玉ねぎの酢漬けの基本レシピを解説!おすすめの食べ方は?効果も調査

玉ねぎの酢漬けの基本レシピを解説します。健康に良いと人気がある玉ねぎの酢漬けの基本的な作り方や、簡単に作れるアレンジレシピを紹介します。玉ねぎの酢漬けの効果も解説しているので、自分にあった効果があるかどうかチェックしてみましょう。

玉ねぎの酢漬けの基本レシピを解説!おすすめの食べ方は?効果も調査のイメージ

目次

  1. 1玉ねぎの酢漬けの簡単人気レシピを紹介!
  2. 2玉ねぎの酢漬けの基本レシピ
  3. 3玉ねぎの酢漬けの食べ方
  4. 4玉ねぎの酢漬けのおすすめアレンジレシピ
  5. 5玉ねぎの酢漬けの健康効果
  6. 6玉ねぎの酢漬けのレシピを取り入れて健康に過ごそう!

玉ねぎの酢漬けの簡単人気レシピを紹介!

玉ねぎの酢漬けはもともとペルー料理によく使われるものですが、テレビで紹介されたこともあり日本でも人気を集めるようになりました。健康や美容にも効果があると言われていますが、具体的な作り方や効果を知らない人もまだまだいるのではないでしょうか?

本記事では玉ねぎの酢漬けの基本的なレシピや人気のアレンジレシピ、美味しい食べ方などを紹介します。玉ねぎの酢漬けにはどういった効果があるのかも同時に解説しているので、健康に役立てたい人はぜひチェックしてみてください。

玉ねぎの酢漬けの基本レシピ

材料

【材料】

  • 玉ねぎ 2個
  • お酢 200ml
  • はちみつ 大さじ2

玉ねぎの酢漬けに必要な材料は基本的にこれだけで、どの家でも簡単に準備することができます。レシピによっては塩を入れているものもありますが、入れなくても問題はありません。酢の量はだいたい1カップくらいが目安ですが、好みによって量を調節してみましょう。

基本的には穀物酢を使いますが、リンゴ酢などの果実酢を作ってもマイルドで美味しい酢漬けが作れます。材料がとてもシンプルですので、色々とアレンジをして自分好みの酢漬け作りを楽しんでみましょう。

作り方

【作り方】

  1. 玉ねぎを粗みじん切りにして、1時間ほど放置します。
  2. 鍋に1をうつしてお酢を4回しほどかけ、はちみつを加えて混ぜあわせます。
  3. 火にかけてひと煮立ちさせ、冷めたら出来上がりです。


玉ねぎの酢漬けには玉ねぎをスライスして生のまま調味料につけるレシピと、こちらのようにみじん切りにして調味料ごと火にかけるレシピの2通りあります。薄切りにして生のまま漬けたほうが作り方としては楽ですが、玉ねぎをみじん切りにするほうが体の血流改善効果が高まります

調味料と玉ねぎを火にかけることで酢の酸味と玉ねぎの辛みも多少とぶので、そのままつけるよりも味がまろやかで食べやすくなります。また、少し火にかけたほうが味もなじみやすいというメリットがあります。

ただ、使う料理によっても使いやすい切り方は変わってくるので、最終的には自分の食べ方や調理の仕方から判断すると良いでしょう。健康面だけを重視するのであれば、こちらのレシピのようにみじん切りの酢漬けを使うのがおすすめです。

調理のポイント

基本の玉ねぎの酢漬けの調理ポイントは、玉ねぎを細かく刻んでしばらく放置することです。玉ねぎには「アリシン様物質」という成分が含まれていますが、この成分は玉ねぎを切ってしばらくおくと「硫化プロペニル」という成分に変化します。

この硫化プロペニルには体の血流を良くする働きがあるので、玉ねぎをしばらく置いておいたほうが血流改善効果が高まります。レシピでは1時間ほど放置していますが、1時間半から2時間ほど置くとさらに効果があがります。

保存方法

玉ねぎの酢漬けを保存する場合は、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。だいたい2週間ほど日持ちするので、常備菜として長期間の保存が可能です。保存容器はあらかじめ煮沸消毒などでしっかりと殺菌し、完全に乾いたことを確認してから使いましょう

取り分ける時に使う箸やスプーンも同じで、必ず清潔で水気のないものを使うようにしましょう。いくらキレイに洗ったものでも、残った水気が保存容器の中に入ってしまうと雑菌が繁殖しやすくなります。せっかくの酢漬けを無駄にしないためにも、使用する容器や箸などの殺菌と乾燥はしっかりと行いましょう。

玉ねぎの酢漬けの食べ方

そのまま食べる

玉ねぎの酢漬けはそのまま食べてももちろん美味しくいただけます。玉ねぎの辛み成分も良い具合に抜けているので、辛さもそこまで気になりません。はちみつを入れていることで甘酸っぱい味に仕上がっていて、まるでらっきょうの酢漬けを食べているような気分になります

