2021年03月15日公開
2024年11月07日更新
牛テールを使ったおすすめレシピ!絶品カレーやシチューの作り方は?
牛テールを使った美味しい料理をまとめました。カレーやスープ、シチューなど料理のジャンル別に、おすすめ人気レシピを紹介していきましょう。牛テールの下処理の方法や注意点なども解説するので、チェックしてみてください。
目次
牛テールのおすすめレシピを紹介!
アウトサイダーのボス前田日明のYouTubeでやってたニンニクと野菜たっぷりの牛テールスープ作った❗
— ペンギン村 (@penginmuraaa) September 4, 2020
旨い~~🐄 pic.twitter.com/ub9w83jI5c
牛テールとは牛の尻尾の部位を指し、英語ではオックステールといいます。骨の髄から美味しい出汁がでるので、スープに使われることが多いですが、さまざまな料理に活用することも可能です。そこで本記事では、牛テールを使った、おすすめ人気レシピを厳選して紹介します。
牛テールの下処理方法
美味しい牛テール料理を作るためには、下処理が大切なポイントです。下処理さえ済ませておけば、牛テールスープやシチューなど、さまざまな料理に活躍します。ここでは、鍋を使う下処理方法と圧力鍋を使う下処理方法を紹介しましょう。
鍋を使う方法
牛テール煮込むよ〜〜 pic.twitter.com/z9EfUd4pWA
— しの (@synonym567) May 2, 2019
まずは鍋を使った下処理の仕方です。テールを水から茹でて、5~10分ほど沸騰させます。下茹でした煮汁は捨ててテールはザルに上げ、流水で洗ってください。この時、指でテールを押しながら洗うと、残った血などもきれいに洗い流せます。
下茹でが終わったら、再度鍋に水を入れネギと生姜を加え、牛テールを煮込みます。煮込んだスープは冷凍保存も可能です。テールスープやシチューなどに活用すると良いでしょう。下処理したお肉も、さまざまな料理に使うことができます。
圧力鍋を使う方法
牛テールスープ作るよ
— stone_engraver (@stone__engraver) May 5, 2020
面倒なので今日は圧力鍋使います pic.twitter.com/8K5axeny7s
圧力鍋を使う最大のメリットは、時間短縮で下処理ができることです。最初の手順は鍋の場合と同様で、牛テールを水から茹でて、色が変わってアクが出てくるまで沸騰させます。流水できれいに洗い、圧力鍋にネギや生姜を加えて、アクを取りながら30分煮てください。ここまでの状態で1晩寝かせます。
スープは冷めると脂肪分が固まるので、それを取り除いておくと良いでしょう。圧力鍋の蓋をして沸騰させ、中火で20分圧をかけます。火を切ってから、そのまま冷やして下処理の完成です。
牛テールのおすすめレシピ【カレー】
本格的なトロトロ和牛テールカレー
【材料】
(カレー粉)
- A カルダモン(皮を剥いた状態):3g
- A シナモン:3g
- A クローブ:2g
- A 白胡椒:2g
- A 黒胡椒:2g
- A コリアンダー:4g
- クミンシード:4g
- 鷹の爪(種なし):1g
- 干したニンニク:8g
- ローレル:1g
- ターメリック:10g
- オールスパイス:2g
- 牛テール:お好み量
- 水:2000cc
- ニンニク、生姜(テールスープ用):各1片
- 青ネギ(青い部分):1本分
- ニンニク(みじん切り用)、生姜:各1片
- 玉ねぎ:1個
- マッシュルーム:4個
- ホールトマト:1缶
- サラダ油:大さじ2
- 油:大さじ2
- クミンシード:小さじ1
- 薄力粉:大さじ4
- カレー粉:大さじ2
- スープ:適量
- 塩:小さじ1
- バター:10g
