2021年02月19日公開
2024年11月06日更新
ポレンタの基本レシピを紹介!アレンジした美味しい食べ方もチェック
ポレンタとはどのような料理なのかまとめました。イタリアでは主食として一般的なポレンタですが、主食以外の食べ方や種類について詳しく解説します。基本的な作り方と美味しいアレンジレシピも紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
ポレンタの作り方や美味しい食べ方を紹介!
今日のランチ🍽️
— 茶トラ太郎 -SUZUKI Cooking- (@Fj2QSRwVSeBxZVK) February 10, 2021
北イタリアで有名なポレンタ🇮🇹
キノコとチーズで贅沢にトッピング🧀
午後もぼちぼちやりましょー📝#ポレンタ#ランチ#イタリア#料理好きな人と繋がりたい#料理#polenta pic.twitter.com/gMc3b6I7zA
ポレンタはイタリアではパンと同じ主食のひとつとして親しまれている料理です。イタリアにはポレンタ食いという意味のポレントーニという言葉があるほど身近な存在で、メイン料理のつけあわせやおつまみ、お菓子までさまざまな食べ方で楽しまれています。
本記事では、日本ではまだよく知られていないポレンタがどのような料理なのか紹介します。美味しいアレンジレシピも取り上げたので、ぜひチェックしてみてください。
ポレンタの特徴と種類
北イタリアの定番料理
黒にんにくのミートソースでイタリアの伝統料理「ポレンタ」を作ってみました。
— パワフルペーストドットコム@黒にんにく販売 (@poweful_paste) December 5, 2020
ポレンタはとうもろこしのお粥で、北イタリアで親しまれている料理です。
ホームページ再開後に、ブログで詳しく紹介したいと思います。#黒にんにく #イタリア料理 #ポレンタ pic.twitter.com/ikOyo7upcm
ポレンタは北イタリアの郷土料理で、古代ローマ時代から食べられている歴史の古い料理です。もともと小麦の生産に適していなかった北イタリアの寒冷な山岳地帯で、とうもろこしの粉をお湯で伸ばし、粥状にして食べていたことが始まりです。
やがてポレンタはイタリア全土に広がり、地方によって材料や作り方を変えながらイタリア人のソウルフードとして親しまれるようになりました。各地域によって作り方や分量が異なり、イタリアのヴェネト州ではやわらかめのポレンタ、ロンバルディア州では固めのポレンタなどさまざまなレシピが存在します。
今でも北イタリアの伝統的なレストランではポレンタが提供されており、スーパーではお湯で溶くだけのインスタントポレンタも販売されています。イタリア人にとってはパンと並ぶ非常に身近な食物となっています。
主食以外の食べ方も豊富
一週間お疲れ様でした😊
— 10mo (@10mo99366087) May 9, 2020
昨日の残りのポレンタ冷えて固まったやつを揚げ焼きとトースターでチーズ焼き
カリフワでコーンの香り風味が美味しい😋
かんぱーい🍻です💕 pic.twitter.com/UTSMeNAbzU
ポレンタそのものの味わいは淡白でどんな料理にも合うため、主食以外にもさまざまな食べ方で食べられています。イタリアでは肉料理に添えて食べるのが一般的ですが、ポレンタを固めてから焼いて食べる、焼きポレンタも美味しいと評判です。
イタリアの各地域にはポレンタを使った独自のアレンジ料理があります。ロンバルディア州コモ湖地方では、バターや牛乳などをたっぷりと使ったポレンタ・ウンチャ、ヴェネト州ではポレンタにチーズをかけて焼き上げたポレンタ・コンチャなどのさまざまなメニューがあります。
ほかにもマルケ州の山岳地が発祥のカルボナーラ・ポレンタや、南イタリアのシチリアのレシピでポレンタにブロッコリーやにんにく、ベーコンを混ぜて食べるフラスカチューラ、ベルガモ州ではポレンタの上に鶏の丸焼きが丸ごとのって提供されるポレンタ・エ・オゼイという料理もあります。
イタリアの地域ごとにその土地の特性を生かしたポレンタがあるので、食べ比べてみるのも楽しいでしょう。
種類①黄色いポレンタ
