切り干し大根の正しい戻し方とは?しいたけやひじきなど乾物を戻すコツ

切り干し大根の正しい戻し方を知っていますか?いつもの料理に何げなく使っているしいたけやひじきなどの乾物もそれぞれ正しい戻し方があります。戻し方には水戻しや電子レンジ、熱湯などがあり、もみ洗いやどのくらいの時間戻したらいいのかなど人それぞれのやり方があると思います。また、料理に合った戻し方を知っておけばいつもの料理がより時短になったり美味しくなったりします。そんな切り干し大根など乾物の戻し方のコツを紹介していくので参考にしてみて下さい。

切り干し大根の正しい戻し方とは?しいたけやひじきなど乾物を戻すコツのイメージ

目次

  1. 1切り干し大根の戻し方それであってる?
  2. 2切り干し大根の正しい戻し方
  3. 3干しシイタケの戻し方のコツ
  4. 4乾燥ひじきの戻し方のコツ
  5. 5切り干し大根を上手に戻しておいしく調理しよう!

切り干し大根の戻し方それであってる?

切り干し大根とは?

切り干し大根とは、千切りに切った大根を、すのこの上などに広げて天日干しで乾燥させた物です。使う際は切り干し大根を水などで戻してから調理します。普段何気なく使っている切り干し大根も正しい戻し方や戻す際のコツなどがあるので紹介して行きます。時短になる戻し方もあるので、ぜひ取り入れて賢く上手に切り干し大根などの乾物を使ってみて下さい。

乾物の特徴

乾物とは、切り干し大根やしいたけ、ひじきなどで、保存性を保つ為に水分を抜くために乾燥させた食品のことです。使う際はそれぞれの食品に合った戻し方をして料理に使います。生の食品と違い、一度乾燥させていることで、より風味や旨味が増しているので人気があります。乾物も戻し方でいろいろな料理に使うことが出来るので、ぜひいろいろな料理に取り入れてみて下さい。
 

戻し汁が使えない乾物

戻し汁が使えない乾物はひじきです。切り干し大根や干ししいたけは水戻しなどをした戻し汁に多くの旨味が出ているので、戻し汁も他の料理などに使うことが出来ます。しかしひじきは戻し汁に無機ヒ素が含まれているので、使うことが出来ません。戻し汁が使える乾物と使えない乾物があるので、確認してから戻し汁を使うか決めて下さい。

切り干し大根の正しい戻し方

大きめのバットを使う

切り干し大根の正しい戻し方は、大きいバッドを使うのがおすすめです。切り干し大根は戻すと乾燥の時より約5倍の量になるので、大きめのバッドを使う必要があります。乾燥の場合より水分を吸うと量が増えるのでそれを踏まえた大きめのバッドを用意するようにして下さい。小さいと水戻しした際に、容器から溢れてしまう心配があるので、余裕のある大きさのバッドを用意して下さい。

水道水を使う

切り干し大根の正しい戻し方は、水道水を使うのがおすすめです。戻す量の切り干し大根にかぶる位の多めの水に約20分浸して戻すようにして下さい。切り干し大根は、水に浸すと量が増えるので、大きめのバッドなどに多めの水を入れて余裕を持って戻すようにしてみて下さい。

切り干し大根を広げて浸す

切り干し大根の正しい戻し方で注意したいのが、切り干し大根は水を含むとかさが約5倍の量になるので、切り干し大根を広げて水に浸すようにしてみて下さい。かさが増えるのを見込んで大きめのバッドなどの容器に入れても戻すようにしましょう。切り干し大根は戻るとかさが増えて、戻す前に使う分量を確認してから戻すようにしてみて下さい。

切り干し大根を拾い上げる

切り干し大根の正しい戻し方は、切り干し大根が戻ったら、手で水気を絞りながら、拾い上げて料理に合った長さに切ります。絞った後の戻し汁も煮汁などとして使えるので、捨てないようにするのがおすすめです。そのままだと長くて食べづらいので、使う料理に合わせて切り干し大根の大きさを切って使ってみて下さい。

料理によって戻す時間を調節する

切り干し大根を戻す時は料理によって戻す時間を調整するのがおすすめです。切り干し大根はあまり長時間戻しすぎると柔らかくなりすぎてしまい、切り干し大根の歯ごたえが損なわれてしまいます。切り干し大根を使う際は正しい戻し方をして、柔らかくなり過ぎないように料理に合わせた固さに戻すように時間を調整してみて下さい。

切り干し大根の表面の汚れと戻し汁

切り干し大根の正しい戻し方は、最初に切り干し大根の表面についた汚れやゴミをさっと洗い流す必要があります。汚れを取ってから水に浸して戻すことで綺麗な切り干し大根を使うことが出来ます。また、切り干し大根の汚れを取ってから戻した戻し汁は出汁が良く出ているのでそのまま煮汁として使用することが出来ます。

新しい水でもみ洗いをする

切り干し大根を戻す際は、汚れを取った後に新しい水でもみ洗いするようにして下さい。切り干し大根は乾燥している状態だと固まっているので、ほぐしながらもみ洗いするのがおすすめです。新しい水でもみ洗いしてから出来た戻し汁は料理にも使うことが出来るので、しっかり汚れをもみ洗いしてから使うようにしてみて下さい。

