サザエのおすすめ人気レシピ一覧!簡単な下処理の方法も解説!

サザエを美味しく食べられるおすすめレシピを紹介します。定番のつぼ焼きに洋風の人気レシピ、苦くて食べづらい肝の部分が食べやすいレシピも集めました。難しいと感じる下処理もコツを掴めれば簡単!自宅で簡単にできるサザエの下処理方法も解説します。

サザエのおすすめ人気レシピ一覧!簡単な下処理の方法も解説!のイメージ

目次

  1. 1サザエのおすすめレシピを紹介
  2. 2サザエのおすすめ人気レシピ
  3. 3サザエの旬と簡単な下処理方法
  4. 4サザエのおすすめレシピまとめ

サザエのおすすめレシピを紹介

サザエは独特な磯の香りとコリコリした歯ごたえが美味しい巻貝です。釣りをよくする人や海鮮居酒屋によく行く人は馴染みが深いかもしれません。定番料理は、新鮮なものなら食感を楽しめる刺身、磯の旨味を堪能するなら丸ごと焼くつぼ焼きが人気です。肝のほろ苦い部分も美味しさを引き立てます。

しかしたくさん買った時や貰った時、家庭では下処理が難しく感じたり調理に困るということもあるかもしれません。慣れていないと扱いが難しく感じますが、コツを掴めば家庭でも簡単に調理ができます。この記事では、サザエを美味しく食べられるおすすめの人気レシピや下処理の方法を紹介します。

サザエのおすすめ人気レシピ

サザエのつぼ焼き

【材料】

  • サザエ…3個
  • 塩…少々
  • 醤油…適量

【手順】
  1. 鍋に水と塩を加えて沸騰させ、サザエを入れて5分茹でます。
  2. 殻から身を取り出し、身と肝の部分を分けます。
  3. 身を刻んで殻に戻します。
  4. 網に置いて醤油をたらし、焼いていきます。
  5. 醤油がグツグツ煮えたら出来上がりです。

最も定番で人気のあるレシピです。醤油のみのシンプルな味付けですが、それゆえサザエの旨味と滋味を濃厚に感じられます。身を切って殻に戻して焼いているので食べやすく、好みで肝を入れたり除いたりすることもできます。旨味の詰まった身はもちろん、出汁も美味しいので醤油と一緒に味わいましょう。

サザエの炊き込みご飯

【材料】

  • 米…3合
  • 身を切ったサザエ…110g
  • 薄口醤油:54cc
  • 濃口醤油:5cc
  • 味の素などの調味料…少量

【手順】
  1. 鍋にサザエ、薄口醤油、濃口醤油、調味料を入れて混ぜ、30分ほど置きます。
  2. 研いだ米3合を炊飯器に移します。
  3. 1を上から乗せ、通常の炊飯をする分量の水を入れます。
  4. 炊飯器で通常通り炊き上げます。

炊飯器で簡単に炊ける炊き込みご飯です。ご飯にたっぷり磯の香りと醤油の香ばしさが染み込み絶品です。この動画では炊飯器を使っていますが、土鍋や鍋で炊いてもまた違った美味しさを楽しめます。野菜を入れてシャキシャキ感を出したり、仕上げに大葉を持って爽やかさを出しても美味しいです。

サザエのバター醤油焼き

【材料】

  • サザエ…8個
  • バター…1片
  • 醤油…適量

【手順】
  1. 鍋に水を入れ、サザエの蓋を下にして茹でます。
  2. 殻から取り出します。
  3. フライパンにバターを熱し、サザエを入れて軽く炒めます。
  4. 醤油を加えて、味を絡ませるように炒めます。

フライパンで簡単に炒めて作るお手軽レシピです。下処理して身を取り出して置いたものを使えば一度にたくさん焼けますので、たくさん獲れた時や貰い物の消費レシピとしてもおすすめです。濃厚なバター醤油味で肝の苦味も緩和され美味しく食べられます。

