2021年02月08日公開
2024年11月06日更新
木の芽を使ったおすすめレシピ!定番の味噌和えや天ぷらも紹介
木の芽を使ったレシピを紹介していきます。木の芽を使った和え物や煮物レシピなどをまとめました。味噌を使った木の芽料理や木の芽の使い方などについても掲載しているので、木の芽を取り入れた献立を考える際の参考にしてください。
目次
木の芽の使い方や美味しいレシピを紹介!
「さんまとごぼうの梅煮」「鶏と旬の筍の木の芽和え😊」「椎茸のバター炒め」「おうちの卵かけご飯(笑)」#おうちごはん #板橋 #家庭料理 pic.twitter.com/F31d1dN3Q6
— おうちごはんの景子 (@_ouchigohan) January 31, 2021
木の芽は樹木の新芽のことを指しており、主に日本料理の薬味として使われています。木の芽は香りがとてもよく、辛味もあるので香辛料としても使われることが多い食材です。また、薬味としてだけでなく、たけのこご飯に飾ったり、お吸い物に浮かべたりなど、料理の彩りに足すこともできる食材です。
本記事では、そんな木の芽を使った人気のおすすめレシピを紹介していきます。簡単に作れる和え物レシピや炒め物、煮物レシピなどをまとめました。さらに、木の芽の選び方や保存方法も掲載しているので、献立を考える際の参考にしてください。
木の芽の選び方と使い方
まずは、美味しい木の芽の選び方と基本的な使い方について紹介していきます。また、使い切らなかった木の芽の保存方法も掲載しているので、購入する際の参考にしてください。
選び方
おはようございます♪
— 暦生活 こよみせいかつ (@543life) April 11, 2019
今日は4月12日(旧暦3月8日)の金曜日。
旬のもの「木の芽」
「木の芽」といえば、この季節の山椒の葉をさします。
自然の恵みに感謝して、豊かな香りを楽しみたいと思います。
暦生活https://t.co/QPjjsYCEOE #暦生活 #木の芽 #山椒 #春 #日本 #japan pic.twitter.com/zuGDl2BANL
山椒の新芽である木の芽は、若葉が芽吹く4月~5月が旬です。旬の木の芽が市場に出回るのは、冬の終わりから春ごろです。そのため、木の芽を献立に取り入れる際は春ごろを目安に購入しましょう。
そして、木の芽は6月に入っても市場に出回ることがありますが、伸びすぎたものは硬くなってしまう場合があるので、旬が過ぎた木の芽を選ぶ際は短くて柔らかいものを選ぶのがおすすめです。
また、木の芽は乾燥しやすい食材です。そのため、みずみずしく乾燥していないものを選ぶのも重要なポイントです。さらに、木の芽は傷みやすいため、根元などが茶色く変色していないかを確認してから購入しましょう。
使い方
鶏肉と、こーやどーふの揚げ煮…そして鯛のせ春野菜のちらしずし作った!飾りの木の芽も乗せてみたゼ(=゚ω゚)ノ pic.twitter.com/VtjTXhUJ5M
— あかねる (@akaneru777) April 21, 2016
木の芽の基本的な使い方は、生でそのまま使うことが多いのですが、包丁で刻んでから料理に和えて使うことも可能です。そのまま使う場合は、木の芽自体の色や形が残るので、和え物や炊き込みご飯などに添えるだけで料理の盛付けに彩りがプラスされます。そして、添えているだけですので、苦手な場合は自分で取り除くことも可能です。
包丁で刻んで使う場合は、フライパンで焼いたり、味噌と和えたりする使い方がおすすめです。さらに、木の芽の香りを料理全体に効かせたい場合は、料理に混ぜ込んで使いましょう。なお、包丁で刻む際は、すぐに変色してしまうので、使う直前に乾いたまな板の上で刻むことが大切です。
保存方法
残った木の芽は冷凍保存。 pic.twitter.com/WGJjIDCGFL
