柿を使った離乳食レシピまとめ!食べさせ始めの時期や注意点も!

柿を使った離乳食の人気レシピをまとめました。柿の栄養成分や食べさせる際の注意点、いつから使えるかなどの疑問点について解説していきます。簡単なレシピが揃っていますので、ぜひ離乳食に柿を取り入れてみてください。

柿を使った離乳食レシピまとめ!食べさせ始めの時期や注意点も!のイメージ

目次

  1. 1柿を使った離乳食レシピを紹介!
  2. 2柿を使った離乳食のポイント
  3. 3柿を使った離乳食の簡単人気レシピ【中期】
  4. 4柿を使った離乳食の簡単人気レシピ【後期・完了期】
  5. 5柿を使った離乳食のおすすめレシピを作ってみよう!

柿を使った離乳食レシピを紹介!

秋を代表する味覚のひとつである柿は、栄養豊富で離乳食にもぴったりな人気の果物です。しかし、柿を使った離乳食レシピはあまり知らないという方も多いと思います。そこで本記事では、柿を使った人気の離乳食レシピを中期、後期、完了期に分けてまとめました。

いつから食べさせることができるのかについてや、アレルギーの心配についてなど、離乳食に柿を使用する際の注意点についても解説していきます。離乳食に柿を取り入れて、秋の味覚を子供と一緒に楽しみましょう。

柿を使った離乳食のポイント

離乳食に柿はいつから使えるのかまとめました。食べさせる際の注意点やアレルギーの心配について、栄養素や保存方法についても詳しく解説します。

いつから使える?

柿は熟すととろりと柔らかく、甘くて美味しい秋を代表する味覚のひとつです。季節の味を赤ちゃんにも食べさせたいところですが、いつから離乳食に使えるのでしょう。柿自体は食べやすく、アレルギーの心配が少ない食材です。そのため、離乳食初期から食べさせてもよいという意見もあります。

しかし、タンニンという渋みの元となる成分があるため、離乳食に慣れていない初期には無理をして食べさせる必要はありません。おかゆや人参、じゃがいもなど食べやすい食材に十分慣れた、離乳食中期に始めるのがおすすめです。まれに渋みを感じることがあるため、食べさせる時は味を見てから食べさせてあげましょう。

保存食である干し柿は、離乳食にいつから使えるのでしょう。硬いのでいつから使えるか迷う食材ですが、1歳半から幼児期になったら食べることができます。より甘みが強いので、食べさせ過ぎないよう量を決めて与えましょう。そのままだと硬い場合は、細かく切って蒸しパンやパンケーキの具材にするのもおすすめです。

柿にはアレルゲンも少なく、比較的安心して離乳食に使うことができると言えます。

柿の栄養

柿が赤くなれば医者が青くなるというように、とても栄養豊富な果物です。柿を1個を食べると1日分のビタミンCが摂取できるといわれるほどですが、赤ちゃんに1個食べさせるのは多いので量の調節はしてください。

ビタミンCの他にβカロテンやビタミンA、カリウム、タンニン、食物繊維が豊富に含まれています。タンニンは抗がん作用、抗菌作用がありますが、鉄の吸収を阻害する働きもあります。そのため、鉄分が多い食事との食べ合わせには注意が必要です。

「柿をひとつ食べれば、一日の必要量を補える」といわれるほどビタミンC・ビタミンAが豊富です。

注意点

熟した柿は甘くて食べやすく、アレルギーの心配が少ないため離乳食に向いています。程よい甘みで食べやすいので、食が細い赤ちゃんでも好んで食べることが多いようです。しかし、アレルギーが完全に起こらない訳ではありません。他の食材同様、初めて食べる場合はひとさじから始めましょう。

万が一アレルギーが出ても病院に行けるよう、食べさせる時間は午前中が基本です。また、アレルギーは出なくても口の周りがかぶれることがあるため、痒がっていないかよく様子を見てあげましょう。