子供が食べづらい場合ははちみつの量を少し増やすと食べやすくなり、家族全員で楽しむことができます。漬物代わりにそのまま食べたり、自分の好きな薬味などを加えてご飯のお供にして食べるのも人気があります。

料理に加える

玉ねぎの酢漬けは料理に加えることで、また違った美味しさを味わうことができます。ポテトサラダの具やマリネに使ったり、サンドイッチの具として使うのも人気があります

みじん切りで作った酢漬けか薄切りで作った酢漬けかで使える料理や食感も変わってくるので、酢漬けをもともと料理にも利用したい場合は両方のタイプを用意しておくと便利です。すでに味がついているため簡単に料理の味が決まりやすく、使う調味料も少なくてすみます。時短料理にも便利ですので、色々な料理に活用してみましょう。

ドレッシングにする

玉ねぎの酢漬けはドレッシングとして野菜にかけて食べるのもおすすめです。お好みの野菜に酢漬けをかけるだけで簡単にドレッシングとして使え、そのまま食べるよりも食べやすく人気がある食べ方です。特にみじん切りにしてある酢漬けは野菜にもなじみやすいので、ドレッシングとしての利用は特におすすめです。

玉ねぎの酢漬けは野菜のドレッシングだけでなく、肉料理などのタレ作りにも利用することができます。そのままドレッシングとして使うとシャキシャキとした食感を味わえますが、加熱してタレに利用するとトロリとした食感に変わります。また味も甘さとコクがアップし、肉料理などの旨さを引き出してくれます。

玉ねぎの酢漬けのおすすめアレンジレシピ

アジのマリネ

【材料】

  • 玉ねぎ 1個(200g)
  • おいしい酢 200ml
  • 刺身用のアジ 2尾
  • 塩 小さじ1/2
  • A すりおろしにんにく小さじ1/4
  • A エキストラバージンオイル大さじ2
  • パセリ お好みで
  • 黒コショウ お好みで

【作り方】
  1. 玉ねぎをみじん切りにします。
  2. 鍋に玉ねぎとおいしい酢を入れて火にかけます。
  3. ふつふつしてきたらアクを取って2分加熱します。
  4. 火をとめて粗熱を取ったら3日ほど漬け込みます。
  5. 刺身用のアジの両面に塩を振り、10分ほどなじませます。
  6. 4の酢漬け大さじ4とAをよく混ぜ合わせます。
  7. お皿に味を盛りつけ、6を上からたっぷりとかけます。
  8. お好みでパセリと黒コショウを振りかけたら完成です。

玉ねぎの酢漬けを使ったアジのマリネです。こちらのレシピではもともと砂糖が入ったおいしい酢を使っているため、はちみつなど使う必要もなく簡単に酢漬けが作れます。彩り鮮やかなところが人気のレシピで、おもてなし料理にも最適です。アジの刺身以外にもサーモンの刺身など、お好きな刺身でマリネを楽しんでみてください。

酢玉ねぎの豚の生姜焼き

【材料】

  • 豚ロース肉(しょうが焼き用) 200g
  • しょうが お好みで
  • A みりん 大さじ3
  • A お酒 大さじ3
  • A 醤油 大さじ3
  • 玉ねぎ 1/2個
  • お酢 2周回しかける
  • はちみつ 中さじ1

【作り方】
  1. 玉ねぎは皮をむいて芯を切り落とし、適当な大きさにスライスします。
  2. 鍋に玉ねぎを入れてお酢を2周回しかけ、はちみつを入れて混ぜ合わします。
  3. 弱火から中火で5分ほど煮たら火をとめて冷まします。
  4. 豚肉をお好みの大きさに切ります。
  5. しょうがをすりおろします。
  6. フライパンをよく熱して油をひき、中火で豚肉に完全に火を通します。
  7. Aを加えて煮つめ、しょうがを入れて炒めあわせます。
  8. 最後に3を入れて混ぜ合わせたら完成です。

玉ねぎの酢漬けを利用して作る、人気の生姜焼きレシピです。酢漬けの玉ねぎで作ることで、普通の玉ねぎを使うよりもさっぱりとした生姜焼きが作れます

油なしでも作ることができ、脂質制限などしている人でも美味しく食べることができます。玉ねぎの酢漬けをあらかじめ作っておけば短時間で簡単に仕上げることができるので、時間がない時のお弁当作りにもぴったりです。

玉ねぎ酢とサーモンのマリネロール

【材料】

  • サーモン 180g
  • きゅうり 1本
  • 玉ねぎの酢漬け 200g
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 黒コショウ 少々
  • パセリ 適量

