2021年02月05日公開
2024年11月06日更新
あん肝を使ったおすすめレシピ!美味しいソテーや煮付け料理も
あん肝を使ったレシピを紹介していきます。あん肝を使った煮付けなどの和風レシピやソテーなどの洋風レシピをまとめました。また、レンジを使った簡単レシピや、あん肝の下処理方法なども掲載しているので、献立を考える際の参考にしてください。
あん肝の美味しいレシピや下処理方法を紹介!
こっちは「あん肝」。
— コール (@diningg2011) January 30, 2021
塩をまぶして、酒で洗って、蒸す。
結構手間がかかる料理なのですが、それだけの値打ちはある冬のごちそうです。
しっかし、飲む気まんまんのラインナップだな^^ pic.twitter.com/bI3CFs8gGx
アンコウの肝として知られるあん肝は、フォアグラのような濃厚な味わいとまろやかな舌触りが特徴の食材です。珍味として重宝されており、お酒のおつまみにも人気の食材です。本記事では、あん肝を使ったレシピを紹介していきます。和風料理の定番の煮付けやソテーなど、家でも簡単に作ることができるレシピをまとめました。
また、下処理方法や基本的な蒸し方、レンジで蒸す方法なども掲載しているので、献立を考える際の参考にしてください。
あん肝の作り方
まずは、あん肝の作り方について紹介していきます。スーパーで購入した際の下処理方法や基本的な蒸し方、蒸し器がない場合の蒸す方法についても掲載していきます。
下処理方法
【材料】
- あん肝…1個
- 水…適量
- A.塩…30g
- A.水…400cc
- A.酒…100cc
【作り方】
- あん肝に付いている寄生虫などをピンセットを使って取り除きます。
- 裏返して、スジを包丁などで取り除きます。
- 水に浸けながら外側の薄皮を剥いていきます。
- 剣山などを使って、あん肝に穴を空けて水に浸け、血抜きを行います。
- Aを混ぜ合わせて、あん肝を30分ほど浸け、臭み抜きや下味を付けていきます。
- 浸け終わったあん肝は、水分をしっかりと取るようにしましょう。
基本の蒸し方
下処理を行ったあん肝は蒸してソテーにしたり、煮付けなどの料理に使いましょう。あん肝の蒸し方は、ラップを敷き、ツルツルした面を下にしておいてから酒を振ります。その後、なるべくギュッとなるようにキャンディ状に絞りながらラップで、棒状にまとめていきます。
そして、ラップの上からアルミホイルを巻き、強火~中火で蒸していきましょう。蒸しあがったあん肝の粗熱が取れたら、冷蔵庫で保存します。なお、冷蔵庫で冷やすとアルミとラップを外して切っても崩れにくいです。
蒸し器がない場合
あん肝のレンジ蒸し作ってみた。少し爆ぜてしまったけれどおいしい(´~`) pic.twitter.com/ukJQUVlaIl
— John (@on_cub) January 11, 2021
あん肝を作る際に、蒸し器がない場合は電子レンジやフライパンでも代用できます。特に、レンジを使った場合は洗い物も少なく、短時間で蒸すことができるのでおすすめです。そして、フライパンや鍋で蒸す場合は底に網を敷いてからお皿を乗せて、ラップで巻いたあん肝も乗せます。また、高さが足りないは皿を重ねて高さを出してください。
その後、少量の水を加えて蓋をし、弱火で15~20分ほど蒸していきます。火加減は水が沸くまで中強火で加熱し、沸いてからは弱火にしましょう。
あん肝を使ったおすすめレシピ【和風】
次は、下処理を行ったあん肝を使ったおすすめの和風レシピについて紹介していきます。和風テイストの定番料理でもある煮付けのレシピや、電子レンジを使った簡単にできるレシピも掲載していきます。
あん肝ポン酢
【材料】
- あん肝…350g
- 塩…大さじ1~2
- 酒…大さじ2
- ポン酢…適量
【作り方】
- あん肝の太い血管や薄皮を取り除きます。
- 塩をまぶし、20分ほど置いておきます。
- あん肝を水で洗って、水気を切ります。
- さらに、酒をまぶして20分置いたら、ペーパーで水気を拭き取ります。
- あん肝をアルミホイルでキャンディ状に巻きます。
- あん肝をフリーザーパックに入れて、80℃にしたお湯で湯煎していきます。
- フリーザーパックを取り出したら、氷水で急冷します。
- 完全に冷えたら、1日~3日冷蔵庫で休ませ、味をなじませます。
- あん肝を適当な大きさにカットし、お皿に盛付けます。
- お好みでもみじおろしや小口ネギ、大葉などを添えてポン酢をかけたら完成です。
蒸したあん肝にポン酢や薬味を乗せた、お酒にピッタリのおつまみレシピです。あん肝の濃厚な味わいとポン酢のさっぱりとした酸味が絶妙にマッチした一品です。そして、あん肝はしっかりと冷蔵庫で冷やしてから切ることで、崩れにくくすることができます。
あん肝の照り焼き
【材料】
- あん肝…半分程度
- A.醤油…15ml
- A.みりん…15ml
- A.酒…15ml
- A.砂糖…5g
- A.水…30ml
- A.昆布…少々
- 小麦粉…適量
- 油…適量
【作り方】
- あん肝に付いている寄生虫や血管、薄皮を取り除きます。
- 塩水に浸けて、下味と臭み取りをして下処理を行います。
