レタスの食べ過ぎは下痢や腹痛の原因に?ダイエット効果はあるの?

レタスを食べ過ぎるとどうなるのか?太るのか?など、気になる点をまとめました。下痢や腹痛、便秘などのデメリットや食べ過ぎを防止する食べ方などを解説します。また、レタスに含まれる栄養素や栄養効果、ダイエットに有効な食べ方も参考にしてください。

レタスの食べ過ぎは下痢や腹痛の原因に?ダイエット効果はあるの?のイメージ

目次

  1. 1レタスの食べ過ぎは体に悪いのか知りたい!
  2. 2レタスの食べ過ぎで起こる症状
  3. 3レタスは食べ過ぎなければ健康やダイエットに効果的
  4. 4レタスの食べ過ぎによる副作用に注意しよう

レタスの食べ過ぎは体に悪いのか知りたい!

レタスはシャキシャキとした食感が魅力で、生サラダにしても加熱調理しても、美味しく食べられる人気の野菜です。低カロリーで体に良いレタスですが、食べ過ぎると体にどのような悪影響があるのか徹底調査しました。

レタスを食べ過ぎることで起こる症状を、詳しく解説していきましょう。適量に食べた場合は、どのような健康効果があるのかも、併せて紹介します。

レタスの食べ過ぎで起こる症状

症状①下痢や腹痛

レタスはシンプルな野菜であるのに、どうして下痢や腹痛になるのか疑問に思うかもしれません。レタスは全体の95%が水分になります。下痢や腹痛になるのは水分の摂り過ぎで体が冷えて、それに伴い内臓まで冷えてしまい、消化器官に悪影響を及ぼすからです。

胃腸などの消化器官が冷えると、消化機能が低下して消化不良を起こし、下痢や腹痛を引き起こすのです。これは、夏にジュースやアイスを食べ過ぎて体を冷やし、下痢や腹痛になるのと同じような現象になります。

また、生姜やにんにく、唐辛子など身体を温める食材と組み合わせて食べると、体の冷えを緩和させることができるでしょう。体の冷えは下痢や腹痛だけでなく、血流が悪くなるデメリットもあります。そのため、体のむくみや肩凝りの症状を引き起こす可能性もあるので、注意してください。

症状②便秘

レタスに含まれる食物繊維は、不溶性食物繊維という種類です。不溶性食物繊維は水に溶けない特徴があり、そのまま腸へ運ばれます。そして、腸内で膨張して便のかさを増やしてしまうのです。

便のかさが増えると腸のぜん動運動がスムーズにいかなくなり、便秘を引き起こします。排便されず腸内に長時間たまった便は、水分を失いまずます硬くなり、さらにひどい便秘になってしまうかもしれません。便秘気味の人が不溶性食物繊維を含む食べ物を過食すると、まずます便秘がひどくなる可能性が大きいので、気を付けてください。

便秘改善には水溶性と不溶性の食物繊維を、バランスよく摂取することがポイントです。ちなみに水溶性食物繊維を含む食べ物には、かぼちゃなどの根菜類や海藻類、果物などがあります。これらの食材と組み合わせて食べるのが、便秘解消にはおすすめです。

症状③栄養の偏り

レタスはほとんどが水分でできており、低カリウムの野菜であるため、肝臓に負担がかならない野菜であるといわれています。レタスは野菜の中では、栄養が少ない部類に入るそうです。栄養が偏らないためにも、レタスばかりを食べるのではなく、ざまざまな食材と組み合わせて食べるのが良いでしょう。

また、レタスに含まれるビタミンEやβカロテンは油と一緒に摂ることで、栄養吸収が良くなるそうです。オリーブオイルなどお好みの油で軽く炒めると、シャキッとした食感が残りレタスの甘味も増して美味しくなります。組み合わせる食材や調理の仕方によっても、栄養の吸収率が変わるので工夫してみてください。

症状④太る

レタスを食べ過ぎると太るのかどうか、ダイエット中の人は気になるところです。レタス100gあたりのカロリーは12kcalで、糖質が1.7gになります。低カロリー、低糖質であるため、少し食べ過ぎたくらいでは太る心配はないでしょう。

ただ、レタスそのものを過食することで太ることはありませんが、油や生クリームなど使用する調味料や調理法よっては、太る可能性もあります。また、レタスは食物繊維量が少なく腹持ちが悪いという、ダイエットにはデメリットな面があります。

すぐに空腹になってしまうため、空腹に耐えれずおやつなどをつまむ回数が増えると、太る要因になるでしょう。そのため、ダイエット中にレタスだけを食べるやり方は、おすすめできません。

1日の適量と効果的な食べ方

レタスの食べ過ぎで発症する健康リスクを予防するには、1日の摂取目安量を守ることです。レタスは1日どのくらいの量を目安に食べて良いのでしょうか?結論からいうと、1日2~3枚程度を摂取するのが良いといわれています。