- 水溶きコーンスターチ:適量
【作り方】
行程1 (カレー粉)
- シナモンは粗く砕いておきます。
- ローレルはさっと炙って砕きます。
- フライパンにAを入れて弱火で炒めます。
- 香りが出てきたら、クミンシードと鷹の爪も炒めます。
- お皿に出して粗熱を取ります。
- オーブンを150℃に予熱します。
- ミルサーにニンニクと5のスパイスを全て入れて、1分ほど紛糾します。
- ターメリックとオールスパイスも加えて、混ぜ合わせます。
- 8を150℃で15分ほど焙煎します。
- ボウルに出して粗熱を取り、冷めたら瓶に入れて保存します。
- 1週間熟成させたら、カレー粉の完成です。
- 牛テールは1時間水に浸けて血抜きをします。
- 5分間下茹でし、冷水に取ってさっと洗います。
- 鍋に水と牛テールを入れ、弱火にして60分間圧力鍋で加圧します。
- 60分経過したら火を止めて、60分放置し予熱調理をします。
- ニンニクと生姜を包丁の腹で潰します。
- 4に5と青ネギを入れて火にかけ、沸騰したら弱火で60分煮込みます。
- ニンニクと生姜と玉ねぎはみじん切りにします。
- マッシュルームは5mm幅に切ります。
- ホールトマトの硬いスジや残った皮を取り除きます。
- 9は軽く潰して200cc取り分けます。
- 6の牛テールを取り出し、スープは700cc取っておきます。
- 11に水を加えて、スープと合わせて1000ccになるようにし、弱火にかけます。
- フライパンに油をひいて、玉葱を強めの中火で炒めます。
- 濃いめの飴色になったら、ニンニクと生姜を加えて炒めます。
- ホールトマトを入れて、しっかり水気を飛ばします。
- 12のスープと合わせて牛テールを加えます。
- フライパンに油をひいて、クミンシードを入れ弱火にかけます。
- 香が出たら、濡れ布巾の上で一旦フライパンを冷まします。
- 薄力粉を加えて炒め、粉っぽさをとばします。
- 行程1で作ったカレー粉と行程2のスープを少し加えて、混ぜながらのばします。
- 行程2の牛テールスープに4と塩を加えます。
- フライパンにバターを溶かし、マッシュルームをソテーし、5に加えます。
- 弱火で30分煮込みます。
- 水溶きコーンスターチで、濃度を調整します。
- 塩胡椒で味を調えます。
- お皿にライスを盛って、9をかけたら完成です。
牛テールをじっくり煮込んでとろとろに仕上げた絶品カレーです。カレー粉から丁寧に作ったこだわりのレシピですが、市販のカレー粉やルーを使っても構いません。
牛テールの下ごしらえをしっかりすることで、仕上がりの美味しさが大きく違うので、省かないようにしてください。調味料やスパイスの加減は味見をしながら、お好みで調整すると良いでしょう。
牛テールと筋のかつカレー
牛テールと牛筋、トンカツを組み合わせた、スタミナ満点のカレーレシピです。圧力鍋を使って、テールも筋もとろとろに仕上げました。椎茸をたっぷり入れることで、栄養バランスも良くなります。お好みでオレンジやリンゴなどのフルーツジュースを加えると、味がまろやかになるでしょう。
牛テールのスープカレー
牛テールスープをアレンジして作った、あっさり味のスープカレーのレシピです。カレー粉を加えることで、テールのしつこさを消してくれます。美味しい作り方のポイントは、玉ねぎをじっくり炒めて、ベースになるトマトソースを作ることです。トッピングの野菜はお好みのものを使用しても、美味しくできます。
圧力鍋で作る牛テールカレー
圧力鍋を使うことで髄から出たエキスでコクが出て、美味しいカレーに仕上がります。小さいテールは骨が崩れやすいため、肉に混じってしまわないように気を付けましょう。テールを煮込んでいる間に、野菜をカットしておくと、スムーズに調理ができます。
