2020年06月07日公開
2024年10月24日更新
ネギスープの人気レシピ!洋風・和風・中華風の作り方と風邪への効果も解説
ネギスープの人気レシピをまとめました。定番の中華風スープから洋風、和風まで、バリエーション豊かなネギスープのレシピが満載です。また、ネギスープによる疲労回復効果や風邪への効果についても詳しく説明します。
ネギスープのレシピを紹介!
#ふにメロの具
— 花草ふしぎ🌷ふにちゃん*電子妖精プロジェクト (@Hana_Hushigi) May 28, 2020
ぼんじりの骨で作ったネギスープ🐓🌱 pic.twitter.com/2lujxCRaQw
ネギは薬味や鍋料理などに活躍する食材ですが、実はスープにしても美味しく食べることができます。ネギを丸ごとたっぷりと使ったネギスープのレシピもあり、ネギの大量消費にも役立ちます。
本記事ではネギスープの人気レシピを「洋風」「中華風」「和風」の3つのジャンルに分けて紹介します。ネギの甘さを活かした美味しいネギスープばかりですので、ネギが好きな人も苦手な人もぜひチェックしてみてください。
ネギスープの風邪への効果
疲労回復効果
「こなたんが怒りをぶつけてぶった切って適当にコンソメと鶏ガラととち狂ってスンドゥブの素をぶち込んだほぼネギ類のスープ」です!!! pic.twitter.com/eO3F0RSBLf
— 🐼こなたん🐼 (@ruru0404sama) June 3, 2020
生のネギには独特の強い臭いがあり、鼻や目にツンとくることがあります。これはネギに含まれているアリシンという成分によるもので、生で食べた時に感じる辛みもこのアリシンが原因となっています。アリシンには強い殺菌効果と疲労回復効果があるため、風邪などで体が弱っている時にネギを食べると症状を緩和させてくれることがあります。
アリシンは水に溶けやすいため、できれば生で食べるのが一番です。しかし、生だとあまり量が食べられない上に、辛みが苦手だと言う人もいるでしょう。そういった時に活躍するのがネギスープで、ネギをスープに入れて調理してしまえば、水に溶けだしたアリシンを捨てることなく体に取り入れることができます。
抵抗力を高める効果
しら(す)たま(ご)汁
— 祝茉莉 (@_shukumari_) April 18, 2020
3分でできます〜鍋に湯を沸かしネギとコンソメを入れて一煮立ち、弱火にしてボールに卵、しらす、みりん、白だしをまぜてお鍋へ。ふわっとなりましたら完成。とろみつけたり、春だしネギの代わりにグリーンピースでもよさそう!#祝食堂 pic.twitter.com/wrb0sSwLPQ
ネギにはアリシンの他にもカロテンやビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれており、それらの栄養素には体の抵抗力や免疫力を高めてくれる働きがあります。風邪をひいている時には体の抵抗力が弱っているので、抵抗力を高めることによって自然治癒力もあがり風邪が早く治ります。
ビタミンCはアリシンと同じく水に溶けやすい性質があるので、炒め料理などに使うと栄養素が外へ逃げ出してしまいます。そのため、疲労回復効果同様に抵抗力を高めるためにも、ネギは炒めたりするよりもネギスープにして食べるのが一番です。
ネギスープの人気レシピ【洋風】
長ネギのポタージュスープ
【材料】
- 長ネギの白い部分 4本分
- じゃがいも 1個
- バター 20g程度
- 塩コショウ 適量
- 水 適量
- 牛乳or生クリーム 150~200cc
【作り方】
- ネギを1cmくらいの厚さに切っていきます。
- じゃがいもの皮をむいたら適当な大きさに切ります。
- 鍋にバターを入れて弱火で焦げないように溶かします。
- 3に長ネギを入れて弱火でじっくりと炒めます。
- たまに混ぜながら蓋をして蒸し焼きにします。
- ネギがくたくたになって甘くなったらじゃがいもを加えてさっと混ぜます。
- 具材がひたひたに浸かる程度の水を加えたら蓋をします。
- 沸騰したらアクを取ってじゃがいもが柔らかくなるまで煮ます。
- じゃがいもが柔らかくなったら火をとめて粗熱をとります。
- ミキサーやブレンダーで滑らかになるまで撹拌します。
- 牛乳か生クリームを入れてかき混ぜます。
- 塩コショウで味をととのえ、弱火で焦がさないようにスープを温めたら完成です。
ネギをたっぷりと使った長ネギポタージュです。ネギとじゃがいもの優しい味がするネギスープで、バターと塩コショウだけで美味しく仕上がります。じゃがいもを入れることで良いとろみがついて、滑らかな口当たりが楽しめます。
