いちごは果物ではなく野菜?理由を解説!おかずになるレシピも紹介
いちごは果物なのか?それとも野菜なのか?について解説します。果物と野菜の違いや、それぞれの定義、その理由についても説明!いちごをおかずにしたサラダやパスタ、グラタン、リゾットなどの様々なレシピについても紹介します。
いちごは野菜か果物か定義を徹底解説!
このパフェはほぼいちごだし、いちごって野菜みたいなものだから実質サラダ説 pic.twitter.com/8GwwsVg368
— れーにん (@wwwWwwww__wWww) March 21, 2019
「いちごは野菜である」と、聴いたことはありませんか?様々なスイーツに数多く使われるいちごは、果物という印象を受けます。そこで、本記事ではいちごは果物なのか?野菜なのか?について解説します。
いちごは野菜?果物?
いちごの分類
おはようございます😃
— takurou (@takurou05519031) January 14, 2020
今日は【いちご🍓の日】
1月15日「いち⑴ご⑸」の語呂合せ😅
いちごのつぶつぶは種では無く
「実」でつぶの中に種がある
実だと思っているのは「茎」
偽果(ぎか)と呼ばれ茎が果実のように大きくなった
いちご🍓はバラ科の多年草、
草なので野菜に分類される
よろしく🙋🏻♂️🍓 pic.twitter.com/rXFsnPigAe
動植物は、科、目、属と細かく分類されています。いちごは何科に分類されるのでしょう?一般的に流通しているいちごは、バラ科バラ目オランダイチゴ属に分類されています。木イチゴやヘビイチゴなど、よく似た植物がありますが、これらはキイチゴ属やヘビイチゴ属などに分かれており、私たちが知っているいちごとは少々違う種類です。
野菜と果物の定義の違い
おはようございます😃
— もも (@blumen8783) March 19, 2019
3/20誕生花、イチゴ
花言葉、成果を上げる。
別名オランダイチゴ。バラ科の多年草。食用にする部分は花托といい表面の粒々が苺の果実、草本性の植物なので実は分類は野菜だそうです。北欧神話では幼子が亡くなると亡骸をイチゴで覆い天国に運ぶという言い伝えがあるそうです pic.twitter.com/lf55mdQzz1
見た目や味からは果物としか思えないいちごですが、なぜ野菜といわれることがあるのでしょう?実は、野菜と果物のはっきりとした違いを示す定義はありません。そのため、時と場合によって分類が変化します。野菜と分類されることがあるのは、これが理由です。
例えば、同じく野菜にも分類されるスイカも生産者が野菜として出荷したとき、販売者が果物として販売してしまっても問題にはなりません。さらにスイカを消費者が野菜と思って購入すれば野菜といえますし、果物と思って購入すれば果物であるともいえます。
日本では野菜の一つであるトマトも、韓国では果物として扱われることが多いです。日本だけでなく、世界規模で見ても野菜か果物かの違いは曖昧なものです。ですが、違いを示して分類されないと困る機関があります。農林水産省です。農水省には生産量を測るために決めた、次のような野菜の定義があります。
野菜は草本性(地面に這ったり、地中で育つもの)で、田んぼや畑で栽培でき、加工が不要で副食物であるものという定義です。よって、バナナやキウイのように木に実をつけるものは果物(厳密には果樹)として分類されます。いちごやスイカ、メロンのように、茎に実がなる物は野菜と定義されます。
果実的野菜とは?
苺って器からはみ出す為に生まれてきたんだね…ママ。
— 佐 藤 は な (@ohana_ohana3) January 4, 2018
はみ出した苺美味しいよ!果実的野菜美味しいよ!!バラ科の多年草ーー!!! pic.twitter.com/hM3qcaaxQa
こうした定義による分類をするのは農水省だけではありません。園芸や栄養、市場でも扱いやすくするために曖昧な野菜と果物の違いを決めています。そこで、さらに細かく分類するために生まれたのが「果実的野菜」というグループです。
いちごやメロン、スイカのようなデザートとして食べられることが多い野菜は果実的野菜と呼んで区別することがあります。ところで、逆に野菜に見えるのに果物として扱われている食材があります。アボカドです。
アボカドは果物に分類されますが、野菜として扱うことが多いので「野菜的果実」と呼ばれることもあります。このように、野菜か果物なのかという違いはその場に合わせて決められます。
いちごがおかずになる料理レシピ
いちごサラダ
【材料】
- トマト:2個
- いちご:4個
- パプリカ:1/8個
- にんじん:少々
- 赤いんげん豆:10粒
- ルビートマト:15個
- マイクロトマト:1枝
- いちご(ドレッシング用):90g
- 白ワインビネガー:大さじ1
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩:小さじ1/4
- はちみつ:小さじ1/2
【作り方】
- トマトをくし切り、いちご(4個)を4等分、パプリカを薄切りにする。
- にんじんをスライスし、箸に巻きつけ型をつける。
- ボウルに1~2で切った食材と、赤いんげん豆、マイクロトマト、ルビートマトを入れる。
- いちご90g、白ワインビネガー、オリーブオイル、塩、はちみつをすべて入れ、ブレンダーで混ぜる。
- 3をお皿に盛り付け、ドレッシングをかけたら完成。