大人は生で食べられますが、赤ちゃんが食べる場合は加熱した方が安心です。加熱することで甘みも増し、殺菌効果もあります。胃腸が未熟な赤ちゃんにとって、生の果物は負担になることもあるため、慣れないうちは加熱してあげましょう。いつから生で食べられるかというと、だいたい1歳頃には食べることができるようになります。

柿は栄養価が高く、甘いので赤ちゃんにも人気の果物です。しかし、カリウムには利尿作用があり、体が冷えるといわれていますので、食べ過ぎは赤ちゃんの負担になることもあります。食物繊維が多く下痢や便秘になることもあるため、適量を楽しみましょう。

柿はアレルギーを起こしにくい食材ではありますが、まれに口の周りがかぶれる赤ちゃんもいるようです。

柿の選び方

せっかく離乳食に取り入れるなら、美味しい柿を選んであげましょう。美味しい柿を見分けるには、まずはヘタに注目してみてください。ヘタは深い緑色で、実にぴったりくっついているのがポイントです。軸がヘタの真ん中にあるかどうかにも注目しましょう。

色は全体的に鮮やかなオレンジ色のものは熟しています。ハリとつやがあり、形が整っているがどうかもチェックしましょう。まれに表面に白い粉が吹いている柿がありますが、果物に現れるブルームという現象です。農薬が付いている訳ではなく、新鮮で美味しい証拠ですので安心してください。

柿はあっという間に熟すので、赤ちゃんに食べさせる場合はまとめ買いせず、都度購入するのがおすすめです。

保存方法

柿は常温保存が可能な果物ですが、あっという間に熟して柔らかくなってしまいます。あえて柔らかくしたい場合は常温で保存しますが、日持ちさせたい場合はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。シャキシャキの食感を楽しみたい場合は、水を含ませたキッチンペーパーをヘタにあて袋に入れて保存します。

こうすることでかなり長い期間、シャキシャキ食感をキープしたまま保存できます。キッチンペーパーが乾いてしまわないようチェックし、乾いていたら濡らして保存してください。

柿は一口大に切って冷凍保存できますが、ペースト状にすると離乳食作りが簡単になります。すりおろして加熱後、粗熱をとって1食分ずつ分けて冷凍し、1週間を目安に使い切ってください。

常温だと2〜3日くらいで軟らかさが増しますので赤ちゃんが食べやすい状態になります。

柿を使った離乳食の簡単人気レシピ【中期】

離乳食中期から食べられる、柿を使った簡単人気レシピを5選紹介します。基本のペーストから、柿の甘さを生かしたおかずまで人気のレシピをまとめました。

柿ペースト

【材料】

  • 柔らかく熟した柿…1/2個

【作り方】
  1. 柿のヘタを切り落とし、皮をむきます。
  2. 芯の硬い部分は取り除き、すりおろします。
  3. (2)にラップをかけ、500wの電子レンジで30秒加熱します。
  4. かき混ぜて裏ごししたら完成です。

離乳食の基本である柿ペーストの作り方です。まずはこのレシピを参考に、食べやすいペーストから始めてみましょう。慣れてきたらヨーグルトに混ぜたり、パンケーキにトッピングしたりアレンジも楽しんでみてください。

柿は生で食べることができますが、赤ちゃんに与える場合は加熱しましょう。食べさせる時は火傷しないよう、冷ましてあげてください。加熱後裏ごしすると、さらに滑らかで食べやすくなります。

柿ミルクパンがゆ

【材料】

  • 8枚切り食パン…1/6枚
  • 溶いた粉ミルク…50cc
  • 柿ピューレ…小さじ2

【作り方】
  1. 食パンの耳は取り除き、手で小さくちぎります。
  2. 小鍋に食パンと粉ミルクを入れ、弱火で煮ます。
  3. とろりとしたら器に盛り、柿ピューレを乗せます。

柿はデザートだけでなく、食事系の離乳食にも活用できます。離乳食をあまり食べない場合でも、柿の甘さで食べることがあるので利用してみましょう。柿のピューレはさまざまな離乳食にトッピングできますので、まとめて作って冷凍しておくと重宝します。

