トマトの皮むきを簡単にする4つの方法!皮むきしたトマトのレシピも解説
トマト皮むきは、上手く出来ずに、トマトの実がつぶれてしまったりと失敗してしまったり、面倒なので皮むきせずにトマトを調理している方もいると思います。実は、トマトの皮むきはとても簡単です。トマトの皮むきは、お湯につける湯むきや、直火や電子レンジを使用する方法、また冷凍したトマトも簡単に皮をむくことが出来ます。簡単にトマトの皮むき出来る方法を紹介します。皮むきしたトマトは、調味料と絡みやすく味が染み込みやすいので、皮むきトマトを活かしたレシピも合わせて紹介します。
トマトを皮むきする理由
トマトは皮付きで食べられる野菜です。野菜は皮に栄養が豊富に含まれていますが、トマトも同じです。それでは、なぜトマトを皮むきするのか、その理由は、トマトを食べると口の中に皮が残ってしまうので異物感があるからです。
トマトの皮は、トマトソースやスープなど火を通すと実から離れて皮だけが固まってしまったりと料理の邪魔になることがあるからです。また、もう一つの理由が、トマトの皮がついていると、ミニトマトはとくにドレッシングなど調味料が絡みにくいです。トマトの皮むきをしておくと、料理で使う調味料やドレッシングがよく絡み、うまみが増します。
このように、生でも美味しく食べられるトマトですが、皮むきのひと手間でトマトを使った料理が更に美味しくなります。また、皮がないと、トマトスープやトマトソースの硬い皮だけを食べる事もなくなり、子供も食べやすくなります。
トマトの皮むきを簡単にする4つの方法
トマトの皮むきをそのままやると、実を潰してしまったり、トマトの実から皮が綺麗にむけずに無駄にしてしまったり、イライラしてしまうことが多々あります。それによりトマトの皮をむかずに調理することもあると思います。
トマトの皮むきが簡単に出来る方法があります。冷凍保存したトマトの皮むきも可能であったり、ほんの数十秒の手間で簡単にトマトの皮むきが出来る方法が4つもありました。これからトマトの皮むきを簡単に出来る方法を4つ全てを紹介します。
湯むき
これから簡単に出来るトマトの皮むき方法の1つである「湯むき」のやり方を紹介します。トマトの皮むきで一番スタンダートな方法がお湯につけて皮をむく方法です。この湯むきは失敗が少ないのでおすすめです。また大きいトマト以外のミニトマトも湯むきをすることが出来ます。
湯むきの手順
トマトの皮むきで湯むきするのに、沸騰したお湯と冷水を用意します。最初にトマトのヘタと反対側の真中に十字の切り込みを浅くいれます。そうすることにより皮むきがとても簡単になりますし、皮がはじけてきたのがわかりやすいです。
ヘタの部分を下にしてお湯につけると、トマトの皮が縮み、はじけてきます。そうなったらお湯から取り出して冷水で冷まし、触れるほどに冷めたらトマトの皮をむきます。すると、皮がスルリと簡単に実から離れてむきやすくなっています。
しっかり皮がはじけてきていないと、実と皮がくっついていてむけないので、しっかりお湯につけましょう。
ミニトマトの場合
ミニトマトの皮むきで湯むきをする方法は、ミニトマトのヘタを取り、ヘタと反対側の真中に爪楊枝で穴をプスっと刺します。そしてザルにミニトマトを入れお湯につけ、皮がしわしわになってきたらお湯から取り出し冷水をかけてさまします。
ミニトマトが冷めたならば、ぶどうの皮をむくように、ミニトマトをつまんで出すとスルッとミニトマトの皮むきが簡単に出来ます。ミニトマトは一度に何個も使用するので、湯むきする方法が一番簡単です。ミニトマトは大きいトマトより皮が丈夫ですので、しっかりお湯につけましょう。
お湯につける時間
このトマトの皮むきを湯むきする時に、お湯につける時間はどれ位かというと、トマトの大きさや皮の硬さによりますが、お湯に約10秒と短く、あっという間に皮がはじけてきます。お湯につけた後、冷水に漬けた方が綺麗に皮がむけます。
冷蔵庫から取り出した冷えたトマトの湯むきには10秒かかりますが、常温のトマトは5秒位で皮がはじけてきますので簡単に皮がむけます。ミニトマトは皮が厚いので、お湯につける時間は通常のトマトよりかかります。トマトの種類や状況により変わりますので、しっかりトマトの変化をみるようにしましょう。