— こく (@koku40) April 19, 2020
木の芽は非常に傷みやすい食材です。そのため、家庭で保存する際は容器に木の芽を入れて、キッチンペーパーを水で濡らして軽く絞り、容器に被せます。その後、きっちりとラップをしてから保存しましょう。なお、使い切らなかった分は長期保存ができる冷凍保存がおすすめです。
そして、冷凍庫で保存した場合は約1ヶ月ほど日持ちさせることができます。また、凍った木の芽を使う場合はそのまま使うようにしましょう。冷凍したものをお湯や電子レンジなどで急に温めると香りが飛んでしまいます。
木の芽を使ったおすすめレシピ【和え物】
次は、木の芽を使ったおすすめの和え物レシピについて紹介していきます。簡単に作ることが和え物レシピは、いつもの食卓に副菜をプラスしたい時や、パパっとおつまみを作りたい時におすすめです。料理が苦手な人でも挑戦しやすいメニューも掲載しているので、献立を考える際の参考にしてください。
タケノコの木の芽和え
【材料】
- タケノコの水煮…180g
- だし汁…200cc
- 塩…少々
- 木の芽…20枚(2g)
- A.白味噌…大さじ3
- A.砂糖…小さじ1
- A.みりん…小さじ1
【作り方】
- タケノコの水煮は1cm角に切ります。
- 鍋にだし汁、塩、1を入れて汁がなくなるまで煮詰めて、そのまま冷まします。
- すり鉢に木の芽の葉のみを入れてすり潰します。
- Aの調味料を加えて混ぜ合わせます。
- 2のタケノコを加えて混ぜ合わせ、器に盛付けます。
- 盛り付け用の木の芽を乗せたら完成です。
春を感じさせる、タケノコのシャキシャキ食感と、木の芽の香りを楽しめる和え物レシピです。生のタケノコを使う場合は、下茹でをしっかりと行います。そして、木の芽をすり潰す際に時間をかけてしまうと、変色してしまう恐れがあるので、素早く仕上げるようにしましょう。
鯛の木の芽和え
【材料】
- 鯛…1切
- 木の芽…適量
- 卵黄…1個
- 醤油…適量
- 昆布…適量
【作り方】
- 木の芽は包丁で細かく刻みます。
- 鯛はそぎ切りにしていきます。
- 1を2にまぶしていきます。
- 卵黄に醤油を入れて混ぜ合わせます。
- 器に3を盛付け、4のソースをかけます。
- 最後に木の芽を飾ったら完成です。
鯛に木の芽をまぶして、濃厚な卵黄ソースと和えた、おつまみにピッタリのレシピです。さっぱりとした白身魚に若葉の香りがプラスされ、どんどんとお酒が進む一品です。また、卵黄に醤油を加えることで、濃厚な味わいになるだけでなく、鯛にもよく絡まるソースに仕上がります。
タケノコとイカの木の芽和え
【材料】
- タケノコ…70g
- 紋甲イカ…60g
- 木の芽…10~12枚
- ぬか…ひとつかみ
- 唐辛子…1~2本
- 水…適量
- A.だし汁…1/2カップ
- A.みりん…大さじ1
- A.塩…少量
- B.白味噌…25g
- B.みりん…小さじ1/2
- B.砂糖…小さじ1/2
- B.薄口醤油…小さじ1/3
- B.だし汁…大さじ1/2
【作り方】
- タケノコは穂先を切り、切り込みを入れます。
- 鍋に水、ぬかを入れて火にかけます。
- タケノコ、唐辛子を鍋に加えて、竹くしが通るようになるまで40~60分ほど茹でます。
- タケノコに火が通ったら、そのまま冷やしてから皮を剥いて使います。
- 皮を剥いたタケノコは角切りにします。
- イカも同様に角切りにします。
- 鍋にAの調味料を入れて、火をつけます。
- タケノコを加えて、煮詰めて下味を付けます。
- 火を止める直前にイカも加えます。
- すり鉢に木の芽を入れてすり潰します。
- 10にBの調味料を加えて、混ぜ合わせます。
- 水気を切ったタケノコとイカを11に加えて、和えたら完成です。
