2019年09月27日公開
2024年09月28日更新
いちごの美味しい食べ方・アレンジレシピ!選ぶポイントや保存方法も解説
いちごの美味しい食べ方や、ヘタの見分けによるいちご選びのポイント等をまとめてみました。いちごは上手な食べ方や選び方を知る事で、更に美味しく頂く事ができます。相性の良い牛乳を使ったアレンジレシピも参考にして下さい。
いちごの美味しい食べ方とは?
フルーツの中でも人気の高いいちごは、子供から年配の方まで広く親しまれています。そのまま食べても美味しいですが、ケーキやデザート、ジャムなど幅広いレシピに変身するのも人気の秘密です。
いちごは冬にかけて旬の時期を迎えます。そのまま食べてももちろん美味しいですが、実はもっと美味しく味わえる食べ方があるのです。それでは最高に美味しいいちごの食べ方を詳しく見ていきましょう。
いちごは食べる直前に洗う
いちごは食べる直前に洗って、ヘタを取らずにそのまま食べるのが最も美味しい食べ方です。水洗いすると水っぽくなってしまい、洗ってそのまま置いておくと痛みやすくなります。なので、洗った後はできる限りそのまま食べるのが良いでしょう。洗ったら柔らかい布などで表面の水をふき取ると美味しく頂けます。
ヘタを取ってから洗うと、ビタミンCなどの栄養分や美味しさが流れ出て味が落ちてしまいます。食べる直前に洗ってすぐ食べるのが最も良いので、洗う時にヘタは取らないようにしましょう。
また、塩水やお酢で洗う食べ方ならより美味しく頂く事ができます。少量の塩を入れた塩水に入れ、優しくかき回す食べ方には、表面のゴミを落として甘みを引き立てる効果があります。お酢で洗う食べ方は、水に対して20~30%のお酢を入れて一晩浸します。お酢で洗うとカビがつきにくく痛みを防ぐことができます。
いちごはヘタの方から食べる
いちごはヘタのほうから先に向かって食べる食べ方が、最も甘みを感じて美味しく食べることができます。先のほうが甘いので、先から食べてしまうと最初は甘くてもへたのほうに進むと甘みが少なくなり美味しく感じられなくなります。またヘタを切る際はナイフの刃先で軸部分をえぐるように切り取るのがおすすめです。
新鮮なうちに早めに食べ切る
いちごは痛むのがとても早いので、買ってきたその日に食べるのがベストです。その日が無理でもなるべく早く食べ切った方が良いでしょう。出荷されて4日経つと、甘さが出荷時と比べて30%ほど落ちてしまうようです。どうしてもすぐに食べることができない場合は、冷蔵庫で冷蔵または冷凍で保存することも可能です。
いちごのアレンジレシピ
生食での食べ方を紹介してきましたが、苺に牛乳や寒天などをプラスして、スイーツとして楽しむこともできます。ここからはいちごを美味しく食べることができるアレンジレシピを紹介しましょう。
いちごのとろける牛乳プリン
- いちご8個
- 牛乳300ml
- 片栗粉大さじ2
- 練乳大さじ2
- 砂糖大さじ2
- ボウルにいちご5個を入れてフォークでつぶし、砂糖をまぶしたら600Wのレンジで3分加熱します。加熱したら混ぜておきます。
- あとの3個は薄くスライスし、容器の内側に貼り付けます。残りは粗く切ります。
- 鍋に片栗粉を入れて、牛乳を少しずつ入れて溶かします。
- 練乳を加えて弱火でとろみがつく混ぜ、火を止めて冷まします。
- 器に入れたら冷蔵庫で15分冷やし、ソースとざく切りしたいちごを乗せて完成です。
テレビ番組でも紹介された、片栗粉を使用して作るとろけるいちごプリンのレシピです。いちごをレンジでチンすることで、簡単にソースを作ることができます。牛乳プリンとソース、そして生のいちごの組み合わせが抜群のスイーツです。
あま酒いちご寒天
- いちご180g
- ストレートあま酒300cc
- 牛乳300cc
- 粉寒天5g
- 砂糖大さじ1
- いちごを食べやすい大きさに切り、四角いバットやタッパーに広げます。
- 鍋にその他の材料をすべて入れて、中火で4分ほど泡だて器でかき混ぜて熱します。
- 沸騰直前で火を止めたら、そのまま2~3分かき混ぜます。
- 粗熱が取れたらいちごを広げたバットに静かに流し入れます。
- 冷蔵庫で1時間ほど冷やし固めたら、食べやすい大きさに切り分けて完成です。
相性抜群の牛乳と組み合わせて、さらに甘酒を加えたいちご寒天のレシピです。味も見た目も可愛らしくひな祭りのお祝いにもぴったりで、ほんのり甘い甘酒といちごが良く合います。
