辛子蓮根の簡単レシピ！おかずやおつまみにピッタリなアレンジも！

辛子蓮根は熊本県の郷土料理です。黄色い衣に包まれていて、中に辛子味噌が入っているのが特徴です。熊本県ではおせちの一品として添えられたり、お酒のおつまみとして親しまれています。

この記事では、辛子蓮根の簡単基本レシピと食べ方について詳しく説明します。また、おかずやおつまみとして活躍する辛子蓮根の人気アレンジレシピを紹介します。

【材料】

• 蓮根 200g
• パン粉 20g
• 酒 大さじ1
• 白味噌 50g
• 和辛子 大さじ1
• ハチミツ 大さじ1
• 塩 少々
• 冷水 適量
• 卵黄 1個分
• 薄力粉 大さじ3
• 揚げ油 適量

蓮根はあらかじめ切られていない、太くて締まりの良いものを用意しましょう。持った時に重量感がある蓮根は、水分がしっかり含まれていて質の良いものです。良質な蓮根は、食べた時の食感が良く味もしっかりしています。

【下準備】

1. 蓮根の皮を剥き、両端を切り落とします。
2. 鍋に水を入れ、酢を少々加えて沸騰させます。
3. 沸騰したら鍋に蓮根を入れます。
4. 4分ほど茹でたら、取り出し常温に冷ましたら下準備完了です。

レシピの下準備で大切なことは、沸騰した鍋に酢を入れることです。酢を加えることで蓮根の変色を防ぎ、白く仕上げることができます。また、シャキシャキとした食感を出す効果もあります。

【作り方】

1. ボウルにパン粉、酒を加えふやかします。
2. 酒でふやかしたパン粉に白味噌、和辛子、ハチミツ、塩を加え混ぜ合わせます。
3. (2)を蓮根の穴に詰め、薄力粉をまぶします。
4. ボウルに卵黄、冷水、塩、薄力粉を入れて混ぜ衣を作ります。
5. 薄力粉をまぶした蓮根に(4)を付け、175℃の油で揚げます。
6. 揚げ上がったら、0.5cm～1cmの大きさに切り分けて完成です。

蓮根に和辛子や味噌などの具を詰める時は、詰める側と反対側の穴から具が出るくらいまで、しっかり詰めましょう。しかし、強く詰めすぎると蓮根が割れる危険があるため、注意が必要です。

辛いのが苦手な人は、具を詰めた後に少し寝かせると良いです。寝かせることで、味噌の辛さが抑えられます。切り分けた後に余った場合は、ラップをして保存することができます。冷蔵保存であれば7日～10日ほど、冷凍保存では90日ほど日持ちします。

辛子蓮根は様々な食べ方を楽しむことができる料理です。辛子蓮根に合ったおすすめの食べ方を3つ紹介します。

辛子蓮根の食べ方で最も一般的なのは、そのまま食べることです。味噌と辛子の味が付いているため、他の味を加えなくてもおかずとして成り立ちます。サクサクした食感は食欲を増進させるので、ご飯のお供にピッタリです。また、お酒のおつまみとしても人気があります。

辛子蓮根に味の変化を加えたいときは、調味料を付けて食べる方法がおすすめです。調味料は醤油とマヨネーズが良く合います。醤油は香ばしさを付けるとともに、蓮根の旨みを引き出します。マヨネーズは辛さを抑える効果があるため、辛さが苦手な人におすすめです。

マヨネーズの代わりに胡麻ドレッシングを使用しても、まろやかな仕上がりになります。また、ポン酢との相性も良いです。辛子蓮根は揚げ物であるため、油っこい食べ物です。ポン酢に付けることで油っこさを抑えられるので、さっぱりした味わいに仕上げることができます。

辛子蓮根の食べ方には、レンジで加熱調理する方法があります。レンジで加熱調理すると辛さが増すため、辛いものが好きな人にはおすすめの食べ方になります。レンジで温める時は、500wで15秒～20秒ほど加熱しましょう。

【材料】

• 蓮根 250g
• 白味噌 80g
• 辛子 小さじ2
• パン粉 40g
• 薄力粉 50g
• 薄力粉 分量外
• 卵黄 1個
• 塩 適量
• 水 60ml
• ピザ用チーズ 適量

1. 蓮根の皮を剥き、酢を少々加えた湯で5分茹でます。
2. ボウルに白味噌、辛子、みりん、パン粉を入れて混ぜ合わせます。
3. 茹でて冷ました蓮根に(2)を詰めます。
4. 具を詰めた蓮根をラップで包み、冷蔵庫で1時間寝かせます。
5. 寝かせた蓮根に薄力粉(分量外)をまんべんなく付けます。
6. ボウルに薄力粉(50g)、卵黄、塩、水を入れ混ぜ合わせ蓮根に付けます。
7. (6)を170℃の油できつね色になるまで揚げます。
8. 揚がったら1cm幅に切り分けます。
9. 切り分けたものにピザ用チーズを乗せ、オーブントースターで焼いたら完成です。