肉厚でもっちりとした食感の紋甲イカと、シャキシャキ食感のタケノコを木の芽味噌で和えた、おつまみにおすすめのレシピです。そして、木の芽を数枚残しておき、最後に料理に添えることで見た目も美しいメニューに仕上がります。
山うどの木の芽味噌和え
春を感じさせる、シャキシャキ食感の山うどと爽やかな香りが特徴の木の芽を使った簡単レシピです。うどにはアクがあるので、しっかりと下処理を行ってから使うようにしましょう。そして、木の芽は飾りとしての使い方もありますが、すり潰して一緒に和えることで料理全体に爽やかな香りを加えられます。
木の芽を使ったおすすめレシピ【炒め・煮物】
次は、木の芽を使ったおすすめの炒め・煮物レシピについて紹介していきます。お酒のおつまみにはもちろん、ご飯のお供にもおすすめのレシピも掲載しているので、ランチや晩酌の際に作ってみましょう。
豚肉とたけのこの木の芽炒め
【材料】
- 豚肉切り落とし…200g
- タケノコ(茹で)…400g
- にんにく…1片
- 木の芽…10枚
- A.砂糖…大さじ1
- A.酒…大さじ1
- A.みりん…大さじ2
- A.濃口醤油…大さじ3
- 鷹の爪…10枚程度
- ごま油…大さじ1
【作り方】
- 豚肉は食べやすい大きさに切ります。
- タケノコも同様に食べやすい大きさに切ります。
- にんにくは芽を取り、スライスします。
- 木の芽は粗みじん切りにします。
- Aの調味料は混ぜ合わせておきます。
- フライパンにごま油を引き、にんにく、鷹の爪を加えて香りが出るまで炒めます。
- 豚肉を加えて、焼き色をつけていきます。
- タケノコを加えて軽く炒めたら、5の調味料を加えていきます。
- 焼き付けるようにして絡めます。
- 木の芽を食わせえて、さっと混ぜます。
- 器に移して、若葉を散らしたら完成です。
シャキシャキ食感のタケノコとスタミナ回復効果が期待できる、豚肉を和風テイストの調味料で炒めた簡単レシピです。木の芽も一緒に炒めることで、料理に爽やかな香りがプラスされ、より一層食欲をそそる一品に仕上がります。
ナスの木の芽味噌炒め
トロトロになるまで炒めたナスに、木の芽の爽やかな香りが加わった甘味噌を絡めたレシピです。タレとナスがよく絡まっており、ご飯がどんどんと進みます。おかずとしてはもちろん、丼ぶりにしても美味しいです。また、納豆や焼きたらこを加えて、三色丼にしても美味しいので、さまざまな食べ方が楽しめるでしょう。
そして、木の芽にはさまざまな使い方があり、甘味噌と和える他に、仕上げとしておかずの上に乗せることで彩りと香りをよくしてくれる効果もあります。
牛肉と木の芽のしぐれ煮
ご飯のおかずとしてはもちろん、おつまみやお弁当のおかずにもおすすめのレシピです。木の芽は一緒に煮込むのではなく、仕上げにまぶすことであっさりとした味わいになります。また、木の芽は包丁などで叩くことで香りが強くなるので、和える前に一度包丁を使って叩き、香りを強めてから使いましょう。
木の芽香るタケノコのきんぴら
お弁当のおかずにもおすすめのきんぴらレシピです。シャキシャキ食感のタケノコと香りが強い木の芽がより一層食欲をそそります。また、鷹の爪も加えているため、ピリッとした辛さも美味しい一品です。そのため、辛いのが苦手な人は鷹の爪の量を減らしたり、入れないようにしましょう。
木の芽を使ったおすすめレシピ【その他】
次は、木の芽を使ったその他のおすすめレシピを紹介していきます。木の芽は味噌和えや煮物調理の他に焼き物やパスタ料理などにも使うことができる薬味です。そのため、木の芽を使い方をマスターして、いろんな料理に活用してみましょう。
連子鯛の木の芽焼き
【材料】
- 連子鯛(三枚おろし)…2尾分
- A.酒…大さじ1
- A.醤油…大さじ1
- A.みりん…大さじ1