ふんわりいちごムース
- いちご500g
- 生クリーム200ml
- 砂糖70g
- レモン汁大さじ1
- 粉ゼラチン8g
- 水大さじ4
- いちごと生クリームは室温に戻しておきます。
- いちごは洗ってヘタを取り水切りします。
- 耐熱容器に水とゼラチンをいれてふやかし、600Wのレンジで20秒加熱します。
- フードプロセッサーにいちご、砂糖、レモン汁を入れてピューレ状にします。
- 160mlほどトッピング用に取り分け、ムース用に生クリーム、ゼラチンを入れて再び攪拌します。
- 小分け容器に均等に注いだら、トッピング用のソースと一緒に冷蔵庫で1時間以上冷やします。
- 固まったらトッピング用のソースを注いで、お好みでいちごやミントの葉を添えたら完成です。
ゼラチンを使ったふんわり可愛いムースのレシピです。レンジでチンして材料を混ぜて冷やすだけの簡単レシピですが、ふんわり本格的なムースを楽しめます。
美味しいいちごを選ぶポイント
時期を迎えると、スーパーでパック詰めにされたいちごが販売されているのを見かけます。いちごはほんの少しの衝撃でも痛んでしまうので、しっかりとチェックした上で買う様に心掛けなければなりません。では、どの様に部分に注意していちごを選べば良いでしょうか?
ヘタで見分ける場合
いちごを見分ける時にはまずヘタの部分を見ます。摘みたてのいちごはヘタが鮮やかな緑色をしていて葉がピンと立っています。またヘタがやや上に反り返っていると鮮度が良い証拠です。
ヘタの周りが白いと甘さにムラが出ます。鮮度が落ちると徐々にしなびていくので、ヘタがしおれてないいちごを選ぶのがおすすめです。
果実で見分ける場合
次に果実の色やつぶつぶをチェックします。赤みが濃いほど甘く、色が薄いと酸味を強く感じます。赤みが強く光沢があるいちごがたくさん入っているパックのほうが甘みが強く美味しく味わえるといえるでしょう。
また表面にある粒々がくっきりとして立っているもののほうが美味しいようです。熟成が進むと表面がやわらかくなってしまうので、早めに食べるようにしましょう。また全体が均等に色づいているほどどこを食べても美味しく感じられます。
いちごの保存方法
せっかく美味しいいちごを見極めて買ってきても、食べ切れなかったら鮮度が落ちて美味しくなくなってしまいます。そんな時には、鮮度を落とさず保存できるこちらの方法を試してみてください。
冷蔵保存
いちごは洗わずにラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。パックのまま保存すると重なっている部分が重みで痛んでしまいがちです。もし水分が付いていたら優しく拭き取りましょう。
お互いがぶつからないように一列に並べるなど工夫して保存しますが、この際にキッチンペーパーでいちごを1個ずつ包んで下さい。また、ヘタを下にして置くと潰さずに保存する事が可能です。タッパーならキッチンペーパーをしいて並べてもいいでしょう。ラップで包んだら保存袋やジップロックなどに入れて下さい。
冷凍保存
冷凍保存する場合は、洗ってヘタを取ったら水分をしっかり取ります。砂糖を適量かけたらラップで包んでお互いがぶつからないようにしながら丁寧に包み、保存袋やタッパーなどに入れて冷凍保存します。しなびていた場合は、ヘタを取る前に水やレモン水に15分ほど浸して吸水させます。
冷凍すると1~2か月ほど保存可能です。凍ったまま食べることも可能ですが、半解凍にしてシャーベットにしたり、ジャムにしたりといろんなアレンジの仕方で美味しく頂くことができます。解凍する場合は冷蔵庫でゆっくりと解凍していきましょう。
いちごをベストな食べ方で楽しもう
人気フルーツであるいちごを購入する際は、ヘタや果実をみて選ぶのがポイントです。また、頂く際は食べる直前に洗ってヘタのほうから食べる食べ方がベストです。
新鮮なうちが最も美味しいですが、どうしても残る場合は丁寧に冷蔵、冷凍保存すればまだまだ美味しく食べられます。冷凍保存すれば長持ちし、シャーベットやジャムなどいろいろな食べ方で楽しめるでしょう。
今回紹介した食べ方や選び方のちょっとしたコツを踏まえるだけで、いつものいちごがぐっと甘く美味しく頂けるようになります。美味しいアレンジレシピも参考にして、いちごの美味しさを最大限まで引き出して楽しみましょう!