片栗粉を使った離乳食レシピまとめ!簡単にとろみをつける裏技も!
片栗粉を使った人気の離乳食レシピを解説!片栗粉の使い方をはじめ、煮物や炒め物、ハンバーグなどのおすすめレシピを離乳食の時期ごとにまとめました。とろみづけの簡単な方法も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
目次
片栗粉を使った離乳食レシピを紹介!
離乳食レシピmemo
— ナナコ (@nanako_pjs) March 13, 2019
手づかみ食べ用 豆腐ハンバーグ
・鶏ひき肉と豆腐1:1で混ぜる
・玉ねぎとパプリカのみじん切りをレンジでチンしてから加える
・青のりと和風だしを少々
・ギリギリ形がつくれるくらいまで片栗粉を加えながら練る
・うすく油を敷いたフライパンで薄焼きに pic.twitter.com/MJPBx9Zhu0
片栗粉は、料理にとろみをつけたり肉だねをまとめたりするのに欠かせないアイテムです。離乳食の定番食材としても知られる片栗粉ですが、毎日の食事作りにどれくらい活用できているでしょうか?
本記事では、片栗粉を使った離乳食の人気レシピをまとめました。「いつから使えるの?」「アレルギーの心配は?」などの疑問点にも触れています。ぜひ片栗粉を使いこなして、赤ちゃんが喜ぶ食事を手作りしてください。
片栗粉を使った離乳食のポイント
いつから使える?
今日の離乳食メニュー!
— まゆ@4y♀&1y♂ (@155hinoarashi) November 28, 2016
人参粥(10倍粥25g、人参5g)
出汁じゃがいもかぼちゃ(出汁大さじ1、じゃがいも10g、かぼちゃ5g)
豆腐とブロッコリーのとろとろ(豆腐15g、ブロッコリー5g、水溶き片栗粉適量)
🆕とろみさつまいも(さつまいも5g、水溶き片栗粉適量)#離乳食 pic.twitter.com/INbMIX1QPW
スーパーで売られる片栗粉の多くは、じゃがいもを原料にした馬鈴薯でんぷんからできています。そのため、離乳食初期(生後5~6か月)から赤ちゃんに与えることが可能です。離乳食をはじめたばかりの頃は、水分の多いペーストやぱさつきがちな食材が上手に食べられません。そんな時は片栗粉でとろみをつけてみてください。
片栗粉を2~3倍の水で溶き、食材とよく合わせて鍋で煮立たせます。ツヤが出て、とろりとしたらできあがりです。片栗粉は無味無臭のため、食材の味を邪魔しないのも嬉しいところでしょう。赤ちゃんが食事を飲み込みにくそうにしている時にもおすすめです。
注意点
とろみつけすぎたうどん😭水出して量がどんどん増えてく笑
— こうぱん @10m (@kopanmama1) September 23, 2020
正解がわからないからたまにBF買って正解はどんなもんかと確認する😂笑
離乳食始めて3ヶ月のいまも片栗粉うまく使えないー.....苦笑 pic.twitter.com/qpTjaiLZVn
じゃがいもを原料にした片栗粉は、まれに食物アレルギーが起こることがあります。片栗粉を使用する前にじゃがいもを与え、アレルギーがないことをチェックしておきましょう。はじめて与える際は少量にとどめ、体調に変化がないか確認します。病院の開いている平日の午前中に与えると、万が一の時もすぐに対応できて安心です。
離乳食に使う片栗粉は、加熱調理が基本となります。そのままだと消化しにくく、赤ちゃんの内臓に負担がかかるためです。また、料理に対して片栗粉の量が多いとダマになることがあります。喉に詰まる恐れもあるため、片栗粉の使いすぎには十分気をつけてください。
保存方法
ホクレン片栗粉可愛いんだけど、保存方法がイマイチになっちゃうんだよな pic.twitter.com/6S8Q6IJ4Ha
— うさたん (@u_10ofcups) May 11, 2020
開封した片栗粉は密閉容器に入れ、冷蔵庫または野菜室で保存します。しっかりとフタの閉まる容器に移し替えると、他の食材のにおい移りも防げます。小麦粉と同様、ダニの被害に遭いやすいため、高温や湿度の高い場所で保存することは避けましょう。上手く保存すれば、約1年半は日持ちします。