お好みでにんにくを入れたり山椒をかけてアクセントをつけても美味しいです。おつまみにもなります。

姫サザエのふくませ煮

【材料】

  • サザエ…適量
<出し汁の割合>
  • 黄金だし…4
  • みりん…1
  • 醤油…1
  • 酒…1
  • 生姜スライス…少々

【手順】
  1. サザエをよく洗い、鍋に移します。
  2. 黄金だし、みりん、醤油、酒を、ひたひたになるまで入れます。
  3. 生姜スライスを入れて火にかけます。
  4. 沸騰したらあくをすくって弱火にし、落し蓋をして5分煮込みます。
  5. 5分経ったら火を止めて粗熱を取ります。

薄めの甘辛い出汁で煮付けた含ませ煮のレシピです。薄味ですので磯の旨味と香りがよく引き立っており、肝の苦味とみりんの甘みのバランスが絶妙です。一晩寝かせておくとより味が染み込んで美味しくなります。サザエを煮る時に冷たい出汁から火にかけることがポイントです。殻からより取れやすく、食べやすくなります。

サザエの酒蒸し

【材料】

  • サザエ…適量
  • 酒…適量

【手順】
  1. サザエの殻をたわしでよく洗い、蓋を上にしてバットに並べます。
  2. 日本酒を注ぎます。
  3. 蒸気が上がる状態になった蒸し器に入れ、1時間ほど強火で蒸します。
  4. 器にとって完成です。

酒蒸しも居酒屋などで定番の人気レシピです。酒で蒸すだけですので簡単にできます。蒸した後の身は殻から取り出しやすく、ぷりっとしていますが柔らかくてモチモチした食感です。磯の風味と日本酒の甘みで味がついていますのでそのままでも食べられますが、お好みで醤油やポン酢、レモン汁をかけて味に変化をつけても良いでしょう。

蒸す時は蒸気で火傷しやすいので、蓋を開けきる前に奥へずらすなど取り扱いに注意してください。

サザエとミントの爽やかパスタ

【材料】

  • パスタ…200g
  • サザエ…2~4個
  • にんにく…1片
  • 鷹の爪…1本
  • アンチョビ…1本
  • 酒…50cc
  • バター…20g
  • 粉チーズ…大さじ1
  • ブラックペッパー…少々
  • パスタの茹で汁…少々
  • ミント…適量
  • 食用菊…飾り
  • 塩…適量
  • 砂糖…適量

【手順】
  1. よく洗ったサザエの身を殻から取り出し、水を張ったボウルに落とします。
  2. 水気を拭いて蓋、口を切り落とし、身をスライスします。
  3. 小鍋に湯を沸騰させ、塩を入れてパスタを茹でます。
  4. にんにくをスライスします。
  5. フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくを炒めます。
  6. アンチョビをみじん切りにします。
  7. 鷹の爪をフライパンに加えて炒めます。
  8. にんにくの香りが出たらサザエ、アンチョビを加えて炒めます。
  9. 酒を入れて蒸し焼きにします。
  10. ミントをちぎって入れます。
  11. パスタを鍋からそのままフライパンに移して炒めます。
  12. バターを入れてパスタに馴染ませます。
  13. 皿に盛り付け、仕上げにミント、食用菊を乗せます。

ミントの鼻に抜けるような香りと磯の風味にプリプリした食感、ガーリックバター濃厚な風味といった少し変わった組み合わせですが、意外にも合います。特にミントが好きな人におすすめです。好みによってミントの量を調節すると良いでしょう。緑と菊の黄色で色合いもよく、見た目にも美味しいです。

サザエの佃煮

佃煮は小魚や海苔など様々な魚介類で作られる人気レシピです。もちろんサザエでも美味しい佃煮が作れます。醤油やみりんなどでさっと煮付けて置いておくことで甘辛い味がよく身に染みて美味しくなります。おかずやおつまみにもおすすめです。