- ラップでキャンディ状に巻き、上からアルミを巻きます。
- 蒸し器であん肝を蒸していきます。
- 粗熱を取ったら冷蔵庫に入れて冷やしていきます。
- 冷えたあん肝を食べやすい大きさにカットします。
- Aの調味料は混ぜ合わせておきます。
- あん肝に小麦粉を付けていきます。
- フライパンに油を引いて、あん肝を両面こんがりとするまで焼きます。
- 7の合わせ調味料を絡ませたら完成です。
あん肝を両面こんがりと焼いて、和風テイストの調味料を絡ませたおつまみレシピです。表面がこんがりと焼けており、中身は濃厚な味わいのメニューです。そして、薬味にワサビや七味唐辛子などを振りかけても美味しいです。
あん肝の煮付け
【材料】
- あん肝…500g
- 塩…適量
- 玉酒…酒1:水1
- かつお節…適量
- A.かつおだし…200g
- A.酒…200g
- A.みりん…100g
- A.醤油…100g
- A.砂糖…大さじ5
- A.生姜千切り…ひとかけ
- A.かつお節…ひとつかみ
【作り方】
- あん肝の血と筋を取っていきます。
- 1を洗ったら水分を拭き取ります。
- 塩を振りかけて冷蔵庫に20分ほど置いておきます。
- 冷蔵庫から取り出したら、洗って酒と水に1時間浸けておきます。
- キッチンペーパーなどでしっかりと水分を拭き取ります。
- 一口大にカットします。
- 色が変わるまで茹でたら、すぐに冷水に浸けて霜降りにします。
- 軽く洗ったら水気を切ります。
- かつお節はフライパンでパラパラになるまで炒めていきます。
- 鍋にAの調味料を入れて、沸騰させます。
- 沸いたらあん肝を加えて落し蓋をし、10分煮ます。
- 最後にかつお節を追加で加えて、ひと煮立ちさせたら完成です。
和風の献立には、欠かせない定番料理の煮付けレシピです。あん肝の煮付けはおつまみにはもちろん、ご飯のお供としてもおすすめのメニューです。そして、盛付けた後は小ネギなどを散らすことで、さわやかな香りがプラスされます。
あん肝の味噌風味
あん肝を味噌や醤油などで和風に味付けした、パンにも合うおしゃれな一品の作り方です。また、味噌との相性がいいバターも使っているので、まろやかなコクもプラスされます。なお、濃い目の味付けですので、濃いと感じる場合は調味料の量を減らしましょう。
あん肝のレンジ蒸し
電子レンジで簡単に作ることができる、レンジ蒸しの作り方です。あん肝を食べる際には、しっかりと加熱する必要がありますが、加熱しすぎると硬くなってしまうので注意しましょう。そして、ポン酢以外にも味噌やワサビとの相性もいいので、自分好みの調味料を試してみるのもおすすめです。
あん肝を使ったおすすめレシピ【洋風】
次は、あん肝を使ったおすすめの洋風レシピを紹介していきます。家でも簡単に作ることができるソテーレシピや、ランチにおすすめのパスタメニューなどを掲載しているので、洋風の献立を考える際の参考にしてください。
あん肝のソテー
【材料】
- あん肝…適量
- 合わせ出汁…出汁5:醤油1:みりん1
- 白髪ねぎ…適量
- 片栗粉…適量
【作り方】
- あん肝の血と筋を取り除きます。
- 濃度4%の塩水に1時間ほど浸け込みます。
- ジップロックに合わせ出汁とあん肝を入れて、浸けておきます。
- お湯を45~50℃に調整して、40分間低温調理します。
- あん肝を一旦取り出し、片栗粉をまぶします。
- フライパンに油を引いて、両面がこんがりになるまでソテーしたら完成です。
合わせ出汁にあん肝を浸けて、フライパンでこんがりと焼いたソテーレシピです。パリッとした食感と濃厚な味わいを楽しむことができます。また、余った分は冷蔵庫に保存することができ、別の日に煮付けや照り焼きなどにしても美味しいです。
あん肝のテリーヌ
フォアグラのようなくちどけで、濃厚な味わいのあん肝をテリーヌにしたおしゃれな一品の作り方です。型の道具がない場合は、ラップでキャンディ状に巻いて形を整えてから、湯煎する方法でも作ることが可能です。そして、ソースにはバルサミコソースを使っており、酸味と程よい甘味が特徴的な料理です。
あん肝ソースのカルボナーラ
あん肝ソースを使った、ランチにぴったりのパスタレシピです。濃厚なソースとパスタが絡まった一品です。具材にはベーコンやほうれん草を使っており、ボリューム的にも満足できる一品です。ぜひ、がっつりと食べたいランチ時などに作ってみてください。
あん肝を色々な食べ方で楽しもう!
風が強かったので、早めに心温さんへ。濃厚あん肝味噌とあん肝味噌漬けご飯いただきました。本日のトッピングは、バターとかんづり。バターでまろやか、かんづりでピリ辛に、味変しながら楽しみました。
— ノブ (@brichone16) January 31, 2021
何回食べでもウマイなぁ❗
ごちそうさまでした😋 pic.twitter.com/hd1kMWHYTq
あん肝は濃厚な味わいの食材となっており、和風調理の定番の煮付けやソテーなどのレシピに使うことができます。そして、あん肝を蒸す際には、蒸し器がなくてもフライパンや電子レンジなどでも代用することが可能です。
そのため調理器具が揃っていない場合でも調理できるので、ぜひあん肝を購入して、いろいろなレシピに挑戦してみてください。