隠し味はお好みで加えてください。例えば、ケチャップは酸味、ソースはスパイシーさ、めんつゆはコク、はちみつはまろやかさを出してくれます。
牛テールのおすすめレシピ【スープ・シチュー】
鍋で煮込んだ牛テールスープ
【材料】
- 牛テール:4個
- 玉ねぎ:2個
- セロリ:2本
- 人参:2本
- ニンニク:2個
- ホールトマト:400g
- ベイリーフ:2枚
- タイム:4~5本
- トマトピューレ:大さじ2
- ケチャップ:大さじ3
- ウスターソース:大さじ1
- 赤ワイン:200cc
- マギーブイヨン:2個
- 砂糖:小さじ1
- 黒コショウ:お好みで
- 塩:適量
- パセリ:お好みで
【作り方】
- テールの水分をよく拭き取り、塩こしょうをふり小麦粉をまぶします。
- 玉ねぎ、人参、セロリは粗みじん切りをします。
- ニンニクはみじん切りにします。
- 圧力鍋に油を入れて温めます。
- テールの全面に焦げ目をつけて、取り出しておきます。
- 野菜類を炒め、玉ねぎが透明になったらニンニクを加えます。
- ベイリーフとタイムを入れて、テールを鍋に戻します。
- 7にトマト缶、赤ワイン、塩、黒胡椒、マギーブイヨンを入れます。
- さらにトマトピューレ、ケチャップ、ウスターソース、砂糖を加えます。
- 蓋をして40分加圧します。
- 40分経ったら弱火にして、さらに40分加圧します。
- 味見をして塩で味を調えたら完成です。
イギリスの家庭料理で作られる絶品シチューのレシピです。普通に鍋で作ったら、半日以上はかかる料理ですが、圧力鍋を使うと簡単に作れます。残ったスープはデミグラスソースとして、さまざまな料理に活用してください。マッシュポテトなどを添えると、シチューとよく合うのでおすすめです。
牛テールのトマトスープ
あっさりとした中にもコクのある牛テールスープの作り方です。肉がほろほろとほぐれるくらい、長く煮込んだ方が美味しいです。圧力鍋で圧をかける前にアクをしっかり取っておくのが、美味しく仕上げるポイントになります。お好みでパセリをちらすと、彩りも良くなり美味しそうに見えるでしょう。
圧力鍋で作るテールスープ
牛テールのコクと旨みが溶け出した絶品スープのレシピです。テールは1晩水に浸けて、しっかり血抜きをしておきましょう。また、浮いた脂やアクを取り除くことで、濁りのないすっきりとした美味しいスープに仕上がります。テールスープはそのまま食べても美味しいですが、ご飯の上にかけてクッパにしても最高です。
牛テールの赤味噌入りトマトシチュー
牛テールを完熟トマトや玉ねぎと一緒にじっくり煮込んだシチューです。水は使用せずに野菜の水分と赤ワインだけで、濃厚なシチューに仕上げています。作り方のポイントは、牛テールを煮込む前にフライパンで焼いて、全面に焦げ目をつけておくことです。
完熟トマトがない場合は、缶詰を使用しても良いでしょう。隠し味に赤味噌を使うことで、シチューのコクがさらに増します。
牛テールのおすすめレシピ【煮物】
牛テールの赤ワイン煮込み
テールと玉ねぎをワインと一緒にじっくりゆっくり煮込んだ料理です。テールの全面にしっかりと焼き目を付けて、旨味を閉じ込めてから料理するのがポイントになります。口の中でほろほろと肉がとろけて、ワインがすすむおすすめの一品です。
牛テールの和風煮
牛テールを和風だしで煮込んだレシピです。醤油ベースで、だしの素や生姜を使って味付けしました。関西風の薄めの味付けにしているので、濃い味が好みの場合は、倍量の調味料でも良いかもしれません。八角や味噌を加えるなどして、アレンジしても美味しくなります。だし汁は冷めると固まるので、すぐに食べない場合は濾しておくと良いでしょう。
ジャマイカンオックステール