長ネギとチキンのスープ
【材料】
- 鶏ささみ 3本
- A 白ワイン 50cc
- A 水 50cc
- A ローリエ 1枚
- 長ネギ 2本
- エノキ 1/2袋(100g)
- 水 300cc
- コンソメ 小さじ2
- 柚子胡椒 小さじ1
- 無塩バター 15g
- サラダ油 大さじ1/2
- 塩 少々
【作り方】
- ささみは筋を取り除き、塩(分量外)を振って10分置きます。
- 1の余分な水分をキッチンペーパーで拭きとります。
- 長ネギは葉の部分も含めて斜め薄切りにします。
- エノキは石突きを切り落とし、半分の長さにカットします。
- ボウルにささみとAを入れて、600wのレンジで1分30秒加熱します。
- 粗熱が取れたらローリエを取り除き、ささみはほぐして茹で汁とささみに分けます。
- 鍋に油をひいて熱し、長ネギを入れて蓋をしたら2~3分蒸し焼きにします。
- 蓋を開けて弱火にし、水分が飛ぶまでじっくりと10分ほど炒めます。
- エノキを加えてしんなりしたら、水、コンソメ、6のゆで汁を加えます。
- ひと煮立ちしたら中火にして5分煮込みます。
- 火を止めて柚子胡椒、バター、ささみの2/3量を加えたら弱火で温めます。
- 塩を加えて器に盛り、柚子胡椒(分量外)と残りのささみをのせたら完成です。
鶏肉が入ったおかずとしても使えるネギスープです。ささみはあらかじめワインと水で茹でてそのまま冷ましておくことで、パサつきのないしっとりとした食感に仕上がります。最後に加える柚子胡椒が良いアクセントになっているネギスープで、最後まで飽きずに食べることができます。
長ネギだけのコンソメスープ
「長ネギしかない」という時にも使えるコンソメ風味のネギスープです。ネギは細かく刻まずに大きいまま使うため、他の具材はなくても食べ応え抜群です。初めにネギをじっくりと炒めることで甘みが出るとともに、こうばしい風味もプラスされます。とてもシンプルなのにネギの甘みがしっかり感じられる、人気の高いネギスープです。
長ネギと大根とベーコンのスープ
ベーコンから出るダシが美味しい人気のネギスープです。ネギと大根はあらかじめレンジで加熱しておくことで、煮込み時間を短縮することができます。トロトロのネギと大根が人気のネギスープで、中途半端に余った大根の消費にも役立ちます。
ネギスープの人気レシピ【中華風】
えのきとネギのふんわり卵スープ
【材料】
- 溶き卵 2個分
- エノキ 1袋(200g)
- ネギ 1/4本
- A 塩 小さじ1/4
- A 醤油 小さじ1
- A コショウ 少々
- A 鶏ガラスープの素 小さじ1
- A 水 400cc
- B 片栗粉 大さじ1/2
- B 水 大さじ1/2
【作り方】
- エノキは根元を切り落とし、3等分に切ります。
- ネギは斜め薄切りにします。
- 鍋にAを入れて煮立たせます。
- 3にネギとエノキを加えて再び煮立たせ、1分ほど煮ます。
- Bをあわせて水溶き片栗粉を作ります。
- 4に5を回し入れてとろみがつくまで混ぜながら煮ます。
- 6に溶き卵を回し入れてゆっくりと混ぜたら完成です。
ふんわりとした卵が美味しい中華風のネギスープです。ネギはあまり加熱しないためシャキシャキ食感が残り、ふわふわな卵と良く絡みます。シンプルな中華味のネギスープですので、他にもどんな野菜でもあいます。冷蔵庫の余り野菜など、色々な食材で試してみましょう。
レモンでネギ塩スープ
【材料】
- 長ネギ 1/4本
- A 水 200ml
- A 鶏ガラスープの素 小さじ1/2
- A 醤油 小さじ1/2
- A レモン汁 小さじ1/2
- コショウ 適量
【作り方】
- 長ネギは小口切りにします。
- 耐熱容器に1とAを入れて混ぜます。
- 2にふんわりとラップをし、600wのレンジで4分加熱します。
- 塩コショウで味をととのえたら完成です。
レンジだけで作れる簡単な中華風ネギスープです。中華味のスープには珍しくレモンが入ったレシピで、そのおかげで爽やかな風味のネギスープに仕上がっています。他にも具材を加えたい時は、冷凍野菜などを利用するとレンジだけでも短時間で加熱調理することができます。
ピリ辛ネギスープ
ネギと調味料を入れてお湯を注ぐだけでできる、即席の中華ネギスープです。あっという間に出来上がるので、忙しい朝にも大活躍してくれます。
ただ、ネギは加熱していない分辛みが残るため、辛みが苦手な場合はネギを薄くスライスするのがおすすめです。火にかけないネギスープですので、他にも具材を追加する場合は生のままでも食べられるきゅうりやキャベツなどがおすすめです。