湯むきしたトマトの保存方法
湯むきしたトマトを保存する方法ですが、湯むきしたトマトは水分が外に出てしまいやすくなっています。ですので、保存袋か密閉容器に入れて保存します。サランラップだと水分が出てしまう可能性があります。
湯むきしたトマトは冷蔵でも冷凍でも保存できます。その保存期間は、冷蔵で2日間、冷凍で1ヶ月間保存出来ます。保存した湯むきしたトマトは水分が出て、形が崩れやすくなっています。ですので、トマトソースやトマトスープなど煮込み料理に使用するのがおすすめです。
直火むき
簡単に出来るトマトの皮むき方法の1つに「直火むき」のやり方を紹介します。トマトの皮むき方法の直火むきのやり方は、トマトを直火であぶるやり方です。冷水を用意します。直火むきもヘタと反対側のトマトの真中に十字の浅い切り込みを入れます。ヘタの部分にフォークを逆さに向けても外れないようにフォークを刺します。
その時トマトの汁が火にかからないように注意してください。そしてトマトを直火に回しながら満遍なくトマトの皮を炙っていきます。直火で多少皮に焦げ目がついても問題ありません。皮がはじけてきたら、冷水につけてからむくと簡単にトマトの皮むきが出来ます。フォークの刺してある根元まで炙るようにしましょう。
直火むきは、とても手軽でトマト1個使う為に、お湯を沸かすのが面倒な時に便利な皮むき方法です。ミニトマトは皮が厚く小さいので直火むきはおすすめしません。また直火で注意するのは、目を離さないことと、回し続けないと中まで焦げてしまうことです。直火ですのでやけどしないように注意してください。
冷凍する方法
簡単に出来るトマトの皮むき方法の1つに「冷凍する方法」を紹介します。冷凍する方法は本当に簡単に皮むきが出来ます。トマトを良く洗い、そのままのトマトをフリーザーバッグに入れて冷凍します。冷凍されたトマトを水道の水をかけて、指で軽くこすると皮がツルッと簡単にむくことが出来ます。
トマトが安くて箱ごと買った時や、沢山頂いたなどで全て使いきれずにトマトが余ってしまったら、冷凍庫に保存しましょう。皮のままなので冷凍期間は1ヶ月過ぎても保存可能ですが、なるべく早くトマトを使いきるようにしましょう。
冷凍保存されたトマトはレンジ等で完全に解凍されてしまうと、水分が出てベチャッとしてしまいますので、半解凍のシャリシャリ状態でトマトを切ったり調理するのがおすすめです。そして、冷凍したトマトは形が崩れやすいのでトマトソースやスープ等の煮込み料理で使用するのがおすすめです。
電子レンジを使う方法
簡単に出来るトマトの皮むき方法の一つに「電子レンジを使う方法」があります。電子レンジでトマトの皮むきをするやり方は、トマトをよく洗い、ヘタと反対側の真中に十字に切り込みを入れます。耐熱皿に切り込みを上にしてレンジにかけます。レンジや熟成加減で変わりますが、目安として600Wで50秒、700Wで40秒加熱します。
レンジで加熱した後、自然に冷ますか、冷水に入れて冷ますと、簡単にトマトの皮むきが出来ます。食事の用意でコンロが空いていない時などは、電子レンジでトマトの皮むきができると便利です。使用しているレンジによって秒数が変わりますので、自宅のレンジでトマトの皮むきに丁度良い秒数を測ると良いです。
トマトの熟成具合や大きさ、個数でも変わってしまうので、レンジでトマトの皮むきをするのは少しコツが必要になります。感覚がつかめると簡単に出来るようになるので、最初は短い秒数毎に様子を見るが良いです。
皮むきしたトマト(湯むきトマト)のおすすめレシピ
皮付きでも美味しく食べれるトマトですが、皮むきしたことにより、ドレッシングや味がしみやすくなります。これから、皮むきトマトだからこそ美味しいレシピを紹介します。とても簡単に出来るものばかりなので、是非試しに作ってみてください。
トマトの甘酢漬けのレシピ
- トマト2個
- かつお節適宜
- 米酢100ml
- 砂糖(上白糖)大匙1
- 塩小匙1
- トマトを皮むきしたら、一口サイズにカットします。
- かつお節以外の調味料を密閉容器に入れて砂糖が溶けるまでかき混ぜます。
- そこに皮むきしたトマトを入れ半日~1日寝かせます。
- 食べる時にかつお節をかけて出来上がりです。