片栗粉をより長持ちさせたい場合は、冷凍保存がおすすめです。ジッパー付き保存袋に小分けにして入れ、空気を抜いた状態で冷凍庫で保存します。その際に乾燥剤を入れると、酸化による劣化も抑えられます。
簡単にとろみをつける裏技
みんな離乳食のとろみ付けってどうしてるの😱食材ペーストを冷凍してあって、レンジ解凍した後で水溶き片栗粉入れてまたレンジでチンして調整してるんだけど、いつもうまくいかなくて今日もこれだけなのに支度に30分以上掛かって娘ちゃん寝ちゃったよー😭😭😭 pic.twitter.com/Z30yYDeFkF
— ぷぅ®︎@1y ♀ (@pooko0928) April 14, 2020
「少量のとろみづけに鍋を使うのは大変」という方もいるでしょう。そんな方には電子レンジを使う方法がおすすめです。片栗粉小さじ1/2に対して水大さじ3を混ぜ、600Wのレンジで5~10秒加熱します。取り出して混ぜ、とろみがつくまで作業を繰り返したらできあがりです。
毎回水溶き片栗粉を作るのが面倒な方は、市販のドレッシング容器を活用してみてください。小さめの容器を用意し、水溶き片栗粉を多めに作って入れておけば、とろみをつけたい時にサッと使うことができます。2日以内に使い切れる量を入れておくことがポイントです。
片栗粉を使った離乳食の簡単人気レシピ【初期】
豆腐のしらす餡
【材料】
- 絹ごし豆腐:20g
- しらす:5g
- 小松菜(葉の部分):10g
- だし汁:1/2カップ
- 片栗粉:小さじ1/2
- 水:小さじ1/2
【作り方】
- 豆腐は5mm角に切ります。
- 小松菜の葉の部分は1cm幅に切ります。
- 鍋に湯を沸かし、2を入れて1~2分ほどサッと茹でます。
- しらすは熱湯に2~3分ほど浸け、塩抜きをします。
- 鍋にだし汁、豆腐、小松菜、しらすを入れ、火にかけます。
- フツフツとしてきたら水溶き片栗粉でとろみをつけます。
- すり鉢に移し、なめらかになるまですりつぶしたら完成です。
豆腐としらす、小松菜を柔らかく煮込み、片栗粉でとろみをつけました。離乳食初期から離乳食中期にかけておすすめの人気メニューです。しらすに塩分が含まれているため、事前に熱湯をかけてしっかりと塩抜きしましょう。豆腐のなめらかな口あたりに赤ちゃんも喜んでくれそうです。
人参りんごジャム
【材料】
- 人参:20g
- りんご:50g
- 水:40ml
- 片栗粉:小さじ1/2
【作り方】
- 人参とりんごは皮をむいてヘタを取り、すりおろします。
- 鍋に1、水を入れ、中火にかけて2分ほど加熱します。
- 火を止め、水(分量外)で溶いた片栗粉を加えてよく混ぜます。
- 再度火にかけ、とろみがつくまで加熱したら完成です。
人参とりんごをジャムにアレンジしたレシピです。すりおろして片栗粉でとろみをつけるだけの人気レシピです。水溶き片栗粉を入れる際は、いったん鍋の火を止めましょう。そうすることでダマにならず、鍋全体にまんべんなく片栗粉が行き渡ります。自然な甘みがあるので、パン粥やプレーンヨーグルトにかけても美味しいです。
いちごミルク
【材料】
- いちご:1個
- 水溶き粉ミルク:大さじ1
- 水溶き片栗粉:小さじ1/2
【作り方】
- いちごはヘタを取り、裏ごしします。
- 耐熱容器に1、水溶き粉ミルク、水溶き片栗粉を入れ、よく混ぜます。
- ふんわりとラップをかけ、レンジで30秒加熱します。
- 取り出して再度混ぜ、器に盛り付けたら完成です。
赤ちゃんが大好きないちごを与える時にも片栗粉が活躍します。裏ごししたいちごと粉ミルク、水溶き片栗粉を混ぜ、レンジで加熱したらできあがりです。とろみをつけると飲み込みやすくなるので、赤ちゃんもパクパク食べてくれるでしょう。
片栗粉を使った離乳食の簡単人気レシピ【中期】
タラのつぶつぶ煮
【材料】
- タラ:10g
- ブロッコリー:20g
- 昆布だし:100ml
- 片栗粉:小さじ1/4
- 水:小さじ1/2
【作り方】