肝は好みで取ってもいいですし、一緒に佃煮にもできます。煮込み時間が長くなると身が固くなってしまうので、サッと煮て置いて味を染み込ませるのがポイントです。

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サザエのアヒージョ

オリーブオイルの風味と素材から出る旨味を楽しめるアヒージョも、サザエのアレンジレシピとして人気です。オリーブオイルで煮込むと柔らかく、食べやすくなります。定番のにんにくはもちろん、トマトを入れて彩りよくしたり、他に相性のよいエビやタコを入れて魚介の旨味たっぷりにするなどアレンジも色々です。

肝は好みでそのまま入れてもいいですし、醤油などで煮付けてから入れると食べやすくなります。

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サザエのマヨネーズ焼き

磯の風味と旨味は残ったまま、マヨネーズのコクや焦げ目のついたチーズの濃厚さがプラスされた人気レシピです。マヨネーズのまろやかさで苦味も緩和されるので、肝も一緒に入れて焼いても美味しく食べられます。おかずとしてはもちろん、焼酎やワインなどのお酒にも合いますのでおつまみにもおすすめです。

さざえのマヨネーズ焼きの作り方|料理レシピ[ボブとアンジー]

サーモンとサザエ山葵酢サラダ仕立て

コリコリした食感のサザエを使ったサラダも美味しいです。野菜や大ぶりのサーモンと一緒に、山葵のきいたお手製胡麻ドレッシングで食べます。ツンとした辛さとコク、しっかりした歯ごたえはお酒にも合い、おつまみとしても満足感があります。生で食べる場合は、安全のため刺身用のものを使いましょう。軽く茹でたものを使っても美味しいです。

オリーブオイルを使ったドレッシングやレモンなどの柑橘系ドレッシングもサザエに合い、さっぱり食べられて美味しいです。色々なドレッシングで試してみてください。

サザエのブルスケッタ

生ハムやチーズで作られる、オシャレで人気のブルスケッタをサザエでアレンジしています。チーズやオリーブオイルの風味の中に磯の風味もしっかり出ていて、バゲットに合います。手軽ですがトマトやバジルで彩りも良く、女子会などのパーティーにもおすすめの料理です。

おしゃれブランチ! サザエのブルスケッタのレシピ動画・作り方 | DELISH KITCHEN

サザエのエスカルゴ風

なかなか食べられないフレンチの人気料理、エスカルゴをサザエで代用して作れます。板前のプロのおすすめレシピです。複雑そうですが意外と材料や手順は簡単で、バターとにんにく、パセリで洋風な一味違ったサザエを堪能できます。お酒のおつまみとして絶品です。

さざえのエスカルゴ風 | 板前が作る本格お魚料理レシピ | 京都の鮮魚仲卸 河市水産株式会社

サザエの旬と簡単な下処理方法

サザエの旬はいつ?

サザエは一年中水揚げされるので旬がない魚介類とも言われます。その中でももっとも美味しくなる季節は春から初夏にかけてです。この季節は産卵を控えているため栄養を蓄えており、味が濃厚になると言われています。機会があれば是非一度食べてみてください。

サザエの目利き方法

美味しいサザエを見分ける一番のポイントは蓋の締まり具合です。新鮮なものはしっかりと蓋が閉まっており、鮮度が落ちてくると段々開いてきます。購入したり貰う時は蓋がきちんと閉まっているかチェックしましょう。

トゲが大きいものも美味しいと言われますが、生息域によって大きさが異なるため、美味しさそのものに影響はしないと考えられます。サイズも大きいものと小さいものがありますが、味に直接関係するものではありません。作りたいレシピに合わせて大きさを選ぶと良いでしょう。

