2020年03月31日公開
2024年10月14日更新
あんこう人気レシピ!基本の鍋の作り方から唐揚げなど鍋以外の料理も
あんこうの人気レシピをまとめました。基本のあんこう鍋と唐揚げから、味噌汁などの汁物、そしてあん肝の旨煮などの煮物まで徹底調査!家庭でも簡単にできるレシピを知り、美味しいあんこうの良さを堪能してください。
目次
あんこうのレシピを紹介!
旬の時期を逃した感ある人生初あんこう鍋 pic.twitter.com/cXmGmazHM8
— KOBA@カウルマン(新垢) (@Koba_Cowlman) March 22, 2020
「西のふぐ東のあんこうと言われるように、あんこうはとても人気がある魚です。冬が旬ですので鍋にぴったりで、冬が来るとあんこう鍋を楽しみにしている人も多いかもしれません。
本記事ではあんこうの人気レシピを、鍋、揚げ物、汁物、煮物、その他という5つのグループに分けて紹介します。あんこうはお店で食べるだけでなく、家庭でもさまざまな料理をすることが可能です。ここでまとめたレシピを参考にして、美味しいあんこう料理を堪能してください。
あんこうの人気レシピ【鍋】
あんこうの調理法で最も王道なのは、鍋です。あんこう鍋は東日本で広く食べられているようです。ここでは、味噌味の鍋レシピと白だしの鍋レシピ、そして下関の郷土料理であるトンちゃん鍋をアレンジしたレシピを紹介します。
味噌あんこう鍋
【材料】
- アンコウ 1匹
- ねぎ 大きめ
- 味噌 適当
- 酒 適当
【手順】
- アンコウをさばく。皮と肝は捨てないように注意。
- アンコウをしっかり洗う。
- 鍋に酒と水に味噌を溶かす。
- 鍋を火にかけて、アクが出るのでアクをとる。
- ある程度煮立つと、ネギを入れる。
- 全体に火が通ると、完成。
あんこうのさばき方は、けっこう大がかりですので別に調べる必要があるかもしれません。ネットで情報を検索するとヒットしますので、さばく事から始める場合はそちらを参考にしてみてください。
この鍋はあんこうから良い出汁が出て、味噌との組み合わせによりとても美味しく仕上がります。このレシピは必要最小限のものですので、普通の鍋と同じようにここからさらに野菜を加えるなどアレンジをしても良いでしょう。
白だしお手軽あんこう鍋
ポン酢と紅葉おろしでいただくと、とても美味しいです。あんこうは1匹丸ごとをさばくのではなく、スーパーで3パック1000円ほどで切り身が販売されていることもあるようです。水炊きやしゃぶしゃぶなどに飽きて物足りなくなった時に、このレシピをおすすめします。
あんこうのトンちゃん鍋
トンちゃん鍋は、下関のソウルフードと呼ばれている地元料理のひとつです。トンちゃん鍋は普通モツを使用しますが、このレシピではモツの代わりにあんこうを使用しています。
このレシピはクックパッドにあり、作者は農林水産省です。レシピのページには、お魚かたりべの片岡謙一郎さんが考案したレシピだと書いてあります。このほかにも、クックパッドには公式キッチンと言って地方自治体などのレシピが載っています。
あんこうの人気レシピ【揚げ】
あんこうの唐揚げは、鍋と比べてあまり認知度は高くないかもしれません。しかし、あんこうのプリッとした身をホクホクの唐揚げにすると絶品です。ここでは、3種類の唐揚げを紹介します。
あんこうのからあげ
【材料】
- アンコウの身 200g
- から揚げ粉 分量分
【手順】
- アンコウをさばく。
- さばいた身を食べやすい大きさに切り分ける。
- から揚げ粉をまぶす。
- 160~170℃の油できつね色になるまで揚げる。
- 油切りする
- 皿に盛り付けて出来上がり。
あんこうは唐揚げにしても、美味しくいただけます。身はプリッとしているので、食べた感触はタラに似ているとも言われています。
鍋用のあんこうは骨がついているので、注意してください。油で揚げる前に骨を取り除いてしまうのも、一つの方法でしょう。ネット上の口コミでは、鍋より唐揚げにすると子どもが食べてくれるので嬉しいという声がありました。
ふわふわ、あんこうの唐揚げ
あんこうは鍋用のものを使っても良いのですが、現在はから揚げ用のものがスーパーなどで販売されているようです。あんこうの唐揚げには根強いファンがいて、「キングオブ白身フライだ」という声や「魚好きなら一生に一度は食べるべきだ」という声があります。
あんこうの唐揚げ、肝ソース付き
肝ソースは、あん肝を使用しています。あん肝にはアニサキスが寄生していることがあるので、下処理は丁寧にしましょう。
あんこうは、鍋の季節が終わったころになると手ごろな価格でスーパーに出回ります。他の料理にしても美味しいですが、から揚げだと手間が少なくて済みます。
あんこうの人気レシピ【汁物】
あんこうは白身魚ですので、郷土料理などで多くの汁物レシピがあります。また洋風のスープとしても美味しく仕上がります。
あんこうのどぶ汁
【材料】
- アンコウ 1尾(肝は必要)
- 味噌 大さじ3〜4
- 白菜 4分の1以下
- 白葱 2本
- 豆腐 半丁
- 椎茸 4枚
【手順】
- まず、肝を炒めます。
- 他のアンコウの具材を入れます。
- 炒めるだけで汁がたくさん出てきます。
- 野菜を入れてさらに煮ていきます。
- 味噌で味付けしていき、汁がたくさん出ているので水は加えません。
- もう一煮込みしたら、どぶ汁の完成です。
郷土料理であるどぶ汁は、あんこうのおいしさを余すことなく味わえる料理です。具材を炒める時と野菜を煮込む間に汁がたくさん出てくるので、水や出汁は一切加えなくて大丈夫です。
あんこうで白身魚の味噌汁
☆アンコウ汁
— marcyu(まあちゅう) (@marcyu03) January 31, 2019
ただの味噌汁だけど、アンコウの出汁が出て、めっちゃ美味しい(´▽`)
普段は味噌汁をあまり飲まない下の子が美味しいっておかわりしていました!