干しシイタケの戻し方のコツ

汚れをふき取る

干ししいたけを戻す際は、まず干ししいたけについた汚れを濡らした布巾やキッチンペーパーなどで傘の部分だけ拭き取るようにして下さい。もみ洗いをしてしまうと、干ししいたけの旨味が逃げてしまったり、傘の部分が痛んでしまったりするので、拭き取るだけで十分です。

シイタケを戻す水の量

干ししいたけを戻す際の水の量は、しいたけのかさに水が浸るぐらいにしてみて下さい。その際、しいたけが浮いてしまう場合などのコツは落し蓋のようにラップをして戻すのがおすすめです。

戻す時間

干ししいたけを戻す際の時間はゆっくり戻すのがおすすめです。じっくり時間をかけて戻すことでより干ししいたけの旨味がしっかり出ます。時間がある場合は使う前日からゆっくりと冷蔵庫などで時間をかけて戻しておくのがおすすめです。

電子レンジで時短

干ししいたけはゆっくり戻すのがおすすめですが、急いでいる時などは電子レンジで時短するのがおすすめです。電子レンジで時短する場合は、小さめの耐熱容器にしいたけのかさが上になるように入れてひたるぐらいの水を入れます。

電子レンジに入れる際は、ラップをかけて常温で10分ほど置いてから電子レンジで約20秒温めることでしいたけを戻すことが出来ます。ぜひ急いでいる時になどに干ししいたけを簡単に電子レンジで戻してみて下さい。

干しシイタケの戻し汁の活用法

干ししいたけの戻し汁はしいたけの香りが移っているだけではなく、旨味成分もたっぷり含まれているので、捨てずに料理などに使うのがおすすめです。みそ汁やスープの出汁として使ったり、中華炒めなどに入れてもおすすめです。しっかりしいたけの香りが出ているので、料理のアクセントにもなるので、料理に使ってみて下さい。

乾燥ひじきの戻し方のコツ

①水戻し:水の量

乾燥ひじきを水戻しする場合の水の量は乾燥ひじき約20gに対して、約600ccです。ひじきも水戻しすることで量が増えるので余裕のある容器に入れて水戻しを行うようにしてみて下さい。

①水戻し:浸す時間

乾燥ひじきを水戻しする際の水に浸す時間は約20分です。ひじきも水を含むことで若干量が増えるので、大きめのバッドなどで戻すようにしてみて下さい。

①水浸し:戻った後の戻し汁の処理

乾燥ひじきをを水浸した後、ひじきが戻った後の戻し汁は捨てるようにしましょう。ひじきには無機ヒ素が含まれているので、捨てる必要があります。切り干し大根や干ししいたけのように水戻しした後の戻し汁は出汁として使えないので、注意して下さい。

②ゆでこぼし:ひじきの有機ヒ素とは?

ひじきには無機ヒ素と言って自然界に存在する自然毒が含まれているので、正しく戻す必要があります。よりひじきを安全に戻したい人はゆでこぼしの方法でひじきを戻すのがおすすめです。水だけで戻すのではなく、さらに熱湯を使うことでより無機ヒ素を外に出すことが出来ます。

②ゆでこぼし:水に浸す

ひじきを茹でこぼしで戻す際には、ひじき約20gに対し、水約600ccに20分間浸します。茹でこぼしをする前に水で戻しておくことが必要なので先にしっかりひじきを水で戻しておいて下さい。

②ゆでこぼし:戻し汁を一度捨てる

ひじきをゆでこぼしする際には、水に浸した時の戻し汁を捨てるようにして下さい。ひじきには無機ヒ素は含まれているので、それが出ている戻し汁は必ず捨てて下さい。

②ゆでこぼし:熱湯で茹でたら水洗い

ひじきをゆでこぼしする際には、水浸しが終わったひじきを熱湯で茹でます。熱湯で茹でた後は湯を捨てて、水洗いをして下さい。ゆでこぼしをすることでひじきに含まれる無機ヒ素を熱湯により水よりもしっかり取り除くことが出来るのでおすすめです。ひじきを戻す際は水で戻すだけではなく熱湯で茹でてひと手間加えてみて下さい。

切り干し大根を上手に戻しておいしく調理しよう!

切り干し大根などの戻し方はいかがでしたか?正しい戻し方をすることでより乾物を上手に料理に取り入れることが出来ると思います。また、干ししいたけなど急いで戻したい場合は、水戻しではなく電子レンジを使うことで時短することが可能です。また、ひじきは水戻しだけではなく、熱湯でも戻すことでより安全に食べることが出来ます。切り干し大根などの戻し方のコツを知っていろいろな料理に使ってみてはいかがでしょうか?

切り干し大根など乾物を使う場合はまずもみ洗いなどで汚れを落としてあげることを心がけるようにして下さい。綺麗な状態で水戻しをすれば、切り干し大根や干ししいたけの戻し汁も料理に使うことが出来ます。いろいろな戻し方を知って、今までやっていた切り干し大根などの戻し方と比べて、より上手に時短できる方法を取り入れてみて下さい。

ちょっとしたコツを知るだけで、時短になったりするので賢く切り干し大根などを戻して料理に取り入れてみて下さい。

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