柿の白和え

【材料】

  • 柿…20g
  • ほうれん草(葉の部分)…10g
  • 絹ごし豆腐…20g
  • 昆布だし…100ml

【作り方】
  1. 柿の皮をむき、硬い部分は取り除き細かく切ります。
  2. ほうれん草を中火で2〜3分茹でます。
  3. 茹で上がったら水気を絞り、細かく刻みます。
  4. 小鍋に(1)(3)、豆腐、昆布だしを加え、弱火から中火で7〜8分煮ます。
  5. (4)をすり鉢に入れ、すりこぎで潰し完成です。

柿の白和えは柿の美味しさを生かした、秋を代表するおかずです。その白和えを、赤ちゃんでも食べられるようアレンジした人気レシピです。大人用の作り方と違い、材料を全て一緒に柔らかく煮込みます。ほうれん草や豆腐に柿の甘さが加わるので、赤ちゃんも喜んでくれるでしょう。

材料が柔らかくなるまで7〜8分煮込むので、火加減には注意してください。すり鉢で潰すことで滑らかになり、赤ちゃんでも食べやすく仕上がります。

柿のコンポート

【材料】

  • 柿…30g

【作り方】
  1. 柿は皮をむき、5mm角に切ります。
  2. 耐熱容器に(1)を入れてふんわりラップします。
  3. 500wの電子レンジで1分30秒〜2分加熱し、器に盛りつけたら完成です。

砂糖で煮て作るコンポートですが、赤ちゃんに食べさせる場合は砂糖は使用しません。柿自体が甘いので、その甘さを離乳食に生かしましょう。作り方はとても簡単で電子レンジで加熱するだけです。

離乳食中期になると、柔らかい食材であれば少し形のある食材も食べられるようになります。口を動かす練習にもなりますので、歯茎で潰せる柔らかさに加熱して食べさせてあげましょう。

柿としらすの和え物

甘い柿と塩気のあるしらすを組み合わせた、赤ちゃんにも人気の食べやすい離乳食です。しらすは塩分が強いので、お湯をかけて塩抜きしてください。食べやすいよう細かく刻み、すりおろした柿と和えるだけの簡単レシピです。

すりおろすのが面倒な場合は、ブレンダーやミキサーを活用しても良いでしょう。まとめてすりおろし、冷凍保存しておくのも便利です。柿のビタミン、ミネラルと、しらすのカルシウム、タンパク質が一度で摂れる、栄養満点で赤ちゃんも喜ぶレシピです。

柿としらすのあえもの【離乳食中期】 by ズボーラ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが344万品

柿を使った離乳食の簡単人気レシピ【後期・完了期】

離乳食後期から完了期に食べられる、簡単人気レシピを紹介します。柿の栄養も摂れる甘さを生かしたおかずや、おやつにぴったりな人気レシピを5選まとめました。

柿とりんごの蒸しパン

【材料】

  • 牛乳…大さじ1と1/2
  • 卵液…大さじ1と1/2
  • 薄力粉…60g
  • ベーキングパウダー(アルミフリー)…3g
  • 砂糖…大さじ1/2
  • すりおろしりんご…大さじ1
  • 柿ピューレ…大さじ1

【作り方】
  1. ボウルに薄力粉、ベーキングパウダーをいれて、泡立て器でよく混ぜます。
  2. (1)に材料を全て加え、泡立て器で混ぜます。
  3. 生地を9〜10等分して直径5cmの型の8分目まで入れます。
  4. 1cm弱の水を張ったフライパンにキッチンペーパーを敷き、(3)を入れます。
  5. 蓋をして中火で5〜7分加熱します。
  6. 爪楊枝を刺し、生地がついてこなければ完成です。

すりおろしりんごと柿ピューレの甘さで食べやすい、ふんわり食感の蒸しパンです。蒸しパンはおやつにも食事にもなる便利なメニューですので、ぜひ作り方をマスターしましょう。冷めたら型から外し、保存袋に入れておけば1週間は冷凍保存可能です。