【作り方】
  1. オリーブオイルに酢漬けの汁少々と黒コショウを入れて混ぜ合わせます。
  2. きゅうりに塩適量をかけて塩もみします。
  3. きゅうりのヘタを切り落とし、縦に薄くスライスします。
  4. サーモンを薄く切り分けます。
  5. きゅうりとサーモンをを1に浸します。
  6. 5に玉ねぎの酢漬けを加えて混ぜ、ラップをして1時間以上冷蔵庫で寝かせます。
  7. きゅうり、サーモン、玉ねぎの順に重ねて端からくるくると巻きます。
  8. 器に盛りつけたら完成です。

玉ねぎの酢漬けを使ったロールマリネです。脂ののったサーモンと、さっぱりとしたきゅうりと酢漬けの組み合わせが人気のレシピです。きゅうりで巻いてロールにしているため手でつまんで簡単に食べることができ、パーティーの前菜などにも重宝します。

酢玉ねぎとヨーグルトのソース

【材料】

  • 玉ねぎの酢漬け 50g
  • プレーンヨーグルト 大さじ3
  • ゆで卵 1個
  • オリーブオイル 中さじ1
  • 塩コショウ 少々

【作り方】
  1. すべての材料をボウルなどにいれます。
  2. よく混ぜ合わせたら出来上がりです。

玉ねぎの酢漬けとヨーグルトを使ったソースレシピです。材料を混ぜ合わせるだけで完成するので、玉ねぎの酢漬けを作っておけばいつでも簡単に作れます。サラダや揚げ物、ソテーなど色々な料理にあわせることができ、酸味のあるソースで食が進みます。

玉ねぎの酢漬けの健康効果

玉ねぎと酢の成分

玉ねぎには主に「ケルセチン」と「アルシチン様物質」というふたつの成分が含まれています。ケルセチンには抗酸化作用があり、活性酸素を撃退してくれるという働きがあります。

アリシリン様物質はそのままだとただの辛み成分ですが、切った玉ねぎを放置することで「硫化プロペニル」という物質に変化します。この硫化プロペニルには血小板がかたまるのを防ぐ働きがあるため、血流改善の効果が期待されます。

一方の酢には酢酸、アミノ酸、クエン酸といった酸が多く含まれています。これらの酸には脂肪燃焼や疲労回復、血糖値の上昇を抑えるといった様々な効果が認められています。

疲労回復

玉ねぎにはビタミンB群が豊富に含まれているため、疲労回復にも役立ちます。また、酢に入っているクエン酸も疲労回復の効果があるので、玉ねぎの酢漬けを食べることでダブルで疲労回復の効果を得ることができます

また、酢に入っている酢酸、アルギニン、ロイシン、バリンといった成分には、体が疲れた時に発生する乳酸を分解する働きがあります。そのため、酢を食べると普段よりも体の疲れが取れやすくなります。

高血圧の抑制

アリシン様物質から変化した硫化プロペニルには血液をサラサラにする効果がありますが、血流が改善されることにより結果的に高血圧の抑制にも効果が出ます。また、酢にも同じように血をサラサラにする効果があるので、玉ねぎの酢漬けを食べることでより一層高血圧抑制の効果があがります。

ただし、アリシン様物質は水に溶けだしやすいという性質があり、玉ねぎを水に5分さらすだけで50%もアリシン様物質が失われてしまいます。玉ねぎの酢漬けを作る時は、玉ねぎを水にさらさずに作るようにしましょう

便秘改善

玉ねぎには水溶性の食物繊維が豊富に含まれているため、便秘改善にも役立ちます。ただ、水溶性の食物繊維はその名の通り水に溶けやすいので、アリシン様物質と同じようになるべく水にさらさないで食べたほうが体に取り入れやすくなります。

また、玉ねぎは野菜の中でもトップクラス並にオリゴ糖が含まれており、このオリゴ糖が腸内環境を整えてくれることで便秘改善にもつながります。

その他

玉ねぎの酢漬けには他にも様々な効果が期待されます。中でも女性にとって嬉しいのが、ダイエット効果と美肌効果が得られるということです。特にダイエット効果は有名でダイエット目的で酢漬けを食べる人も多いですが、もちろん食べたからと言ってすぐに痩せるわけではありません。適度な量を守って毎日根気良く食べ続けることが必要となります。

他にも玉ねぎの酢漬けには喘息や花粉症などのアレルギー症状の抑制や、二日酔いや悪酔いの防止などの効果があります。

玉ねぎの酢漬けのレシピを取り入れて健康に過ごそう!

玉ねぎの酢漬けについて、基本レシピや人気のアレンジレシピ、その効能についてをまとめました。玉ねぎの酢漬けは高血圧を抑制したり便秘解消に役立ったりと、体に嬉しい効果が多数あります。体に良いだけでなく美味しいことでも人気があり、様々な料理にも利用ができます。

玉ねぎの酢漬けは作り方も簡単で、一度作ってしまえば長期間の保存も可能です。少しずつ毎日食べ続けることで体にも良い影響が出てくるので、ぜひ毎日の食事に玉ねぎの酢漬けを取り入れてみてください。

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