2020年05月12日公開
2024年10月19日更新
カヤジャムのレシピ・作り方!シンガポールで人気の食べ方や通販も!
カヤジャムのレシピ・作り方についてまとめました。シンガポール土産の定番カヤジャムを家庭で簡単に作れるレシピを紹介!また、本場シンガポールで人気の食べ方や日本でカヤジャムを販売しているお店や通販方法も解説します。
カヤジャムのレシピや食べ方を紹介!
シンガポールの朝食で頂いたカヤトースト。カヤジャムとバターを挟んだ薄いトーストを温泉卵に漬けて頂きます。卵にお醤油をかけて単品で食べる人も居ました。
— heaco (@heacochan) October 16, 2019
コーヒーが加糖なので、砂糖抜きを聞いてみたら認められませんでした。 #カヤトースト#シンガポール#カヤジャム pic.twitter.com/QwghIftFKi
カヤジャムは、シンガポールやマレーシアなどの東南アジアで人気のココナッツミルクのジャムです。スイーツなどのローカルフードに使われていますが、特に有名なのが、カヤジャムをたっぷり塗ったシンガポール流朝ごはんの「カヤトースト」でしょう。カヤジャムの甘さとバターの塩気の絶妙なハーモニーが、多くの人をやみつきにさせます。
本記事では、本場シンガポールで人気のカヤジャムを紹介します。また、家庭で簡単に作れるカヤジャムのレシピや、日本での購入方法、美味しい食べ方などもまとめました。カヤジャムを使って、いつもと一味違った朝ごはんやスイーツを楽しんでみませんか?
カヤジャムの特徴と作り方レシピ
シンガポールでポピュラーなジャム
シンガポールで買った #カヤジャム 💕
— はなりん@初マタドイツ在住ブロガー🇩🇪 (@hantyan2016) January 25, 2020
行く人はスーパーで150円だし、お土産にオススメ‼
緑だから気づかなかったけど、カスタードクリームだから間違いなく美味しいから🎵
パンダンリーフって葉っぱが入ってて緑色だけど、トーストに塗ったら全く分からないよ😆#カヤトースト 日本で流行るかも😍 pic.twitter.com/fNuManglJN
シンガポールではポピュラーなカヤジャムですが、日本ではまだまだ馴染みが薄いようです。「カヤ」はマレー語で「豊かな」という意味で、その名の通り、卵とココナッツが生み出すコクと甘みが特徴的なジャムです。
基本の材料はココナッツミルク、卵、砂糖のみ。とてもシンプルです。さらに、香りづけのためにパンダンリーフを加えて作られることもあります。パンダンリーフを使ったカヤジャムは、鮮やかな黄緑色をしています。味は栗きんとんに似ていて、初めて食べたときにどこか懐かしさを覚える日本人も多いそうです。
薄切りのトーストにたっぷりのカヤジャムとバターをサンドしたカヤトーストは、シンガポールでは定番の朝ごはんです。朝ごはん以外にもお茶のお供として、1日中ホテルやカフェで人々に楽しまれています。
輸入禁止になったものもある
最近は、シンガポールを訪れた際に味わったカヤジャムに魅了される日本人もたくさんいます。しかし、かつて日本にカヤジャムの輸入が禁止されたことがありました。輸入禁止になった理由は、鶏卵と香りづけのパンダンリーフが「家畜伝染病予防法」に引っ掛かっていたからだそうです。