外側が固まっても中が生の場合があるので、爪楊枝を刺して必ず火の通りを確認してください。ベーキングパウダーにはアルミが入っている場合があります。離乳食にはアルミの入っていない、アルミフリーのベーキングパウダーがおすすめです。

柿ミルクプリン

【材料】

  • 熟した柿…50g
  • 溶いた粉ミルク…大さじ2

【作り方】
  1. 柿の皮をむき、すりおろします。
  2. ボウルに柿と溶いた粉ミルクを入れて、1分素早くかき混ぜます。
  3. 器に入れ、冷蔵庫で冷やし固めたら完成です。

柿のペクチン(食物繊維)は、牛乳のカルシウムと反応し固まります。その性質を利用して、ゼラチンなしでプルプルのデザートを作りましょう。柿と粉ミルクだけで出来上がりますので、赤ちゃんにも安心して食べさせることができます。

柿は固いものより、完熟したものを使用してください。素早くかき混ぜるとプルプルしてくるので、その状態になったらOKです。

柿のラッシー

【材料】

  • 柿…40g
  • プレーンヨーグルト…30g
  • 牛乳…50ml

【作り方】
  1. 柿は皮と種を除き、いちょう切りにします。
  2. ミキサーに(1)、ヨーグルト、牛乳を入れ撹拌します。
  3. 滑らかになったらグラスに注いで完成です。

ラッシーとはインドの定番ドリンクで、ヨーグルトと牛乳で簡単に作れます。乳製品のカルシウム、タンパク質と、柿の栄養素が摂れる栄養満点なメニューです。すっきり飲みやすいので食欲がない時や、栄養の偏りが心配な時にもぴったりでしょう。

ヨーグルトは甘みを加えていないプレーンタイプを使用してください。柿の甘さがあるので酸味も気にならず、赤ちゃんにも飲みやすいドリンクに仕上がります。

柿とオレンジのマリネ

【材料】

  • 柿…15g
  • オレンジ…正味15g

【作り方】
  1. オレンジは皮と薄皮をむき、5mm角に切ります。
  2. 柿は皮と種を除き、5mm角に切ります。
  3. ボウルに(1)(2)を入れてよく和えたら完成です。

柿の甘さとオレンジの爽やかな酸味が合わさった、子供が喜ぶデザートメニューです。オレンジの薄皮は口に残るので、丁寧に取り除いてください。離乳食後期になると歯が生え始め、小さめの形ある食材も食べられるようになってきます。噛む練習になるので、5mm角程度に切ってあげてください。

さつまいもと柿のデザート

【材料】

  • さつまいも…適量
  • 柿…適量

【作り方】
  1. さつまいもは皮をむき、適当な大きさに切り水にさらします。
  2. (1)を水から茹で、柔らかくなったら細かく切ります。
  3. 柿は皮をむき、すりおろします。
  4. 鍋に(3)とさつまいもを入れて、少量に茹で汁と一緒に煮ます。
  5. 器に盛りつけたら完成です。

秋の味覚である柿とさつまいもを組み合わせた、デザートにも食事にもなるメニューです。食事としては7ヶ月頃から、デザートとして与える場合は1歳頃からにしましょう。大さじ1〜2杯を目安に食べさせてあげてください。

柿を使った離乳食のおすすめレシピを作ってみよう!

柿はいつから使えるのか迷う食材ですが、離乳食に慣れてきた中期以降に食べさせるのがおすすめです。甘くて簡単にペースト状になるため、アレンジのしやすさも魅力です。赤ちゃんにも食べやすいのでデザートだけでなく、食事メニューにも取り入れてみてください。

食べ過ぎると下痢や便秘の心配がありますが、適量であれば問題ありません。栄養価が高く食べやすいので、本レシピを参考にさまざまな離乳食を作ってみてください。

Thumbレーズンを使った離乳食レシピまとめ!食べさせる時期はいつから? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbはんぺんを使った離乳食レシピ!いつから食べさせて大丈夫?量はどのくらい? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb離乳食の卵焼きレシピまとめ!いつから食べさせて大丈夫?簡単な作り方は? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