長ネギとニラとなめたけのスープ
なめたけを使ったとろみのある人気の中華風ネギスープです。なめたけから出る旨みが中華ダシに良くあい、最後にごま油を入れることで味がひきしまります。寒い日にぴったりのネギスープで、飲めば体がポカポカと温まります。なめたけに代えてなめこを入れても美味しく食べられます。
ネギスープの人気レシピ【和風】
カブとネギのすり流しスープ
【材料】
- カブ 4個
- 長ネギ 1/2本
- A 水 300cc
- A ダシの素 小さじ1
- 塩 少々
- オリーブオイル 小さじ1+小さじ2
- アーモンド 適量
- クルミ 適量
- 黒コショウ 適量
【作り方】
- カブは1/2個を茎の部分を少し残して4等分のくし切りにします。
- 残りのカブは葉の部分を除き、8等分のくし切りにします。
- カブの葉1個分をみじん切りにし、塩少々(分量外)で塩もみします。
- ネギは1cm幅の小口切りにします。
- アーモンドとくるみは粗めに刻みます。
- フライパンにオリーブイル小さじ1をひいて中火で熱します。
- 1のカブを並べ入れて、両面焼き色がつくまで焼きます。
- 鍋にオリーブイル小さじ2ををひいて中火で熱し、残りのカブとネギを加えます。
- 8を焦げないように5分ほど、表面が透き通るまで炒めます。
- だし汁を加えて蓋をし、柔らかくなるまで10分ほど中火で煮ます。
- 火を止めたらブレンダーで滑らかになるまで撹拌します。
- 塩で味をととのえて火にかけ、温まったら器に盛ります。
- 5、7、オリーブオイル(分量外)をトッピングしたら完成です。
カブを使った優しい味わいのネギスープです。ブレンダーで滑らかにしているので、ナッツ類を除けば胃腸の調子が悪い時にも役立ちます。クミンやピンクペッパーを入れると風味が増し、さらに美味しいネギスープに仕上がります。
ネギの和風グラタンスープ
【材料】
- 長ネギ 1本
- 水 3カップ
- 塩 小さじ1/2
- 味噌 小さじ2
- フランスパン 適量
- スライスチーズ 2枚
- バター 10g
- オリーブオイル 小さじ2
- パセリ 適量
【作り方】
- 長ネギは縦半分に切り、斜め薄切りにします。
- スライスチーズを1/4にカットします。
- 鍋にオリーブオイルとバターを入れて溶かします。
- バターが溶けたらネギを加え、弱火でじっくりと炒めます。
- ネギがくたくたになったら水を加え、10~15分くらい煮込みます。
- ネギにしっかりと火が通ったら味噌と塩を入れてよく混ぜます。
- ネギスープを耐熱容器に盛り、フランスパンと切ったチーズをのせます。
- オーブントースターで焼き色がつくまで焼きます。
- 取り出したらパセリを散らして完成です。
子供も喜ぶ和風のグラタンネギスープです。グラタンスープは一般的には玉ねぎを使いますが、長ネギでもじっくり加熱することで甘いグラタンスープが出来上がります。
調味料はそれほど入れなくてもチーズで味がつくので、しっかりとした美味しいネギスープに仕上がります。フランスパンも入ったお腹にたまるスープですので、朝ごはんや簡単なランチにもおすすめです。
ネギと大根とツナの和風スープ
ネギを1本丸ごと使いきれる、和風のネギスープです。醤油味のさっぱりしたネギスープですが、ツナからの良いダシでコクがプラスされます。ネギと大根をたっぷりと使った健康に良いネギスープで、風邪をひいた時にもおすすめです。
ネギの和風ポタージュ
青ネギをたっぷりと使った和風のポタージュです。余りがちな青ネギを大量に消費できるネギスープで、主婦からも人気の高いレシピです。白みそは沸騰させると風味も栄養もとんでしまうので、加熱させすぎないように気を付けましょう。とても優しい味わいのネギスープですので、子供からお年寄りにまでおすすめのレシピです。
ネギスープのレシピまとめ
ブロッコリー🥦と下仁田ネギのポタージュ。 pic.twitter.com/80MQFoRcfr
— mimosa (@mimosasomim) January 22, 2020
ネギスープの人気レシピについてまとめました。ネギは昔から風邪に効くと言われている体にも良い野菜で、ネギスープにして食べるとその栄養をあますところなく摂取することができます。また、生のネギが苦手な人でも、ネギスープにすることでネギ独特の辛みや味が消えてネギが食べやすくなります。
ネギスープは定番の中華味だけでなく和風や洋風など様々な味に使えるので、普段の食事にも使えてとても便利です。ネギが余っている時や風邪気味な時は、これらのレシピを参考に美味しいネギスープ作りにチャレンジしてみてください。