ポレンタ、外でも簡単に作れそうと思ったけど40~60分もかき混ぜてられないな
— コージ CRG65016 (@CRG65016_ENL) January 27, 2021
家でやってみるか。https://t.co/nxt7efULRq #macaroni @macaroni_newsより
さまざまな種類が存在するポレンタですが、最もスタンダードなのが黄色いポレンタです。黄色い粉の正体はとうもろこしの粉で、ほのかなとうもろこしの香りと甘味があるのが特徴です。とうもろこしの粉特有のざらざらとした食感があり、肉料理や野菜料理の煮込みに添えて食べるのが定番の食べ方です。
黄色いポレンタはやさしい味わいになっているので、濃いめの料理と一緒に食べると塩気がやわらぎます。できたてのポレンタはあつあつで美味しいので、イタリアでは黄色のポレンタをお粥のようにして食べるのも人気だそうです。
種類②白いポレンタ
チストーラに白いポレンタ。
— ranmaru (@ranmarun45) April 2, 2012
お家でもなんとか作れないかと豚肉と乳酸菌で発酵させ、仕込み中。 pic.twitter.com/iiACXIG5
白いポレンタはヴェネト州のトレヴィゾ周辺で栽培されている白とうもろこしを使った珍しいメニューです。レシピは黄色いポレンタと同じですが、見た目が真っ白で、なめらかな舌触りと繊細な味をしているのが特徴です。ヴェネト州でポレンタを頼むと、この白いタイプのものが提供されます。
白いポレンタはは魚介類を使った料理に添えられるのが一般的です。繊細な味わいの白いポレンタと魚介料理は相性抜群で、一緒に食べると非常に美味しいと人気です。
種類③そば粉のポレンタ
休日ランチのメインは、牛バラ肉をミルクとビネガーで煮込んだものの下に蕎麦粉のポレンタ。
— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) June 5, 2018
これは良いシモツカレ! pic.twitter.com/c8P0URHKjz
北イタリアのアルプス地方にあるバルテッリーナでは、ポレンタ・タラーニャというそば粉を使ったポレンタが食されています。バルテッリーナは土地が痩せて作物が育ちにくい山岳地でもよく育つ蕎麦の栽培が盛んで、そのそばの実を活用して生まれたのがそば粉のポレンタです。
そば粉のポレンタはそば粉にとうもろこしの粉をミックスして作られるため、少し黒っぽい見た目をしています。そばの香ばしい香りが特徴的で、日本のそばがきに似た味わいで美味しいです。
ポレンタの基本レシピ
材料
美味しいスパゲッティとりましたよ
— PAZZO-DI-PIZZA!GYODA パッツォ ディ ピッツァ ! ギョウダ (@pdp_gyoda) December 17, 2020
普段使ってるやつもナポリの会社の結構美味しいやつを使ってるんですけどね
更にその上をいくやつ
プラス料金で変更可です。
ついでにポレンタも頼んだのでバッカラマンテカートやりますよ。
只今干し鱈戻し中
これは多分出ないで終わるけどね笑 pic.twitter.com/cGcxxgWnnW
材料はいたってシンプルで、とうもろこしの粉、水、塩があれば美味しいポレンタがつくれます。近くのスーパーでとうもろこしの粉が見つからない時は、輸入食材店やインターネット通販で販売されているので、チェックしてみてください。
作り方とポイント
なんで疲れたかってお前のせいだ!ポレンタ!北イタリアの伝統料理!トウモロコシの粉を沸騰した湯に溶かして練ったイタリア版そばがきみたいな料理!! pic.twitter.com/lR7bP4Zm68
— 荒野川 (@Xspirit0) November 7, 2016
沸騰したお湯にとうもろこしの粉と塩を入れ、木べらで40分~1時間程度なめらかになるまで混ぜます。ぷつぷつとしてきたら弱火にして、鍋底が焦げ付かないように絶えず混ぜてください。作り始めて10分程経つと、水分が飛んでヘラが重たくなりますが、頑張ってかき混ぜ続けるのがポイントです。
時間が経つと固まるので、もちもちとした食感を楽しみたい方は冷めないうちに食べましょう。
ポレンタのアレンジレシピ
焼きポレンタ
【材料】