いちごを野菜的に使うレシピで、代表的なのがサラダです。特にこのレシピは赤系の野菜を揃えているため、見た目が華やかで印象的なサラダが出来上がります。透明なお皿に盛り付けると高級感が出るので、おすすめです。
いちごを添えた鶏肉のソテー
【材料】
- いちご:6個
- 鶏もも肉:240g
- バター:10g
- 醤油:30cc
- 蜂蜜:30cc
- バルサミコ酢:30cc
- 小麦粉:適量
- 塩胡椒:適量
- オリーブオイル:適量
【作り方】
- 鶏肉に塩胡椒して、小麦粉を軽くまぶす。
- 中火で熱したフライパンにオリーブオイルをしき、鶏肉をいれてこんがりと焼き上げる。
- いちごを半分にきり、鶏肉を取り出した2のフライパンに加え、軽く炒める
- 醤油、蜂蜜、バルサミコ酢をに入れ、ソースにとろみが出るまで煮詰める。
- 皿に焼いた鶏肉、いちごを盛り、ソースをかけたら完成。
鶏肉などの肉と合わせて、バルサミコ酢で絡めると酸味が生かされて美味しい料理ができあがります。酢豚のパイナップルと似たような使い方です。果物を料理にいれるなんてという人もいますが、野菜と思って見ると印象が変わるかもしれません。
いちごのリゾット
【材料】
- いちご:8個
- ご飯:2膳
- 固形チキンブイヨン:1個
- 赤ワイン:大さじ2
- オリーブオイル:大さじ1
- 粉チーズ:大さじ2
- 塩胡椒:適量
- パセリ:適量
【作り方】
- いちご5個をみじん切りに、残りの3個を半割りにしておく。
- 鍋に水を3カップ入れ、中火にかける。
- 固形チキンブイヨン、赤ワイン、みじん切りにしたいちご、ご飯を入れ、軽く混ぜる。
- おじやの様になったら、塩胡椒とオリーブオイルを入れる。
- 半割りにしたいちごを入れ、軽く混ぜて火を止める。
- 器に盛り、粉チーズとパセリをかけたら完成。
実際にイタリアでも作られている料理です。買ってきたいちごがあまり甘くないときに作ると、チーズとの組み合わせでまるでトマトリゾットのような味がします。
いちごのグラタン
【材料】
- いちご:10個
- 卵黄:2個
- グラニュー糖:40g
- 生クリーム:30ml
- ラム酒:15ml
- 無塩バター:10g
【作り方】
- いちごのヘタを切り落とす。
- 卵黄とグラニュー糖をボウルに入れ、白っぽくなるまで混ぜ合わせる。
- 生クリームとラム酒を加え、更に混ぜる。
- 湯煎にかけ、無塩バターを投入し、混ぜる。
- とろみがつくまで火を通したら、耐熱容器に入れ、いちごを盛る。
- 200度に温めたオーブンで約10分焼いたら完成。
いちごを使ったグラタンは菓子パンのようですが、ラム酒が効いて予想以上に大人な味がします。白っぽくなるまで混ぜ合わせるのをきちんと行うと、仕上がりがふわっとします。
いちごのパスタ
【材料】
- いちご:16個
- ニンニク:一欠片
- モッツアレラチーズ:1/2個
- ホワイトバルサミコ:30ml
- オリーブオイル:60ml
- バジル:4~5枚
- スパゲッティ:130g
- 塩胡椒:適量
【作り方】
- ニンニクは包丁で潰し、モッツアレラチーズを角切りにする。
- いちごはヘタを外し、薄切りにする。
- ボウルにニンニク、いちご1/3、ホワイトバルサミコ、オリーブオイルを入れ、ミキサーでペースト状にする。
- バジルと塩胡椒を3にいれ、混ぜ合わせて冷蔵庫で冷やす。
- お湯を沸かし、塩を入れ、スパゲッティを柔らかめに茹でる。
- 茹で上がったら氷水で冷やす。
- 水気を切り、冷やしておいたソースと絡め、塩胡椒で味をととのえる。
- 皿に盛り付け、いちご、バジル、モッツアレラチーズで飾り付けたら完成。
冷製パスタは暑い日にぴったりのレシピです。モッツアレラチーズとバルサミコ酢の組み合わせで、冷製トマトのパスタに近いものが出来上がります。茹でるときは塩分濃度1%になるようにしましょう。
いちごのバターソテー
【材料】
- いちご:6個
- バター:40g
- バルサミコ酢:小さじ1/2
- バゲット:適量
【作り方】
- いちごを薄切りにする。
- フライパンを熱し、バターを溶かす。
- いちごを中火で煮詰める。
- トロッとしてきたらバルサミコ酢を加え、弱火でなじませる。
- バケットともにお皿に盛り付けたら完成。
おやつにもなるレシピですが、一番はおつまみとして食べることです。とろっとした食感と酸味が、お酒によく合います。熱々のうちに食べるのがおすすめです。
いちごカレー
カレー作ったよ✨#いちごカレー #果肉たっぷり#いちごチャージ #まえぴょんメモ pic.twitter.com/9fO6ibHh3i
— 🍓せとやまえぴょん🌸とも民族🐰 (@pyeong__ichigo) March 21, 2019
小さく切ったいちごを、他のカレーの具とともに煮込んで作るレシピです。いちごが隠し味になり、フルーティーなカレーができあがります。ただし、入れすぎると甘くなりすぎてしまうので、注意してください。
いちごが野菜か果物か知っておこう!
また変なタイミングで料理欲のスイッチが入ったので果物のレシピ本を引っ張り出してきた いちごと〆鯖のサラダ pic.twitter.com/ocG4QfkuGN
— ✒︎ 艹 (@MultiflorArgyi) April 17, 2020
野菜と果物のはっきりとした違いはありませんが、定義づけるならばいちごは果実的野菜に分類されます。あまり知られていないため、パスタやカレーに使われると衝撃的ですが、食べてみると美味しい料理がたくさんあります。ぜひ、トライしてみてください。