわれており、健康にも役立ちます

ただ、卵ひとつ分に含まれているシアル酸の量は微々たるものですので、捨ててしまったからといって、それほど気にすることはありません。食べられるのであれば、食べたほうが良いですが、シアル酸を摂るために卵を何個も食べる必要はないでしょう。

カラザを取る必要はない

カラザは口当たりが悪いため、卵を使う時は取り除くという人も少なくありません。しかし、カラザは前述した通り栄養満点ですので、わざわざ取る必要はまったくありません。卵の栄養をしっかりと摂りたいのであれば、卵全体をそのまま食べるのがおすすめです。

料理によっては取り除いた方がよい事も

栄養が多いカラザですが、料理内容によっては取り除いたほうが良い場合もあります。例えばカスタードクリームやだし巻き卵のような料理を作る場合は、取り除いたほうが繊細な食感で美味しく感じます。

また、卵かけご飯のように卵を生で食べる場合も、取り除いたほうが食感が良くなって食べやすいでしょう。カラザが残っていると見た目も悪くなるので、気になる場合は取ってから食べるのがおすすめです。ただ、見た目も食感もそれほど気にしないということであれば、わざわざ取り除く必要はありません。

カラザのきれいな取り方

カラザを取ろうとした時に、なかなか取れずにイライラしてしまった経験はありませんか?カラザは卵黄にしっかりとくっついているので、取ろうとしてもなかなか取れないことも少なくありません。

きれいに取りたい時は、卵黄に接している場所をつまんではがすようにすると取りやすくなります。箸でも取れますが、箸でなかなか取れない場合はフォークやスプーンで取るのがおすすめです。

フォークの場合は、フォークの隙間に絡ませるようにして取ると取りやすくなります。スプーンを使う場合はスプーンを2本使い、はさむようにしてつかんで卵から切り離せばきれいに取れます。カラザを取るための専用の道具も売られているので、頻繁に取る場合はそういった道具を使うのも良いでしょう。

カラザは取り除かなくても平気!

普段から何気なく取り除いているカラザですが、卵の中でしっかりとした役割があり栄養も豊富な物質です。食感が悪くなってしまうので、取ってしまうことが多い物ですが、栄養面ではそのまま食べたほうがおすすめです。炒め物など卵の食感があまり気にならないメニューを作る時は、ぜひカラザを取らずにそのまま食べてみてください。

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