さばき方

【手順】

  1. 蓋と殻の間にテーブルナイフを入れて蓋を取ります。
  2. 指を入れて身を取り出します。
  3. 身と肝を切り分け、肝から砂袋を取ります。
  4. 身からひも、口、貝柱を取り除きます。
  5. 身、ひも、貝柱をボウルに入れ、塩を振ってよく揉みます。
  6. 塩を落とす程度に水洗いし、水気とぬめりを取ります。

難しいと感じる下処理ですが、コツを覚えれば簡単です。まずサザエは身を取り出す前に殻をたわしでよく洗って砂を落とし、口を下にして20分程置きます。すると蓋が少し開いて中身を取り出しやすくなります。あとは動画の手順通り蓋を取り、指でするんと中身を出します。またぬめりをしっかり取っておくと調理した時の生臭さが軽減されます。

身を取り出しても、中に貝柱が残っていることもあります。貝柱も料理に使えるので必ず取りましょう。口は固いので切り落としておきます。

サザエの殻の中には、まだ貝柱などが残っているので、サザエの殻に指を入れ、貝柱を探しましょう。貝柱に指が触れたら、指ではがして、貝を振ると、サザエの貝柱から下の部分が剥がれ落ちます。

鍋で加熱

そのまま身を取る方法の他に、茹でてから身を取る下処理方法もあります。鍋で茹でる時は、サザエの半分くらいが浸かる湯に酒を足して蒸し煮にします。殻が取れやすくなるのと共にぬめりが取れて風味がよくなり、水分も失われないためぷるんとした仕上がりになります。

サザエのふたを上にして鍋に並べ、サザエの高さの半分くらいの高さまで水を入れます。
茹で水に酒を大さじ3杯程度加え、加熱を開始します。
沸騰をしたらふたをして、5分蒸し煮にします。

レンジで加熱

下処理をして網に乗せて焼いてという手順を踏んでつくるつぼ焼きですが、実は電子レンジにそのまま入れるだけで簡単に、かつ短い時間で作れます。しかしレンジで作る場合は加熱時間に注意が必要です。加熱し過ぎると肝が破裂してしまい、ケガや電子レンジの故障につながることがあります。出来具合に注意しながら少しずつ加熱しましょう。

サザエのふたを上にして皿に並べ、ラップを3重にかけます。(サザエのふたが飛ぶのを防止するため)
加熱は大きさや個数によって違いますが、目安は3〜4個で800W4分間です。ふたが浮き上がったらできあがりです。
身はスライスすれば冷凍保存も可能です。ワタを食べる場合は、レンジ調理では加熱が十分でないため改めて加熱調理します。

フライパンで加熱

つぼ焼きする時に網がなくても、フライパン一つで簡単に加熱調理ができます。フライパンなら底が浅いため焼け具合を簡単に確認でき、加熱のしすぎを防ぐことができます。生焼けを防ぎたい時は一度鍋で茹でてからフライパンで蒸し焼きにする方がおすすめです。

フライパンにサザエを並べ、サザエが半分埋まらない程度の水を入れます。
ふたをして中火で5分ほど蒸し焼きにします。
そのままいただく場合は、しょうゆ・酒をたらしてさらに5分ほど中火で蒸し焼きにすれば、完成です。

サザエのおすすめレシピまとめ

網で焼かれるサザエ

プリッと艶が綺麗でコリコリした感触、磯の滋味深い風味が絶品のサザエは、その風味を楽しめるつぼ焼きや食感を楽しめる刺身が人気です。しかしその食感や出汁の旨味を活かして、酒で蒸したりパスタなど洋風レシピの具にしたりと幅広い楽しみ方もできます。

お酒をよく飲む人には肝のほろ苦さも好まれますが、苦手な人もいるでしょう。そんな時は取り除いてもいいですし、マヨネーズやバター、ガーリックなど風味の強い味付けをすれば苦味も和らぐので気にせず食べられます。たくさんサザエが獲れたりおすそわけしてもらった時は、是非人気のアレンジレシピで美味しさを堪能してください。
 

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