欧風カレーの人気レシピ!簡単で美味しいプロの味をルーやカレー粉で

欧風カレーの人気レシピをまとめました。本格的なスパイスカレーをはじめ、プロ顔負けの簡単人気レシピを紹介します。また、東京の人気欧風カレーレストラン「ボンディ」のレシピも大公開!自宅で美味しい欧風カレーを楽しみましょう。

欧風カレーの人気レシピ!簡単で美味しいプロの味をルーやカレー粉でのイメージ

目次

  1. 1欧風カレーのレシピが知りたい!
  2. 2欧風カレーの簡単レシピ【市販のルー】
  3. 3欧風カレーの本格レシピ
  4. 4欧風カレーレシピの美味しい作り方のコツ
  5. 5欧風カレーの人気アレンジレシピ
  6. 6欧風カレーのレシピを自宅で作ってみよう!

欧風カレーのレシピが知りたい!

日本の国民食とも言える欧風カレー。そもそも欧風カレーは、イギリスがインドを植民地とした1700年代後半に、カレーの原料と米をイギリスへ持ち帰ったのが始まりとされています。その後、イギリスでカレー粉を開発、それが日本に上陸しました。現北海道大学の創立者クラーク博士がふるまったものが、日本初のカレーとされています。

その後、洋食店のメニューとしてカレーの普及は進みました。現代のいわゆる欧風カレーは1973年、東京に開店した欧風カレーの専門店ボンディの創立者・村田紘一氏によって名づけられたといいます。つまり欧風カレーとは、日本生まれのカレーといっても過言ではありません。

今や家庭料理のメニューとしてはずせない美味しい欧風カレーの作り方について知っていきましょう。

欧風カレーの簡単レシピ【市販のルー】

スパイスの配合などせず簡単に美味しい欧風カレーができる市販のルーは、とても便利で優秀な商品です。まずは、もっとも簡単に作ることができる市販のルーを使った人気のビーフカレーレシピを紹介します。市販の欧風カレールーにも色々種類がありますが、好みのものを使ってください。

材料

  • カレールー 80g
  • 牛肉 350g
  • 玉ねぎ 2個
  • 鶏がらスープの素 大さじ1
  • 赤ワイン 150cc
  • サラダ油 大さじ1
  • バター 10g
  • ローリエ 2枚
  • 塩コショウ 少々
  • 水 約600cc
  • にんじん 1/2本
  • セロリ 1本
  • 桃缶 100g
  • にんにく 2片
  • しょうが 1片(大きめ)
  • 牛乳 大さじ1~
  • ガラムマサラ 小さじ1

市販のルー以外に必ず加えてほしいのが桃缶です。桃を加えることでカレーにコクをまろやかな甘味が加わります。桃缶がない場合は摩り下ろしたりんごを使用してください。

下ごしらえ

  1. あらかじめ水に鶏がらスープを混ぜて溶かしておく
  2. にんじん、セロリ、桃缶、にんにく、しょうが、牛乳をミキサーにかける
  3. 玉ねぎをみじん切りにして、油とバターであめ色になるまで炒める
  4. 炒めた玉ねぎにミキサーで作った野菜ペーストを加え、水分を飛ばすようにして炒める

美味しい欧風カレーを作るには、基本となる下ごしらえを行うことが大切です。野菜やフルーツ類はミキサーにかけるだけですから簡単にできます。玉ねぎをあめ色になるまで炒めるには40分ほどかかります。根気強く炒めていきましょう。

作り方

  1. 塩コショウした牛肉を食べやすい大きさにカットする
  2. 鍋に油を加え牛肉の表面に焼き色がつく程度まで焼く
  3. 軽く焼いた牛肉に赤ワインを加え煮立たせる。ひと煮立ちしたら3分ほど中火で煮る
  4. 牛肉が入った鍋に玉ねぎと野菜ペーストをあわせたものを加え、軽く混ぜる
  5. さらに鶏がらスープとローリエを加え煮立たせる。
  6. 煮立ったあとは中火で10分ほど煮込む
  7. 鍋を一度火からおろし、刻んだカレールーを加え溶かす
  8. カレールーが溶けたら弱火で10分ほど煮込む
  9. 牛乳と、ガラムマサラなどのスパイスを加えよく混ぜて出来上がり