こりゃ、酒呑みになりそうだ(笑)#料理好きな人と繋がりたい #料理 #料理垢 #料理好きと繋がりたい #おうちごはん #Twitter家庭料理部 pic.twitter.com/gC68dhCvAk
続いてのレシピは、新鮮なあんこうを使用した味噌汁です。まず、あんこうを小ぶりの切り身にして水洗いしておいて、鍋に水や酒、昆布と一緒に野菜を入れて火にかけます。あんこうの切り身に火が通ったら、味噌を溶き入れて完成です。
新鮮な白身魚は味噌汁にしても美味しいです。魚はしっかりと洗い、生臭さを良く取っておけば問題ありません。
あんこうの洋風スープ(ブイヤベース風)
続いてのレシピは、洋風の汁物でブイヤベースのスープです。材料は洋風にするためにオリーブオイル、サフラン、ローズマリーなどを使用しています。作り方ですが最初にサフランを水に浸けておき、あんこうの臭みを洗って取っておきます。
そして鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニクやローズマリーなどを入れて炒め、白ワインとあんこうを加えて灰汁を取りましょう。最後に塩胡椒で味を整えて水で戻したサフランとコリアンダーの葉などを入れて完成です。さらに残ったスープでリゾットとしても味わえます。
あんこうの人気レシピ【煮物】
作り方としては鍋と似ていますが、比較的に簡単なあんこうの煮物レシピを紹介します。あん肝を使用した料理もあります。
あん肝のうま煮
【材料】
- アンコウの肝 300g
- 酒 200cc
- 水 200cc
- 塩 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- みりん 大さじ3
- 酒 大さじ3
- 醤油 大さじ3
- 水 200cc
- 生姜スライス 2~3枚
【手順】
- アンコウの下処理で、血管と薄皮を取り除きます。
- ボウルに酒、水、塩を入れ、アンコウの肝を洗い30分程付けます。
- 取り出した肝をキッチンペーパーで水気を取ります。
- アルミホイルで包み、太さに応じて20~30分蒸らします。
- しっかりと蒸らしたら粗熱を取り、冷蔵庫で1時間冷やしてください。
- フライパンに砂糖、みりん、酒、醤油、水、生姜スライスを入れ、火にかけます。
- 先ほどの肝を一口サイズに輪切りにしてフライパンに入れます。
- 中火で沸いてきたら弱火でじっくりと20分煮込んで完成です。
このあん肝のレシピは、下処理した際の塩味だけでも十分美味しく仕上がります。濃い味が好みの方は、肝を取り出し、煮汁だけを強火で濃厚にしてから肝にかけると良いです。
大根とあんこうの煮物
大根を使用したあんこうの煮物も人気があります。まず材料の下処理ですが、大根の皮を厚めに剥き、輪切りにしましょう。鍋に大根を入れるときは水から入れ、沸騰してからあんこうを加えて出汁を投入して煮ていきます。
この時、臭みを取るのために生姜と酒も入れます。その後大根が柔かくなってから、油抜きをしておいた油揚げを加え、砂糖と醤油を入れて3分位煮込んで出来上がりです。
あんこうの親子丼風煮
一見ふつうの親子丼。だけどお肉が「あんこう」なんです!お肉に負けない、ジューシーさです✨#茨城マルシェ #あんこーる丼 pic.twitter.com/3ElSN4AOgG
— 田中れいか (@tanaka_reika) October 27, 2017
続いてあんこうの身を使用した親子丼風煮を紹介します。まず先に、あんこうの身を茹で臭みを取り除く工程からです。次に鍋の水500ccを沸騰させ、臭みを取ったあんこうを入れ、出汁を取ります。次は醤油と砂糖、味噌、酒を加えて味付けです。
そして5mm幅にカットした玉ねぎを鍋に加えて柔らかくなるまで煮ていきます。その後、溶き卵を鍋のヘリから回し入れ、玉子が固まったら完成です。ちなみに残った出汁は、日にちが経つと臭みが出るため、その日に使い切ってください。
あんこうの人気レシピ【その他】
あんこう料理はソテーやカレーなど、相性の良いものが多く、他にもバラエティーに富んだレシピがいくつかあります。
あん肝ポン酢