- 沸騰した湯にブロッコリーを入れ、中火で2~3分下茹でします。
- 1を小房に分けます。
- 鍋にタラ、ブロッコリー、昆布だしを入れ、柔らかくなるまで中火で10分ほど煮ます。
- 水溶き片栗粉を加え、とろみをつけます。
- すり鉢に入れ、すりこぎですりつぶします。
- 器に盛り付けたら完成です。
ふんわりとしたタラとつぶつぶブロッコリーが美味しい煮物の人気レシピです。ブロッコリーは下茹でし、小房にしてからタラと煮込みましょう。片栗粉でとろみをつけているので、魚と野菜を一度に食べることができます。カレイやタイ、ヒラメなどでアレンジしてもよいでしょう。簡単に作れるので気軽にトライしてみてください。
マカロニスープパスタ
【材料】
- マカロニ:10本
- ブロッコリー:1房
- 人参:5g
- 玉ねぎ:10g
- 粉ミルク:100ml
- 水溶き片栗粉:小さじ1
【作り方】
- 粉ミルクは湯で溶いておきます。
- 沸騰した湯にマカロニを入れ、袋の表記時間よりも少し長めに茹でます。
- 茹で上がったマカロニは細かく刻みます。
- ブロッコリーは穂先を刻み、人参、玉ねぎは細かいみじん切りにします。
- 鍋に1、4を入れ、弱火にかけます。
- マカロニを加えてしばらく煮込み、水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成です。
寒い日に、温かいミルクスープはいかがでしょうか?野菜とマカロニをたっぷり加えたボリューミーな一品です。人参とブロッコリーの色味が美しく、クリスマスシーズンにも向いています。片栗粉でとろみをつけるため、赤ちゃんも上手に飲み込んでくれるでしょう。
レンジでパングラタン
黄身の黄色が色鮮やかなパングラタンの簡単レシピです。野菜は何でも構いませんが、レンチンや鍋で茹で、柔らかくしてから使いましょう。美味しく作るコツは、水溶き片栗粉を入れた後よく混ぜることです。レンジで加熱し、表面が固まった頃合いができあがりのサインです。
片栗粉を使った離乳食の簡単人気レシピ【後期】
卵ボーロ
【材料】
- 卵黄:1個
- 砂糖:20g
- 片栗粉:60g
【作り方】
- ボウルに卵黄、砂糖を入れ、クリーム色になるまでよく混ぜます。
- 片栗粉を加えてさらに混ぜ、粉気がなくなったらひとつにまとめます。
- 2を1cm幅に伸ばし、1cm幅にカットして丸めます。
- クッキングシートを敷いた天板に並べます。
- 160℃に予熱したオーブンで10分焼いたら完成です。
片栗粉はとろみをつける以外にもさまざまな使い道があります。離乳食後期になったら、ぜひこちらの片栗粉レシピに挑戦してみてください。3つの材料を混ぜて焼くだけと簡単に作れるため、おやつを手作りしたい時にも重宝します。
アスパラと豚肉のとろみ炒め
【材料】
- 豚もも薄切り肉:15g
- アスパラ:20g
- 人参:10g
- オリーブオイル:小さじ1/4
- 昆布だし:50ml
- 片栗粉:小さじ1/4
- 水:小さじ1/2
【作り方】
- 豚肉は細かく切ります。
- アスパラは5mm幅の輪切りにします。
- 人参は皮をむき、5mm幅のいちょう切りにします。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、豚肉を入れて全体に焼き色がつくまで炒めます。
- アスパラ、人参を加えてサッと炒め、昆布だしを入れてひと煮立ちさせます。
- 水溶き片栗粉を加え、とろみがつくまで加熱します。
- 器に盛り付けたら完成です。
離乳食後期は、食べる意欲を育てる重要な時期でもあります。彩りの良いこちらのレシピは、食べる楽しさを教えるのにうってつけの一皿です。カラフルな色味が食欲を引き出し、赤ちゃんの食べたいという欲求も育てられます。おにぎりやパンを添えれば、手づかみ食べの練習にもなるでしょう。
とろとろ親子丼
【材料】
- 鶏もも肉:10g
- 玉ねぎ:10g
- 昆布だし:100ml
- 片栗粉:小さじ1/4
- 水:小さじ1/2
- 溶き卵:大さじ1
- 5倍粥:80g