現在はそのような制限は特になく、シンガポール土産として誰でも日本に持ち込むことが可能です。また、日本でも店舗や通販などで手軽に手にすることもできます。ただし、賞味期限が3ヶ月程度と短いものもありますので、注意が必要です。
カヤジャムの作り方
パンダンリーフを入手するのが少し困難ですが、アジア食材店で取り扱っていることがあります。パンダンリーフはなくても作ることができますが、あれば格段に香りが良くなりますので、手に入りそうでしたらぜひ加えてみてください。
美味しいカヤジャムに仕上げるためには、煮詰める際に弱火で静かにかき混ぜ、分離しないように気をつけることが大切です。熱しすぎるとなめらかなペースト状にならないので、辛抱強くかき混ぜ続けましょう。
また、白砂糖の4分の1程度をグラメラカ(パームシュガー)に置き換えると、更にまろやかな甘味とコクがでます。グラメラカはシンガポールではスイーツによく使われている固形の砂糖で、楽天市場などの通販サイトでも購入可能です。
カヤジャムがおすすめのシンガポールのお店
ラッフルズホテル・カヤジャム
【カヤトースト】
— 根建亜弥子 (@ayaco4) April 28, 2019
シンガポール土産に「ラッフルズホテル」の「カヤジャム」を頂き「カヤトースト」で友人とブランチ🥰
カヤジャムは砂糖、卵、ココナッツミルク、パンダンリーフで作るジャム❣️
ラッフルズホテル懐かしい🍹#シンガポール #ラッフルズホテル #カヤジャム #カヤトースト #ブランチ pic.twitter.com/QtFJhEZmAd
カクテル「シンガポールスリング」の発祥地としても有名な、1887年開業の老舗ホテル「ラッフルズ シンガポール」。この伝統ある高級ホテルに併設された「ラッフルズ ブティック」では、ラッフルズ ホテルの名が刻まれたオリジナルグッズが販売されています。
ここで販売されているカヤジャムは、ホテルのラベルがデザインされた麻袋に入っていて、見た目もとてもお洒落です。お値段は200g入り11.90ドル、400g入り18.50ドルと、スーパーなどで販売されているものよりは値が張りますが、大切な人へのお土産や自分へのご褒美としておすすめの一品です。
ヤ クン カヤトースト
シンガポールの朝といえばこれやろオブザイヤー。ヤクンのカヤトースト。
— 吉野"家に居るよ"恵悟 Keigo"stay at home" Yoshino (@keigoyoshinoref) October 31, 2019
ただしコピオーにしないとデフォルトでコーヒー甘いの忘れてた… pic.twitter.com/uK4JEQedee
「ヤ クン カヤトースト」は、その名の通りカヤトーストの専門店です。シンガポール国内に70以上の店舗があり、本格的なカヤトーストを気軽に楽しむことができるので、観光客にも人気のお店です。
ヤクンには様々なカヤトーストのメニューがあります。一番人気は、カリカリに焼いた薄切りのパンにカヤジャムとバターを挟んだ「カヤ トースト ウィズ バター」。それに半熟卵が2つとコーヒーまたは紅茶がつくセットがおすすめです。
店内ではカヤジャムも購入できます。値段は、290g入りで4.8ドル、ギフト用は75g入りが2瓶で6.0ドル。お土産にすれば、自宅でも手軽にヤクンの味を再現できます。
日本で買えるお店は?