【材料】
- アンコウの肝
- 水 400cc
- 塩 大さじ2
- 酒 200cc
- ポン酢 お好み
【手順】
- 肝の筋や薄皮を剥くなど下処理をします。
- ボウルに水を入れ、さらに血管や筋、皮を取りながら肝を洗います。
- 生臭さを消すために塩をかけ、30分位冷蔵庫で寝かせます。
- 冷蔵庫から出したら水、塩、砂糖、酒で洗います。
- 肝の水気を取ったら、棒状に成形します。
- 棒状の肝をラップに包み、片方を閉じて空気穴を開けます。
- 両方を閉じたらアルミホイルで巻き、この時また竹串で空気穴を開けます。
- 20~30分蒸し終わって中身を出したら、厚めの輪切りにします。
- 器に盛り付け、お好みでポン酢などかけて下さい。
肝を冷蔵庫から出して再び洗うのは、ドリップが出ているためです。加熱の際、蒸し器が無い場合は鍋に水を張り、皿をかぶせ、もう一枚の皿に食材を乗せて火にかけると蒸し器の代わりになります。
あんこうのソテーねぎソース
【材料】
- アンコウの切り身(冷凍) 130g
- 塩コショウ 少々
- 小麦粉 適量
- 白ネギ 1本
- オリーブオイル 大さじ3
- ウスターソース 大さじ1
- お酢 大さじ1
- 醤油 大さじ1
【手順】
- アンコウの切り身は解凍して水気を取ります。
- 塩コショウをふって小麦粉をまぶします。
- 白ネギは斜めに薄切りにします。
- フライパンでオリーブオイルを熱し、アンコウの切り身を焼きます。
- 中まで火が通って焼き目が付いたら、さらに盛り付けます。
- アンコウを焼いたフライパンに白ネギを入れて炒めます。
- ネギがしんなりしたら、ウスターソース、お酢、醤油を加えて一煮立ちさせます。
- 先ほど皿に盛ったアンコウの切り身にネギソースをかけて完成です。
オリーブオイルやウスターソースを使用し、あんこうの切り身を西洋風にアレンジして調理しています。ウスターソースは使わず、お酢の代わりにバルサミコ酢を使用したレシピもあります。
あんこうのどぶ汁カレー
【材料】
- アンコウ切り身・肝
- 白ネギ
- 大根
- かぼちゃ
- ゴボウ
- 豆腐
- かつお 節5g
- 昆布 2枚
- 水 1リットル
- カレー粉 大さじ2
- 醤油 大さじ4
- 酒 100cc
- みりん 大さじ2
- おろし生姜 小さじ1
- 味噌 大さじ4
【手順】
- 白ネギは斜めに、かぼちゃは薄切りにします。
- 大根は輪切りで皮を剥き、ゴボウは洗ってささがきにします。
- 豆腐はさいの目切りにします。
- 鍋に昆布と水を入れ、30分浸し、火をかけます。
- 沸騰したら、昆布を取り出します。
- かつお節を30秒間入れて火を止めます。
- 獲れた出汁を濾します。
- 沸騰したお湯にアンコウを入れます。
- 表面が白くなるまで20秒程茹でて取り出します。
- アンコウの肝はペースト状にしておきます。
- 鍋に油を引き、アンコウの肝を入れて炒めます。
- カレー粉を入れ、香りが立つまで炒めます。
- 先ほど濾した出汁を入れます。
- 醤油、酒、みりんを入れます。
- おろし生姜、味噌を溶かし入れます。
- 灰汁を取り、アンコウの切り身、他の具材を入れていきます。
- ふたを閉めて10分煮たら出来上がりです。
あん肝のねっとりしたコクとカレーの濃厚なスープ、そして具材との相性が良いために美味しく味わえます。
あんこうのレシピまとめ
あんこう鍋まじでうまかった!!!
— ゆぅや@DSM (@yuu_874_DSM) March 20, 2020
ありがとうございます!!! pic.twitter.com/MFFQvfSreD
冬のあんこう鍋は誰もが思い浮かべるほどの王道鍋料理です。そのあんこうを使用した料理は、鍋以外でも煮物や揚げ物など、他にも色々なレシピがあります。そして、あんこうは寒い冬が旬であり、身がぎゅっと締まっています。
さらに肝は、ねっとり濃厚でクリーミーであるために汁物はもちろん、イタリアンやフレンチなどの洋風料理にもアレンジが可能です。紹介した人気レシピを参考にして、新しいあんこう料理にチャレンジし、贅沢な気分を味わってみてください。