のどぐろの塩焼きレシピ!煮付けより美味しい?さばき方や下処理の仕方も
のどぐろの塩焼きレシピと下処理の方法をまとめました。脂がのったのどぐろは塩焼きがおすすめです。さばき方やフライパンを使った簡単レシピ、美味しく焼くコツも紹介しています。本記事の作り方を参考に家庭でのどぐろを味わいましょう。
のどぐろの塩焼き人気レシピを紹介!
のどぐろ!おっきぃ! pic.twitter.com/V8ivkcTyPx
— えりお (@eriotan0607) June 6, 2020
のどぐろは正式名称「赤ムツ」という高級魚です。濃厚で脂がのった上品な味わいから、「白身のトロ」とも呼ばれています。のどぐろの食べ方は刺身、煮付けなど様々ですが、一番おすすめなのは塩焼きです。のどぐろの凝縮された旨味と、柔らかい身を楽しむことができます。
本記事ではのどぐろの塩焼きレシピと、さばき方や下処理の方法をまとめました。せっかくの高級魚ですので、レシピを参考に、家庭でものどぐろの美味しさを最大限に味わいましょう。
のどぐろの塩焼きの基本レシピ
さばき方と下処理方法
- のどぐろのウロコを落とす。
- 胸ビレ下に包丁を入れ、中骨を切る。
- 腹を開く。
- 頭と内臓を一緒に取り出す。
- 血合いを取り除く。
- 流水でウロコや血合いを落とす。
- 外側、内側の水気を拭き取る。
- 上顎の間から包丁を入れ、頭を割る。
- 割った頭のエラをむしっておく。
のどぐろの胸ビレ下を切る際は、頭側へ斜めに切れ目を入れます。反対側も同様にして、頭を切り離しましょう。その後、頭と内臓を一緒に取り出すと良いです。血合いは包丁で引っ掻くようにしてください。細かな部分は流水で取り除きましょう。
のどぐろは頭も美味しく食べることができます。下処理の際に捨てないよう注意してください。肝も美味しく食べられるので、取っておきましょう。
3枚おろしにする方法
- 腹から尾にかけ、中骨に沿って包丁を入れる。
- 背側も、尾から頭にかけて包丁を入れる。
- 尾から包丁を入れ、中骨を切り離す。
- そのまま頭側へ切り下げて、片身を剥がす。
- 裏返して、反対側は背側から切る。
- 腹側、中骨の切り離しも表面と同様に行う。
- 逆さ包丁を入れ、腹骨を取り除く。
- 中骨のあたりに残った小骨を取り除く。
のどぐろの腹と背を切る際は、中骨の手前まで包丁を入れるイメージで切ってください。腹骨は付け根に沿って切れ目を入れ、そぎ取りましょう。中骨のパーツは捨てずに、汁物の出汁などに活用してください。
焼き方1:グリル
- のどぐろの裏面に、化粧包丁を横一本入れる。
- 表面に、化粧包丁を斜めに2本入れる。
- 両面に塩をまぶす。
- グリルで裏面を10分焼く。
- 表面を10分焼く。
- 焼きあがったら、完成。
のどぐろの下処理がしっかりしていれば、簡単に美味しい塩焼きが作れます。塩焼きによく火が通るよう、化粧包丁を入れてください。塩は高い位置からまぶすと、満遍なくかけることができます。塩は少し多めに振ってください。塩によって水分が抜け、パリッと香ばしい焼き上がりになります。
焼き時間は、のどぐろの様子を見ながら調整しましょう。のどぐろは身がとても柔らかい魚です。塩焼きをひっくり返すときは十分に注意しましょう。
焼き方2:フライパン
- フライパンにクッキングシートをのせ、軽く油を引く。
- 強めの中火でフライパンを温める。
- のどぐろを強火で焼く。
- 片面に火が通ったら、ひっくり返して裏面を焼く。
- 焼きあがったら、完成。
フライパンを使ってのどぐろの塩焼きをする場合は、クッキングシートを敷いて焼きましょう。皮が張り付いたりするのを防ぎ、パリッとした塩焼きになります。また、この作り方ならフライパンを洗うのもとても簡単になります。シートの上から少し油を引いてください。グリルに比べて少しジューシーな塩焼きになります。
美味しく焼くコツ
のどぐろの美味しさは脂に凝縮されています。長時間焼きすぎると、脂や旨味が水分と一緒に落ちてしまうため、注意しましょう。高温で焼いて、時間をかけすぎないことが大切です。オーブンやグリルで塩焼きを作る場合、設定温度を高めに保ってください。ひっくり返すのも最低限の回数にとどめましょう。
フライパンを使った作り方の場合、のどぐろの脂でひたひたにならないように気をつけてください。多く染み出すようならば、キッチンペーパーで拭き取りながら焼きましょう。その方がパリッとした塩焼きになります。また、塩をまぶしてから30分程度置いておくと、よく塩が染みてのどぐろの甘みが引き立ちます。
塩辛さが気になる場合は焼く前に一度拭き取ってください。簡単な工夫で味がぐっと良くなります。
のどぐろの塩焼きを作ってみよう!
のどぐろの塩焼き美味すぎるな。これだけわかりやすい旨味がある魚やから人気があるのもわかる。やっぱり生より加熱した方がええな。家の魚焼きグリルでわりと上手く焼けた。 pic.twitter.com/dXpPj8McSh
— かてきω (@katek1n) April 4, 2020
のどぐろの塩焼きレシピと下処理について紹介しました。のどぐろは絶大な人気があり、テレビ番組でも産地や作り方が紹介されています。中でも塩焼きは脂ののりを最も感じることができるレシピです。じゅっと滲み出る脂と柔らかい白身は、一度食べればやみつきになるでしょう。
のどぐろの価格は高いですが、それだけの価値がある魚です。素材の味が良いため、簡単な作り方でとても美味しい塩焼きが作れます。家庭でも美味しいのどぐろの塩焼きが味わえるよう、本記事のレシピを参考にしてください。