レシピに記載している煮込みの最後に加えた牛乳やガラムマサラなどのスパイスで味を調整しましょう。味が濃く感じる場合は、鶏がらスープなどを加えて薄めてください。

味の調整で水を加えると味の深みが無くなってしまうので避けたほうが無難です。レシピでは牛乳を使っていますが、生クリームを使うとさらにマイルドさが増します。

欧風カレーの本格レシピ

続いては本格的な欧風カレーのレシピです。欧風カレーといえば東京・神田神保町にある人気専門店ボンディが有名です。欧風カレーの名づけ親ともいえるボンディは、開店当時から現代に至るまで欧風カレーファンの心をつかんでいます。そのボンディの欧風カレーの美味しさを家庭でも味わえる本格レシピを紹介していきます。

ボンディの欧風カレーとは?

日本で欧風カレーを最初に作ったとされるボンディ。そのボンディを代表するメニューがビーフカレーです。ホロホロに煮込まれた牛肉とカレーのスパイスが癖になる味で、全国カレーグランプリでは1位を獲得しています。残念ながらビーフカレーのレシピは公開されていませんが、ボンディ人気のチキンカレーのレシピは公開されています。

ピリリとスパイスが効いていて、チキンは柔らか。辛さの中に野菜などの甘味を感じられる奥深い味のチキンカレー。美味しい欧風カレーを求めるなら、まずはボンディのカレーを家庭で作ってみてはいかがでしょうか?下ごしらえさえしてしまえば、あとは簡単に出来上がるレシピです。

材料

  • 鶏モモ肉 600g
  • カレー粉 少々
  • 塩 少々
  • A水 500cc
  • A鶏ガラスープ 大さじ1
  • A玉ねぎ 1個
  • Aじゃがいも 5個
  • Aセロリ 1/2本 
  • Aにんじん 1/2本   
  • Aローリエ 1枚
  • Bカレー粉 大さじ3
  • Bガラムマサラ 小さじ1
  • Bトマト 1個
  • Bリンゴ 1個
  • Bバナナ 1本
  • B桃缶 2個(桃100%ジュースでも可)
  • B牛乳 100cc
  • Bバター 100g
  • Bにんにく 1片
  • 赤ワイン 100cc
  • 生クリーム 100cc
  • カレールウ(好みのもので甘口・中辛・辛口を混ぜる) 4皿分

Bの材料はボンディの味の決め手となるカレーソースを作る上で非常に大切な材料です。またボンディでは3種類のカレールウをミックスして使っています。3種類を混ぜることで甘さと辛さ両方を感じる奥深い味のカレーが出来上がるので、必ず準備しておきましょう。

作り方

  1. 鶏モモ肉にカレー粉と塩を混ぜ合わせ下味をつける
  2. Aの材料(ローリエ以外)をミキサーにかけてブイヨンを作る
  3. 鶏がらスープにAの材料とローリエを入れて20分煮込む
  4. バターで下味をつけた鶏肉をいためる
  5. 残り汁に赤ワイン、生クリームを加える
  6. Bの材料をミキサーにかけカレーソースを作る
  7. カレーソースとブイヨンを合わせ、ルーを加え煮込んだら出来上がり

レシピでは材料と手順が一見多く見えますが、ほとんどの材料はミキサーにかけるだけですから、簡単に出来上がります。ボンディ人気のチキンカレーはフルーツやブイヨンなどを使うことでコクを出ていて、癖になる美味しさです。