皮むきしたトマトは味がしみ込みやすいので、半日~1日置くだけで簡単に出来上がります。栄養豊富なトマトと甘酢の酸味がさっぱりして、夏バテ防止にもなりますし、夏の暑い時期にぴったりでおすすめです。
この皮むきトマトは形が崩れてない方が良いので、トマトの皮は冷凍してむく方法以外の湯むきや直火むき、レンジで解凍するむき方がおすすめです。
トマトと塩こんぶサラダのレシピ
- 皮むきトマト2個
- 塩コンブ10g
- ごま油大匙1
- 皮むきしたトマトを一口サイズにカットします。
- ボウルに全ての材料とトマトを入れて和えたら出来上がりです。
皮むきしたトマトは調味料と絡みやすく、またトマトの水分も美味しいドレッシングになります。塩こんぶとごま油の最強組み合わせに、トマトの酸味と甘さが引き立ちとても美味しく、簡単に作れるのでおすすめのレシピです。お酒のおつまみにもなります。
皮むきトマトは、崩れにくいものがいいので湯むきや直火むき、レンジでむく方法がおすすめです。冷凍したトマトは避けた方が良いです。
皮むきトマトカレーのレシピ
- 皮むきトマト(3個)
- 人参(1/2本)
- 玉ねぎ(1/2個)
- ひき肉(250g)
- カレールー(1/2箱)
- 人参と玉ねぎをみじん切りにします。
- 鍋にひき肉を炒め、次に全ての野菜を入れ炒めます。
- カレールーの分量のお水入れて煮込み、野菜に火が通ったら潰しながらトマトとカレールーを入れます。
- 弱火でカレーにとろみがついたら出来上がりです。
このレシピのカレーは、トマトを入れているので、とてもさっぱりと美味しく食べれます。皮むきしたトマトは潰しやすいです。またトマトのうま味を活かす為に最期にルーと一緒にいれるのがポイントです。冷凍して皮むきしたトマトを使用するのがおすすめです。また、野菜を煮ている間にレンジでトマトの皮むきが出来るので、おすすめのレシピです。
ミニトマトのコンポートのレシピ
- 皮むきしたミニトマト24個
- 水100ml
- 白ワイン100ml
- 砂糖45g
- ミント適宜
- レモン汁大匙1
- お鍋に水、白ワイン、砂糖を入れてひと煮立ちさせます。
- 皮むきしたトマトを密閉容器に入れ、1を注いでラップをして粗熱をとります。
- 冷めたらレモン汁とミントを入れて冷蔵庫で冷やせば出来上がりです。
このレシピのミニトマトの皮むきはお湯でむく湯むきがおすすめです。コンポートはフルーツを甘いシロップで漬けこんで造ります。トマトの甘みと酸味がコンポートにしてもさっぱりとしていてとても美味しいです。ミニトマトを黄色やオレンジや赤等カラフルにすると、とても可愛いです。
トマトとタマゴのスープのレシピ
- トマト1個
- ねぎ4cm
- 卵1個
- 鶏ガラスープ2カップ
- しょうゆ少々
- こしょう少々
- サラダ油小匙1
- トマトは皮むきし、2cm角に切ります。ねぎは千切りにして、卵は溶いておきます。
- 鍋にサラダ油を敷き卵をサッと炒め、トマトも入れてサッと炒めます。
- 鍋に鶏ガラスープを入れて弱火で2.3分煮たら、しょうゆとコショウを入れて味を整えます。
- 最期に器に盛り、ねぎを添えたら出来上がりです。
このレシピは、卵を少し焼くのがポイントです。皮むきしたトマトを粗くつぶしながら入れて炒めるとトマトの酸味と卵のうま味が濃くなり、とても美味しいスープです。皮むきしたトマトだと、スープにしても皮が分離して残ることがありません。
スープにトマトの出汁が溶け込むと美味しいです。トマトのが崩れやすく、水分がでても問題ないスープには、冷凍して皮をむいた方法のトマトを使用するのがおすすめです。
トマトの皮むきは湯むき以外にも方法があった
トマトの皮むきに苦戦していた方や、面倒で避けていた方も今回のこの記事を読んで、トマトの簡単な皮むきの方法があることが解ったと思います。お湯につけて皮をむく湯むきの方法、直火やレンジを使用して皮むきできたり、冷凍保存していたトマトは、実は皮がむきやすかった等がわかりました。
トマトの皮はすぐにはじけてしまうので、ほんの数十秒のひと手間でトマト料理がグンッと美味しくなります。皮むきトマトを利用したおすすめのレシピも是非参考にしてみてください。