牛テールを焼いてからじっくり煮込んだ、ジャマイカ風の煮物料理の作り方です。さまざまなスパイスを使って、香り良くスパイシーに仕上げました。煮込んでいるうちに水分が減ってきたら、少しずつ水を足すようにしてください。
ジャマイカライス(ライス&ピース)とソースを絡めながら食べると絶品です。ジャマイカライスが入手できなければ、普通の白米でもOKです。その場合は、少し硬めのライスに炊き上げた方がよく合います。
牛テールのビール煮込み
牛テールをビールで煮込むことで、骨から身がほろっと取れるくらいにやわらかくなります。アルコールがしっかり飛ぶまで、1時間ほどじっくり煮込んでください。煮込んでいる間も、アクはまめに取り除くことがポイントです。1日経った方が、味が染みて美味しくなります。白ご飯にもお酒のおつまみにも、ピッタリ合うでしょう。
牛テールのおすすめレシピ【焼き物】
牛テールの塩焼き
【材料】
(テール塩焼き) 2人分
- 牛テール:250g
- 玉ねぎ:1個
- 生姜:10g
- 水:1.5L
- 塩焼きした牛テール:170g
- 白ワイン:50cc
- ニンニク:2片
- トマトピューレ:50g
- 油:小さじ1
- レモン汁:1/4個分
- ハーブ:一束
- オリーブ油:小さじ1
- 塩胡椒:少々
【作り方】
(テール塩焼き)
- 鍋にテールと玉ねぎ、生姜、水を入れて火にかけます。
- 沸騰したら弱火で3~4時間煮込み続けます。
- 牛テールを引き上げます。
- オーブン天板に油をたらしてテールを置きます。
- ローズマリーとニンニクを添えて塩胡椒を振り、250℃で20分焼いて完成です。
- テールを焼いた天板からニンニクを取り出します。
- 塩焼きしたテールと一緒に、器に盛り付けておきます。
- 天板に白ワインをたらして、テールエキスとよくなじませます。
- 2を濾して鍋に入れ、オリーブ油、トマトピューレ、レモン汁を入れて煮詰めます。
- 塩・胡椒で味を調え、塩焼きしたテールにかけたら完成です。
牛テールをじっくり煮てから、塩焼きにしたレシピです。そこからひと手間かけてトマトソースをトッピングして、ローストで楽しむこともできます。塩焼きのままあっさりと食べても美味しいでしょう。テールを煮た時にとれるスープは、濾して味付けをしテールスープに活用するのもおすすめです。
仙台牛テール焼き
やわらかく煮込んだ牛テールを、オーブンで焼いたレシピです。牛テールの下処理で血抜きをする時は、必ず冷水に浸けてください。水温が高いとテールが傷んでしまうことがあります。火が通ったテールはほろほろと崩れやすいため、お玉などを使って取り出すと良いです。
また、この料理は圧力鍋より、普通の鍋で煮込むことをおすすめします。圧力鍋だとテールのゼラチン質が溶け出て、肉がボソボソとした食感になってしまうからです。
牛テールのワイン蒸し焼き
赤ワインに1晩漬けた牛テールを、蒸し焼きにした絶品料理の作り方です。野菜の旨味がしっかり肉に染み込んで、トロトロとやわらかく仕上がります。食べる時にバターを加えて少し温め返すと、さらにコクが出て美味しくなるでしょう。パーティーなどのおもてなし料理にも、喜ばれる一品です。
牛テールでカレーやシチューなどを作ってみよう!
正月のディナーは年末のおキャンプでコトコト煮込んで作った牛テール肉🍖
— おだㄘゃん (@AkachanGold) January 1, 2021
お孫ちゃんもコレ好きだって🥰
優勝🏆 pic.twitter.com/Rp1ryv2Pbx
牛テールを使ったおすすめ人気レシピを紹介しました。牛テールは下処理をしっかりしておくことが、美味しいテール料理に仕上げるポイントです。下処理した牛テールやスープは、冷凍保存をすることができます。多めに作って冷凍しておくと、いつでもさまざまな料理に活用することができておすすめです。