欧風カレーレシピの美味しい作り方のコツ

続いては美味しいカレーを作る上で大切な基本的な作り方のコツを説明していきます。欧風カレーのレシピはいくつもありますが、基本をはずしてしまっては、せっかくの美味しさも半減してしまいます。美味しいカレー作りのポイントをしっかり抑えていきましょう。

玉ねぎは飴色になるまで炒める

欧風カレーを美味しくするポイントのひとつは、玉ねぎをしっかりとあめ色に炒めることです。玉ねぎはあめ色に炒めることで、水分が飛び、甘味が凝縮されカレーにコクを与えてくれます。上手にあめ色の玉ねぎを作るには、粗みじん切りもしくは、薄切りにしてください。

切った玉ねぎは鍋の底に広げ、あまりいじらないようにして弱火でじっくり40分ほど炒めていきましょう。あめ色にする際、多少焦げても大丈夫です。

だし汁を使う

だし汁を加えるのも美味しさのポイントのひとつです。和風カレーならいわゆる昆布だしなどの和風だしでいいのですが、欧風カレーに使うのはブイヨンなどのだし汁です。だし汁には旨味が凝縮されているので、カレーの味わいに奥行きを与えてくれます。

またブイヨンを家庭で作るときは野菜をミキサーにかけてもいいのですが、市販のブイヨンを使えば簡単に出来上がります。最近は野菜ブイヨンの人気も高くなっており、スーパーなどでは無添加の野菜ブイヨンも販売されています。

フルーツで甘さ出す

欧風カレーを美味しくする最後のポイントはフルーツを加えることです。フルーツは生のフルーツやドライフルーツでもいいですし、無い場合は100%のフルーツジュースや缶詰を使うのも簡単でいいでしょう。フルーツはリンゴや桃がおすすめです。

フルーツをカレーに加えることで、甘味はもちろんフルーティさが加わり奥深い味になります。また適度な酸味がスパイスの辛味と合い、とろみが生まれ高級感溢れる仕上がりが期待できるのです。

生のフルーツやドライフルーツを使う場合は、摩り下ろすか、ミキサーにかけましょう。煮込む際に少しずつ加えていけば好みの味に仕上げやすくなります。

欧風カレーの人気アレンジレシピ

続いて紹介するのはアレンジレシピです。スパイスが効いたものから注目のグルテンフリーに至るまでどれも簡単にできる人気レシピで、びっくりするほど美味しいカレーが出来上がります。まるでプロの味の様な出来上がりとなる欧風カレーのレシピをぜひ参考にしてください。

スパイスから作る本格欧風カレー

  • ターメリック 小さじ1
  • レッドペッパー 小さじ1+1/2
  • ガラムマサラ 大さじ1
  • コリアンダー粒 大さじ2
  • 玉ねぎ 2個
  • バター 20g
  • マッシュルーム 適量
  • 牛ロース肉 適量
  • 赤ワイン 200cc
  • クミン 大さじ1
  • 小麦粉 大さじ7~8
  • 水 800cc
  • 砂糖 大さじ1/2
  • カルダモン 適量
  • クローブ 適量
  • ローズマリー 適量
  • シナモン 1本
  • 生クリーム 適量
  • ブルーベリージャム 適量
  • 塩 少々
 
  1. ターメリックとレッドペッパーを合わせる
  2. ガラムマサラ、コリアンダー、合わせたスパイスをミキサーにかけカレー粉を作る
  3. たまねぎとマッシュルームをスライスする
  4. 鍋にバターを溶かし、しんなりするまで玉ねぎとマッシュルームを炒める
  5. 別の鍋で牛肉に赤ワインを加え炒める
  6. さらに別の鍋でバターを溶かしクミンを炒め、泡だったら小麦粉を焦げないよう炒める
  7. そこにミキサーにかけたカレー粉を加え炒める
  8. 玉ねぎを炒めた鍋に水と赤ワインを加え砂糖を加え煮る
  9. つぶしたカルダモン、クローブ、シナモン、ローズマリーを加え煮立たせる
  10. 牛肉を加え、煮ている間にアルミホイルを乗せアクとりをする
  11. 炒めたカレー粉を2回に分けて加える
  12. ブルーベリージャム、塩、生クリームを加え煮込んだら出来上がり