目安量を超えると食べ過ぎになる量だと考えてください。ただ、毎日食べ過ぎなければ、必要以上に心配しなくても大丈夫です。体の冷えが気になる人は、レタスを加熱して食べると胃腸を冷やさずに安心でしょう。レタスだけでなく、いろいろな野菜を取り入れるのが一番おすすめの食べ方です。

レタスは食べ過ぎなければ健康やダイエットに効果的

栄養効果①食物繊維

レタスに含まれる食物繊維は、便秘改善に効果的な栄養素です。快便になると新陳代謝も良くなり、ダイエット効果にも期待できます。レタスは豊富な食物繊維が含まれていると思われがちですが、実は食物繊維の含有量はそれほど多くないのです。

1日の食物繊維摂取目安量は、男性が20g以上で女性が18g以上とされています。レタス1個分から摂取できる食物繊維は、わずか3~4gほどです。このことからも、レタスに含まれる食物繊維は、少量であることが分かります。レタスを食べたから食物繊維は足りていると思わずに、さまざまな食材から摂るように意識しましょう。

栄養効果②ビタミンC

ビタミンCはコラーゲンを生成する働きがあり、美容には欠かせない栄養素です。皮膚や粘膜の健康維持やアンチエイジング効果にも期待できます。ダイエット中は肌荒れになりやすいため、積極的に摂った方が良いでしょう。他にも、免疫力をアップさせる効果もあり、さまざまな病気予防につながります。

ビタミンCは水に溶けやすい性質があるため、レタスを洗いすぎると栄養分が流れて、栄養価が落ちてしまいます。スープなど汁物の具材に使用する場合は、汁も一緒に飲むようにすると、ビタミンCが無駄なく摂取できるでしょう。

また、ビタミンCは熱を加えると壊れてしまうそうです。加熱する時は火を入れ過ぎないようにしてください。短時間の加熱ではビタミンCは、ほぼ流失しないそうです。

栄養効果③ビタミンE

ビタミンEには血流を改善する効果があります。体内の血流がスムーズになると、代謝がアップしてダイエットにも良い影響を与えるでしょう。また、血流が良くなることから、冷え性や頭痛、肩こりの改善にも期待できます。

他にも、老化や動脈硬化の要因となる過酸化脂質の生成を抑制する働きもあります。ホルモンの分泌を良くしたり、肌の調子を整える女性に嬉しい効果も期待できるでしょう。

ビタミンEはビタミンCとβカロテンを一緒に摂取することで、抗酸化作用の効果も発揮することができます。レタスにはこの3つの栄養素が含まれている優秀な野菜です。

栄養効果④βカロテン

βカロテンは植物や動物に含まれている色素の一つです。体内でビタミンAに変わる性質があり、プロビタミンAとも呼ばれています。皮膚や粘膜の新陳代謝を高める働きで、肌の抵抗力を高めたり目にも良い効果が期待できるでしょう。他にも、活性酸素を抑制し、動脈硬化や心筋梗塞、がん予防にも効果があるといわれています。

ちなみに、同じレタスの種類でサニーレタスは、玉レタスの10倍以上のβカロテンを含んでいるといるそうです。いろいろな種類のレタスを混ぜて食べるのも、効果が上がるかもしれません。

栄養効果⑤カリウム

カリウムは体内にたまった塩分を排出する働きがあります。そのため体のむくみ解消に効果があるでしょう。また、細胞の水分バランスを調整しながら、肝臓でナトリウムが再吸収されるのを抑制します。余分な塩分が吸収されないため、高血圧の予防にも期待することができます。

サニーレタスのような葉レタスは、玉レタスの2倍のカリウムを含んでいるそうです。高血圧が気になる方は、メニューの食材にレタスを取り入れると良いでしょう。

栄養効果⑥チオレドトキシン

チオレドトキシンは、あまり耳にしない栄養素の名前ですが、健康改善に良い効果があるといわれています。チオレドトキシンには抗炎症作用があり、アトビー性皮膚炎や喘息の緩和をサポートするそうです。また、肌荒れや口内炎の症状を改善する効果も期待できます。

栄養効果⑦葉酸

葉酸は赤血球を増やす効能があり、貧血予防に役立ちます。貧血気味の人や妊婦さんに必要な栄養素です。葉酸は細胞の生成や再生をサポートする効能があり、体の発育にも良い効果をもたらします。 細胞の分裂や成熟にも大きく関わるため、特に胎児にとっては欠かせない栄養成分といえるでしょう。

胎児の神経管閉鎖障害のリスクの軽減効果もあるため、妊娠初期の妊婦さんには積極的に摂ってほしい栄養素です。

レタスの食べ過ぎによる副作用に注意しよう

レタスを食べ過ぎるとどうなるのかを詳しく解説してきました。レタスの食べ過ぎて太る可能性は低いですが、さまざまな健康リスクがあります。1日の摂取目安量に配慮しながら、調理法や食べ合わせを工夫して、上手に食生活に取り入れてみてください。

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