- ポレンタ 適量
- オリーブオイル 適量
【作り方】
- ポレンタは容器に入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
- 5cm幅にスライスします。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、(2)を焼きます。
- 両面こんがりと焼き色がついたら完成です。
ポレンタが余ってしまった時におすすめの食べ方が、こちらのレシピです。こんがりと焼いた表面が香ばしく、女性や子供にも喜ばれます。お好みでチーズを乗せて焼いても良いでしょう。
ポレンタのフライ
【材料】
- 水 800ml
- とうもろこしの粉 200g
- 塩大さじ1
- オリーブオイル 50g
- A豆乳 50g
- Aオリーブオイル 100g
- Aレモン汁 大さじ1
- A酢 大さじ1
- A塩 小さじ1/2
- Aこしょう 適量
- A白味噌 少々
- A刻んだローズマリー 適量
【作り方】
- 鍋に水を入れて沸騰させます。
- とうもろこしの粉を入れ、弱火でゆっくりと煮詰めます。
- 塩を加えて味をととのえ、オリーブオイルを加えたらよく練ります。
- 容器に入れて、冷蔵庫で冷やし固めます。
- ボウルに材料Aを入れ、ブレンダーで撹拌します。
- (4)を3cm程度にスライスし、油で揚げます。
- 器に盛り付け、(5)を添えたら完成です。
スライスしたポレンタをさっと油で揚げた簡単アレンジレシピです。こちらのレシピではフライに添えるマヨネーズも手作りしていますが、面倒な方は市販のものを使用しても構いません。ポームパーティやおもてなしにもおすすめの食べ方です。
オレンジマーマレードポレンタケーキ
【材料】
- 無塩バター 125g
- グラニュー糖 70g
- きび砂糖 30g
- 卵 2個
- Aコーングリッツ 55g
- Aアーモンドパウダー 110g
- Aベーキングパウダー 3g
- Aシナモンパウダー 0.5g
- Aマーマレード 85g
- Bオレンジジュース 100ml
- Bグラニュー糖 30g
- Bカルダモン 2粒
- 粉糖 30g
- 水 適量
- オレンジエッセンス 少々
【作り方】
- ボウルにバターを入れ、泡立て器でクリーム状にします。
- グラニューときび砂糖を加えて混ぜます。
- 卵を1個ずつ加え、よく混ぜます。
- 材料Aを入れてよく混ぜます。
- 型に流し入れ、170℃に余熱したオーブンで45分焼きます。
- 鍋に材料Bを入れて熱し、シロップを作ります。
- (5)の表面に(6)を塗り、冷まします。
- ボウルに粉糖、水、オレンジシロップを入れてよく混ぜます。
- (7)の上に帯状に垂らしたら完成です。
イタリアではポレンタを使ったお菓子も人気です。こちらのレシピではアーモンドパウダーを使い、しっとりとリッチな食感に仕上げています。マーマレードの爽やかな酸味と、とうもろこし粉のプチプチとした食感があと引く美味しさです。
ポレンタときのこのオーブン焼き
オードブルにもぴったりなオーブン焼きはいかがでしょうか?スライスしたポレンタに、オリーブオイルとにんにくでソテーしたきのこをトッピングし、チーズを乗せて焼けば完成です。アンチョビで作ったバーニャカウダソースを使用すると、ワインにもピッタリの一品になります。
ポレンタを料理のレパートリーに加えてみよう!
【牛肉の赤ワイン煮込みとコーンミールのポレンタ添え 石臼挽有機そば粉のガレット】柔らかく煮込んだ牛肉とトウモロコシのうまみが凝縮されたピューレと一緒に。おすすめです! pic.twitter.com/sYYWTJMuJt
— -Gallery Cafe- LUCKAND (@LUCKAND_Gallery) May 16, 2015
北イタリアの郷土料理、ポレンタについて紹介してきました。とうもろこしの粉を練って作るポレンタは、とうもろこしの甘味ともちもちとした食感が楽しめる料理です。そのまま食べて美味しいのはもちろん、揚げたり焼いてアレンジすることも可能です。
家庭でも材料さえ揃えれば簡単に作れるので、紹介した作り方を参考にぜひチャレンジしてみてください。