このレシピではカレー粉を使わず、スパイスでカレー粉のベースを作っています。スパイスを大量に使うカレーも小麦粉やジャムなどを加えることで欧風カレーならではのとろみとスパイシーさや甘さが出ます。

このレシピのポイントは小麦粉を焦がさすに炒めるということです。炒めているときに小麦粉が焦げてしまうと、カレーに焦げ臭さが残ってしまうので注意しましょう。

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本格的な欧風カレーを米粉のホワイトソースとカレー粉で作っているレシピです。チキンもフライパンで別にソテーして基本通りに作りましょう。米粉は小麦粉より高値ですが、注目されているグルテンフリーの食材です。また米粉は溶けると、とろみも出てくるので旨味が逃げることを防げます。

このレシピでの注意点はカレー粉と野菜の煮汁を混ぜ合わせるとき、ダマにならないようにすることです。ダマになると口当たりが悪くなります。

プロの欧風カレー

  • 牛細切れ 500g
  • 塩 4g
  • 玉ねぎ 4個
  • バター 35g
  • 人参 2本
  • じゃがいも 3個
  • トマト 2個
  • 鶏ガラスープの素 3g
  • にんにく 2片
  • ローリエ 1枚
  • カレールー 1パック
  • 油 大さじ3
 
  1. 牛肉に塩をまぶし、よくもみ込む
  2. 玉ねぎの半量は薄く切り、バターと水100mlほど入れ、あめ色になるまで炒める
  3. 途中水分がなくなったら少し足し40分ほど炒め焦がさないようにする
  4. にんじんは皮をむき一口大の乱切り、玉ねぎ2個はくし切りにする
  5. じゃがいもは皮付きのまま乱切り、トマトはヘタをとり適当な大きさに切る
  6. 鍋ににんにくを入れ油でいため香りをつけたら取り出す
  7. そこに牛肉をいれや黄色がついたら水を入れて沸騰させ、アクを取る
  8. トマト、炒めた玉ねぎ、鶏がらスープの素、ローリエを入れ20分ほど煮る
  9. フライパンに油をいれジャガイモ、にんじん、玉ねぎの順に入れ火が通るまで炒める
  10. 炒めた野菜はザルに揚げて油を切り、カレー鍋に加え15分ほど煮る
  11. カレールーを細かく切って火を止めた鍋に加え、溶けたら弱火で15分煮る
  12. ナツメグ、あればナンプラーを数滴加え混ぜたら出来上がり

基本的な材料を使い下ごしらえがとても簡単なのに、プロの味の欧風カレーが出来上がるレシピです。最後の香り付けとしてナンプラーがあれば、さらに美味しさが増します。炒めた野菜は必ず油を切りましょう。ザルに上げた野菜は20秒ほど置いていれば油が切れます。

圧力鍋で時短欧風カレー

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煮込みに時間がかかる欧風カレーも、圧力鍋を使うことで時短になるレシピです。レシピではブレンダーを使っていますが、無い場合はミキサーでも大丈夫です。圧力鍋を使えば、固めの牛肉もやわらかく仕上がるので、美味しいビーフカレーが出来上がります。

欧風カレーのレシピを自宅で作ってみよう!

美味しい欧風カレーを作るには、下ごしらえをしっかりとすることが大切だということがわかりました。家庭で名店ボンディの味を楽しんでも良し、カレー粉を使わずスパイスでこだわりのカレーを作っても良し、様々な欧風カレーが楽しめます。ぜひ人気レシピを参考に家庭で美味しいカレーを作って家族や恋人、友人と味わってみてください。

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