カルディにてカヤジャム手に入れました〜
— ベアトリーチェ (@Flora_Beatrice) July 15, 2019
今度からカヤトーストが食べられる#カヤジャム #シンガポール #カヤトースト pic.twitter.com/vDXY6apjBC
日本でカヤジャムを購入出来る代表的なお店を紹介します。まずは輸入食品取扱店の「カルディ」。こちらでは「カヤミラ」というシンガポールのブランドのカヤジャムを販売しています。カルディは全国展開していますが、近くに店舗が無い場合は、カルディ公式のオンラインストアもあります。
また、同じく輸入食品取扱店の「ジュピター」でも購入可能です。ジュピターで販売されているのは、「アヤム」というマレーシアのブランドのカヤジャムです。マレーシアでもシンガポールと同じように、カヤジャムは人々に親しまれています。
他にも、Amazonや楽天市場などの通販サイトでも購入することができます。「カヤミラ」や「アヤム」以外のブランドのものも売られているので、食べ比べてみてはいかがでしょうか。
カヤジャムの美味しい食べ方
カヤジャムのトースト
カヤ・トーストとおんたま、コーヒー
— あかささのはべら (@mundzuk4179) April 30, 2020
シンガポール風朝食
旅行した気分だけでも
カヤ・トースト
パン1枚
カヤジャム40g前後
バター10g
◆カヤジャム(2人前くらい)
ココナッツミルク100ml
卵1個
グラニュー糖50g
パンダンリーフ(あれば)#朝ごはん#おうちごはん pic.twitter.com/HOLhN3oj0M
「ヤ クン カヤトースト」でもお馴染みの、シンガポール流のカヤトーストの食べ方です。薄切りのトースト2枚をカリカリに焼いて、1枚の片面にカヤジャムをたっぷりと塗ります。その上に薄切りにしたバターを載せ、もう1枚のパンでサンドします。バターは溶かして塗るのではなく、冷たいままのものを薄切りにして載せるのがポイントです。
まずはそのまま味わってみましょう。カヤジャムの甘さとバターの塩気の絶妙なハーモニーが楽しめます。次に、半熟卵に醤油を少々垂らします。胡椒はお好みで。黄身を崩して混ぜ、トーストにつけます。半熟卵とカヤトーストという実に意外な組み合わせですが、これこそがローカル流。一度食べるとやみつきになる美味しさです。
カヤジャムとバナナのトースト
ポピュラーなカヤトーストの食べ方のアレンジバージョンです。トーストを一度軽く焼いてから、カヤジャムとバターを塗って輪切りのバナナを載せ、再びトースターで焼くのがポイント。バナナが少しとろっとする位が焼き時間の目安です。
カヤジャムクッキー
カヤジャムはシンプルな材料で作られているため、賞味期限の短いものもあります。お土産に貰ったけれど食べきれないというときは、手作りスイーツに利用するのもおすすめです。
カヤジャムクッキーはシンガポールにもありますが、こちらのレシピの材料はバター、卵黄、薄力粉とカヤジャムのみ。カヤジャムが手元にあれば、思い立ったらすぐに作ることができます。作る際のポイントは最初にカヤジャムを混ぜるバターは室温に戻しておくこと、そして薄力粉をふるったあとは混ぜすぎず、ヘラでさっくりと混ぜることです。
クッキーなので好きな形に型抜きもでき、色々なアレンジも楽しめます。このカヤジャムクッキーには、濃い目に淹れたコーヒーにコンデンスミルクを加えた、「コピ」と呼ばれるシンガポール風コーヒーがよく合います。
カヤジャムのパウンドケーキ
元々カヤジャムには卵が含まれているため、通常よりもリッチな口当たりのパウンドケーキに仕上がります。また、三温糖を使用するので、生地がしっとりとしてコクが出ます。最初に、バターと卵を室温に戻しておくことが重要です。
出来上がりは、ほんのりココナッツ風味です。生地にココナッツパウダーを足すと、よりココナッツ味が楽しめます。また、バナナやパイナップル、マンゴーなどのドライフルーツもカヤジャムと相性が良いので、生地に混ぜ込んだり、トッピングもおすすめです。
カヤジャムのレシピや食べ方まとめ
今日のかき氷のコーナー
— オルゴール (@ORGEL13) April 27, 2018
北品川いちょうの木 カヤラム
シンガポールのモーニング定番 カヤジャムを使ったかき氷と聞いて来ました
久しぶりに食べましたがこんな感じだったかな
美味しいからいいか
上から苺カヤジャム塩ラムレーズンレモンと
甘味がチェンジしていってさっぱり完結出来る見事な構成 pic.twitter.com/bqMKkqcYHw
カヤジャムの作り方のレシピや食べ方のアレンジをまとめました。カヤジャムはシンプルな材料と手順で作れます。パンダンリーフがなくてもリッチで美味しいカヤジャム出来上がります。
完成したカヤジャムは、トーストにたっぷり塗って素材の味を楽しんだり、スイーツ作りに役立てることもできます。紹介したレシピを参考に、自分流のアレンジを楽しんでみてください。