辛子蓮根にチーズを乗せて、ピザ風に仕上げた人気レシピになります。まろやかなチーズを加えることで、辛子の辛さが抑えられるため、辛味が苦手な人でも食べやすいです。

和食に使われることの多い蓮根を洋食風に仕上げたレシピですが、相性は抜群です。辛子蓮根にチーズを乗せて、オーブンで焼くだけでできるため、簡単に作ることができます。

辛子蓮根とスパムを冷たいパスタで和えたレシピです。辛子のツンとした辛さとスパムの塩辛さが、オリーブオイルと絡むので、上品な味わいに仕上がります。全体の塩辛さは、スパムの量を変えて好みの味に調整すると良いでしょう。

このレシピではパスタを冷水で冷やします。そのため、ひんやりとしていて食欲の落ちる夏でも食べやすいです。また、蓮根とズッキーニのシャキシャキとした食感も、食欲を引き出します。

鶏ひき肉を具材に使用した辛子蓮根の挟み焼きのレシピです。このレシピでは、辛子蓮根を揚げずにフライパンで焼いて調理します。そのため、油で揚げたようなサクサク感はありません。レシピの最後では、鶏ひき肉に火を通すために蒸し焼きの工程があります。

蒸し焼きをすると蓮根が柔らかくなります。また、フライパンで調理することで、具材に直接火が通るため、辛子のツンとした辛さを抑えることが可能です。柔らかく辛さの抑えられた辛子蓮根は、子供にも人気の料理です。辛いのが好きな人は、辛子を多めに入れると良いでしょう。

【材料】

• 蓮根 3節
• 麺つゆ 適量
• 卵 4個
• 白味噌 40g
• 明太子 15g
• マヨネーズ 30g
• 辛子 10g

1. 蓮根の皮を剥き、麺つゆで煮ます。
2. 卵を沸騰した鍋に入れ、12分茹でます。
3. 茹で上がったら、流水で冷やし殻を剥きます。
4. 皮を剥いたら、卵黄だけをボウルに取り出します。
5. 卵黄に白味噌、明太子、マヨネーズ、辛子の順にを加え混ぜ合わせます。
6. ラップの上に混ぜたものを乗せ蓮根に詰めます。
7. 端を切り落としたら、1cm幅に切り分けて完成です。

明太子を使用した辛子蓮根は、おつまみとして人気の料理です。茹でた蓮根に具を詰めるだけでできるため、簡単に作ることができます。明太子の旨みと塩辛さが、蓮根の食感と良く合いお酒が良く進む一品です。レシピのポイントは、新鮮で発色の良い蓮根を料理に使用することです。

このレシピでは、蓮根を揚げたり焼いたりしません。そのため、蓮根に変色した箇所があると、完成した時に目立ってしまいます。また、このレシピでは茹でる以外に手を加えないため、蓮根の鮮度によって食感の優劣がはっきりします。調理をする時は鮮度の良い蓮根を使用して、シャキシャキとした食感を楽しんでください。

辛子蓮根をキュウリとキャベツと一緒に、マヨネーズで和えたアレンジレシピです。辛子蓮根を醤油で焼いてからサラダに加えることで、香ばしさが引き立ちます。あっさりしたサラダに辛子味噌の辛さと醤油の香ばしさが絡み合うため、おつまみにピッタリです。

この料理の味は辛子蓮根の入れる量で、ある程度決まります。そのため、濃い味が苦手な人は辛子蓮根の量を減らして、味を調節してください。

辛子蓮根の豚バラ巻きは、おつまみだけでなく料理のおかずとしても活躍する料理です。豚バラ肉の旨みが辛子蓮根に染み込むので、噛んだ時に肉の風味が口いっぱいに広がります。

このレシピのポイントは、豚バラと蓮根の間に青じそを挟むことです。青じそは、豚バラの肉汁で脂っこくなるのを抑えてあっさりした風味を与えます。また、レタスやトマトを添えると口直しにもなるので、食べやすくなります。

辛子蓮根の調理方法や簡単で人気のアレンジレシピについて紹介しました。辛子蓮根は、辛子味噌の辛さと蓮根の食感を楽しむことができる料理です。おかずやおつまみとして活躍し、アレンジ次第では辛さや食感を調節することができます。

辛子蓮根は作るのに少し時間がかかる料理です。しかし、茹でたり揚げたりと基本的な調理方法しか行わないため、料理が得意な人でなくても作ることができます。ぜひ、この記事を参考にして辛子蓮根を使った料理を作ってみてください。