- タケノコ(水煮)…100g
- B.だし汁…2カップ
- B.酒…大さじ1
- B.醤油…大さじ1
- B.みりん…大さじ1
- C.みりん…大さじ2
- C.醤油…大さじ1
- 木の芽…2枝
【作り方】
- 鯛は、Aの調味料に10分ほど漬けて下味を付けます。
- 鍋にBの調味料とタケノコを入れて10分ほど煮詰めます。
- Cの調味料を混ぜ合わせ、レンジで1分ほど加熱してタレを作ります。
- 加熱したタレには木の芽を加えて香りを付けます。
- 1の鯛は魚焼きグリルで8分程度焼きます。
- 一度加熱を止めて、タレを付けてツヤが出るまで、2分程度追加で焼きます。
- タケノコも同様にタレを付けてグリルで焼いていきます。
- お皿に盛付けて、飾り用の木の芽を散らしたら完成です。
鯛とタケノコに醤油とみりんを使ったタレを塗り、グリルで香ばしく焼いたご飯にピッタリのレシピです。タレに木の芽を混ぜることで香りが料理全体について、口に運ぶと一気に広がります。また、ご飯のおかずだけでなく、お酒のおつまみとしてもおすすめのメニューです。
焼きタケノコの木の芽添え
【材料】
- タケノコ…1本
- 醤油…大さじ1
- みりん…大さじ1
- 木の芽…少量
【作り方】
- タケノコは半分に切り、切り口に塩を少し塗ります。
- アルミホイルで空気を抜きながら、しっかりと巻いていきます。
- グリルの強火で20~30分程度焼いていきます。
- 焼けたタケノコは食べやすい大きさにカットしていきます。
- 醤油とみりんを混ぜ合わせて、タレを作ります。
- はけでタレをタケノコに塗っていきます。
- バーナーで表面をこんがりするまで焼いていきます。
- 最後に飾り付け用の木の芽を乗せたら完成です。
春が旬のタケノコをバーナーで香ばしく焼いた、おつまみにもピッタリの簡単レシピです。タケノコは可食部以外の部分をお皿代わりに使うことで、洗い物も少なく、料理もおしゃれな一品に仕上げられます。そして、木の芽は香り付けとしての使い方はもちろん、最後に乗せることで料理に彩りをプラスできます。
新玉ねぎと木の芽のキッシュ
家族や友人とのパーティーの際におすすめのレシピです。甘みが強い新玉ねぎと爽やかな木の芽の香りが食欲をそそる一品です。手づかみで食べられるパーティーメニューでワインとの相性もいいので、ぜひ旬の季節に購入して挑戦してみてください。
また、ベーコンの他にウィンナーやピーマンなどを入れても美味しいので、家に余っている食材を使ってアレンジしてみましょう。
たけのこの天ぷら木の芽風味
爽やかな香りが特徴の木の芽を加えた、タケノコの天ぷらレシピです。春に旬を迎える木の芽を使うことで、いつもの天ぷらメニューと違った味わいを楽しめます。また、天ぷら粉と水は混ぜすぎに注意しましょう。天ぷら粉の混ぜすぎは、天ぷらがベタっと仕上がる原因に繋がります。
そして、サクサクの衣にするためには、少しダマや粉っぽさが残るくらいで留める必要があります。そのため、タケノコの天ぷらや他の野菜を使って天ぷらを揚げる際は、粉の混ぜすぎに注意しましょう。
木の芽を料理に活用しよう!
イカと筍の木の芽和え
— はなぱる🌸🕊 (@mebayumama29623) March 28, 2020
木の芽味噌をお酒と塩で乾煎りしたモンゴウイカを薄味を漬けた筍
とで和える
木の芽の爽やかな風味と緑の鮮やかな色と歯触りのよい筍、アクセントのイカが美味しい筍料理の定番〰️#筍料理 #おうちごはん#Twitter家庭料理部 pic.twitter.com/ln93rE8TV7
木の芽は料理に添えたり、刻んで混ぜ合わせたりと、さまざまな使い方ができる食材です。また、味噌と和えていろんな料理と組み合わせることもできるので、旬の季節は木の芽を購入していろんなレシピに挑戦してみましょう。