【作り方】
- 鶏肉は余分な水気と脂肪、皮を取り除き、細かく切ります。
- 玉ねぎはみじん切りにします。
- 鍋に昆布だしを入れて沸かします。
- 鶏肉、玉ねぎを加え、柔らかくなるまで中火で7~8分煮ます。
- 水溶き片栗粉を入れ、とろみをつけます。
- 溶き卵を流し入れ、しっかりと火を通します。
- 器に5倍粥を入れ、6をのせたら完成です。
タンパク質や炭水化物が一度に摂れる親子丼の人気レシピです。片栗粉でとろみをつけ、お粥と具材を絡みやすくしました。ポイントは、水溶き片栗粉を入れた後に溶き卵を加えることです。卵がふんわりと仕上がり、肉と野菜の旨みもギュッと閉じ込められます。
片栗粉を使った離乳食の簡単人気レシピ【完了期】
豆腐ステーキ野菜あんかけ
【材料】
- ブロッコリー:10g
- 人参:10g
- さつまいも:10g
- 絹ごし豆腐:40g
- オリーブオイル:小さじ1/2
- 昆布だし:80ml
- 醤油:小さじ1/4
- 片栗粉:小さじ1/2
- A片栗粉:小さじ1/4
- A水:小さじ1/2
【作り方】
- ブロッコリーは中火で2~3分ほど下茹でし、細かく切ります。
- 人参は皮をむき、1cm長さの千切りにします。
- さつまいもは皮をむき、1cm長さの千切りにします。
- 豆腐は1.5cm角に切り、両面に片栗粉を薄くまぶします。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、豆腐を入れ、両面に焼き色を付けます。
- 鍋に1、2、3、昆布だしを入れ、柔らかくなるまで中火で7~8分煮ます。
- 醤油を加えて味を調え、混ぜ合わせたAの材料を加えてとろみをつけます。
- 器に5を盛り付け、7をかけたら完成です。
離乳食完了期の赤ちゃんには、スプーン食べの練習になる料理を作ってあげましょう。豆腐に野菜あんをかけた一皿は、ヘルシーで食べ応えも抜群です。いろいろな野菜を使うので、栄養バランスが気になる時にも作ってみてください。
鶏と長ねぎの照り煮
【材料】
- 鶏もも肉:20g
- 長ねぎ:20g
- 昆布だし:100ml
- 砂糖:小さじ1/4
- 醤油:小さじ1/4
- 片栗粉:小さじ1/4
- 水:小さじ1/2
【作り方】
- 鶏肉は皮と脂肪を取り除き、7~8mm角に切ります。
- 長ねぎはみじん切りにします。
- 鍋に1、2、昆布だしを入れ、柔らかくなるまで中火で8~10分煮ます。
- 砂糖、醤油を加え、味を調えます。
- 水溶き片栗粉を加え、とろみをつけます。
- 器に盛り付けたら完成です。
離乳食完了期から与えられる煮物のレシピです。片栗粉がダマになりそうな時は、いったん火を止めてから加えましょう。ツヤが出るまで、片栗粉にしっかり火を通すことがポイントです。
いわしのハンバーグ
離乳食完了期の赤ちゃんに、いわしハンバーグはいかがでしょうか?片栗粉や卵をつなぎに使った人気メニューです。いわしの臭みを味噌がおさえるため、魚が苦手な赤ちゃんもモリモリ食べてくれるでしょう。薄く小さく焼けば、手づかみ食べにぴったりなおかずができあがりです。
片栗粉を使った離乳食のおすすめレシピを作ってみよう!
手づかみ用離乳食のストックを作りました!
— くにまよ_👶1y@ジーナ式ブロガー (@kunimayo_blog) November 17, 2020
レンジでチンしたカボチャ、豆腐、片栗粉を混ぜ混ぜして焼くだけ✨
7ヶ月の頃から、これかフレンチトーストばかり作ってるな😓新しいレシピに挑戦したいけど、食べてくれなかったらショックだなとか考えてしまうのよね😣#離乳食 pic.twitter.com/bhqmnkZqsA
片栗粉を使った人気の離乳食レシピを紹介しました。じゃがいもを原料にした片栗粉は、料理のとろみづけにもってこいの食材です。離乳食初期から使えるため、赤ちゃんが飲み込みにくそうな料理に積極的に使うとよいでしょう。
離乳食完了期になれば、スプーン食べの練習にも重宝します。ぜひいろいろな片栗粉レシピを実践して、赤ちゃんの食べる意欲も育みましょう。